ぎたすけ
たけしゃん
弾き語りすとLABO ボイトレ講座。今回はボイトレの効果についてです。
ボイトレってやる意味あるの?と感じてる人は非常に多いですよね。
実体験からもボイトレやる意味はめちゃくちゃあります。
実際に僕もいくら歌いこんでも高音が安定しなかったですが、ボイトレを1年頑張ったら高音が一気に安定するようになりました。
僕の歌ってる動画
一方でボイトレは知識だけやたら詳しくなって、肝心の歌は全然上手くなっていない…というパターンに陥りがちです。
本記事ではボイトレをどういった位置づけで捉えて行うべきか?を解説していきます。
ボイトレの意味
ボイトレはボイストレーニングの略なので、声のトレーニングのことを指します。
ここが大事です。ボイトレはトレーニングです。
ボイトレはスポーツにおける筋トレと非常に近いと僕は思っています。
似ているポイント
- 継続的に頻度高くやらないと効果が出づらい
- やりすぎたり、間違ったやり方をすると体を壊す
- 実技の技術とは別
ここで重要なポイントは③で「ボイトレは実技(歌唱)の技術とは別」ということです。
スポーツに例えるとわかりやすいですね。
筋トレでフィジカルを鍛えても、サッカーが直接的に上手くなるわけではないですよね。
サッカーはサッカーの練習が必要です。
ボイトレも一緒で、ボイストレーニング自体は発声の土台を作るものです。
発声の土台を安定させつつ、様々な歌唱技術を練習することで自由に歌が歌えるようになります。
「ボイトレ=歌が上手くなる」と定義しちゃうと、いろんな場面で迷子になるので気を付けてください。
たけしゃん
ボイトレの効果・メリット
ボイトレをやることで得られる効果は色々ありますが、主要なものに絞ると以下の3点です。
- 声帯の伸縮・閉鎖のコントロール
- 呼吸のコントロール
- 共鳴のさせ方
どこを重点的にやっていくかは生徒さんによって変わりますが、多くは①の「声帯の伸縮・閉鎖のコントロール」です。
理由は下記のような悩みが「声帯の伸縮・閉鎖」で解決することが多いからです。
- 声が裏返る
- 高音が苦しい
- 声がカスカスで声量が出ない
- 歌っていると喉が痛くなる
呼吸のコントロールも関わってきますが、課題の大枠は声帯のコントロールであることが多いです。
声帯は高い音を出すときは細く伸ばして、低い音を出すときはたるませて接する面積を多くします。
また、左右の声帯がピタッと閉じた状態だと振動の効率も高く、声も力強くなります。
逆に声帯が開いていると空気が間を抜けていき、声帯があまり振動しないのでカスカスな声になります。
声帯閉鎖が弱い声
声帯が閉鎖している声
そんなわけで、ボイトレではピアノの音階を通して声帯を様々な方向から動かすトレーニングをします。
音階トレーニングのサンプル音源
色んな角度から声帯を動かすことで、声帯を伸縮・閉鎖する筋肉が発達して声が鍛えられるわけです。
筋トレも同じですが、月に数回トレーニングしたくらいでは筋肉は発達しません。
なので、ボイトレも頻度高くやる必要があって、週に数回、できれば毎日30分くらいはやったほうが良いです。
たけしゃん
ボイトレ教室に通うメリット
ボイトレを効率的にやるためにボイトレ教室に通うのは有効な選択肢です。
とはいえ、前述の通りで日ごろの自主練のほうがはるかに重要であることを忘れてはいけません。
日ごろの自主練をより充実させるためにボイトレ教室に通うという認識のほうが絶対成長します。
なので、ボイトレの先生に頼るのは以下のような部分にしましょう。
- 自主練の内容決め
- 練習方法が正しいかのチェック
- 歌に対するモチベーション
また、日常的にボイトレするための環境作りが大事です。
音階練習するための伴奏音源は本サイトで色々と用意されているので、活用してください。
YouTubeでも良いですが、データ通信量が多くて日常の練習用で使うのはWi-Fiじゃないときついです。
4G回線などスマホだけで見てる人は当サイトを使ってもらうのが良いと思います。
練習場所は自宅が楽で良いですが、難しい場合はリハーサルスタジオやカラオケを利用しましょう。
「カラオケで30分ボイトレやって、30分好きなように歌う」をワンセットにすると良いですね。
また、最近はブースを貸してくれる音楽教室が多いので、通う音楽教室のブースが使えれば一石二鳥ですね。
ボイトレの効果が出るまでの期間
ボイトレの効果が出るまでの期間は半年~1年くらいです。
自主練をどれだけちゃんとやるかに依存するので参考程度ですが、自主練をちゃんとやってる人は半年くらいで色んな変化が出てる印象はあります。
数か月で急激に変わる人はあまり見たことないので、継続的に練習することが大事ですね。
また、ボイトレの勉強をしすぎないことも、結構大事かなと僕は思っています。
ダイエットとかもそうですが、ノウハウばっかり集めると迷いが増えちゃって逆に上手くいかなかったりします。
ボイトレもやるべきことはシンプルなので、トレーナーになるわけでもないなら知識よりは練習量を上げたほうが良いです。
たけしゃん
そういった意味ではボイトレの先生にメンターになってもらうのは非常に有効だと思います。
ボイトレで効果を出すためには長期的なトレーニングが必要なので、ストレスなく練習と向き合うにはどうするべきかを考えると良いですね。
ボイトレの効果 まとめ
- ボイトレは声のトレーニングで歌の練習とは分けて考えたほうが良い
- ボイトレは継続的に頻度高くやらないと効果が出づらい
- 色々勉強するよりは練習していく中で考えたほうが良い
ぎたすけ
たけしゃん
ボイトレの効果についての解説でした。
ボイトレって色んな考え方や色んなやり方があるので、本記事の内容はあくまで僕の考えです!
誰かに習うなら、話がスーっと入ってくる先生をメンターにするってことも地味に大事かなと思います。
声について詳しく学ぼう
歌の要素を理解しよう
ボイストレーニングをやってみよう
ボーカルの知っておくべき知識
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