ぎたすけ
たけしゃん
でも、Aaugは使うことが多いから覚えておいた方がいいよ
本記事はAaug単体の解説記事です。
augコード全般の音楽理論や使用方法については下記の記事を参照ください。
Aaugコードの押さえ方
クセが強くて、扱いがやや難しいコード Aaug。
単独で弾くと、不気味な音がして使いづらいですが、コード進行に絡めると何ともいいアクセントになったりします。
押さえ方は指を4本使った、少し複雑なフォームになっています。
パッと押さえられるようになるには、かなり時間がかかるはず。
とはいえ、このフォームはaug共通のフォームなので、マスターすればフレットを平行移動して使いまわせます。
ポイントはしっかり指を立てて押さえることです。
とっさに押さえられるようになるには時間がかかるので、日頃から指を立てて押さえる意識を持って繰り返し練習しましょう。
また、5弦は鳴らして6弦は鳴らしません。
ちなみに5弦もミュートするとFaugになりますので、一緒に覚えてしまうといいでしょう。
次章からはAaugの色んなコードフォームと具体的な使用例を解説していきます。
Aaugのコードフォームと使用例
パターン①
パターン②
パターン③
Aaugの主なコードフォームは上記3パターン。
ポップスでaugを使うパターンはおおよそ決まっており、下記の2パターンです。
- Ⅰ→Ⅰaug→Ⅰ6のクリシェ
- Ⅴの代理コード、もしくはⅤの装飾音
①の場合に主に使用するのがパターン①のコードフォーム、②の場合に主に使用するのがパターン③のコードフォームですね。
そして、Aaugがポップス曲で登場するのは「Ⅴの代理コード、もしくはⅤの装飾音」が多いです。
また、登場するポップス曲はジャズっぽいおしゃれな曲が多いですね。
ちなみにアコギのクリシェだとAm絡みはよく使いますが、Aaug絡みはかなり少ないですね。
そんなわけで基本形であるパターン①を使うことはあまりありません。
A7(♭13)との違い
Aaug
A7(♭13)
Aaugと混同しやすいのが、A7(♭13)です。
構成音が若干異なります。また、A7(♭13)はオクターブ上にファが配置されます。
しかし、ギターの場合はフォームの都合でA7(♭13)であっても5th(ミ)を省略する上にファの位置も他のコードトーンと同じオクターブに配置されます。
つまり、ギターの場合はA7(♭13)とAaugの構成音がかなり近くなります。
7th(ソ)が入っているかどうかだけの差です。
実際に先程のパターン③のコードフォームは比較的よく登場しますが、市販の楽譜によってコード表記がAaugだったり、A7(♭13)だったりします。
そのため、ギターを弾いてる分にはAaugとA7(♭13)の違いがわからなくなりますが、本来は音の構成が大分違うことは理解しておきましょう。
特にピアノにサポートを依頼する場合はどっちのコードで記載した譜面を渡すかで雰囲気がだいぶ変わりますので注意しましょう。
Aaugコード まとめ
- Aaugはラ・ド#・ファで構成されるコード
- クリシェでの使用よりはⅤの代理コードや装飾音として使われることが多い
- ギターだとAがⅤになるキーではA7(♭13)を使うことが多い
ぎたすけ
たけしゃん
Aaugの解説でした。
僕もAaugはおしゃれ曲を中心に結構使ってますね。
シンプルにA7を弾くだけでなく、Aaug→A7としてみたり、A7の代わりにAaugを置いてみるだけでも雰囲気がだいぶ変わります。
扱いが難しいコードですが、使い道は割と決まってるので覚えてしまえば良いバリエーションになってくれますね。
Aルートのコード解説記事一覧 |
|||
A | A6 | A7 | Amaj7 |
Am | Am6 | Am7 | AmM7 |
Am7-5 | Adim | Asus4 | A7sus4 |
Aadd9 | Aaug | A9 | Am9 |
A7(♭9) | A7(#9) | Amaj9 | A7(#11) |
A7(13) | A7(♭13) |
augコードの解説記事一覧 |
|||
Caug | C#aug | Daug | E♭aug |
Eaug | Faug | G♭aug | Gaug |
A♭aug | Aaug | A#aug | Baug |
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