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ぎたすけ
たけしゃん
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Universal Audio Volt 176
入力端子 | コンボジャック |
出力端子 | 1/4 “ライン出力×2 ヘッドホン端子 ×1 |
サンプルレート | 192kHz / 24bit |
接続端子 | USB-C |
対応OS | Win,Mac,iOS |
プロユースのオーディオメーカーUniversal Audioのオーディオインターフェイス Volt 176。
ビンテージマイク・プリアンプモードやアナログコンプレッサーを搭載した製品です。
Voltシリーズは7種類の下記の製品があります。
Volt 176はアナログコンプレッサー搭載で入力端子を減らして、価格を抑えた製品ですね。
それでは、Volt 176の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<Universal Audio Volt 176をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
1イン2アウト
Volt 176は1イン2アウトのコンパクトな製品です。
入力端子は前面のコンボジャック1基で、INSTボタンでインピーダンスを変更できます。
エレキギターやベースを直接繋げるときはINSTボタンを点灯させましょう。
また、48Vのファンタム電源にも対応しており、コンデンサーマイクも使えます。
出力端子は背面にある1/4ライン端子です。
MIDI入出力端子も付いています。
ラインアウトの音量は本体上部のMONITORつまみで調整します。
ヘッドホンは前面にある6.3mm端子と、その横のVOLUMEつまみで音量調整できます。
Volt 176はダイレクトモニター機能がついており、「DIRECT」ボタンでON/OFFできます。
ダイレクトモニターをONにすると、PCなどを介さずに入力音を直接聞くことができます。
ちなみにダイレクトモニターをONにすると、PCからの音が少し小さくなります。
コンパクトですが、必要な機能はしっかりと詰め込まれていますね。
ビンテージマイクプリとアナログコンプレッサー
Volt 176はビンテージマイク・プリアンプモードとアナログコンプレッサーが搭載されています。
機能 | 概要 |
ビンテージマイク プリアンプモード | アナログチューブプリアンプの サウンド特性を付加 |
76コンプレッサー | ボリュームピークをコントロール サウンドにパンチと明瞭さを付加 |
コンボジャックに接続したマイクや楽器の音を上記の機能で変化させることができます。
ビンテージマイク・プリアンプはON/OFFのみで、VINTAGEボタンで切替できます。
コンプレッサーは3種類から選択可能になっています。
モード | 概要 |
VOC | ボーカル向けのプリセット 速いアタック、遅いリリース |
GTR | ギター・ベース向けのプリセット 遅いアタック、比較的速いリリース |
FAST | アグレッシブなプリセット 非常に速いアタック、適度なリリース |
使ってみると、やはりボーカルはVOCが使いやすかったです。
がなる系の曲はFASTでも良いかなという感じでした。
なお、ビンテージマイクプリとコンプレッサーのサウンドの作り方は、まずは以下のように調整してみましょう。
- ゲインノブをゼロの位置にする
- 76コンプレッサーをONにして、録音ソースにあったプリセットを選択
- ビンテージマイクプリをONにする
- 若干の歪みを耳で確認できるまで、ゲインをゆっくり上げる
- 歪みの発生位置を基準に好みの歪みになるようゲインを調整する
アプリなどいらず、オーディオインターフェイスだけで使えるので、配信では便利ですね。
オーディオソフトウェアが付属
Volt 176にはオーディオソフトウェアが多数付属しています。
ついてくるものは下記の8つです。
ソフト | 概要 |
Ableton Live Lite | 総合音楽ソフト(DAW) Ableton LiveのLite版 |
Marshall Plexi Classic Amp Bundle | ギター用のプラグイン |
Melodyne Essential | ピッチ修正ソフト |
Ampeg® SVT-VR Classic Bass Bundle | ベース用のプラグイン |
LX480 Essentials | 空間系エフェクト |
Virtual Drummer DEEP | ドラムのインストゥルメント |
Virtual Bassist DANDY | ベースのインストゥルメント |
LABS | インストゥルメント ライブラリー |
ボーカルだと、Melodyne Essentialがついているのはありがたいですね。
ソフトウェアはPCで動作するアプリ「UA Connect」経由でダウンロードできます。
付属しているソフトだけで、結構なレベルの制作ができるようになっています。
付属品
Volt 176の付属品はUSBケーブル2本です。
1本はPCなどの端末との接続用、もう1本はUSB給電で足りない場合の電源供給用です。
本体にも挿し口が端末接続用のUSB-C、電源供給用の5VDCの2口があります。
WindowsやMacなどPCと接続する際はUSB-C端子で接続するだけでOKです。
iOS端末だと電源供給が足りないため、もう1本のケーブルを5VDCに繋いで電源供給が必要です。
5VDCの接続先はUSBコンセントもしくはモバイルバッテリーを使いましょう。
なお、iOSとVolt 176の接続にはUSB 3カメラアダプタ(またはUSBカメラアダプタ)が必要です。
Universal Audio Volt 176をレビュー
それでは、Volt 176を細かくレビューしていきます。
最初に箇条書きでメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
アナログコンプレッサーがすごく良いので、ボーカルと相性良いですね。
歌ってみた、歌枠の配信で使いやすい製品です。
一方でループバックやリバーブなどはないので、配信よりは制作メインの人に適しています。
レビューの目次
音質はクリアで明瞭
Volt 176でボーカル、アコギを録ってみました。
音がクリアで澄んでますね。明瞭で聴きやすいサウンドです。
Volt 176でボーカル、アコギを録った動画がこちら。
自然で心地よい音でアコースティックにも適しています。
低価格帯ではかなりハイレベルな音質です。
アナログコンプレッサーがすごくよい
Volt 176にはビンテージマイクプリアンプモードと76コンプレッサーがついています。
76コンプレッサーが非常に使いやすいですね。圧縮されたときの音色がすごく良い感じ。
低価格帯で、このレベルのコンプを内蔵している製品は他にないです。
コンプレッサーをONにして、用途に合わせるだけで良いかかり方をしてくれます。
コンプレッサーの知識がない人でも、手軽ですごく良い感じのサウンドになりますね。
僕の曲で比較用のサンプル音源を作ったので聞いてみてください。
コンプレッサーなし
コンプレッサー VOC
コンプレッサーをONにすると大きい音を圧縮して、全体の音量を持ち上げてくれます。
上記音源は最大音量が同じになるよう調整していますが、コンプレッサーありのほうがボーカルがグッと前に出てますよね。
ビンテージマイクプリアンプモードと組み合わせると、音に歪みを加えられるので面白いです。
Volt 176のアナログコンプはめちゃくちゃ良いですね。
MOTU M2との比較
近しい価格帯で人気のMOTU M2と比較してみました。
まず、トータルスペックで見るとMOTU M2のほうが優れています。
M2のほうが優れている点
- 再生音の音質が良い
- 入力がコンボジャック×2
- ループバック機能がある(PCのみ対応)
対して、Volt 176が優れている点はアナログコンプレッサーとMelodyneが付属する点です。
アナログコンプレッサーは配信で非常に使い勝手が良いです。
歌枠はもちろん、雑談やオンライン会議でもアナログコンプがかかっていると音量が均一化されて格段に聴きやすくなります。
オーディオインターフェイス本体の機能なので、どの配信アプリでも使えるのも良いところですね。
スマホでも使えるので、nanaなどのカラオケ系アプリでも重宝します。
また、単品だと1万円程度するMelodyne Essentialが付属するのも大きいです。
歌い手をやるなら、ピッチ修正ソフトは必須と言っても過言ではないです。
配信と歌ってみたを両方やる歌い手の人ならVolt 176のほうがコスパも使い勝手も良いです。
DAWではMelodyne使えますし、歌枠配信ではアナログコンプが重宝しますからね。
Universal Audio Volt 176 まとめ
- 3万円台前半でアナログコンプ搭載のオーディオインターフェイス
- アナログコンプは非常に使いやすく、音も良い
- 歌ってみた、歌枠の配信では非常に使いやすい
ぎたすけ
たけしゃん
Universal Audio Volt 176のレビューでした。
アナログコンプレッサーがすごく良かったですね。
低価格帯のオーディオインターフェイスのDSPコンプレッサーだと、圧縮後の音がスカスカになるのが多いんですよね。
Volt 176はすごく良い感じの圧縮のされ方で使いやすかったです。
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