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アコギメーカーの特徴
アコースティックギターは非常に多くのメーカーが製造・販売しています。
メーカーそれぞれに特色があり、価格帯が高くになるにつれて個性が強くなっていく傾向がありますね。
まずはザックリと主要メーカー11社の特徴を一覧表で見てみましょう。
これだけ見ても、特色が色々ありますね。
参考ですが、プロアーティスト100名の所有ギターメーカーを調査した結果がこちら。
まあ、納得の結果ですね。
ちなみに調査対象を20代以下に絞ると、YAMAHAとTaylorの使用比率が増えます。
本記事では前半は「価格」や「エレアコ」など切り口別にメーカー特色を紹介していきます。
後半ではメーカー毎に代表的なギターと歴史などを紹介していきます。
前半の目次
価格帯別でみるアコギメーカー
まずは各メーカーで販売している価格帯を一覧化してみました。
メーカー名 | 3万円 | 5万円 | 10万円 | 20万円 | 30万円~ |
Martin | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
Gibson | × | × | △ | 〇 | 〇 |
Taylor | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
Fender | 〇 | 〇 | 〇 | △ | × |
Epiphone | 〇 | 〇 | △ | × | × |
Cole Clark | × | × | × | 〇 | 〇 |
Maton | × | × | △ | 〇 | 〇 |
YAMAHA | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Takamine | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
Morris | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
K.Yairi | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
有名メーカーだと、10万円から製品が増えてくるところが多いです。
逆にFenderやEpiphoneは比較的安価な製品に絞っており、上の価格帯の製品がありません。
YAMAHAやMorrisは全価格帯で製品が充実しており、初心者からプロまで多くの使用者がいます。
参考ですが、107名に聞いた「最初に買ったアコギのメーカー」はこちら。
やはり、YAMAHAが圧倒的ですね。
知名度、質、コスパとどの点で見ても優秀ですしね。僕もYAMAHAを薦めることが多いです。
エレアコに定評のあるアコギメーカー
続いてはエレアコに定評があるメーカーです。
アコギメーカーはメーカー独自にピックアップを開発しているところと他社と提携しているところに分かれます。
各アコギメーカーのピックアップを見てみると、以下の通りです。
そして、エレアコに定評があるメーカーは基本的に自社開発です。
具体的には「Taylor」「YAMAHA」「Cole Clark」「Maton」の4社が強いですね。
アンダーサドルピエゾが多い中、自社開発のメーカーは複合型の優れたピックアップを搭載しています。
アンダーサドルピエゾと比べると、出音がナチュラルで差がありますね。
最近はライブハウスに行っても「Taylor」「YAMAHA」「Cole Clark」「Maton」を使っている人が多いなと感じます。
歌モノ向けとソロギター向けのメーカー
アコギはシンガーに人気のメーカーとソロギターで人気のメーカーが分かれています。
僕の印象で各メーカーの主要層を書くと、下記の通りです。
メーカー | メイン層 |
Martin | どちらともいえない |
Gibson | 歌モノ |
Taylor Guitars | 歌モノ |
YAMAHA | 歌モノ |
Fender | 歌モノ |
Morris | ソロギター |
Epiphone | 歌モノ |
K.Yairi (ヤイリギター) | どちらともいえない |
Cole Clark | 歌モノ |
Maton | ソロギター |
Takamine | 歌モノ |
歌モノは歌の邪魔にならないような鳴り方をしてくれるギターが好まれます。
対して、ソロギターはギターが主役なので、ギターの鳴りだったり、フィンガーピッカー向けのギターが好まれます。
とはいえ、ソロギタリストに人気のMorrisやMatonでも全く問題なく弾き語りできます。
弾き語りはどこのメーカーでもイケるかなと感じています。
どちらかというと、Gibsonなどソロギターにあまり向いていないメーカーがあるって感じですね。
ちなみにシンガーソングライターだと、Martin、Gibson、Taylor、YAMAHAの方が多いです。
アコギメーカーをおすすめギターとセットで紹介
ここからは各アコギメーカーを1社ずつ紹介していきます。
その際に合わせて、代表的なギターも1~2本紹介していきます。
目次
Martin(マーチン)
項目 | 内容 |
設立年 | 1833年 |
本社所在地 | アメリカ ナザレス |
メインの価格帯 | 20万円~ |
音の特徴 | 煌びやかで上品 色んなジャンルで万能 |
ピックアップ | FISHMANと共同開発 |
国内正規代理店 | クロサワ楽器 |
アコギメーカーの中でも、おそらくもっと有名なのがMartinです。
設立も1833年と古く、有名アーティストの使用者も非常に多いです。
アコースティックギターのボディサイズも、基本的にMartinが基準となっています。
Martinは高級ギターがメインで、主要な価格帯は20万円以上になっています。
一方で最近は10万円台で買える製品も販売しており、5万円台のミニギターなども作っています。
煌びやかで魅力的な高音、バランスの取れた出音で非常に魅力的なアコースティックギターをたくさん販売しているメーカです。
Martin D-28
Martinの代表的なギターはアコギの代名詞になっているD-28です。
煌びやかで伸びのあるサスティーンとバランスの良い出音はジャンル問わずに重宝されています。
その万能さから、歌モノでもソロギターでも使用されており、有名アーティストの使用者も非常に多いです。
Martin LX1
リトルマーチンの名称で有名なMartin LX1です。
エド・シーランが使っていることで有名なミニギターですね。
通常のギターより、一回りコンパクトですが、しっかり鳴ってくれます。
僕も同じリトルマーチンで今は生産完了品になったLXMを持ってます。
低音スッキリのシャカシャカした音ですが、なかなかいい感じです。
自宅での練習用、お出かけ用のどちらでも使い勝手が良いので、サブギターとしても人気が高いです。
なお、LX1にはエレアコ仕様のLX1Eもあります。
ライブで使いたい人はエレアコのLX1Eを買いましょう。
Gibson
項目 | 内容 |
設立年 | 1902年 |
本社所在地 | アメリカ ナッシュビル |
メインの価格帯 | 20万円~ |
音の特徴 | ザクザクした音質 歌モノに最適 |
ピックアップ | L.R.Baggs |
国内正規代理店 | Gibson Japan |
Martinと並んで有名なアコギメーカー Gibson。
エルヴィス・プレスリー、ビートルズ、ボブ・ディラン…といった往年のスターが使ってきた憧れのブランドです。
Gibsonはザクザクした音質で、かき鳴らすと気持ちいいのが特徴ですね。
弾き語りには最適で、バンドボーカル・弾き語りの愛用者が非常に多いです。
僕もGibson J-45を愛用していますが、非常に歌いやすいですね。
価格帯は20万円以上が多いですが、最近は10万円台で買えるギターも作っています。
Gibson J-45
Gibsonの代表的なギターはJ-45です。
Martin D-28と並ぶ、アコースティックギターの代名詞的な存在です。
Gibson特有のザクザクとした音質が、アコギらしい輪郭ある音でリズムを作り、歌の邪魔になりません。
最近はJ-45にも色んなバリエーションがありますが、J-45 Standardが従来のJ-45ですね。
製品名 | 特色 |
J-45 Standard | スプルース×マホガニー 往年のJ-45 |
J-45 Walnut | スプルース×ウォルナット カッタウェイ版のJ-45 |
J-45 Studio | スプルース×ウォルナット J-45の安価版 |
J-45 Studio Rosewood | スプルース×ローズウッド 木材を変えたJ-45 |
他にもJ-45はリミテッドエディションとして、色んなバージョンが存在します。
ジャカジャカかき鳴らして、歌うには最適なギターです。
Taylor Guitars
項目 | 内容 |
設立年 | 1974年 |
本社所在地 | カリフォルニア |
メインの価格帯 | 10万円~ |
音の特徴 | 各音域のバランスがよい |
ピックアップ | 独自開発 |
国内正規代理店 | 山野楽器 |
Martin、Gibsonと並んで3大アコギメーカーと呼ばれる、Taylor Guitars。
2014年に全米シェア率No.1になった人気のギターメーカーです。
優れた音質、演奏性に加えて、カッコいいデザインが人気の理由ですね。
Taylorのギターは優れたデザインから、映画やドラマなどでも使われることが多いです。
また、Taylorはエレアコに定評があります。
独自開発のピックアップを搭載しており、一般的なアンダーサドルピエゾに比べて高音質です。
バンドの中にいても埋もれず、存在感のあるアコギの音を出すことができます。
Taylorは製品バリエーションも豊富で、アコギ以外にもミニギターやガットギターも評価が高いです。
Taylor 814ce
Taylorの代表的なギターはフラッグシップモデルの814ceです。
上質なシトカ・スプルースとインディアンローズウッドを使って、作られたアコギです。
僕も15年近く814ceを使ってますが、サスティーンの伸びが非常に良く、すごく鳴るギターです。
ES2が搭載されているため、生音もエレアコの音も良好です。
どの用途でも万能に使える魅力的なエレアコです。
Taylor Academy12e
Taylorが「ビギナーの方が途中でギターをやめてしまわないように」というコンセプトで作ったAcademy12eです。
Taylorは初心者こそ、良質で弾きやすいギターが必要と考えており、Academy12eは非常に質が良いです。
初心者だけでなく、プロアーティストの使用者もいるレベルです。
また、Academy12eはピックアップが内蔵されているエレアコです。
10万円程度しますが、末永く使っていける良質なエレアコになっています。
YAMAHA
項目 | 内容 |
設立年 | 1946年から ギター製造業を開始 |
本社所在地 | 静岡県浜松市 |
メインの価格帯 | どの価格帯もあり |
音の特徴 | ザクザクした YAMAHA独自の音質 |
ピックアップ | 独自開発 |
国内の楽器総合メーカー YAMAHAです。
1946年からギター製造業を開始し、初心者からプロまで幅広いユーザーに愛されています。
YAMAHAのギターは非常に質が良く、価格も海外ブランドに比べてワンランク安いです。
海外メーカーだとオール単板ギターは20万円以上しますが、YAMAHAは10万円程度からオール単板です。
また、ピックアップも自社開発しており、高機能なものが多いです。
コスパも良く、高品質なことから年々使用者が増えている印象です。
特に20代以下のシンガーソングライターだと、YAMAHAを使っているアーティストが一番多いんじゃないかと感じます。
YAMAHA FGX5
YAMAHAのおすすめギターは2019年に発売された、FGX5です。
昔ながらのYAMAHA FGシリーズの最新モデルで古風なルックスと優れた音質が魅力のエレアコです。
18万円程度で買えるギターですが、スプルース×マホガニーのオール単板ギターです。
音質はザクザクとしており、YAMAHAらしい音になっています。
ピックアップは3WayのAtomosfeelが搭載されており、エレアコとしても非常に優秀です。
非常にコスパが良いギターなのもあり、発売当初から人気が高く、品薄状態が続いている製品です。
YAMAHA LL36 ARE
プロアーティストの使用者も多い、YAMAHA LシリーズのLL36 AREです。
FG Red labelはサイド&バックがマホガニーですが、Lシリーズはローズウッドが使用されています。
質の良い木材を使い、装飾も豪華になっています。
YAMAHAらしいザクッとした鳴り方でストロークが気持ちよいですね。
なお、Lシリーズには3種類のボディサイズが用意されています。
オーソドックスなのはLLタイプですが、フィンガースタイルの方にはLSシリーズが人気ですね。
どれも音質・演奏性ともに申し分ないので、好みのものを選びましょう。
Fender
項目 | 内容 |
設立年 | 1945年 |
本社所在地 | アメリカ カリフォルニア |
メインの価格帯 | 5万円前後 |
音の特徴 | ジャキッとした軽めの音 |
ピックアップ | FISHMAN製品を採用 |
国内正規代理店 | Fender Japan |
世界的に有名なギターメーカーFenderです。
Fenderはどちらかというエレキギターが中心で、アコギは2万~10万円程度の価格帯の製品だけ扱ってます。
Fenderはアコギにおいても、6連ペグなどエレキギターのディティールを採用しています。
さらにはエレキギターと持ち替えやすいようにネックも工夫されています。
握りやすい加工を施した「Easy-To-Play」ネックは初心者でも弾きやすい仕様で人気があります。
YUIさんがデビュー初期からFenderのアコギを使っていたこともあり、女性の使用者が多いですね。
演奏性、デザイン性ともに優れており、安いので初中級者におすすめのギターメーカーです。
Fender CC-60S Concert
Fenderのアコギでおすすめなのは初心者向けのCC-60S concertです。
2万円前半で買えるギターですが、音・演奏性ともによくできています。
「Easy-To-Play」ネックを採用したギターなので、手が小さい人でも握りやすいです。
最初はコードを押さえるのが大変なので、こういったネックが薄く調整されているものは良いですね。
音質も安いなりにバランスが取れていて、気持ちいい音が鳴ります。
2万円台で買えるアコギでは、間違いなくトップレベルの良製品です。
Morris
項目 | 内容 |
設立年 | 1961年 |
本社所在地 | 長野県松本市 |
メインの価格帯 | どの価格帯もあり |
音の特徴 | 生音の鳴りが良い |
ピックアップ | L.R.Baggs製品を採用 |
老舗の国内ギターメーカー Morrisです。
初心者からプロまで使用者が多く、特にソロギタリストの使用者が多いメーカーですね。
また、バンドマンの使用者が多く、激しめな音楽をやっている方がアコギはMorris使っているのを割とよく見ます。
Morrisはコスパが良く、10~20万円の価格帯でMade in Japanのオール単板ギターが購入できます。
オーソドックスなギターからフィンガーピッカー向けのギターまで色んなバリエーションの製品を販売しています。
Morris M-80II
10万円で買える良質なオール単板ギター Morris M-80IIです。
この価格帯だと海外ブランドは合板ですが、Morrisなら非常に質の良いオール単板ギターを選択できます。
やはり、弾き比べると鳴りが違います。
箱が鳴っている感覚もしっかりあり、音の伸びも良好です。
予算10万円で生鳴りを重視したい人はぜひ、M-80IIを弾いてみてほしいですね。
Morris FH-102III
Morrisからもう1本。スプルース×ローズウッドのオール単板ギターのFH-102IIIです。
良質な木材を使っており、このスペックで20万円はさすがMorrisです。
海外の有名ブランドで同じスペックになると30万円は超えてしまうので、それが20万円程度で買えるのはすごいです。
また、Morrisは20万円程度からインレイなども豪華になり、他メーカーのフラッグシップモデル並みの装飾になります。
全体的に安くて質が良い、優良な国内ギターメーカーです。
Epiphone
項目 | 内容 |
設立年 | 1873年 |
本社所在地 | アメリカ ナッシュビル |
メインの価格帯 | 3万円~5万円 |
音の特徴 | 安いなりにバランスが負い |
ピックアップ | FISHMAN製品を採用 ※一部L.R.Baggs |
国内正規代理店 | Gibson Japan |
Martinに並ぶ老舗ギターメーカーEpiphoneです。
現在はGibson傘下のブランドになっており、主にGibsonの有名ギターのコピーモデルを安価に販売しています。
見た目はかなり近い仕様ですが、本物の1/10くらいの価格になっています。
安価で品質も良いので、初心者向けギターとしても人気のメーカーです。
一方でオリジナルギターではフルアコのカジノやアコギのTexan(テキサン)が有名です。
1960年代以前の製品はヴィンテージギターとして、非常に高値で取引されています。
Epiphone USA Texan
EpihoneのアコギというとGibsonのコピーモデルが多いですが、オリジナルのTexanが世界的に有名です。
TexanはビートルズのYesterdayでポールマッカートニーが弾いていたことで有名なアコギですね。
少し前まではオリジナル仕様のTexanはヴィンテージ市場でしか買えませんでしたが、2020年からアメリカでの生産が再開されました。
ピックアップにはL.R.Baggs VTCが搭載されたエレアコです。
Texanは秦基博さんやゆずの北川さんなど有名アーティストでも使用者が多いですね。
K.Yairi(ヤイリギター)
項目 | 内容 |
設立年 | 1935年 |
本社所在地 | 岐阜県可児市 |
メインの価格帯 | 10万円~20万円 |
音の特徴 | 音の響きが豊かで鳴りもよい |
ピックアップ | オプションで選べる ※標準はFISHMANかL.R.Baggs |
30人ほどの職人が手作業で1本ずつギターを制作している、こだわりのギターメーカーK.Yairi。
製品品質の高さと充実したサポートから愛用者が多い、国内ギターメーカーです。
K.Yairiのギターはオリジナルのギターと、Martinの有名ギターをモチーフにしたモデルがあります。
※Martin 000-28をモチーフにしたYF-00028
使用している木材や品質はオリジナルに負けないレベルで、価格は10万円以上安いです。
K.Yairiは優れた品質で価格も安いのが魅力ですね。
K.Yairiはオーダーメイドも受けており、自身の好きな仕様のギターを作ることもできます。
K.Yairi RF-90
K.Yairiのおすすめギターは小ぶりでレスポンスの良さが人気のRF-90です。
スプルース×マホガニーのオール単板ギターで、小ぶりな割に音の鳴りも良いです。
丁寧な作り込みでルックスも洗練されています。
フィンガーピッキングでもストロークでも、歯切れの良い音で使いやすいギターですね。
K.Yairi DY-28
Martin D-28を基に作られている、K.Yairi DY-28です。
D-28と同じでトップがスプルース、サイド&バックにローズウッドを使ったオール単板ギターです。
すごく良い鳴りでサスティーンの伸びも良いです。
それでいて、価格は21万円程度とD-28より10万円以上安いです。
K.Yairiは少数生産で質が良い上に価格も安いのは本当にすごいです。
Cole Clark(コールクラーク)
項目 | 内容 |
設立年 | 2001年 |
本社所在地 | オーストラリア |
メインの価格帯 | 20万円~30万円 |
音の特徴 | 生鳴は控えめ エレアコの音が抜群に良い |
ピックアップ | 自社開発 |
国内正規代理店 | イシバシ楽器 |
オーストラリアの若いギターメーカー Cole Clark。
同じオーストラリアのギターメーカーMatonから独立したブラッドレー・クラークが設立したギターメーカーです。
Cole Clarkの特徴はオーストラリアで採れる木材を使って、ギターを作っている点です。
木のナチュラルな部分を残した、独特なルックスも魅力の1つですね。
また、Cole Clarkの魅力は何と言ってもエレアコの音です。
自社開発のピックアップは非常にナチュラルで聴きやすい音質になっています。
ライブの弾き語りで非常に使いやすく、シンガーソングライターの使用者が年々増えています。
Cole Clark CCFL1EC-BM
Cole ClarkでおすすめのギターはエントリーモデルのCCFL1EC-BMです。
FLシリーズはドレッドノートサイズで万能に使えるギターになっています。
エントリーモデルでも上位モデルと同じピックアップシステムが搭載されています。
Cole Clarkのエレアコは生鳴は控えめですが、そこが弾き語りだと歌いやすかったりもします。
シンガーソングライターに人気なのも、そのあたりが理由かなと感じています。
Maton Guitars(メイトンギターズ)
項目 | 内容 |
設立年 | 1946年 |
本社所在地 | オーストラリア |
メインの価格帯 | 30万円~ |
音の特徴 | 高音伸びが良く エレアコの音も素晴らしい |
ピックアップ | 自社開発 |
国内正規代理店 | 株式会社エースケー |
ソロギタリストに人気が高い、オーストラリアのギターメーカーMaton。
世界的に有名なギタリストのトミー・エマニュエルが愛用していることでも有名なメーカーですね。
Matonはオーストラリアの木材を多用しているところが特徴です。
自社開発のピックアップシステムも非常に質が高く、エレアコとしても優秀なギターメーカーです。
シンガーソングライターでは秦基博さんが使っており、秦基博シグネイチャーモデルのエレアコもあります。
一方で秦さんも作った当初は使っていたものの、最近のライブではほとんど使ってない印象です。
シンガーソングライターだとMatonよりはCole Clarkを選ぶ人が圧倒的に多いですね。
逆にソロギタリストではMatonが圧倒的に人気で、このへんは趣向が違って面白いなと感じます。
Maton Guitars EBG808TE
Matonで有名なギターはトミーエマニュエルシグネイチャーモデルのEBG808TEです。
音質、演奏性ともに優れており、ボディサイズ・ネック角・ネックシェイプなど細部の拘りが見られるエレアコです。
サイド&バックにはオーストラリアの木材であるクイーンズランドメイプルを使っています。
Maton独自のピックアップシステムでエレアコとしての音も素晴らしい、完成度の高いギターです。
Takamine(タカミネギター)
項目 | 内容 |
設立年 | 1962年 |
本社所在地 | 岐阜県中津川市 |
メインの価格帯 | 10万円~20万円 |
音の特徴 | 生鳴りは控えめ エレアコの音は良好 |
ピックアップ | 自社開発 |
昔からエレアコに定評がある、国内ギターメーカーTakamineです。
名だたるミュージシャンが使用しており、エレアコというとTakamineが思い浮かぶ人も多いはず。
日本国内で初めて、エレアコを発売したメーカーで独自にピックアップとプリアンプを開発しています。
価格帯は8万円程度からなので、2本目のギターとしてTakamineを買う人が多いですね。
カラーバリエーションやデザインも豊富でオーダーメイドで制作依頼することもできます。
最近はTakamineを使っているアーティストは少ない印象ですが、大原櫻子さんがデビュー当初から使用されていますね。
Takamine PTU121C
Takamineの中でも安いエントリーモデルにあたる、PTU121Cです。
10万円未満で買えるライブで即戦力のエレアコです。
独自にピックアップ・プリアンプが搭載されており、チューナーも内蔵されています。
弾きやすくて演奏性も良好で、リーズナブルなエレアコです。
アコギメーカー まとめ
- 海外ブランドより、国内メーカーのほうが安いことが多い
- ピックアップは自社開発と他社製品を採用しているところに分かれる
- 弾き語りとソロギターで人気の楽器メーカーが異なる
ぎたすけ
たけしゃん
アコギメーカーについての解説でした!
オープンマイクとかセッションでも、最近はYAMAHAとTaylorを使っている人が大分増えたなと感じます。
MartinやGibsonも安価なギターを出すようになったり、ここ10年くらいで各メーカー大分変わった感じがありますね。
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