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アコースティックギターの種類
アコースティックギターと一口に言っても、色々と種類が分かれます。
例えば
- フォークギター
- クラシックギター
- ミニギター
- エレアコ
これは全部、アコースティックギターになります。
人によって、アコースティックギターの範囲は異なりますが、それぞれの特徴をザックリつかんでおくことが大事です。
まずはアコースティックギターの種類と違いについて解説していきます。
アコギの種類 目次
アコギとクラシックギター
まずはクラシックギターについてです。ガットギターとも呼ばれます。
一応、定義的にはクラシックギターはアコースティックギターに分類されます。
ただ、一般的には「アコースティックギター=フォークギター」なので、クラシックギターは別扱いになってます。
そして、フォークギターとクラシックギターの主な違いは以下の通りです。
一番の特徴は使用する弦ですね。
フォークギターはスチール弦を使い、クラシックギターはナイロン弦を使います。
ナイロン弦は音が丸いので、ポロンポロンという感じの優しい音色になります。
ナイロン弦の音
スチール弦の音
また、クラシックギターは指弾き前提で作られているので、ナット幅が広いのが特徴です。
フォークギターは43mm程度が多く、クラシックギターは50mm程度が中心です。
クラシックギターは指を広げて押さえることが多いので、左手が窮屈にならないよう広めに作られています。
逆にフォークギターはセーハすることが多いのもあって、ナット幅は狭めです。
弾き語りやアコースティックユニットをやっていると、基本はフォークギターです。
一方で音色のバリエーション作りで2本目以降にクラシックギターを買う人は結構多いですね。
アコギのサイズ
アコースティックギターのサイズは非常の多種多様です。
その中でも、代表的なサイズは主に3種類に分かれます。
サイズ | 全長 |
ドレッドノート | 40.25インチ(102cm) |
トリプルオー | 39.75インチ(100cm) |
ミニギター | 33.5インチ(85cm) |
この000(トリプルオー)やドレッドノートはギターメーカーのMartinで用いられているサイズ名称です。
ギターのサイズ名称はメーカーによって異なっており、統一された名称はありません。
なので、便宜上サイズ感を説明するときは一番有名なMartinの名称を使うのが一般的になってます。
ただ、どこのメーカーも大枠は一緒で下記の3種類に分類されています。
- ドレッドノートに近いもの(標準)
- 少し小ぶりなもの
- ミニギター
YAMAHAの初心者向けギターだとFGとFSに分類されており、FGが①。FSが②に該当します。
それぞれの特徴を箇条書きにすると以下の通りです。
どちらにも良いところがあり、やりこんでる人は大抵両タイプ持ってます。
1本でいく場合は弾き語りなら、万能なドレッドノートタイプをおすすめします。
ミニギターになるとサイズがグッと小さくなります。
その分、音はチープにはなりますし、チューニングの精度なども普通のギターよりは不安定です。
一方で持ち運びや部屋置きにちょうど良いサイズ感なので、人気は高いですね。
アコギとエレアコ
エレアコはアンプなどに繋げるよう、ピックアップという機械を取り付けたアコースティックギターのことです。
エレアコは先付けと後付けの2種類に分かれます。
項目 | 概要 |
先付け | ピックアップ取付済みで販売されたもの |
後付け | アコギ購入後にピックアップ取付したもの |
ライブハウスやスタジオで演奏する予定がある人は先付のエレアコを買いましょう。
一方で先付けのエレアコはハウリング抑制で生鳴をあえて抑えている製品も多いです。
自宅のレコーディングや配信などで使うのがメインであれば、普通のアコギを買うのも有効ですね。
たけしゃん
アコースティックギターの選び方
続いてはアコースティックギターの選び方についです。
選び方はその人の状況によって、ポイントが大きく異なります。
例えば
- メインとなるギターを探している
- 追加で買うギターを探している
このどちらかで話が全然違ってきます。
今回は両面を踏まえて、選ぶ際のポイントを解説していきます。
選ぶポイント 目次
ギターの木材で選ぶ
まずはギターの木材による選び方です。
木で作られている楽器なので、何の木で構成されているかによって音質が大きく変わります。
色んなパーツがありますが、その中でも影響力が大きいのは「トップ」「サイド&バック」です。
まずはトップの木材の特徴を並べると以下の通りです。
木材 | 特徴 |
スプルース | 軽量で振動伝達に優れた木材 標準的なアコギの音 |
シダー | 丸みのある甘くて柔らかい音 フィンガーピッカーに好まれる |
ブンヤ | 硬めで粒立ちの良い音 主にCole Clarkが使っている |
アコギのトップ材は9割方はスプルースが使われています。
なので、特に他の材にこだわりがない限りはスプルースで問題ありません。
対して、サイド&バックの木材は本当に色んな種類があります。
ここでは代表的な4種類にだけ触れておきます。
木材 | 特徴 |
ローズウッド | 煌びやかで豊かな高音が特徴 Martin D-28に使われている |
マホガニー | 甘くて透明感のある音 Gibson J-45に使われている |
メイプル | 落ち着いた音でレスポンスが良い Gibson Doveに使われている |
コア | 硬くてクッキリした音 希少な木材で高い |
定番の木材は「ローズウッド」「マホガニー」の2種類です。
まずはスプルース×ローズウッドかスプルース×マホガニーのアコギを買うのがおすすめです。
そして、2本目以降で色んな木材を検討してみるのが良いでしょう。
ちなみに僕の所感ですが、木材を気にし始めるのは10万円以上のギターからで良いかなと思います。
安いギターだと合板なのもあって、材質による音の違いが出づらいからです。
たけしゃん
ギターのデザインで選ぶ
アコースティックギターのデザインで意識するのは主に下記の2点です。
- カッタウェイの有無
- カラー
カッタウェイはボディ上部の凹み部分を指します。
カッタウェイがあると、主に15F以上が使えるようになります。
とはいえ、弾き語りだと12F以上を使うことはほぼありません。
そのため、どちらかというと機能面よりはデザインの好みでカッタウェイ有無を選択して大丈夫です。
カラーバリエーションは安価なギターは豊富にあります。
対して、高価なアコギはカラーバリエーション的なものは基本ありません。
カラーでこだわりたい場合は10万円未満の価格帯でさがしましょう。
ギターのメーカーで選ぶ
アコギのメーカーはたくさんありますが、それぞれ特色があります。
なので、メーカーで絞って探すのはかなり有効な選択です。
まずは各メーカーの基本情報と価格バリエーションをまとめてみました。
メーカー名 | 本拠地 (国内代理店) | メイン層 (僕の所感) | 3万円 | 5万円 | 10万円 | 20万円 | 30万円~ | エレアコ (僕の所感) |
Martin | アメリカ (クロサワ楽器) | 全般 | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 普通 |
Gibson | アメリカ | 歌モノ | × | × | △ | 〇 | 〇 | 普通 |
Taylor | アメリカ (山野楽器) | 歌モノ | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 得意 |
Fender | アメリカ | 歌モノ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | × | 普通 |
Epiphone | アメリカ | 歌モノ | 〇 | 〇 | △ | × | × | 普通 |
Cole Clark | オーストラリア (イシバシ楽器) | 歌モノ | × | × | × | 〇 | 〇 | 得意 |
Maton | オーストラリア (エースケー) | ソロギター | × | × | △ | 〇 | 〇 | 得意 |
YAMAHA | 日本 | 歌モノ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 得意 |
Takamine | 日本 | 歌モノ | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 得意 |
Morris | 日本 | ソロギター | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 普通 |
K.Yairi | 日本 | 全般 | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 普通 |
低価格帯で強いメーカーは下記の4社ですね。
- Fender
- Epiphone
- YAMAHA
- Morris
初心者の方は上記4社の製品を買っておけば間違いないです。
特にYAMAHAは質が良く、安いので初心者にはおすすめのメーカーです。
10万円以上になってくると、海外の有名ブランドも選択肢が増えていきます。
どの価格帯でも安定して強いのはYAMAHAとTaylorの2社ですね。
どちらも品質も安定していて、選択肢も豊富なメーカーです。
デザインやピックアップなど総合的に強いのも人気の理由ですね。
また、自身の好きなアーティストが使っているメーカーを選ぶというのも有効な選択肢です。
モノに愛着わくほうが絶対良いですからね。
参考までに独自に調べたプロアーティスト100名のメーカー別使用率を載せておきます。
やはり、GibsonとMartinの使用者が多いですね。
ちなみに対象者を10代・20代に絞ると、YAMAHAとTaylorの使用者が多くなります。
僕のイメージ的にも、20代の人はYAMAHAとTaylorの使用者が多いイメージありますね。
新品か中古のどっちがいいか
新品を買うか、中古を買うか…。
アコギを買うときに悩むお題ですが、僕は相談されたときは下記2点をいつも伝えています。
- 理由が価格なら新品を買うべし
- 理由が価格以外なら中古でOK
僕も中古ギターを割と買ってますが、やはり新品よりはメンテナンスコストが高くつくことが多いです。
中古は中長期的にみるとトータルコストが新品より高くつくことも珍しくないんですよね。
たけしゃん
なので、価格を理由に中古に手を出すのはあまり合理的ではないです。
一方で自分が欲しい仕様のアコギが中古市場しかない場合はもちろん中古でOKです。
アコギはリミテッドエディションなる限定仕様品が割と多いので、限定仕様品を中古で探すのは楽しいです。
たけしゃん
おすすめのアコギ 10選
それでは、ここからは具体的におすすめのアコギを10本紹介していきます。
予算別に分類して、各枠で2本ずつ解説します。
なお、初心者向けのおすすめアコギは下記の記事で紹介しているので、参考にしてください。
紹介する10本を一覧にした表がこちら。
製品名タップで解説に飛びます
予算別の目次
予算3万円のおすすめアコギ
予算3万円は初心者向けのギターが多い価格帯です。
1万円台だとチープで造りも荒い製品が多いので、2万円~3万円がおすすめですね。
この価格帯は近年では色んなメーカーがギターを販売しています。
ですが、やはりYAMAHAとかFenderといった大手メーカーの製品が質も安定していておすすめです。
YAMAHA FG820
シェイプ | トラッドウェスタン |
トップ材 | スプルース(単板) |
サイド&バック | マホガニー(合板) |
ナット | ユリア |
サドル | ユリア |
付属品 | ソフトケース |
実売価格 | 31,000円程度 |
YAMAHAの初心者向けギター FG820です。
初心者ギターでは定番の人気ギターですね。
3万円程度ですが、作りはしっかりしていてギターらしい音がします。
3万円とは思えないほどにちゃんと演奏できる優れモノです。
FG820で録ったnanaの音源
nana-music.com普通に良い感じの音で録れますね…。すごいです。
FG820は最初の1本として買うには申し分ないです。
作りオーソドックスなので、演奏していて変なクセがつく心配ないのも良いところですね。
なお、ボディシェイプはドレッドノートを日本人体型に合わせたトラッドウェスタンが採用されています。
もう少し小ぶりなものが好みの人はフォークシェイプのFS820もあります。
どちらでも音質、演奏性的に問題ありません。好みのものを選びましょう。
なお、付属品としてソフトケースがついてきます。
FG820は予算3万円では安定の1本ですね。
老若男女におすすめできる万能な初心者ギターです。
Fender CC-60S Concert
シェイプ | コンサート |
トップ材 | スプルース(単板) |
サイド&バック | マホガニー(合板) |
ナット | Crème Plastic |
ブリッジ | ウォルナット |
付属品 | ソフトケース |
実売価格 | 24,000円程度 |
エレキギターで世界的に有名なFenderの初心者向けアコギ CC-60S concertです。
Fenderはアコギ市場では低価格から10万円程度のギターを中心に展開しています。
Fenderのアコギで特徴的なのは握りやすい加工を施したEasy-To-Playネックです。
滑らかな加工処理がされており、体感で薄く細く感じるので握りやすいです。
手の小さい方や握力が弱い方でも弾きやすい仕様になっています。
音質も2万円台にしては非常に良好です。
実際にCC-60S Concertで録った動画がこちら。
歯切れが良い音でレスポンスも良いので弾きやすいです。
全体的にすごく良いですが、このネックに慣れると他メーカーのネックが若干しんどくなるかもしれないです。
とはいえ、ギターを始めた最初の半年は弦を押さえるのが本当にきついです。
最初の半年を乗り越えれば何とでもなるので、手が小さい人はCC-60Sをおすすめしたいですね。
付属品にはソフトケースがついてきます。
なお、CC-60Sはボディサイズが小ぶりなコンサートタイプになっています。
標準サイズを選択したい方はドレッドノートタイプのCD-60Sを選択しましょう。
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安いアコギ(エレアコ) おすすめ5選。安いギターの選び方や注意するポイントを徹底解説【予算3万円】予算5万円のおすすめアコギ
予算5万円になると、アコギの選択肢も大分広くなります。
普通のアコギ以外にもエレアコ、ミニギターも使えるレベルのものが増えます。
学園祭だったり、発表会だったり、人前での演奏も想定すると5万円程度のギターを検討すると良いですね。
YAMAHA LL6 ARE
シェイプ | トラッドウェスタン |
トップ材 | イングルマン・スプルース |
サイド&バック | ローズウッド |
ナット | ローズウッド |
サドル | ローズウッド |
付属品 | ライトケース |
実売価格 | 50,000円程度 |
プロ使用者も多いYAMAHA Lシリーズ。そのエントリーモデルLL6 AREです。
トップ材にYAMAHA独自のA.R.E.処理を施して熟成された木材の鳴りを再現させています。
とはいえ、FG820と弾き比べた感じだとそこまで大きな変化は感じませんでした。
気持ち鳴り方がよりアコースティックギターっぽい感じになってるかなというレベルです。
LL6 AREはパッシブタイプのピックアップが内蔵されたエレアコです。
なので、アンプにつなげるので発表会などステージでも活用できます。
保管・携帯用にライトケースがついてきます。
品質、付属品ともにFG800シリーズよりワンランク上がってます。
Lシリーズはボディシェイプが3パターンに分かれています。
LL6 AREはドレッドノートに近いトラッドウェスタンが採用されています。
人前での演奏も視野に入れている人に最適な製品ですね。
Martin LX1
シェイプ | ミニギター |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | HPL |
ナット | White Corian |
サドル | Compensated White Tusq |
付属品 | ソフトギグバッグ |
実売価格 | 54,000円程度 |
エド・シーラン愛用で有名な通称リトルマーチン、Martin LX1です。
ミニギターの代表的な製品で小さいボディサイズですが、しっかり鳴ってくれます。
僕は昔から、同じリトルマーチンのMartin LXMをお出かけ用に使ってます。
両方弾き比べた印象はLX1のほうが若干、高音のレスポンスが良いです。
とはいえ、差はほんとにわずかなものなので、参考までにLXMの演奏動画をあげておきます。
ミニギターなので低音はスッキリして、シャカシャカした音です。
チューニングはレギュラーサイズより狂いやすいですが、ミニギターの中では安定しているほうですね。
普通のギターと比べてサイズ感が一回り小さいので、携帯が非常に楽です。
また、動画撮影で画角に入れやすいのも地味に強いですね。
おしゃれなカバー動画を上げている人でもミニギターを使っている人が結構多いですが、サイズ的に絵が作りやすいのはあると思います。
なお、LX1はアコギですが、ピックアップが付いたエレアコ仕様のLX1Eもあります。
ライブなどでも使用する場合はLX1Eを選択しましょう。
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予算5万円のアコギ(エレアコ) おすすめ5選。ギターの特徴や選び方を細かく解説予算10万円のおすすめアコギ
予算10万円になると、Martin、Taylorなどの製品も増えて選択肢が一気に豊富になります。
とはいえ、この価格帯で強いのはYAMAHAやMorrisなど国内メーカーです。
予算10万円だと海外メーカーは合板のアコギが基本ですが、国内メーカーだとオール単板のアコギが選択できます。
YAMAHA FGX3
シェイプ | トラッドウェスタン |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
ナット | ユリア |
ブリッジ | 黒檀又は縞黒檀 |
付属品 | ライトケース |
実売価格 | 110,000円程度 |
2019年に発売されたYAMAHA FG / FS RED Labelの下位モデルFGX3。
11万円程度でオール単板かつ高性能なピックアップ搭載のエレアコです。
生音はザクザクした感じでYAMAHAらしい音になっています。
ストロークが特に心地よく、弾き語りで使いやすい音色になっています。
ピックアップにはピエゾ、コンタクト、マイクの3Wayで拾うAtmosfeel™が採用されています。
このピックアップも非常に優秀で編成によって色んな音色に変えられます。
例えば…
- 弾き語りならマイク中心で生音っぽい音
- バンドならピエゾ・コンタクトを強めて抜けの良い音
10万円近辺のエレアコはピエゾオンリーのピックアップが多いので、この価格で3Wayタイプはすごいですね。
ちなみにピックアップ不要の場合はFG3も選択できます。
また、ボディサイズはトラッドウェスタンのFGとフォークのFSが選択できるようになっています。
予算10万円近辺のエレアコだとスペック的に頭1つ出ている製品です。
たけしゃん
Taylor Academy12e
シェイプ | グランドコンサート |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | サペリ(合板) |
ナット | Nubone |
サドル | ミカルタ |
付属品 | ギグバッグ |
実売価格 | 100,000円程度 |
Taylorが「ビギナーの方が途中でギターをやめてしまわないように」というコンセプトで作ったAcademy12e。
随所に工夫が施されており、弾きやすい仕様になっています。
初心者向けと言いつつも演奏性や音質は本物でプロアーティストの関取花さんが使用されています。
Academy12eの特徴は大きくは以下の2点です。
- ネックが細めに作られている(42.8mm)
- ボディ端にアームレストがついている
ユニークなのはボディ端のアームレストですね。
ボディ端がエグれており、長時間腕を置いていても疲れません。
アコギを座って弾いているとアコギのボディ部分に当たっている腕が痛くなるので、ありがたい配慮です。
また、ピックアップが内蔵されているエレアコです。
Taylorはピックアップの質に定評があるので、10万円近辺のエレアコでは強いです。
初心者向けにカスタマイズしつつも、本格的に音楽活動する方にもマッチする万能性が強いですね。
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予算10万円のアコギ(エレアコ) おすすめ5選。選び方のポイントやメーカーごとの違いを徹底解説!予算20万円のおすすめアコギ
続いて、予算20万円でおすすめのアコギです。
20万円前後になると、どこのメーカーもミドルモデルを選択できるようになりますね。
プロアーティストが使用するギターも20万円~30万円くらいが多いです。
とはいえ、予算20万円だと国内メーカーがまだ優勢ですね。
国内メーカーだと20万円近辺から良質なローズウッドやマホガニーのオール単板ギターが選択できます。
一方で海外メーカーだとローズウッドやマホガニーのオール単板は30万円以上が多いです。
YAMAHA FGX5
シェイプ | トラッドウェスタン |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
ナット | 牛骨 |
ブリッジ | 黒檀又は縞黒檀 |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 180,000円程度 |
2019年発売のFG / FS Red Labelの上位モデル FGX5です。
下位モデルのFGX3との違いは以下の通りです。
一番異なる点は国内生産か中国生産かという点ですかね。
両方お借りしていた時には弾き比べましたが、FGX5のほうが鳴っている感が強かったです。
また、シトカ・スプルースとマホガニーのオール単板といえば、Gibson J-45ですがFGX5はキャラクターが大分違います。
FGX5の演奏音
J-45の演奏音
FGX5はザクザクとした明瞭なストローク音ですね。
J-45はジャカジャカとした音質です。
弾き語りで使ってみると、かき鳴らすならJ-45でキレイに振りぬくならFGX5が良いかなと感じました。
ピックアップにはピエゾ、コンタクト、マイクの3Wayで拾うAtmosfeel™が採用されています。
予算20万円だと、他メーカーもピックアップの質がよくなりますが、Atmosfeel™はその中でもレベル高いです。
FGX5は生鳴もエレアコとしての音も優れているのがすごいですね。
ボディシェイプはFGX5がトラッドウェスタン、FSX5が小ぶりなフォークです。
実売価格で18万円程度なので、非常にコスパが良いです。
一方で発売当初から人気が高く、2020年以降は品薄状態がずっと続いています。
YAMAHA LL26 ARE
シェイプ | オリジナルジャンボ |
トップ材 | イングルマン・スプルース |
サイド&バック | ローズウッド |
ナット | エボニー |
ブリッジ | エボニー |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 230,000円程度 |
YAMAHA Lシリーズのミドルモデル YAMAHA LL26 AREです。
プロアーティストの使用者も多いモデルで20万円台ではトップレベルのギターです。
トップ材はA.R.Eを施したイングルマンスプルースを使っており、サイド&バックはローズウッド単板。
海外メーカーだと30万は普通に超えそうな材ですが、23万円程度。
YAMAHAは海外メーカーと比べて、同じレベルの材でもワンランク安いんですよね。
LL26 AREはストロークはまとまりのある音で単音は艶があります。
強く弾くと「ベン!」と音が出るのが、YAMAHA独特な感じですよね。
動画のデモ演奏でも出てますが、自分が弾いてるときも、Gibsonのノリで弾いてるとベンベン鳴っちゃって慣れが必要だなと感じました。
なお、LL26 AREはウレタン塗装・グロス仕上げになっています。
上位モデルLL36 AREはラッカー塗装です。
細かいところでLL36 AREのほうがグレードが高くなってますが、LL26 AREもかなり良いパーツを使ってます。
20万円台前半で買えるアコギの中では最高峰と言える1本です。
ボディタイプはLL、LJ、LSの3種類になっています。
万能なLL、小ぶりでレスポンスの良いLS、その中間的なLJ。
どれも音質・演奏性共に良好なので、好みのシェイプを選択しましょう。
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予算20万円のアコギ(エレアコ) おすすめ5選。メーカーによる違いや選び方を解説予算30万円のおすすめアコギ
最後は予算30万円のおすすめのアコギについてです。
ここまでくると、Gibson J-45やMartin D-28といった超有名なアコギも選択肢に入ります。
憧れのアーティストと同じギターを買える予算感ですね。
Gibson J-45
シェイプ | ジャンボ |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
ナット | Black |
サドル | Tusq |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 290,000円程度 |
アコギの代名詞的な存在、Gibson J-45。
プロアーティストの使用者も非常に多い超有名アコギです。
J-45は年代によって仕様が異なり、ものすごい数のバリエーションがあります。
現行のJ-45は「J-45 Standard」という製品名のものです。
たけしゃん
J-45はジャキッとした音質で音量はストロークの輪郭がしっかりしています。
そして、現行のJ-45は鳴りはほどほどですが、ちょうど歌いやすい音量レベルなんですよね。
弾き語りでも良い音ですが、バンドに入ったときのサウンドも非常に良いです。
僕もTaylor 814ceとJ-45の2本使ってますが、J-45は本当に便利です。
1本で全部こなしたいとなると次のMartin D-28の良いですが、ボーカルギターとして使う分にはJ-45はものすごく良いですね。
Martin D-28
シェイプ | ドレッドノート |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | イーストインディアン ローズウッド |
ナット | Bone |
サドル | Compensated Bone |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 450,000円程度 |
J-45と並んでアコースティックギターの代名詞となっているMartin D-28。
煌びやかで伸びのあるサスティーンとバランスの良い出音はジャンル問わずに重宝されています。
D-28も歴史がないので、色んな仕様のバージョンが存在します。
現行品は「D-28 STANDARD」という型番ですね。
J-45は歌モノに寄ってるギターですが、D-28はインストとかソロギターでも活用されています。
1本で色んなジャンルに対応したい人にはうってつけのギターですね。
たけしゃん
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予算30万円のアコギ(エレアコ) おすすめ5選。メーカーごとの特色、選び方を細かく解説おすすめのアコギ まとめ
- アコースティックギター=フォークギターの場合が多い
- ギター選びは木材、デザイン、メーカーなどの観点で選ぶとよい
- 中古は理由が価格以外のときに手を出すとよい
ぎたすけ
たけしゃん
おすすめのアコギについての解説でした!
個人的な選び方のおすすめは下記のような工程ですね。
- まずはデザインや憧れなどで選ぶと良い
- 複数本持つときは欲しい音色から逆算して選ぶ
まずは音質とか材質とかよりはピンときたものを買ったほうが良いです。
ギター弾いてこそなので、愛着沸くもの買うのが何だかんだでベストです。
その次に買うギターは欲しい音色が決まっていると思うので、そこから逆算してギターを選ぶとよいですね。
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