ぎたすけ
たけしゃん
最近はライブ配信が増えてきたから、ボーカルマイクの中でも需要が高まってる感じするね
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audio technica AE3300
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 30Hz – 18kHz |
最大SPL | 147dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 75dB |
重量 | 300g |
audio technicaのハンドヘルド型コンデンサーマイク AE3300。
ライブやスタジオセッションでの使用を想定して、ハウリングやハンドリングノイズを抑制したチューニングが施されています。
レコーディング用のコンデンサーマイクとライブ用のダイナミックマイクの良いとこ取りした製品です。
※コンデンサーマイクなのでファンタム電源が必要
audio technicaのハンドヘルド型コンデンサーマイクといえば、有名アーティストも使うAE5400ですがAE3300は比較的安価でハウリングに強い仕様になっています。
まずはAE3300の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<AE3300をレビュー>を参照ください。
AE3300 仕様 目次
指向性
※公式の仕様書から引用
AE3300は正面の音のみを拾う単一指向性を採用しています。
ボーカルや楽器など音楽用途で使用するマイクとしては一般的な指向性ですね。
ハンドヘルド型コンデンサーマイクにしては音を拾う範囲は割と広めです。
これでハウリングに強いなら、使いやすくて良いですね。
周波数特性
※公式の仕様書から引用
AE3300の周波数特性は30~18,000Hz。
レコーディング用のコンデンサーマイクよりはやや狭くなってます。
逆に一般的なダイナミックマイクよりは若干広め。
音の特性としては中高音域が少し上がってますが、基本的にはフラット。
使ってみた感じもフラットでクセのない、オーディオテクニカらしい音質でした。
実際の音は<AE3300をレビュー>で演奏動画付きで解説していきます。
大きさ・重量
- 高さ×横 179mm × 50mm
- 重量:300g
ハンドマイクの中では標準的な大きさ・重量です。
このサイズ感なら、どこに持っていっても困ることはないですね。
自宅にあるマイクスタンドで試した結果は下記の通り。
- ブームスタンド(TAMA)…〇
- ブームスタンド(KC)…〇
- ブームスタンド(ノーブランド)…〇
- Roycel マイクアーム…〇
- ブーム型卓上スタンド…〇
何でもOKでした。
本体に色々と機能が備わってる割には軽くてすごいですね。
本体機能
本体にPADとローカットのスイッチがついています。
PADはスイッチを上にあげると-10db音量が下がります。
ローカットはスイッチを上にあげると、低音域(80Hz 12db/oct)がカットされます。
ちなみに手で持つ部分にスイッチがついていますが、誤作動しないようにスイッチは引っ込んでます。
そのため、棒状のもので引っ掛けないとスイッチ切り替えできません。
付属品
マイクポーチ
マイクホルダー
付属品として専用のマイクポーチとマイクホルダーがついています。
オーディオテクニカはマイクホルダーが使いやすくて良いんですよね。
柔軟性が高いラバー素材「Quiet Flex」というのを使ってるそうですが、頑丈なのに柔らかくてすごく良い感じ。
僕もオーディオテクニカの製品を色々と持ってますが、どれも付属品の質が良いです。
細かい部品もちゃんとしてるあたりが信頼できます。
AE3300
マイクケーブル
audio technica AE3300をレビュー
それでは、audio technica AE3300をレビューしていきます。
はじめに箇条書きでまとめると以下の通り。
- 癖のないフラットな音質で万能に使える
- 上位モデルのAE5400の方がすごくて影が薄い
- 耐久性はしっかりしており、ガンガン使っていけそう
総評すると、すごく良いマイクです。
音質も良いし、ハウリングにも強いし、頑丈。
一方で上位モデルのAE5400が価格・音質的にも超優秀なので、悩ましいところなんですよね。
価格もAE3300が3万円程度で、AE5400が4万円程度。
AE5400があと1万円高ければ、AE3300も有名になってたかもなぁ…と思いました。
レビューの目次
癖のないフラットな音質
AE3300でボーカル・アコギの音を色々録ってみました。
どこかの音域が持ち上がることもなく、フラットでクリアな音が録れます。
実際にボーカル・アコギをそれぞれをAE3300で録った動画がこちら。
ボーカルもギターもアタック感強い演奏なんですが、どこかの音域が変に出ることもなく自然な感じで録れてます。
オーディオテクニカらしいと感じるマイクですね。
ボーカルの録り音を他のマイクとも比べてみましょう。
比較用マイク
- audio technica AE3300
- SHURE SM58(ダイナミックマイク)
- SENNHEISER e865-S(ハンドヘルド型コンデンサーマイク)
AE3300
SM58
e865-S(実売 2.4万円程度)
やはり、ダイナミックマイクのSM58は音の抜けが立体感が他の2本より劣ってる感じしますね。
AE3300とe865-Sは近い感じの音ですが、e865-Sの方が音の抜けは良い印象。
対して、AE3300は各音域バランスよく、ボーカル・楽器のどれでも万能に使えそうです。
吹かれに強い
nanaのボーカル録りでは手で持ってハンドマイクとして使ってみました。
その時に感じたことが吹かれに強いという点です。
アタック感を強く出した、ボーカル録りでもポップガードなしで普通にいけました。
ちなみに前段のマイク比較用音源もボーカルはハンドマイクで録ってます。
AE3300
全然、ポップノイズ発生していないですよね。
AE3300はポップノイズを抑えるために硬化スチール製アウターグリル、ファインスチール製メッシュ、オープンセルフォームの3層構造ヘッドケースが採用されてます。
ライブ使用を想定して、ポップガードなしでも使えるように工夫されてるんですね。
AE5400まで頑張った方いいかも
※左がAE3300、右がAE5400
AE3300の上位モデルにAE5400というハンドヘルド型コンデンサーマイクがあります。
このAE5400ですが、音がすごく良いです。
AE5400でボーカルとアコギを別々に録った動画がこちら。
AE5400はレコーディング用のコンデンサーマイクAT4050と同等のダイアフラムを使ったマイクです。
音質的にもほんとにレコーディング用のコンデンサーマイクと遜色ありません。
しかも、価格も2020/11/6付のサウンドハウスで4万円前半とAE3300と1万円くらいの差なんですよね。
AE3300も良いマイクなのですが、+1万円でAE5400を買えると思うと頑張った方がいいかなぁ…と思ってしまいますね。
AE3300とAE5400を録り比べてみても、結構差を感じます。
価格帯的にも、そうそう買い換えるものではないので予算を頑張った方が良いかなと思いますね。
AE5400
マイクケーブル
頑丈でしっかりした造り
AE3300はダイキャストボディが採用されています。
触ったり、軽く叩いた感じも硬質で明らかに頑丈な造りです。
製品のコンセプトも「過酷なツアーに耐えられる設計」となっていて、グリルもボディ部分もしっかりとした造りになってます。
僕も同じダイキャストボディのaudio technica AE6100を10年以上使ってますが、未だに全然問題なく現役です。
個人でハンドヘルド型コンデンサーマイクを買う場合は自宅、スタジオ、ライブハウスと色んなところで使い回します。
そのため、頑丈な造りになっているという点はポイント高いですね。
AE3300
マイクケーブル
audio technica AE3300 まとめ
- ハウリングや衝撃に強く、ライブで使えるコンデンサーマイク
- 音質はフラットでボーカル・楽器と色んなものに使える
- 上位モデルのAE5400まで頑張った方がいいかも
ぎたすけ
たけしゃん
audio technica AE3300のレビューでした。
頑丈でハウリングやポップノイズにも強いと、だいぶ使いやすく調整されたコンデンサーマイクです。
最近では無観客ライブや入場数を制限したライブなど、ライブ配信も同時に行うことが前提になってきています。
そのため、配信での音質をよくするためにライブで使えるコンデンサーマイクの購入検討してる人も増えてますね。
AE3300は価格・機能的にも使いやすいので、ぜひチェックしてください。
AE3300
マイクケーブル
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