ぎたすけ
たけしゃん
本記事ではライブ配信向けのマイクをXLR・USBタイプに分けて、計12本紹介します。
筆者はミュージシャンなので歌配信に詳しいですが、ゲーム実況や雑談配信の相談もかなりの数、受けてきました。
記事内では、その経験を基に製品選定について解説していきます。
配信用マイクの選び方
まずはライブ配信用マイクの選び方を解説をしていきます。
ここ数年で、配信に最適化したマイクもかなり増えてきており、以前に比べると選ぶポイントが多様化しています。
配信用のマイクを選ぶポイントとして、確認しておくべき点は以下の4点です。
- USBマイクとXLRマイク
- コンデンサーとダイナミック
- 指向性
- 本体機能
難しいところは配信内容と配信環境で最適な製品が変わることです。
まずはその点に留意して、上記4点のポイントを解説していきます。
なお、詳細に説明するので長いです。おすすめ製品だけ見たい方は飛ばし読み目次を参照ください。
USBマイクとXLRマイク
マイクの端子はUSBとXLRの2種類にわかれます。
それぞれの違いを箇条書きでまとめると以下の通りです。
USBマイクとXLRマイクで大きく異なるのは「オーディオインターフェイス」が別で必要かどうかです。
XLRマイクはPCとの接続にオーディオインターフェイスが必要です。
対して、USBマイクは簡易なオーディオインターフェイスが内蔵されており、単独でPCやゲーム機と接続可能です。
そのため、以下の配信ではUSBマイクのほうが使いやすいです。
- 雑談配信
- ゲーム実況
最近のハイエンドなUSBマイクは専用アプリで、配信向けの音声処理ができます。
そのため、音質面でもXLRマイク以上に配信で使いやすいものが増えています。
対して、歌配信など音質やモニター環境をハイレベルに求める用途ではXLRマイクが望ましいです。
USB内蔵型に比べて、外付けのオーディオインターフェイスは音声関連の機能が強いからです。
音質だけでなく、遅延抑制やモニター機能の充実など歌に必要な機能が備わってます。
また、USBマイクとXLRマイクのどちらにするかで重要なのは「配信にBGMを流すか?」です。
配信にBGMを流すか?
配信にBGMを流す方法はいくつかありますが、簡単なのはループバック機能を使うことです。
ループバック機能はオーディオインターフェイスに搭載されています。
なお、USBマイクでループバックが備わっている製品はYAMAHA AG01くらいしかありません。
そのため、USBマイクで配信にBGMを流すためにはOBS STUDIOなどを使う必要があります。
OBS STUDIOを使わず、配信にBGMを流したい人はXLRマイクとループバック対応のオーディオインターフェイスにしましょう。
たけしゃん
コンデンサーマイクとダイナミックマイク
続いてはコンデンサーマイクとダイナミックマイクについてです。
まずはそれぞれの特徴を箇条書きにしたので、見てみましょう。
僕は配信用マイクとしては、コンデンサーマイクをおすすめしてます。
理由は以下の3点ですね。
- 音の解像度が高い
- 感度が高いので、音量調整の自由度も高い
- USBはダイナミックマイクだと選択肢が非常に少ない
特に重要と感じているのは、②の音量調整の自由度です。
ダイナミックマイクは音の感度が低く、1万円程度の安価なオーディオインターフェイスで使うと音量MAXでも音が小さいです。
声が小さい人はダイナミックマイクだと、大分辛いです。
コンデンサーマイクであれば、音の感度が高く、基本の音量が大きいです。
音が大きい分には音量を絞れば良いので、基本はコンデンサーマイクにして音量を適正まで絞りましょう。
一方でダイナミックマイクのほうが頑丈で環境変化にも強いです。
コンデンサーマイクよりは周辺の音も拾いにくいので、声量的に大丈夫な方はダイナミックマイクも検討すると良いでしょう。
たけしゃん
指向性
指向性は音を拾う方向や範囲を示したものです。
基本的にはカーディオイド(単一指向性)があれば、問題ありません。
対談や会議などでも使いたい人は他の指向性に切替できるマイクを選ぶとよいでしょう。
コンデンサーマイクは価格が上がると、複数の指向性を切替できるものが増えます。
ダイナミックマイクは指向性切替はできませんので、カーディオイドマイクを選びましょう。
また、カーディオイドの中でも細かく分類が分かれます。
基本的にはカーディオイドをおすすめしますが、周囲の音を極力入れたくない人はハイパーカーディオイドも検討しましょう。
ただ、指向性が狭くなるとマイクのポジションもタイトになりますので気を付けてください。
マイクの本体機能
2万円以上するマイクを中心にサウンド調整機能付きの製品が増えます。
その中でも、配信で割と役立つのが低域をカットするローカットです。
ローカットは車の走行音・エアコンやPCの音を軽減できることがあります。
劇的な効果があるわけではないですが、該当音が気になる人はローカット付きのマイクを買いましょう。
XLRマイクは本体にローカットスイッチがついています。
USBマイクは対応品なら、専用アプリでローカットできるようになっています。
僕も配信ではローカットをONにしていることが多いですね。
他にもハイエンドなUSBマイクに関しては、色んな機能が搭載されています。
例えば、Blue Yeti Xは専用アプリでノイズ除去することもできます。
2~3万円くらいのUSBマイクは配信向けの便利エフェクトが色々搭載されています。
配信の音にこだわりたい人はハイエンドなUSBマイクも検討しましょう。
配信用 XLRマイク おすすめ6選
それでは、配信用におすすめのXLRマイクから紹介していきます。
USBマイクを見たい方は<配信用 USBマイク おすすめ6選>を参照ください。
おすすめする6製品を一覧表でまとめたものがこちらです。
なお、オーディオインターフェイスに関しては、配信では以下の2製品をおすすめします。
AG03MK2 | UR22C | |
入力端子 | コンボジャック LINE | コンボジャック×2 |
レート | 192kHz / 24bit | 192kHz / 32bit |
エフェクト | 〇 | 〇 |
ループ バック | 〇 | 〇 |
コメント | 配信用途では最強 | 万能に使える優等生 |
実売価格 | 約18,300円 | 約17,820円 |
EC | Amazon 楽天市場 サウンドハウス | Amazon 楽天市場 サウンドハウス |
audio technica AT2020
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 144dB |
S/N比 | 71dB |
寸法 | 160 × 52mm |
重量 | 345g |
1万円近辺のベストセラーマイク audio technica AT2020。
ゲーム実況から歌配信まで、幅広い用途で人気のあるコンデンサーマイクですね。
有名マイクメーカーのaudio technica製だけあって、音質は良好です。
フラットでクリアな音質で、歌配信や歌ってみたなどにも対応できるクオリティに仕上がってます。
AT2020レベルのマイクを使えば、高音質の配信ができますね。
MPM-1000と比べると、本体や付属品の造りがしっかりしています。
耐久性も高いので、中長期的に使っていくマイクとしても信頼できる製品です。
予算1万円近辺だと、やはり安定の1本ですね。
audio technica AT2040
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
ライブ配信向けに作られたダイナミックマイク audio technica AT2040です。
放送局向けのマイク「BP40」の音質を継承しており、動画配信・ナレーションなどに最適な作りになっています。
AT2040は指向性がハイパーカーディオイドとなっており、周囲の音を拾いにくい仕様になっています。
参考として、空気清浄機をMAXにした状態で録音した音源を聴いてみましょう。
AT2040は周りのノイズを拾わずに声だけをクリアに拾っていますね。
AT2040なら周辺ノイズが多い自宅環境からでも、クリアな音で配信できます。
ただ、指向性も大分狭いので、マイクをしっかり口元に持ってくる必要があります。
なお、AT2040はポップガードやショックマウントが内蔵されています。
本体をマイクスタンドに取り付ければ、クリアな音が録れます。
別売りのショックマウントを使うと、より振動ノイズに強くなりますが、なくても全然いけますね。
歌配信だと、高音質なAT2020のほうが優れていますが、雑談やゲーム実況では非常に使いやすいマイクです。
なお、2023年5月にUSBタイプのAT2040USBが発売されました。
USBマイクとして利用したい人はAT2040USBを選択しましょう。
Blue Microphones Spark SL
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 136dB |
S/N比 | 73dB |
寸法 | 220.5 × 45mm |
重量 | 336g |
配信者に人気のマイクメーカー Blueのコンデンサーマイク Spark SL。
ライブ配信やYouTuber向けにデザイン・チューニングされた製品です。
音質的にはハイ上がり、高音域がキラっとしています。
なので、声が際立つような調整になっています。Spark SLで録った演奏動画がこちら。
聴いてのとおりで、歌配信でも良い感じに使えます。
Blueは昔からプロユースのマイクメーカーとして有名なので、さすがの音質です。
本体にはローカットとPADが搭載されており、自宅の環境に合わせて音を調整できます。
ローカット | 100Hzのハイパスフィルター ※エアコンの音などに有効 |
PAD | -20dBの減衰 |
ただ、マイクが長くて重めなので、マイクアームを選びます。
同じBlueのCompassのように逆さに吊るす前提のマイクアームを選ぶと良いでしょう。
audio technica AT4040
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20~20,000Hz |
最大音圧レベル | 145dB SPL (1kHz THD1%) |
本体機能 | ローカットフィルター、PAD |
寸法 | 170 × 53.4mm |
重量 | 360g |
音楽制作でも定番の人気マイク audio technica AT4040です。
コンパクトなボディ、確かに音質で配信・制作の両面で万能に使える製品ですね。
AT4040はフラットな特性で原音に忠実なサウンドです。
そのため、トーク、歌、楽器など様々な用途で使いやすいマイクになっています。
マイクのルックスもシックでおしゃれなデザインです。
PCデスクにもマッチするので、配信映えするのが良いですね。
また、マイク本体にはローカット、PADスイッチがついており、音の調整も可能です。
ライブ配信はもちろん、音楽制作など高度な用途でも十分使えるレベルのマイクですね。
SHURE SM7B
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | XLRダイナミックマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 50 to 20,000 Hz |
感度 | -59.0 dB (1.12 mV) |
質量 | 約765.4g |
放送局やスタジオで良く使われている有名マイク SHURE SM7B。
YouTuberや配信者でも使用者が多く、人気のダイナミックマイクです。
SM7Bは周辺ノイズや電磁系のハムノイズに強く、自宅利用でも低ノイズで録音できます。
また、周波数特性がコンデンサーマイク並みに広く、低音から高音までワイドに音を収録できます。
特に低音域が充実しており、声の深みや立体感が出ます。
録ってみても、エアコンやPC動作音をほとんど拾わないので良いですね。
声だけクリアで明瞭に録れるので、人気の理由がよくわかります。
一方でSM7Bは音の感度が-59dBとかなり低いです。
SHURE公式もGAIN 60dB以上のマイクプリアンプでの使用を推奨しています。
低価格帯のオーディオインターフェイスはこの条件に届かないものが多いです。
AG03MK2とUR22Cはギリギリ60dBなので、音量が不足する場合はインラインプリアンプなどを間に挟みましょう。
もしくは2023年9月に発売されたプリアンプ内蔵のSM7dBを選択しましょう。
SM7dBは内蔵したプリアンプで+18dBもしくは+28dBブーストすることができます。
声が大きい方はSM7Bだけでも問題ないかと思いますが、プリアンプがあると余裕ができて安心です。
配信のメインマイクとして利用する方はSM7dBのほうが間違いないです。
audio technica ATH-M50xSTS
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 50 to 20,000 Hz |
感度 | -44.5dB |
質量 | 約330g |
2023年2月に発売されたaudio technicaのヘッドセット ATH-M50xSTS。
世界的に有名なモニターヘッドホン ATH-M50xとAT20シリーズの技術で作られたコンデンサーマイクを合体させた製品です。
マイクはカーディオイドが採用されており、ヘッドセットの中ではトップレベルの音質です。
ヘッドホン部分は世界的に有名なATH-M50xなので、音質・遮音性・耐久性ともに素晴らしいです。
イヤーパッドも長時間の配信向けに新たに作られたHP-M50xSTSが採用されています。
なお、通常のATH-M50xに採用されている遮音性に優れたHP-M50xも同梱されています。
また、ATH-M50xSTSはマイクはXLR、ヘッドホンは3.5mmヘッドホン端子が採用されています。
そのため、オーディオインターフェイスやミキサーに接続して使用できるようになっています。
ゲーム配信などで高音質なヘッドセットを探している方にうってつけの製品です。
なお、XLRでなく、USB接続するATH-M50xSTS-USBもあります。
配信用 USBマイク おすすめ6選
続いては配信向けのUSBマイクを6本紹介していきます。
XLRマイクについては前段の<配信用 XLRマイク おすすめ6選>を参照ください。
紹介する6製品を一覧表にまとめたものがこちらです。
HyperX SoloCast
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
サンプリング周波数 | 96kHz / 24bit |
対応OS | Windows 7以降、Mac OS PS4、PS5 |
重量 | マイク:261g スタンド:125g |
ゲーミングデバイスに強いHyperXのUSBマイク SoloCast。
コンパクトなサイズ感と優れた音質で人気の高いUSBマイクです。
USBマイクの中でも、かなり小さい部類で机に置いて使いやすいですね。
付属スタンドは角度を自由に変えられるので、設置の自由度は割と高いです。
マイクスタンドから取り外して、別売りのマイクアームに取付も可能です。
なお、付属スタンドは振動ノイズを結構拾います。
なので、タイピングしながら配信する場合はマイクアーム推奨です。
もしくは振動ノイズにも強い、上位モデルのDuoCastを選択するのも良いですね。
SoloCast本体の上部にはミュートボタンがついており、触るとミュートされます。
機能面は必要最小限になっているため、基本的には雑談配信などトーク向けです。
ゲーム実況もいけますが、歌配信に使うのはかなり厳しいですね。
テレワーク、雑談配信、動画のナレーション入れといった用途で使うと良い製品です。
audio technica AT2020USB-X
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
サンプリング周波数 | 96kHz / 24bit |
対応OS | Windows、Mac |
重量 | 約373g |
2022年9月発売のaudio technica AT2020USB-X。
ロングセラー製品のAT2020USB+をブラッシュアップした高音質なUSBマイクです。
録音の音質だけでなく、ヘッドホン端子の再生音もかなり良いです。
USBマイクは再生音がしょぼい製品が多いですが、AT2020USB-Xはリスニング用途でも良い感じですね。
音量も十分で、プロユースのイヤモニやヘッドホンを繋いでも十分使えます。
歌配信、FPSのゲーム実況、レコーディングなどモニターの音質が重要な用途で重宝するUSBマイクです。
そして、本体にはタッチセンサー式のミュートスイッチがついています。
軽く触れるだけで反応し、ミュート時はマイクのLEDが赤くなります。
また、本体中央には「ボリューム」と「ダイレクトモニターと伴奏のバランス」を調整するノブがあります。
専用アプリやエフェクトなどはないですが、マイク自体の音質はトップレベルに良いです。
機能の豊富さよりは音質を重視したい!という人に最適な製品ですね。
なお、2023年6月にAT2020USB-XPが発売されました。
AT2020USB-Xにノイズリダクションとオートゲイン機能がついた製品です。
エフェクト | 効果 |
ノイズリダクション | ノイズ除去機能 レベルを3段階で選べる |
オートゲイン コントロール | 声の大きさに合わせて 自動で音量調整される |
ノイズリダクションを使うことで周辺ノイズを自然にカットすることができます。
自宅環境のノイズが気になる方、いろんな場所で使う方はAT2020USB-XPがおすすめです。
audio technica AT2040USB
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | USBダイナミックマイク |
指向性 | ハイパーカーディオイド |
周波数特性 | 80~16,000Hz |
サンプリング周波数 | 96kHz / 24bit |
寸法 | 145.3 × 52mm |
重量 | 約600g |
周りの音を拾いにくいハイパーカーディオイドを採用したダイナミックマイク AT2040USB。
配信で人気のXLRマイクAT2040をUSBマイクにした製品ですね。
ダイナミックマイクかつ、ハイパーカーディオイドを採用したことで周辺ノイズの回り込みに強くなっています。
その分、音を拾う範囲がタイトなので、口元にしっかりとマイクを持って行きましょう。
本体にはタッチセンサータイプのミュートスイッチがついています。
タッチセンサーなので触れるだけでON/OFFできるようになっています。
また、底面にはローカットのスイッチがついており、振動ノイズや環境ノイズに有効です。
その他、イヤホン端子がついており、マイクの入力とPCの再生音のバランスを調整できるノブもついています。
USBタイプのハイパーカーディオイドのダイナミックマイクはかなり珍しく、声だけをピンポイントに狙いたい人におすすめのマイクですね。
なお、マイクスタンドは付属していません。
別売りのAT8703を買うか、マイクアームを別途用意しましょう。
YAMAHA AG01
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 30 Hz – 20 kHz |
接続端子 | USB-C AUX 4極ミニ入出力 |
サンプリング周波数 | 192kHz / 24bit |
寸法(幅×高さ×奥行) | 116mm × 281mm × 118mm |
質量 | 1.2kg |
2022年10月に発売されたYAMAHAのUSBマイク AG01。
配信で大人気のオーディオインターフェイス AG03MK2とほぼ同等の機能を持ったUSBマイクです。
USBマイクでは珍しくループバックに対応しており、DSPでEQ・コンプレッサー・リバーブが使えます。
本体前面・背面には多用なツマミやボタンが配置されており、本体操作だけで一通りのことができます。
また、USBマイクでは珍しく、AUXと4極入出力端子がついています。
AUXはスマホやオーディオ機器を繋ぐことでBGMなどを配信に流すことが可能です。
また、4極入出力端子を使うとPCとスマホで同時配信することが可能になります。
USBマイクですが、XLRマイク&オーディオインターフェイスと同等以上の機能を有しています。
設置スペース的にUSBマイクが良いものの、機能面は充実させたい…という人に最適な製品です。
Blue Yeti X
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 無指向性 双指向性 ステレオ |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
サンプリング周波数 | 48kHz / 24bit |
対応OS | Windows、Mac |
サイズ (スタンド装着時) | 11cm × 12.2cm × 28.9cm |
重量 | 519g |
世界的にもベストセラーとなっているUSBマイク BLUE Yeti X。
日本だと、ひろゆきさんが使っていることで有名なマイクですね。
内蔵マイクプリの質が良いのか、他の製品と比べてゲインに大分余裕があります。
入力音量はかなり下げたほうが良いですね。
僕が使った感じの目安だとトークなら20~30。歌なら10~15くらいで十分です。
実際にボーカル、アコギをYeti Xで録った動画がこちら。
このレベルならXLRのコンデンサーマイクと比べてもそん色ないですね。
また、Yetiシリーズは専用ソフトのBlue Vo!ceが非常に多機能です。
まず、ソフト経由で本体のLEDライトのカラー変更ができます。
さらに多彩なエフェクトが用意されており、ノイズ除去やコンプレッサーで音を整えることができます。
専用ソフトを活用することで、他のUSBマイクではできない音作りが可能です。
そのため、配信においては何でも万能に使えます。
ただ、マイク本体はかなり大きいです。
Blue Compassなど長めのマイクアームで逆さに吊るすなど、配置を考えましょう。
SHURE MV7
用途 | 項目 |
---|---|
雑談配信 | |
ゲーム実況 | |
歌配信 |
マイクタイプ | ダイナミックマイク USB/XLR両対応 |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 50Hz~16kHz |
サンプリング周波数 | 48kHz / 24bit(USB) |
対応OS | Windows、Mac、iOS、Android |
重量 | 約550g |
最後はマイクメーカーの最大手SHUREのUSBマイク MV7です。
放送局などで定番のSHURE SM7Bを踏襲したデザインになっています。
本体にはXLRとUSBの両端子がついており、同時利用することも可能です。
USB利用時は本体のタッチパネルで音量調整やミュートON/OFFをコントロールできます。
また、USB利用時はPC・スマホで使える専用アプリで音量やエフェクトなど調整可能です。
この専用アプリを通して、「AUTO LEVEL」というモードを使用できます。
AUTO LEVELはマイク距離を「Near」「Far」から選択すると、最適な音量に自動調整してくれる機能です。
音量調整に不慣れな方でも使いやすいマイクですね。
音質もクリアで、周辺ノイズを拾いにくい設計になっています。
SM7Bと一緒で近接効果の調整も良くできているので、扱いやすいですね。
MV7でボーカル、アコギ録りした動画がこちら。
コンデンサーマイクほどの解像度はないですが、ラフに使っても高音質で録れるのが良いですね。
SHURE MV7も芸能人などのライブ配信でよく見かけるマイクです。
価格は高めですが、どの用途でも万能に使える、よくできた製品です。
配信用マイク まとめ
ぎたすけ
たけしゃん
配信用マイクについての解説でした!
実際に配信やってみて、初めて分かる点が多いので、結構奥が深いんですよね。
色んなジャンルにまたがって配信やる人は、XLRマイクとAG03MK2を買っとくのが間違いないです。
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