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アコギ向けのマイクとは
![C414XLIIでギターのレコーディングしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/C414-XLII-10-1024x576.webp)
テーマとしては「アコギ向けのマイク」と用途を絞ってますが、実際はアコギ専門のマイクというのはありません。
基本的には楽器録音の用途で作られたマイクを使って録音します。
その楽器録音用のマイクも色々あって、選ぶポイントや知っておくべきことは以下の通りです。
それぞれの項目を理解してから、ランキング記事を見てもらえると自分に合ったマイクを探しやすいです。
マイクのタイプ
![コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違い](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/mic-fantam.webp)
楽器用マイクはコンデンサーマイクとダイナミックマイクに分かれます。
ライブハウスなどのライブステージで主に使われるのはダイナミックマイクです。
![SM57の斜めからとった写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/02/SM57_1.webp)
ダイナミックマイクは頑丈で環境変化にも強いです。
一方でコンデンサーマイクと比べると、音の解像度は劣ります。
対して、コンデンサーマイクは音の解像度が高いですが、取り扱いはデリケートなマイクです。
![AKG C451B](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/04/C451B-6.webp)
自宅でのレコーディングやライブ配信で使う人はコンデンサーマイクをおすすめします。
逆にライブハウスやスタジオでの利用と自宅でのライブ配信を兼用したいならダイナミックマイクが良いですね。
マイクの形状
形状 | 特徴 |
![]() ハンドヘルド | ハンドマイクでも使える 楽器の音をタイトに狙える |
![]() ペンシル | ピンポイントに音を狙える 小さくて軽いので設置が楽 |
![]() ラージダイアフラム | 音の感度が高い ピンポイントでは狙い辛い |
楽器録音で用いられるマイクの形状は主に上記3種類です。
ライブハウスやスタジオで一般的なのはハンドヘルド型のダイナミックマイクです。
![SHURE BETA57A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/beta57_4.webp)
有名な製品はSHURE BETA57AやSM57ですね。
楽器用に作られたマイクですが、ボーカルマイクで使う人もいます。色んな用途で万能に使えるのが強みですね。
続いてはペンシル型です。スティック型とも呼ばれてます。
ペンシル型はコンデンサーマイクで、スモールダイアフラムという小型のダイアフラムが内蔵されています。
![AKG P170](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/03/AKG-P170-5.webp)
ペンシル型は細くて小さいので、楽器の音をピンポイントで狙えます。
また、スモールダイアフラムは感度がやや低い代わりに高い音圧に耐えられるので、ドラムなどの大音量楽器に使われます。
![AKG P170](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/03/AKG-P170-2.webp)
そして、音の立ち上がりが早いのでアコギやドラムのハイハットなど刻み系の楽器の収録に強いのが特徴です。
3つめはコンデンサーマイクで一般的なラージダイアフラムです。
![C214の正面写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/C214_2.webp)
ラージダイアフラムはマイクの感度が高く、繊細で解像度の高い音が録れます。
一方でスモールダイアフラムと比べると音の立ち上がりはやや遅く、周波数特性も狭めに設定されています。
アコギ録音においては曲によって、ペンシルとラージダイアフラムを使い分けたり、2本立てたりもします。
ケースバイケースですが、シチュエーション別で考えると下記のような使い分けが良いですね。
形状 | 向いてる人の例 |
![]() ハンドヘルド | ライブハウスと 自宅配信の兼用 |
![]() ペンシル | 楽器担当で歌わない カッティングや打音を多用 |
![]() ラージダイアフラム | ボーカルとアコギ兼用 フィンガースタイル中心 |
シンガーソングライターで自宅録音用にマイクを買う人は、ボーカルと兼用できるラージダイアフラムをおすすめします。
ペンシルを検討するのは2本目を買うときが良いですね。
楽器はステレオ録音が多い
![UNIVERSAL AUDIO SP-1をセッティングしたところ 正面横から](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SP-1-16.webp)
楽器の録音はマイクを2本以上立てて、ステレオ録音することが多いです。
ステレオでLRに振り分けることで、音の広がりを作れる上にボーカルの入るスペースを空けられるからです。
たけしゃん
サンプルを用意したので試しに聞いてみてください。
![UNIVERSAL AUDIO SP-1](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SP-1-5.jpg)
![UNIVERSAL AUDIO SP-1をセッティングしたところ 横から](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SP-1-11.webp)
ヘッドホンやイヤホンで聴き比べると、2本録りのほうが左右に音が広がっているのが分かると思います。
ギターが左右に広がっているほうが歌が際立って聞こえます。
なお、アコギ録音を仕事として受ける人はステレオ録音を依頼されることが非常に多いので、マイクは2本以上持っていたほうが良いです。
![](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SP-1-18.webp)
一方で趣味でやる分にはマイク1本のモノラル録音で十分です。
僕もYouTubeにあげているカバー動画はモノラルで録ってます。
聞いてもわかる通りでモノラルでも、全く問題ありません。
シビアに音の配置や広がりを調整する際にステレオのほうが良いというだけですね。
なお、ステレオで使う2本のマイクですが、違うマイクでも同じマイクでも大丈夫です。
たけしゃん
シンガーソングライターの方は
- ボーカル録音と兼用するラージダイアフラム
- ライブハウスでも使えるダイナミックマイク
この2本構成が一番コスパもよくて、使い勝手も良いかなと思います。
ギタリストの方なら、ペンシル型のペアマイクが予算的にも楽で使い勝手良さそうですね。
アコギ録音向けマイク おすすめランキング
![BETA57でレコーディングしてるところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/BETA57_10-1024x576.webp)
それでは、アコギ録音向けのマイクをランキング形式で解説していきます。
基準としては、自宅での録音で使いやすいものを選んでいます。
アコギ録りなど楽器専用でいくなら、やはりペンシル型が使いやすいですね。
飛ばし読みガイド
10位 audio technica ATM350GL
![ATM350GLを取り付けしたところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/ATM350GL_7.webp)
ギターに直接取付けるタイプのアイデア製品、audio technica ATM350GLです。
カーディオイドのコンデンサーマイクを簡単に着脱できるようになっています。
![ATM350GL 一式](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/ATM350GL_12.webp)
![ATM350GLのマイクケーブルとパワーモジュールを接続](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/ATM350GL_22.webp)
![ATM350GLをギター上部に取付](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/ATM350_24.webp)
取付可能なギターはボディの厚みが90~135mmのものです。
通常のギターは問題なく取付できますが、リトルマーチンなどのミニギターは取付できません。
![ATM350GLの取り付け可能幅](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/ATM350_29.webp)
マイク部分はグースネックになっており、グネグネとマイク位置を調整できるようになっています。
![ATM350GLのグースネック](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/ATM350GL_17.webp)
マイクの音質はaudio technicaだけあって、フラットな特性で良質です。
実際にATM350GLでアコギを録った動画がこちら。
![ATM350GLを取り付けしたところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/ATM350GL_7.webp)
マイキングがポイントで、右手の邪魔にならない位置でバランス良い出音の場所を探しましょう。
アコギに穴を開けたくないけど、ライブで動きながら演奏したい人にはすごく良い製品ですよね。
ライブ配信でもマイクスタンド不要で使えるので便利ですね。
9位 audio technica AT4040
![AT4040の正面画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/AT4040_1.webp)
フラットな特性でボーカルから楽器まで使いやすいaudio technica AT4040です。
ラージダイアフラムでDTMでは定番の人気モデルですね。
クリアでクセのない音質なので、色んな用途で万能に使えるマイクです。
実際にAT4040でアコギを録った音源がこちら。
![AT8700JでAT4040を支えている画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/07/AT8700J-17.webp)
ストロークの音が粒立ち良くて、聞いていて心地良いですね。
僕はボーカル録りにおいてはAKG C214のほうが好きですが、アコギ録りはフラットで原音そのままのAT4040のほうが好きです。
![AT8700JでAT4040を取り付けした様子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/07/AT8700J-23.webp)
AT4040はボーカル録りとアコギ録りを兼用するマイクとして、非常に優秀です。
万能でボーカル相性も出にくいので、色んな音を録るDTMerさんで使っている人も多いですね。
自宅でのアコギ録音、ライブ配信用途で買うマイクとしては間違いない製品です。
8位 AKG C414 XLII
![AKG C414-xlii](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/C414-xl2-6.webp)
レコーディングスタジオでアコギ録りでもよくつかわれている AKG C414 XLIIです。
秦基博さんもプライベートstudioでアコギ録りに使っています。
C214と同じダイアフラムですが、音は結構違っており、C414 XLIIはほどほどに煌びやかで上品な音です。
実際にC414 XLIIでアコギを録った音源がこちら。
![AKG C414-xliiをマイクアームに取付した画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/C414-xl2-3.webp)
申し分ないですね。すごく好みの音です。
一方で12万円程度するので、自宅で使うマイクとしては気軽に買えるレベルではないですね。
そんな理由から、本記事のランキングでも6位にしています。
アコギ録音の仕事をバリバリ受けていく人は購入検討してみたらいいでしょう。
プロフィールの使用機材にC414 XLIIが載っていれば、それだけで信用度も上がります。
7位 SHURE SM57
![SM57の斜めからとった写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/02/SM57_1.webp)
どこのライブハウスにも置いてある業界標準の楽器用マイク、SHURE SM57です。
頑丈で環境変化に強く、ライブステージでは安心感あるマイクです。
レコーディングでも2本目のマイクとして使われていることが結構多いですね。
ギターアンプ用のマイクとしても定番なので、ギタリストの方なら持っておいて損はないマイクです。
![THR30ⅡA WirelessをSM57で録ってるところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/11/5a55cf5b31a6164752df3af1fe75a7b2.webp)
実際にSM57でアコギを録った音源がこちら。
![SM57の斜めからとった写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/02/SM57_1.webp)
シンプルで原音に近い録り音です。
SM57 1本だけだと、ちょっと物足りないかな…と感じちゃうので、やはり2本で録りたいところですね。
あと、気を付けたほうが良い点が感度の低さです。
-54.5dBと大分低めなので、安いオーディオインターフェイスだとツマミフルテンにしても音量が足りません。
ストローク録りは割と大丈夫ですが、アルペジオはかなり辛いです。
なので、数万円程度のオーディオインターフェイスを使う場合は感度高めのBETA57Aにすることをおすすめします。
6位 audio technica AT2020
![AT2020](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/05/AT2020_1-1024x683.webp)
1万円のラージダイアフラムで人気のaudio technica AT2020です。
低価格コンデンサーマイクのベストセラー製品ですね。
音質はやはりaudio technicaらしく、フラットでボーカル録り、アコギ録り両方で使いやすいです。
AT2020でアコギを録った音がこちら。
![audio technica AT2020をマイクアームで逆さに取付した2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/AT2020-21.webp)
1万円であることをかんがえると、十分な音質です。
また、AT2020は安いわりに品質もよく、耐久性も高いマイクです。
![audio technica AT2020をマイクアームに取付した2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/AT2020-18.webp)
低予算でボーカル、アコギの両方で使えるラージダイアフラムマイクが欲しい方には本命になるマイクです。
5位 Universal Audio Sphere DLX
![Universal Audio Sphere DLX](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/02/Sphere-dlx-6.webp)
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク ※5ピン XLR |
感度 | -33 dB (22 mV) ref 1V @ 1 Pa, 1 kHz |
等価ノイズレベル | 7 dBA |
最大SPL | 140 dB (-20 dB PAD有効時) |
重量 | 770g |
モデリング・マイク・システムという画期的なシステムを搭載したSphere DLXです。
専用プラグインを介して、38モデルものモデリングしたマイクサウンドを自由に使用できます。
![Sphere mic collection 180 NEUMANNのマイクを組み合わせた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-mic-collection-180-5.webp)
モデリングで使えるマイクはラージダイアフラムだけでなく、スモールダイアフラム、ダイナミックマイク、リボンマイクなども含まれます。
![Sphere mic collection 180のマイク選択画面1](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-dlx-17.webp)
![Sphere mic collection 180のマイク選択画面2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-dlx-18.webp)
![Sphere mic collection 180のマイク選択画面3](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-dlx-19.webp)
アコギ録音後にマイクの種類を変更できるので、アタック感などを自然に変更できるのが素晴らしいです。
ラージダイアフラム
![Sphere mic collection 180 コンデンサーマイクのLD-47Kを選択](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-mic-collection-180-10.webp)
スモールダイアフラム(ペンシル)
![Sphere mic collection 180 ペンシルマイクのSD-451を選択](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-mic-collection-180-12.jpg)
ダイナミックマイク
![Sphere mic collection 180 ダイナミックマイクDN-57を選択](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-mic-collection-180-11.webp)
また、Sphere DLXはフロントとリアのそれぞれにマイクカプセルが搭載されており、プラグインを利用してステレオ録音することが可能です。
![Universal Audio Sphere DLX 側面にステレオ録音用の目印がある](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-dlx-24.webp)
ステレオ録音したサウンドでは、それぞれのマイクを個別に変更・調整することができます。
![Sphere mic collection 180](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-mic-collection-180-5.webp)
また、プラグインのパラメーターでマイクの指向性、距離、角度などを細かく調整できます。
録音後でも調整できるため、非常に役立ちます。
![Sphere mic collection 180 AXISでマイク角度を調整できる](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-mic-collection-180-13.jpg)
しかも、このプラグインはマイクの距離や角度をシミュレートしているため、EQでは実現できない自然な調整ができます。
実売価格で21万円程度する高級マイクですが、録り直しのリスクをかなり減らせるので、アコギ録音をたくさんする方にはとてもいいマイクです。
4位 UNIVERSAL AUDIO SP-1
![UNIVERSAL AUDIO SP-1](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SP-1-18.webp)
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 142 dB SPL、1% THD |
感度 | -38.0 (12.6 mV) ref 1V @ 1 Pa、1 kHz |
寸法 (1本あたり) | 128 × 23.5mm |
重量(1本あたり) | 125g |
2022年に発売されたUniversal Audioのペンシル型コンデンサーマイク SP-1。
楽器録音に適したペアマイクです。
![UNIVERSAL AUDIO SP-1をセッティングしたところ 斜め前から](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SP-1-14.webp)
SP-1はフラットな特性で、音の立ち上がりが速いのが特徴です。
アコギを録ってみると、粒立ちが良く、音のバランスも良いので聴き心地が良いですね。
アコギストローク
アコギアルペジオ
特にストローク音はすごく良い音で、録っていて気持ちが良かったです。
付属のスタンドマウントとステレオTバーを使うことで、ステレオ配置も簡単にできます。
![UNIVERSAL AUDIO SP-1付属のマイクアダプタ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SP-1-3.jpg)
![UNIVERSAL AUDIO SP-1をセッティングしたところ 横から](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SP-1-11.webp)
価格は約6万円程度しますが、自宅でのアコギ録音のクオリティを大きく引き上げてくれるアイテムです。
3位 AKG C451B
![AKG C451B](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/04/C451B-5.webp)
楽器レコーディング用のマイクとして世界的に有名なAKG C451Bです。
アコースティックギター、ドラムのハイハットなど立ち上がりが鋭い音の収録によく使われています。
C451Bは煌びやかで粒立ちの良い音が録れるので、アコギ録音にはとてもいいですね。
マイク本体は小さくて軽いので、楽器の音をピンポイントで狙いやすいです。
![C451Bをマイクスタンドに取り付けした](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/05/C451B-13.webp)
また、本体にPADとローカットフィルターがついているので、アコギ以外でも色んな楽器の収録で使えます。
![AKG C451BのPADとローカットフィルター](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/04/C451B-11.webp)
さすがにレコーディングスタジオで定番のマイクだけあって、音質も使い勝手も良いですね。
1位のP170と迷う人が多いかなと思うので、音質を比較してみましょう。
AKG C451B
![AKG C451B](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/04/C451B-5.webp)
AKG P170
![AKG P170](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/03/AKG-P170-5.webp)
聴き比べてみると、C451Bのほうが高音域が煌びやかで1音ずつの粒までしっかり聴こえる印象を受けます。
一方でそこまで大きな差でもないので、P170を2本買うほうがコスパ的には良いかなとも感じますね。
このへんは他に手持ちのマイクがあるのか、予算がいくらなのかで選択肢を変えましょう。
2位 SHURE BETA57A
![SHURE BETA57A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/beta57_4.webp)
BETA57Aの強みは何といっても使える場面の多さですね。
僕自身も下記の用途で利用しています。
- ライブハウス・スタジオでのボーカルマイク
- ライブハウス・スタジオでのアコギ用マイク
- 自宅からのライブ配信でのアコギ用マイク
- 自宅のアコギ録りでの2本目のマイク
1本で使える場面がものすごく多いです。
とりあえず、1本持っておくと便利なマイクですね。
![BETA57Aをマイキングしてるところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/beta57_11.webp)
ちなみにBETA57Aはボーカルマイクとしても良く使われています。
秦基博さん、YUIさん、miwaさんなど、たくさんの有名アーティストがボーカルマイクとして使用していますね。
BETA57Aで録ったアコギの音がこちら。
![SHURE BETA57A-X](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/beta57_2.webp)
ベストセラー製品だけあって、ダイナミックでも良い音で録れています。
同じSHUREのSM57と比較して感度が高め(-51dB)なので、安いオーディオインターフェイスでも音量はちゃんと確保できるところも良いです。
BETA57Aは色んな用途で平均点以上なので、1本持っておいて損はないマイクですね。
1位 AKG P170
![AKG P170](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/03/AKG-P170-5.webp)
アコギ録音では定番のマイクメーカーAKGのペンシル型マイク P170です。
1.5万円程度で買える、宅録向けに作られた低価格のコンデンサーマイクですね。
P170は高音が強めで音の立ち上がりが早いです。
ストロークの音を録ると、シャリっとしていて勢いよくが音が入ってきます。
実際にP170でアコギを録音した音源がこちら。
![AKG P170](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/03/AKG-P170-6.webp)
1.5万円にしてはかなりいい感じの音質ですね。
本体には-20dBのPADスイッチがついており、ギターアンプなど大音量録音のマイクにも使えます。
![AKG P170 PADスイッチ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/03/AKG-P170-4.webp)
手ごろな価格でペンシルマイクが欲しい人にはうってつけの製品です。
ステレオ用に2本買っても、3万円なのでアコースティックギターの録音を中心にやってる方には非常に強い味方です。
アコギ向けマイクのまとめ
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
製品 | ![]() P170 | ![]() BETA57A | ![]() C451B | ![]() SP-1(ペア) | ![]() Sphere DLX | ![]() AT2020 | ![]() SM57 | ![]() C414 XLII | ![]() AT4040 | ![]() ATM350GL |
メーカー | AKG | SHURE | AKG | UNIVERSAL AUDIO | UNIVERSAL AUDIO | audio technica | SHURE | AKG | audio technica | audio technica |
タイプ | コンデンサー | ダイナミック | コンデンサー | コンデンサー | コンデンサー | コンデンサー | ダイナミック | コンデンサー | コンデンサー | コンデンサー |
指向性 | カーディオイド | スーパーカーディオイド | カーディオイド | カーディオイド | 9種類から選択可 | カーディオイド | カーディオイド | 9種類から選択 | カーディオイド | カーディオイド |
形状 | ペンシル | ハンドヘルド | ペンシル | ペンシル | ラージダイアフラム | ラージダイアフラム | ハンドヘルド | ラージダイアフラム | ラージダイアフラム | ギター取付型 |
実売価格 | 約15,000円 | 約14,000円 | 約32,000円 | 約5,9400円 | 約210,000円 | 約12,000円 | 約11,000円 | 約121,000円 | 約32,000円 | 約42,000円 |
ECサイト | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! | 楽天市場 イケベ楽器 サウンドハウス | 公式ストア Amazon 楽天市場 サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | 公式ストア Amazon 楽天市場 サウンドハウス | 公式ストア Amazon 楽天市場 サウンドハウス |
- アコギ録音用のマイクは普通の楽器用のマイクを用いる
- 主にハンドヘルド、ペンシル、ラージダイアフラムの3種がある
- アコギ録りは2本以上でステレオ録音することが多い
ぎたすけ
たけしゃん
アコギ向けのマイクの解説でしたー。
アコギ録りのマイクもハマると奥が深いですね。
ぜひ、自宅でのアコギ録音の環境を充実させてください!
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