評価:3.5
ぎたすけ
たけしゃん
AT2050で録った動画
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audio technica AT2050の特徴

audio technicaの2.5万円程度で買えるXLRコンデンサーマイク AT2050。
自宅録音・動画配信のために設計された製品で、オーディオテクニカの中ではミドルモデルですね。
主なコンデンサーマイク一覧
製品名 | 特徴 |
![]() AT2020 | 低価格でシンプルなマイク 実売価格 12,000円 |
![]() AT2035 | 低ノイズで付属品も充実 実売価格 16,000円 |
![]() AT2050 | 指向性切替可能なマイク 実売価格 25,000円 |
![]() AT4040 | DTMで定番の人気製品 実売価格 32,000円 |
![]() AT4050 | プロユースの定番マイク 実売価格 77,000円 |
AT2050の特徴は指向性が3種類から切替可能となった点です。
また、AT2035まではマイクの形式がバックエレクトリックコンデンサー型でしたが、AT2050からDCバイアスコンデンサー型に変わっています。
一概にDCバイアスの方が良いとは言えないものの、DCバイアス型のほうが音の感度は良いと言われています。
実際にAT2020、AT2035と比較してAT2050は音がクッキリと臨場感ある印象です。
それでは、AT2050の製品仕様から解説をしていきます。
仕様を飛ばしてレビューを読みたい方は<AT2050をレビュー>を参照ください。
製品仕様 目次
指向性

単一指向性 | 正面の音を拾う |
双指向性 | 前後の音を拾う |
全指向性 | 360°の音を拾う |
AT2050は3つの指向性を本体スイッチで切り替えられるようになっています。

宅録のボーカル・ギター録りだと基本的に単一指向性しか使いません。
一方で会議、対談、多重奏などの録音では他の指向性を使うケースもあります。
指向性 | 特徴 |
![]() 単一指向性 | 正面の音のみを拾う 1人で使う場合に最適 |
![]() 双指向性 | 前後の音を拾う 対談などで便利 |
![]() 無指向性 | 360度の音を拾う 会議室などで便利 |
3万円未満で指向性切替機能可能なマイクって地味に珍しいんですよね。
色んな用途で使う人にはAT2050は貴重な製品です。
ローカット・PAD


ローカット | 80Hzのハイパスフィルター |
PAD | -10dBの減衰 |
AT2050は本体にはローカットとPADのスイッチもついています。
自宅のレコーディングであまり使うことはないですが、ローカットに関しては空調の音や車の走行音をカットしてくれることもあります。
ライブ配信で周囲の音が気になる場合は試しにローカットをONにしてみると良いでしょう。
PADは-10dBの減衰なのでONにすると音量がガクッと下がります。
大音量楽器の収録などに使う機能ですが、ボーカルやアコギ録りでは使うことは基本的にないです。
AT2050に合うマイクスタンド

AT2050は大きさも重さも標準的なマイクなので、基本的にどのマイクスタンドも問題なく使えます。
おすすめはブームスタンドであれば定番のKC。
マイクアームなら安くて使い勝手の良いKTSOULが良いです。
もしくはaudio technica AT8700Jも良いですね。8,000円程度と値は高めですが、おしゃれで安定性も抜群です。

付属品


AT2050にはマイクポーチとショックマウントが付属しています。
ショックマウントはマイクスタンドにマイクを取り付ける際に使うアイテムです。

ショックマウントは地面や机からの振動ノイズを防いでくれます。
また、AT2050には別売りの専用ポップフィルターを取り付けることができます。
ボーカル録りにはポップフィルターはあったほうが良いのでセットで購入すると良いでしょう。
audio technica AT2050をレビュー

それでは、具体的にAT2050をレビューしていきます。
最初にメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
低予算で指向性切替できるマイクが欲しい人には非常に良い製品です。
一方で指向性切替が不要なら、AT2035に下げるか、AT4040まで上げるかした方がコスパ的にも良いかな…と感じました。
レビューの目次
音質はエントリーモデルのマイクより良い

AT2050でボーカル、アコギを録ってみるとAT2020やAT2035よりもクッキリとした音が録れました。
音の特性的にはaudio technicaらしいフラットな音で原音に忠実です。
実際にボーカル、アコギを別々にAT2050で録った動画がこちら。
1万円台のマイクと比べると距離感近く録れるので良いですね。
AT2050はフラットな特性で最大入力音圧レベル149dBなのでドラムとかギターアンプとかでも使いやすそうです。
ボーカル、アコギはもちろんいけますが、多目的に使う用途で買うのも一番マイク性能を引き出せそうかなと思いました。
2万円台で指向性切替可能なマイク

AT2050は3種類の指向性を切替可能なマイクになっています。
3万円未満だと指向性切替できるマイクってほとんどないんですよね。僕が知る限りは他はAKG P420くらいです。

AKG P420は音に暖かみがあって、音が立体的ですね。
P420もAT2050も良いマイクですが、P420は付属のショックマウントと組み合わせるとかなり重たいです。

P420だとRoycelマイクアームでは重たくて支えられないです。
そんなわけで、自宅利用がメインならAT2050のほうが取り扱いは楽ですね。
AT2035やAT4040との比較
![]() AT2020 | ![]() AT2035 | ![]() AT2050 | ![]() AT4040 | |
指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 | 全指向性 単一指向性 双指向性 | 単一指向性 |
S/N比 | 71dB | 82dB | 77dB | 82dB |
本体機能 | なし | ローカット 10dB PAD | ローカット 10dB PAD | ローカット 10dB PAD |
付属品 | スタンドマウント マイクポーチ | ショックマウント マイクポーチ | ショックマウント マイクポーチ | ショックマウント マイクケース ダストカバー |
重量 | 345g | 403g | 412g | 360g |
実売価格 | 約1.1万円 | 約1.6万円 | 約2.5万円 | 約3.2万円 |
AT2050はAT20シリーズだと一番上のモデルで約2.5万円。
音も良いですし、指向性切替もできるので便利ではありますが、指向性切替が不要ならAT2035かAT4040で良いかなとは思っちゃうですよね。
音質で言うとAT2035よりそれなりに良いものの、やっぱりAT4040のほうが解像度の高い音で録れるので音重視ならAT4040まで上げたほうが良いと感じます。
AT4040で録った動画
一方で音質もそれなりで指向性切替が不要ということなら、AT2035でも十分なクオリティなんですよね。

AT2035に下げれば、価格も9,000円程度下がるので大分お財布に優しくなります。
やはり、AT2050を買うポイントとしては指向性切替を使うかどうがです。
指向性切替を使うなら、AT2050は音・価格・スペック的にも使いやすいので非常におすすめです。
audio technica AT2050 まとめ

- 2.5万円で買える指向性切替可能なコンデンサーマイク
- 2万円台で指向性切替できるマイクは貴重
- 指向性切替がいらないなら、AT2035かAT4040で良い
ぎたすけ
たけしゃん
audio technica AT2050のレビューでした!
2万円台で貴重な指向性切替可能なマイクです。
一方でボーカルギターだと指向性切替って、ほとんど使わないんですよね。
僕も最初に買ったコンデンサーマイクは指向性切替タイプでしたが、ほぼ単一指向性しか使ってないです。
なので、ほんとに指向性切替機能が必要かは考えたうえで購入検討しましょう。
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