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audio technica(オーディオテクニカ)のマイク
audio technicaは1962年設立で、東京都町田市に本社がある日本の音響機器メーカーです。
マイク、ヘッドホン、イヤホンなど様々な音響機器を販売しています。
その中でも、マイクは音楽・映像業界に広く浸透しており、プロ・アマ問わずに愛用者が非常に多いです。
フラットな特性のマイクが多く、どの用途でも万能に使えるのが人気の理由ですね。
また、audio technicaはコンデンサーマイクが多いですが、色んなマイクを販売しています。
ニッチなアイデア製品も多く、色んな楽器プレイヤーからも愛されています。
更に最近は海外メーカーの値上がりが半端ないですが、オーテクはそこまで値上がりしていません。
そのため、コスパも非常によくなっており、今後はより一層人気が高まりそうです。
僕はレビューでaudio technicaさんからデモ機を一通り借りているので、音源付きで19本のマイクを紹介していきます。
目次
コンデンサーマイク(ラージダイアフラム)
まずはコンデンサーマイクから紹介していきます。
コンデンサーマイクと一口に言っても色々あります。
種類 | 特徴 |
ラージダイアフラム | レコーディングで主流 音の解像度が高く、繊細 |
ハンドヘルド | ライブ向けのマイク 現場用に調整されている |
USBマイク | USB接続できるタイプ 配信などで便利 |
楽器用マイク | 楽器に取付するタイプ |
本章ではラージダイアフラムを紹介していきます。
audio technicaのラージダイアフラムはフラットなサウンドが特徴的です。
クセなく素直な音で、色んな用途で使いやすいです。
1本持っておくと、すごく便利なマイクという感じですね。
コンデンサーマイク 目次
AT2020
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 144dB |
S/N比 | 71dB |
寸法 | 160 × 52mm |
重量 | 345g |
1万円近辺のベストセラーコンデンサーマイク、AT2020。
DTM・配信・映像制作など色んなジャンルで使われています。
低価格帯でも、フラットで扱いやすいサウンドになっています。
ダイナミックレンジも広く、ボーカルでもトークでもしっかりと音を拾って再現してくれます。
付属品の質も良く、入門機としては申し分ないですね。
予算1万円でマイクを探すなら、必ずチェックしておきたい製品ですね。
AT2035
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 148dB |
S/N比 | 82dB |
寸法 | 171 × 52mm |
重量 | 403g |
自宅録音・動画配信のために設計されたコンデンサーマイク、AT2035です。
AT2020と比べて、S/N比が改善されており、付属品の質も良くなっています。
サウンドの特性自体はAT2020に近く、フラットで扱いやすい音です。
低ノイズなので、小さい声やアルペジオなどを録る場合も有効ですね。
何の録音に使っても、万能にこなす優等生という感じです。
AT2035からはマイク本体にローカットとPADスイッチがつきます。
ローカット | 80Hzのハイパスフィルター |
PAD | -10dBの減衰 |
また、付属品がスタンドマウントからショックマウントに変わります。
S/N比の向上だけでなく、本体機能・付属品もノイズ対策を意識した作りになっています。
AT2050
AT20シリーズの上位モデルに当たる、AT2050です。
指向性が複数対応となり、3種類から選べるようになっています。
AT2050は実売価格2.5万円程度ですが、低価格帯で指向性切替できる製品は非常に少ないです。
そのため、地味に貴重なマイクなんですよね。
音はフラットな特性なのは変わらないですが、AT2020と比べて距離感近く録れます。
音の解像度も1万円近辺のマイクより、ワンランク高く感じますね。
他の本体機能や付属品に関しては、AT2035と同じです。
指向性切替が便利ではあるものの、ボーカルやアコギ録りだけなら単一指向性だけで足ります。
そのため、ボーカル利用であればAT4040まで頑張ったほうが良いかなと個人的には思いますね。
AT4040
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20~20,000Hz |
最大音圧レベル | 145dB SPL (1kHz THD1%) |
本体機能 | ローカットフィルター、PAD |
寸法 | 170 × 53.4mm |
重量 | 360g |
3万円台で、非常に人気が高いコンデンサーマイクaudio technica AT4040。
フラットでボーカル相性などが出にくいサウンドなのもあり、DTMerの方で使っている人が多いですね。
AT20シリーズと比べると、音の解像度が上がり、輪郭がしっかりとしたサウンドになっています。
ボーカル録りで使ってみると音が前にきて、存在感も出るので良いですね。
ボーカルだけでなく、アコギの録り音もすごく良いです。
録ったあとのミックスも楽で良いですね。
AT40シリーズになると、ショックマウントが金属製になります。
また、専用ケースも頑丈で大きめなものになります。
ショックマウントが金属製になることで、地味に撮影映えするようになります。
YouTubeでカバー動画を見ていても、AT4040が映り込んでる動画は割とよく見ます。
音だけでなく、ルックスも優秀な使いやすいマイクですね。
AT4050
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 無指向性 双指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 18kHz |
最大SPL | 149dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 77dB |
重量 | 510g |
レコーディングスタジオでも定番のコンデンサーマイク AT4050です。
1インチの大口径デュアルダイアフラムを採用したトランスレス・コンデンサーマイクです。
AT4050は3つの指向性に対応しており、本体スイッチで切替可能です。
単一指向性だけでなく、双指向性と無指向性も使えるので、色んな用途で使えます。
音はフラットで、AT4040と比べると音の情報量が多く感じますね。
芯のあるクリアで解像度の高い音が録れるので、歌っていても気持ちが良いです。
楽器録りでも非常に良い音で録れます。
アコギ録りもすごく良い感じの音で、僕は気に入っています。
その他、本体機能・付属品などはAT4040と同じです。
また、2021年以降は海外マイクの値上がりがすごいですが、AT4050は価格がほぼ変わっていません。
そのため、今は同価格帯のマイクと比較するとAT4050だけワンランク上のスペックになっています。
予算10万円以下では、AT4050は非常に強い選択ですね。
AT5040
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 142dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 89dB以上 |
重量 | 582g |
audio technica コンデンサーマイクのフラッグシップモデル AT5040。
超低ノイズかつ、音の再現力の高さからレコーディングスタジオでも定番の高級マイクです。
オーディオテクニカ史上最大の円形ユニットが採用されています。
レンジが広く、圧倒的にリアルな音が録れます。
ボーカルを録ってみると、音が鮮明でグッと前に来ます。
マイクの感度もかなり高く、録るときはマイクプリのゲインをかなり下げました。
一方でアコギを録ってみると、ややイマイチで万能なマイクという感じではなかったです。
AT5040
AT4050
ボーカル録りは低ノイズで、非常に解像度の高い音で録れるので、ボーカル録りメインで使うと良さそうです。
AT5047
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 148dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 88dB以上 |
重量 | 592g |
2017年に発売された大型ダイアフラム搭載のトランス型コンデンサーマイク AT5047。
高音質で優れたS/N比、高いダイナミクスレンジでボーカルからドラムまで万能に対応できるマルチマイクです。
見た目がほぼ一緒なAT5040はトランスレス、AT5047はトランス搭載となっています。
AT5040はダイナミックレンジ 137dBとかなり高いですが、AT5047は142dBと更に高くなっています。
AT5040と比較してみると、音の違いはほとんど感じませんでした。
非常にリアルで存在感のあるボーカルが録れます。
S/N比 88dB以上とハイスペックで、実際に録ってみても非常に低ノイズです。
ボーカル録りだけでなく、ドラムなど様々な楽器でマルチに使えるハイスペックなマイクです。
ハンドヘルドコンデンサーマイク
続いては、ライブで使えるハンドヘルドコンデンサーマイクです。
ハンドリングノイズ、ハウリングを抑制したチューニングになっているマイクです。
audio technicaのハンドヘルドコンデンサーマイクは音も良く、プロの使用者も多いです。
最近は配信ライブが増えた関係でハンドヘルドコンデンサーを導入する人も増えてますね。
AT2010
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 40Hz – 20kHz |
最大SPL | 136dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 71dB以上 |
重量 | 233g |
1万円前半で買える手頃のハンドヘルドコンデンサーマイク AT2010です。
ライブでも使えるように収音範囲、構造などが調整されています。
レンジが広く、繊細な部分まで収音される、コンデンサーマイクらしい音質です。
ラージダイアフラムに比べると、音の明瞭度はやや下がる印象を受けますね。
とはいえ、ダイナミックマイクと比較すると、やはり音の解像度は高いです。
ハンドリングノイズが載らないように調整されており、ハンドマイクで使っても良好です。
また、ヘッドケースは3層構造が採用されており、ポップノイズも抑制する造りになっています。
低予算でライブ向けのコンデンサーマイクが欲しい人にはちょうど良い製品です。
AE3300
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 30Hz – 18kHz |
最大SPL | 147dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 75dB |
重量 | 300g |
audio technica AEシリーズの下位モデル AE3300。
全世界で大ヒットしたコンデンサーマイク AT4033aと同等のユニットを搭載したボーカル用マイクです。
音の解像度も高く、フラットでクリアな音が録れます。
音も滑らかでレスポンスも良く、コンデンサーマイクの良いところが出ています。
スタジオでも使ってみましたが、ハウリングにも比較的強いですね。
細部のパーツまで特殊コーティングされており、湿気対策もしっかりしています。
価格的にも3万円前半と比較的安いのもいいですね。
本格的なハンドヘルドコンデンサーマイクを探している方にもおすすめできる1本です。
AE5400
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 147dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 80dB |
重量 | 330g |
プロアーティストで使用されている方も多いコンデンサーマイク AE5400。
人気のコンデンサーマイク AT4050と同等のダイアフラムを搭載したライブ用マイクです。
録ってみると、ラージダイアフラムのコンデンサーマイクに近い素晴らしいサウンドです。
低音から高音まで広いレンジで、情報量が豊富に録れています。
音の滑らかさ、明瞭さなどもダイナミックマイクと比べると差を感じますね。
一方でハウリング対策に関しては、比べてみるとAE3300のほうが優れていました。
イヤモニを使うなど、対策は必要かなと感じます。
AE5400はback number、ゆずなど有名アーティストのライブでも使用されているのを見かけます。
そのため、信頼度は非常に高いですし、その割に価格も4万円台と安めなので手が出しやすいのもいいですね。
ダイナミックマイク
続いては、ライブなどで主流のダイナミックマイクです。
audio technicaはダイナミックマイクに関しても、様々な製品を販売しています。
audio technicaのマイクは音楽用途だけではなく、イベント・放送系でも良く使われていますね。
カラオケのマイマイクにもaudio technicaのダイナミックマイクを選ぶ人は多いです。
AT2040
マイクタイプ | XLRダイナミックマイク |
指向性 | ハイパーカーディオイド |
周波数特性 | 80~16,000Hz |
感度 | −53dB(2.2mV) (0dB=1V/1Pa、1kHz) |
寸法 | 145.3 × 52mm |
重量 | 615g |
トーク向けに最適化されたダイナミックマイク audio technica AT2040。
放送局向けのマイク「BP40」の音質を継承しており、動画配信やナレーションなどに最適な作りになっています。
収音範囲が狭いハイパーカーディオイドを採用しており、周辺ノイズの回り込みを抑制してくれます。
下の音源は比較用で、空気清浄機をMAXにしてRECした音源です。
iPhone 7
AT2040(ハイパーカーディオイド)
さすがにAT2040でもシューという音は入ってますが、iPhoneと比べると差は歴然です。
エアコンなどの動作音程度なら、全然気にならないレベルに抑えてくれます。
一方で音を拾う範囲がタイトなので、マイク位置には気を配りましょう。
マイク本体にはショックマウントとポップガードが内蔵されており、そのまま使えるようになっています。
価格も1万円前半と安く、配信向けのマイクとして非常に人気の高い製品です。
AE4100
マイクタイプ | XLRダイナミックマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 90~18,000Hz |
感度 | −55dB |
重量 | 310g |
audio technicaのハンドヘルド型ダイナミックマイク AE4100。
フラットな特性でボーカルから楽器まで幅広い用途で使えるマイクです。
録ってみると、クセもなく、原音そのままにクリアに録れる印象です。
良くも悪くも平坦なので、ボーカルで使う方は中高音域が持ち上がっているAE6100のほうが良いかもしれませんね。
音の抜けはAE6100のほうが大分良いです。
一方でギターアンプ用のマイクなどにも使う方はAE4100のほうが良いですね。
また、本体中央が少しえぐれていて持ちやすい仕様になっています。
滑りにくく、ハンドリングノイズも抑制されており、ハンドマイクとしても使いやすいですね。
AE6100
マイクタイプ | XLRダイナミックマイク |
指向性 | ハイパーカーディオイド |
周波数特性 | 60~15,000Hz |
感度 | −55dB |
重量 | 310g |
ボーカル専用にチューニングされたダイナミックマイク AE6100です。
ハンドヘルドでは珍しく、ハイパーカーディオイドが採用されています。
指向性はタイトなので、ハウリングには強くなっています。
その分、口から外れると音量がガクンと落ちるので、マイク位置は気を付けましょう。
音の特性は中高音域が持ち上がっていて、華やかなサウンドです。
高音域は大分持ち上がっているようで、音の抜けはかなり良いです。
ただ、声の張り方によってはシャリシャリになるので、ボーカル相性はでそうですね。
AE4100と同様に本体中央が窪んでいて、手に吸い付く感じの感触でハンドマイクとして使いやすいです。
中高音が大きく持ち上がっている特性のマイクが欲しい人には適した製品ですね。
ATR1300x
マイクタイプ | XLRダイナミックマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 70~12,000Hz |
感度 | −52dB |
重量 | 329g |
5,000円以下で買える安価なダイナミックマイク ATR1300x。
口コミを見ると、カラオケ用のマイマイクとして購入されている方が多いようですね。
音を録ってみると、価格の割に良質です。
定番のマイクと比べると、ワンランク落ちますが、価格を考えれば十分ですね。
マイク本体にはミュートスイッチがついており、カラオケやスピーチなどで使いやすい仕様になっています。
また、XLR-6.3mmモノラルケーブルが付属しています。
カラオケ機器に接続する場合は6.3mm端子が多いので、そのへんも配慮されているのかもしれませんね。
評判通りでカラオケで使いやすい、手軽なマイクになっています。
USBマイク
audio technicaはUSBマイクも開発・販売しています。
数は少ないですが、AT2020USB+など非常に有名な製品もありますね。
audio technicaのUSBマイクは音が良いです。
さすがにマイクメーカーだけあって、ゲーミングメーカーの製品と比べるとワンランク上の音質ですね。
一方でエフェクトや専用アプリなどの便利機能はありません。
そのため、音質重視で製品を選ぶ人が好んで使っています。
AT2020USB-X
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
サンプリング周波数 | 96kHz / 24bit |
接続端子 | USB-C(USB 2.0) |
対応OS | Windows 8.1、10、11 macOS Catalina Big Sur、Monterey |
質量 | 約373g |
サンプル音(トーク)
サンプル音(Vocal)
2022年9月発売のUSBマイク AT2020USB-X。
ベストセラー品であるAT2020USB+を改良して、音質・機能性を向上させた製品です。
音質面ではマイクの音、再生音の両方が向上しています。
特にヘッドホン端子の音質は非常に良くなっており、USBマイクの中では一番良いと感じました。
機能面も強化されており、本体にミュートスイッチがついています。
また、専用マイクスタンドも安定性の高いスタンドに変わりました。
卓上で手軽に使いやすい仕様になったのは大きいですね。
なお、タイピング音などの振動には弱いため、振動音を抑制したい人は別売りのAT8455を買いましょう。
専用アプリやエフェクトなどはないものの、音質は非常に良いです。
サイズ的にも机に置いて、手軽に使えるので配信・テレワークで使うには非常に良い製品です。
AT2020USB+
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
サンプリング周波数 | 44.1/48kHz 16bit |
対応OS | Windows、Mac |
寸法 | 162 × 52mm |
重量 | 386g |
サンプル音(ボイス)
サンプル音(ボーカル)
2014年発売から売れ続けている人気マイク AT2020USB+。
元祖高音質USBマイクとも言うべき存在です。
マイクは人気のAT2020をベースに設計されており、高音質でクリアな音です。
また、接続したPCの再生音とマイク音量のバランスを取るノブが本体についています。
これが歌配信やnanaのコラボ録音などでは便利なんですよね。
この機能は最近のUSBマイクでも、ハイエンドモデルだけ搭載していることが多いです。
付属のマイクスタンドはやや安定度にかけて、使い辛いです。
本体にミュートスイッチもないため、現状だとAT2020USB-Xを買ったほうが何かと便利ですね。
ただ、高音質の割に安いので、マイクスタンドやミュートスイッチは不要な方には今でも良い製品です。
ATR2100x-USB
マイクタイプ | ダイナミックマイク XLR・USB両対応 |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 50Hz – 15kHz |
サンプリング周波数 | 44.1~192kHz |
対応OS | Windows、Mac |
寸法 | 183 × 51mm |
重量 | 268g |
XLRとUSB両対応の便利なダイナミックマイク ATR2100x-USBです。
USB接続でも使える上にXLRを介して音響機器とも接続することができます。
1本で色んな状況に対応できる仕様となっています。
音質は価格相応というレベルですね。
音の抜けがいまひとつに感じますが、価格を考えるとこんな感じかなとも思いました。
配信などで使うには十分なレベルと言えます。
他にXLR・USB両対応のマイクはSHURE MV7がありますが、MV7は3万円台です。
低価格帯でXLR・USB両対応の製品はATR2100x-USBくらいなので、貴重な存在です。
楽器用マイク
audio technicaは楽器向けに着脱可能なマイクも販売しています。
音質良好で、使い勝手も良いので、地味に良い製品なんですよね。
僕はアコギ弾きなので、アコギでの使い勝手を解説しますが、弦楽器や管楽器で使ってる人が多いようですね。
PRO70
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 100Hz – 14kHz |
最大SPL | 123dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 67dB |
重量 | 約8g |
楽器などに直接つけられるラベリアタイプのコンデンサーマイク PRO70です。
楽器向けだけでなく、ピンマイクとしても使えるようになっています。
タイピンクリップとギターアダプタが付属しており、用途で使い分けできます。
ギターは取付けると、こんな感じになります。
また、接続はXLRでファンタム電源が必要ですが、そのためのパワーモジュールがついています。
そして、音質はというと普通に良いコンデンサーマイクに近いです。
ただ、アコギだと取付位置の関係で低音が強くなってしまいます。
PRO70
AT2020
調整幅の自由度があまりないので、外付けのマイクに比べるとやや劣りますね。
ただ、ギターに直接つけられるので動きやすくて便利ではあります。
また、ピンマイクとしても普通に使えます。
ただ、単一指向性なので、マイクの取付位置は無指向性のものに比べて配慮する必要がありますね。
楽器にパッと付けて使えるので使い勝手は良いですね。
あまり知られてない製品ですが、使った感じはもっと知られてもいい製品なのにな…と思いました。
ATM350GL
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 40Hz – 20kHz |
最大SPL | 159dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 65dB |
重量 | マイクロホン部:14.5g パワーモジュール:90g |
楽器に付けて使えるATM350シリーズです。
8種類あって、それぞれ付属する取付用具が異なり、適した楽器も変わります。
型番 | 楽器 |
ATM350GL | ギターなど |
ATM350W | バイオリンなど |
ATM350UL | パーカッションなど |
ATM350UcW | ワイヤレス専用モデル ※ワイヤレスシステムは別売 |
ATM350U | 管楽器・弦楽器など |
ATM350PL | ピアノなど |
ATM350D | スネアやタムなど |
ATM350UcH | ワイヤレス専用モデル ※ワイヤレスシステムは別売 |
僕が借りたのはギターなどに適したATM350GLです。
ギター本体に直接マイクを取り付けられる仕様になっています。
また、コンデンサーマイクはXLRでファンタム電源が必要です。
そのため、パワーモジュールも付属しています。
音質はかなり優れており、マイキングもグースネックで自由度高く調整できます。
良い位置で固定すれば、外部マイクを立てた時と同じレベルで録れますね。
ただ、右手が当たらないように良い位置に設置するのがやや難しいです。
とはいえ、ギターに取付できるマイクでここまで高音質なのは素晴らしいです。
ニッチな層に需要がありそうなアイデア商品です。
マイク周辺機器
最後はマイク周辺機器です。
audio technica製マイクに最適化した周辺機器が色々と販売されています。
特にマイクケーブルは安くて質が良いため、使用者も非常に多いですね。
AT8700J
長さ (筆者実測値) | 398 × 430mm |
対応テーブル厚 | 50mm |
最大荷重 (筆者実験値) | 2kg (2kg) |
ケーブル収納 | ケーブルバンド |
ねじサイズ | 5/8 |
実売価格 | 8,000円 |
audio technica製のマイクアーム AT8700Jです。
発売当初から人気が高く、かなり売れている製品ですね。
価格は8,000円程度で、低価格帯の製品と比べると、非常に質が良いです。
安いマイクアームはネジやバネがむき出しですが、AT8700Jはキレイに収納されています。
また、耐荷重2kgで非常に安定しており、重たいマイクでも余裕で支えられます。
テストしたら本当に2kgを支えることができ、さすがaudio technicaと感心しました。
マイクメーカーの製品だけであって、ポイントを押さえて作られており、使い勝手も良いです。
ルックス、安定度、使い勝手など、どの面においてもおすすめできる製品です。
AT-PF2
audio technica製のポップフィルターです。
audio technicaのショックマウントAT8458a専用の製品となっています。
ショックマウントに直接ねじ止めするタイプなので、距離が一定になるのが良いですね。
ポップフィルターとしての性能も良く、ポップノイズを抑制してくれます。
デメリットは取付がすごく難しいことです。
ネジ穴がピンポイントでないと刺さらず、僕はかなり苦戦しました。
AT2020、AT2035、AT2050を購入する人はセットでの購入を検討しましょう。
ATL458A
安価で質も良いマイクケーブルATL458Aです。
信頼度の高いaudio technica製ということで、人気の高いマイクケーブルです。
音質はクリアでナチュラルです。
低ノイズでマイク以外にもミキサーやスピーカーなど万能に使えます。
ATL458Aで録った動画
手ごろな価格でマイクケーブルが欲しい人にはうってつけの1本ですね。
BX9/3.0
2022年に発売された高品位なマイクケーブル BX9/3.0です。
プロ仕様の素材を使いつつ、自宅でのレコーディング・ライブ配信で使いやすいように作られた製品です。
原音に忠実なピュアな音質で外来ノイズにも強く、非常に安定しています。
BX9/3.0でボーカル録りした音源
ケーブルの硬さも程々でしなやかなので、自宅での取り回しも楽です。
また、ケーブルタイがついており、必要な長さのケーブルだけ出して後はまとめられます。
コネクターはノイトリックのブラックカラーを採用しています。
audio technicaのマイクはブラックで統一されている製品が多いので、親和性が高いです。
公式ではAT2020、AT2035、AT2040、AT2050、AT4040などとの使用をおすすめしています。
ちなみにAT4050との相性もばっちりでした。
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