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予算15万円のアコギ
価格 | 特徴 |
10万円 | 有名メーカーのエントリーモデルが登場 アコギ・エレアコともに選択肢が豊富 |
15万円 | 海外メーカーのエントリーモデルが増える |
20万円 | オール単板など高品質製品が増える プロの使用者が多い価格帯 |
30万円 | J-45、D-28など有名ギターも買える プロの使用者が多い価格帯 |
予算15万円になると、Martin、Gibson、Taylorといった有名海外メーカーの製品が登場します。
本格的に使えるアコギを探すと10~20万円の製品を買う人が多いんですよね。
独自のアンケート調査で、下記3つの理由で2本目のギターを買った人の予算を聞いてみました。
- もっと良いギターが欲しくなった
- 本格的な音楽活動で必要になった
- エレアコが必要になった
10万円前後、20万円前後の人が多いですね。
この中で15万円前後だった人の割合は40.7%でした。
予算10万円、予算20万円だとTaylorやMartinを選ぶ人が比較的多いので、15万円前後で落ち着くんですよね。
予算15万円のギターメーカー
予算15万円だとGibsonやMartinといった有名メーカーも買えるようになります。
その中でも、おすすめのメーカーを挙げると以下の通りです。
メーカー名 | 特徴 |
YAMAHA | 品質が良く、価格も安い 10万円前半で優れたエレアコが多い |
Taylor | 品質が安定しており、エレアコに強い 114ce、214ceなどが選べる |
Gibson | 世界的に有名なギターメーカー G-45などエントリーモデルが選べる |
K.Yairi | 質の良い国内メーカー 鳴りの良いアコギが多い |
Martin | 最も有名なアコギメーカー エントリーモデルの選択肢が豊富 |
エレアコならYAMAHA、Taylorが強いですね。
アコギならYAMAHA、K.Yairi、Martinあたりが僕はおすすめです。
予算15万円だと国内メーカーはオール単板が多いですが、海外メーカーは合板ギターが主流です。
なので、オール単板ギターが欲しい人はYAMAHA、K.Yairiなどを中心に探すとよいでしょう。
予算15万円のエレアコ
予算15万円のエレアコだと、強いのはYAMAHAとTaylorですね。
両メーカーともに自社開発のピックアップを搭載しており、音質も優れています。
他のメーカーはサドル下に設置するインブリッジピエゾ中心ですが、YAMAHAとTaylorは複数個所に音を拾う装置を設置したシステムを採用しています。
インブリッジピエゾと比べると、複数個所設置タイプは音がナチュラルなんですよね。
弾き語りで聞くと、かなり音質差を感じます。
また、このくらいの価格からは10万円のアコギに後付けピックアップの選択肢も有効です。
MorrisやK.Yairiなど国産メーカーは10万円で良質なアコギを販売しています。
そういった良質なアコギに後からピックアップを載せる選択肢も悪くないですね。
予算15万円の中古ギター
予算15万円あれば、中古ギターの選択肢も有効になってきます。
新品で20~25万円くらいのアコギも中古なら15万円で手が届く価格になります。
海外メーカーのオール単板ギターも中古なら15万円程度で手が届きます。
一方で消耗パーツの減りやギターの状態を見極められないと中古は危険です。
見極めに自信がない人は新品を買うことをおすすめします。
逆に色んなギターを触ってきた人は中古で掘り出し物を探すのも良いですね。
予算15万円のアコギ おすすめ5選
それでは、予算15万円で買えるおすすめのアコギを5本紹介していきます。
この価格帯だとエレアコが中心ですね。
最近は10万円台でもMartinやGibsonのギターが買えるようになって選択肢が色々増えましたね。
製品名をタップで解説に飛びます
Taylor 214ce Rosewood
シェイプ | オーディトリアム |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | ローズウッド(合板) |
ナット | Nubone |
サドル | Micarta |
ピックアップ | ES2 |
付属品 | ギグバッグ |
実売価格 | 145,000円程度 |
Taylorの人気シリーズのエントリーモデル、Taylor 214ce Rosewoodです。
Taylorのレギュラーモデルは数字3桁で100~900まであり、214ceは下から2番目ですね。
200番台はサイド&バッグの木材がちょこちょこ変わっています。
今はローズウッドとコアの2種類が選択できるようになっています。
コアよりはローズウッドのほうが万能に使える木材ですね。
サンプル音は旧型の214ce Rosewoodですが、音質はこんな感じです。
ジャキジャキしたやや軽めの音です。
各音域のバランスも良く、弾き語りにもちょうどいい感じの鳴り方ですね。
214ceはTaylor独自のピックアップES2が搭載されています。
ES2はブリッジ後方にセンサー型のピックアップが配置されています。
素子はピエゾですが、音は通常のアンダーサドルピエゾよりはナチュラルな音です。
バンドの中に入っても埋もれずに存在感のある音になっています。
弾き語りからバンドまで幅広く使えるエレアコですね。
YAMAHA FG5
シェイプ | トラッドウェスタン |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
ナット | 牛骨 |
ブリッジ | 黒檀又は縞黒檀 |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 150,000円程度 |
2019年発売のFG / FS Red Labelの上位モデル FG5です。
下位モデルのFG3との違いは以下の通りです。
一番異なる点は国内生産か中国生産かという点ですかね。
僕はエレアコ仕様のFGX5、FGX3を借りて弾き比べましたが、FGX5のほうが箱が鳴っている感じでした。
また、15万円程度ですがシトカ・スプルース、マホガニーのオール単板ギターです。
この組み合わせで有名なのはGibson J-45ですが、FG5はキャラクターがやや異なります。
FGX5ですが、サンプル音を用意したので聴いてみてください。
FGX5の演奏音
J-45の演奏音
FGX5はザクザクとした明瞭なストローク音ですね。
J-45はジャカジャカとした音質です。
弾き語りで使ってみると、かき鳴らすならJ-45でキレイに振りぬくならFGX5が良いかなと感じました。
ボディシェイプはトラッドウェスタンのFGと小ぶりなフォークのFSで2種類あります。
どちらも使い勝手はバッチリだったので、好みのシェイプを選びましょう。
また、FG5にはエレアコモデルのFGX5があります。
価格は+3万程度で18万円になりますが、ピックアップの質が良いので迷ったらFGX5を買うことをおすすめします。
Martin D-10E
シェイプ | D-14Fret |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | サペリ |
サドル | Compensated White Tusq |
ピックアップ | Fishman MX-T |
付属品 | セミハードケース |
実売価格 | 125,000円程度 |
Martinの中では安価なRoadシリーズのD-10E。
Aブレーシングという新たなブレイシング方法を採用し、Martinサウンドを低価格で実現したモデルです。
弾いてみた印象だと、よくある10万円台のギターという感じですね。
ジャキとしたバランスの取れた音で、優等生で良くも悪くも言うことないなと僕は思いました。
D-10Eはサウンドホールにチューナーがついており、Fishman®MX-T搭載のエレアコです。
ちなみに同シリーズは10から13まであって塗装のフィニッシュが違います。
D-10 | オールサテン |
D-11 | グロストップ |
D-12 | フルグロス 黒いバインディング |
D-13 | フルグロス 白いバインディング |
実物を見るとフルグロスのほうが高級感はありますね。
対して、オールサテンは木材そのままのナチュラルな仕上がりです。
12万円程度の価格帯で万能に使えるバランスの良いエレアコを出してくるあたりはさすがMartinですね。
Gibson G-45
シェイプ | ラウンドショルダー |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | ウォルナット |
ナット | TUSQ |
サドル | TUSQ |
ピックアップ | なし |
付属品 | Gig Bag |
実売価格 | 135,000円程度 |
Gibsonのエントリーモデル G-45。
ボディシェイプなどは有名ギターGibson J-45をもとに作られています。
G-45の特徴はボディ横にプレイヤーポートと呼ばれる穴が開いていることです。
弾きながらギターの音が直に返ってくることです。
ギターの音は弾いてる本人と対面の人で聞こえる音が異なりますよね。
その点を配慮したユニークな造りで、対面の人に聞こえる音と同じ音が返ってきます。
音質は木材が異なることもあって、J-45とは大分異なりますね。
音は軽めでかなりジャキジャキして箱鳴り感も強い感じです。
結構癖が強いので、好みはありそうですね。
しかしまあ、10万円前半でGibsonが買えるようになったんだなぁ…と感慨深いですね。
K.Yairi RF-90
トップ材 | スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
指板 | エボニー |
ブリッジ | エボニー |
ピックアップ | なし |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 165,000円程度 |
国内ギターメーカーのK.Yairiが作る良質なアコースティックギターRF-90。
日本人にも抱えやすい、少し小さめサイズのオール単板ギターです。
ボディシェイプはガットギターで有名なラミネスにそっくりですね。
その影響かフィンガーピッカーの方が作っているイメージがあります。
女性シンガーソングライターのPredawnさんがRF-90を使っています。
RF-90は倍音豊かで単音に艶がありますね。
ストロークもレスポンスがよく、小型ですが音量もしっかり出ます。
K.Yairiは本当に質が良いギターが多いです。
予算15万円のアコギ まとめ
ぎたすけ
たけしゃん
予算15万円のアコギについてでした!
最近はプロを目指しているアーティストも、この価格帯のギターを使ってる人が増えた気がしますね。
15万円出せれば、音質・品質共に満足できるギターが買えます。
ぜひ、色んなメーカーの製品を触ってみてください!
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