評価:4.5
ぎたすけ
たけしゃん
AT4050でボーカルを録った曲
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audio technica AT4050
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 無指向性 双指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 18kHz |
最大SPL | 149dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 77dB |
重量 | 510g |
audio technicaの代表的なコンデンサーマイク AT4050。
高品質で万能に使えるサウンド特性から、レコーディングスタジオでも定番のマイクです。
audio technica ATシリーズの中でも上位にあたるモデルですね。
主なコンデンサーマイク
製品名 | 特徴 |
AT2020 | 低価格でシンプルなマイク 実売価格 12,000円 |
AT2035 | 低ノイズで付属品も充実 実売価格 17,800円 |
AT2050 | 指向性切替可能なマイク 実売価格 25,000円 |
AT4040 | DTMで定番の人気製品 実売価格 32,000円 |
AT4050 | プロユースの定番マイク 実売価格 77,000円 |
それでいて、7万円台で買えるので、宅録で使っている人も比較的多いですね。
フラットで低音から高音までバランスの取れたサウンドは非常に使い勝手が良いです。
まずは、AT4050の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<AT4050をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
指向性
AT4050は3つの指向性を切替できるようになっています。
切替スイッチは本体正面下に付いています。
歌や楽器のレコーディングなどは、ほぼ単一指向性のみで対応します。
指向性 | 特徴 |
単一指向性 | 正面の音のみを拾う 1人で使う場合に最適 |
双指向性 | 前後の音を拾う 対談などで便利 |
無指向性 | 360度の音を拾う 会議室などで便利 |
対談やバンドの一発録りなどで利用する場合は、他の指向性も使う場合もありますね。
レコーディングする際は、本体の指向性スイッチの位置を確認してから始めましょう。
ローカット・PAD
ローカット | 80Hzのハイパスフィルター |
PAD | -10dBの減衰 |
AT4050は本体にローカットフィルターとPADがついています。
自宅でボーカルレコーディングする分にはあまり使わないですが、色んな楽器を録る人には便利ですね。
また、ローカットフィルターはPCやエアコンの動作音に有効なことがあります。
配信でAT4050を使う場合にローカットフィルターをONにしてみるのも良いでしょう。
AT4050に合うマイクスタンド
AT4050は重量 510gとやや重めのマイクです。
また、高級マイクなので、倒れることがないようにマイクスタンドは安定したものを選びましょう。
マイクスタンドであれば、定番のKCのブームスタンドがおすすめです。
デスクで使うマイクアームであれば、audio technica AT8700Jがおすすめですね。
付属品
AT4050は専用ケース、ダストカバー、ショックマウントが付属しています。
ちなみにショックマウントはAT8449aが付属しています。
過去に付属していたAT8449は使い辛かったのですが、AT8449aになって改善されています。
口コミを見ると、昔の書き込みでショックマウントが使い辛いとコメントがあったりします。
しかし、現行のAT8449aは非常に使いやすいので、心配いりません。
audio technica AT4050をレビュー
それでは、AT4050を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
非常に使いやすいですね。
ボーカル、アコギ録りのどちらで使っても、すごく良い音でした。
海外ブランドのマイクが大きく値上がりしてる中で、AT4050は価格が変わってない点も地味に大きいですね。
レビューの目次
フラットで情報量の多いサウンド
AT4050でボーカル、アコギを録ってみました。
どちらも非常にクリアでクセのない良質な音が録れます。すごく良いです。
AT4050でボーカル録りした音源
アコギ
フラットで万能に使えますが、それでいて魅力ある音なんですよね。
ボーカル録りしていても、情報量が多く、細かいニュアンスもキレイに再現してくれます。
高音もしっかり出ており、メインパートに使っても物足りなさなどは一切ありません。
録っていて、すごく良いマイクだなと感じました。
品質の割に値段が安い
AT4050の実売価格は77,000円程度です。
品質の割には大分安く買えます。レコーディングスタジオの定番マイクの中で最も安い部類ですね。
しかも、最近はどこも値上がりがすごい中、AT4050は値段が変わってないんですよね。
例えば、よく比較されるNEMANN TLM 102は僕が買ったときは65,000円くらいでした。
2022年現在だとTLM 102は9万円程度が相場です。
海外メーカーはどこも大きく値上がりしているので、結果的にAT4050は品質の割に非常に安い製品になっています。
予算10万円以内なら、間違いなくトップレベルのマイクです。
競合製品との比較
最後は競合製品との比較です。
価格帯が近いNEMANN TLM 102とAKG C314-Y4と比較していきます。
まずはNEMANN TLM 102との比較です。
TLM 102はハイ上がりの煌びやかなサウンドで、AT4050はフラットなのでキャラクターが違います。
対して、ボーカル・楽器ともに相性を気にせずに万能に使えるのはAT4050ですね。
続いて、AKG C314-Y4との比較です。
フラットで万能タイプなので、キャラクター的にはAT4050と近いです。
ただ、個人的にはAT4050のほうが音の解像度や立体感でワンランク上かなと感じます。
もともと、AT4050とよく比較されるのは上位モデルのC414 XLSだったので、C314-Y4だと若干分が悪いんですよね。
C314-Yも良いマイクなんですが、7万円するならAT4050を買ったほうがいいかなと感じます。
予算10万以下でフラットな特性のマイクなら、AT4050が非常に強いですね。
audio technica AT4050 まとめ
- レコーディングスタジオでも定番のコンデンサーマイク
- フラットな特性で音の解像度も高い、質の良いマイク
- 昨今の値上がりラッシュでも価格が変わらず、コスパが非常に良い
ぎたすけ
たけしゃん
audio technica AT4050のレビューでした!
軒並み値上がりしているなかで、未だに10万円未満で買える高品質なマイクです。
といっても、いつ値上がりするかわからないので、10万円未満で買えるうちに買っておくことをおすすめします!
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