アコギ向けマイク おすすめランキングベスト10。ギター録音に適したマイクの選び方を解説

C414XLIIでギターのレコーディングしているところ

ぎたすけ

アコギ用のマイクって普通の話したり、歌ったりするマイクとは違うの?

たけしゃん

同じものを使うこともあるけど、楽器向けに作られたマイクを使うことが多いね
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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アコギ向けのマイクとは

C414XLIIでギターのレコーディングしているところ
アコギ録音で定番のAKG C414 XLII

テーマとしては「アコギ向けのマイク」と用途を絞ってますが、実際はアコギ専門のマイクというのはありません。

基本的には楽器録音の用途で作られたマイクを使って録音します。

その楽器録音用のマイクも色々あって、選ぶポイントや知っておくべきことは以下の通りです。

それぞれの項目を理解してから、ランキング記事を見てもらえると自分に合ったマイクを探しやすいです。

マイクのタイプ

コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違い
コンデンサー
ダイナミックマイク
  • 音の解像度は高い
  • 衝撃や湿度に弱い
  • ハウリングにやや弱い
  • ファンタム電源が必要
  • 定番モデルで2~3万円程度
  • 音の解像度は普通
  • 衝撃や湿度に強い
  • ハウリングに強い
  • ファンタム電源不要
  • 定番モデルで1~2万円程度

楽器用マイクはコンデンサーマイクとダイナミックマイクに分かれます。

ライブハウスなどのライブステージで主に使われるのはダイナミックマイクです。

SM57の斜めからとった写真
どこのライブハウスにもあるSHURE SM57

ダイナミックマイクは頑丈で環境変化にも強いです。

一方でコンデンサーマイクと比べると、音の解像度は劣ります。

対して、コンデンサーマイクは音の解像度が高いですが、取り扱いはデリケートなマイクです。

AKG C451B
楽器レコーディングで定番のAKG C451B

自宅でのレコーディングやライブ配信で使う人はコンデンサーマイクをおすすめします。

逆にライブハウスやスタジオでの利用と自宅でのライブ配信を兼用したいならダイナミックマイクが良いですね。

マイクの形状

形状特徴
SHURE BETA57A
ハンドヘルド
ハンドマイクでも使える
楽器の音をタイトに狙える
AKG P170
ペンシル
ピンポイントに音を狙える
小さくて軽いので設置が楽
C214の正面写真
ラージダイアフラム
音の感度が高い
ピンポイントでは狙い辛い

楽器録音で用いられるマイクの形状は主に上記3種類です。

ライブハウスやスタジオで一般的なのはハンドヘルド型のダイナミックマイクです。

SHURE BETA57A
SHURE BETA57A

有名な製品はSHURE BETA57ASM57ですね。

楽器用に作られたマイクですが、ボーカルマイクで使う人もいます。色んな用途で万能に使えるのが強みですね。

続いてはペンシル型です。スティック型とも呼ばれてます。

ペンシル型はコンデンサーマイクで、スモールダイアフラムという小型のダイアフラムが内蔵されています。

AKG P170
AKG P170

ペンシル型は細くて小さいので、楽器の音をピンポイントで狙えます。

また、スモールダイアフラムは感度がやや低い代わりに高い音圧に耐えられるので、ドラムなどの大音量楽器に使われます。

AKG P170

そして、音の立ち上がりが早いのでアコギやドラムのハイハットなど刻み系の楽器の収録に強いのが特徴です。

3つめはコンデンサーマイクで一般的なラージダイアフラムです。

C214の正面写真
AKG C214

ラージダイアフラムはマイクの感度が高く、繊細で解像度の高い音が録れます。

一方でスモールダイアフラムと比べると音の立ち上がりはやや遅く、周波数特性も狭めに設定されています。

アコギ録音においては曲によって、ペンシルとラージダイアフラムを使い分けたり、2本立てたりもします。

ケースバイケースですが、シチュエーション別で考えると下記のような使い分けが良いですね。

形状向いてる人の例
SHURE BETA57A
ハンドヘルド
ライブハウスと
自宅配信の兼用
AKG P170
ペンシル
楽器担当で歌わない
カッティングや打音を多用
C214の正面写真
ラージダイアフラム
ボーカルとアコギ兼用
フィンガースタイル中心

シンガーソングライターで自宅録音用にマイクを買う人は、ボーカルと兼用できるラージダイアフラムをおすすめします。

ペンシルを検討するのは2本目を買うときが良いですね。

楽器はステレオ録音が多い

UNIVERSAL AUDIO SP-1をセッティングしたところ 正面横から

楽器の録音はマイクを2本以上立てて、ステレオ録音することが多いです。

ステレオでLRに振り分けることで、音の広がりを作れる上にボーカルの入るスペースを空けられるからです。

たけしゃん

レコーディングスタジオだと3本とか4本立てることも普通にありますね
補足

上記の理由から楽器用マイクは2本入りのステレオペアセットを用意している製品が多い

サンプルを用意したので試しに聞いてみてください。

UNIVERSAL AUDIO SP-1
UNIVERSAL AUDIO SP-1で1本で録音
UNIVERSAL AUDIO SP-1をセッティングしたところ 横から
UNIVERSAL AUDIO SP-1で2本で録音

ヘッドホンやイヤホンで聴き比べると、2本録りのほうが左右に音が広がっているのが分かると思います。

ギターが左右に広がっているほうが歌が際立って聞こえます。

なお、アコギ録音を仕事として受ける人はステレオ録音を依頼されることが非常に多いので、マイクは2本以上持っていたほうが良いです。

一方で趣味でやる分にはマイク1本のモノラル録音で十分です。

僕もYouTubeにあげているカバー動画はモノラルで録ってます。

カタオモイ / Aimer アコースティックCover

聞いてもわかる通りでモノラルでも、全く問題ありません。

シビアに音の配置や広がりを調整する際にステレオのほうが良いというだけですね。

なお、ステレオで使う2本のマイクですが、違うマイクでも同じマイクでも大丈夫です。

たけしゃん

僕は仮歌とアコギ録音を同時に受けていて、ラージダイアフラムとBETA57Aの2本で両方こなしてました

シンガーソングライターの方は

  1. ボーカル録音と兼用するラージダイアフラム
  2. ライブハウスでも使えるダイナミックマイク

この2本構成が一番コスパもよくて、使い勝手も良いかなと思います。

ギタリストの方なら、ペンシル型のペアマイクが予算的にも楽で使い勝手良さそうですね。

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アコギ録音向けマイク おすすめランキング

BETA57でレコーディングしてるところ

それでは、アコギ録音向けのマイクをランキング形式で解説していきます。

基準としては、自宅での録音で使いやすいものを選んでいます。

アコギ録りなど楽器専用でいくなら、やはりペンシル型が使いやすいですね。

飛ばし読みガイド

10位 audio technica ATM350GL

ATM350GLを取り付けしたところ
ATM350GLの評価
音質
 (4.5)
使い勝手
 (3.5)
コスパ
 (3.5)
総合評価
 (4)
項目機能・スペック

タイプ
コンデンサー
指向性カーディオイド
感度−33 dB (re 1V/Pa)
実売価格約42,000円

ギターに直接取付けるタイプのアイデア製品、audio technica ATM350GLです。

カーディオイドのコンデンサーマイクを簡単に着脱できるようになっています。

ATM350GL 一式
ATM350GLのマイクケーブルとパワーモジュールを接続
ATM350GLをギター上部に取付

取付可能なギターはボディの厚みが90~135mmのものです。

通常のギターは問題なく取付できますが、リトルマーチンなどのミニギターは取付できません。

ATM350GLの取り付け可能幅
通常のギターは95mm~100m程度

マイク部分はグースネックになっており、グネグネとマイク位置を調整できるようになっています。

ATM350GLのグースネック

マイクの音質はaudio technicaだけあって、フラットな特性で良質です。

実際にATM350GLでアコギを録った動画がこちら。

ATM350GLを取り付けしたところ

マイキングがポイントで、右手の邪魔にならない位置でバランス良い出音の場所を探しましょう。

アコギに穴を開けたくないけど、ライブで動きながら演奏したい人にはすごく良い製品ですよね。

ライブ配信でもマイクスタンド不要で使えるので便利ですね。

9位 audio technica AT4040

AT4040の正面画像
AT4040の評価
音質
 (4.5)
使い勝手
 (4)
コスパ
 (3.5)
総合評価
 (4)
項目機能・スペック

タイプ
コンデンサー
指向性カーディオイド
感度−32 dB (-25.1mV)
実売価格約32,000円

フラットな特性でボーカルから楽器まで使いやすいaudio technica AT4040です。

ラージダイアフラムでDTMでは定番の人気モデルですね。

クリアでクセのない音質なので、色んな用途で万能に使えるマイクです。

実際にAT4040でアコギを録った音源がこちら。

AT8700JでAT4040を支えている画像

ストロークの音が粒立ち良くて、聞いていて心地良いですね。

僕はボーカル録りにおいてはAKG C214のほうが好きですが、アコギ録りはフラットで原音そのままのAT4040のほうが好きです。

AT8700JでAT4040を取り付けした様子

AT4040はボーカル録りとアコギ録りを兼用するマイクとして、非常に優秀です。

万能でボーカル相性も出にくいので、色んな音を録るDTMerさんで使っている人も多いですね。

自宅でのアコギ録音、ライブ配信用途で買うマイクとしては間違いない製品です。

8位 AKG C414 XLII

AKG C414-xlii
C414 XLIIの評価
音質
 (5)
使い勝手
 (4.5)
コスパ
 (3.5)
総合評価
 (4)
項目機能・スペック

タイプ
コンデンサー
指向性9種類から切替可能
感度−33 dB (re 1V/Pa)
実売価格約189,000円

レコーディングスタジオでアコギ録りでもよくつかわれている AKG C414 XLIIです。

秦基博さんもプライベートstudioでアコギ録りに使っています。

C214と同じダイアフラムですが、音は結構違っており、C414 XLIIはほどほどに煌びやかで上品な音です。

実際にC414 XLIIでアコギを録った音源がこちら。

AKG C414-xliiをマイクアームに取付した画像

申し分ないですね。すごく好みの音です。

一方で12万円程度するので、自宅で使うマイクとしては気軽に買えるレベルではないですね。

そんな理由から、本記事のランキングでも6位にしています。

アコギ録音の仕事をバリバリ受けていく人は購入検討してみたらいいでしょう。

プロフィールの使用機材にC414 XLIIが載っていれば、それだけで信用度も上がります。

補足

型番の後ろにY4がついているものはヒビノ取扱いの4年保証品。Y4がないものはサウンドハウス取扱いの3年保証品で製品自体は一緒です

7位 SHURE SM57

SM57の斜めからとった写真
SM57の評価
音質
 (3.5)
使い勝手
 (4.5)
コスパ
 (5)
総合評価
 (4)
項目機能・スペック

タイプ
ダイナミック
指向性カーディオイド
感度−54.5 dB (re 1V/Pa)
実売価格約11,000円

どこのライブハウスにも置いてある業界標準の楽器用マイク、SHURE SM57です。

頑丈で環境変化に強く、ライブステージでは安心感あるマイクです。

レコーディングでも2本目のマイクとして使われていることが結構多いですね。

ギターアンプ用のマイクとしても定番なので、ギタリストの方なら持っておいて損はないマイクです。

THR30ⅡA WirelessをSM57で録ってるところ

実際にSM57でアコギを録った音源がこちら。

SM57の斜めからとった写真

シンプルで原音に近い録り音です。

SM57 1本だけだと、ちょっと物足りないかな…と感じちゃうので、やはり2本で録りたいところですね。

あと、気を付けたほうが良い点が感度の低さです。

-54.5dBと大分低めなので、安いオーディオインターフェイスだとツマミフルテンにしても音量が足りません。

補足

安いオーディオインターフェイスはマイクプリの性能が弱めでGAINが低い

ストローク録りは割と大丈夫ですが、アルペジオはかなり辛いです。

なので、数万円程度のオーディオインターフェイスを使う場合は感度高めのBETA57Aにすることをおすすめします。

6位 audio technica AT2020

AT2020
AT2020の評価
音質
 (4)
使い勝手
 (4)
コスパ
 (4)
総合評価
 (4)
項目機能・スペック

タイプ
コンデンサー
指向性カーディオイド
感度−37 dB (re 1V/Pa)
実売価格約11,000円

1万円のラージダイアフラムで人気のaudio technica AT2020です。

低価格コンデンサーマイクのベストセラー製品ですね。

音質はやはりaudio technicaらしく、フラットでボーカル録り、アコギ録り両方で使いやすいです。

AT2020でアコギを録った音がこちら。

audio technica AT2020をマイクアームで逆さに取付した2

1万円であることをかんがえると、十分な音質です。

また、AT2020は安いわりに品質もよく、耐久性も高いマイクです。

audio technica AT2020をマイクアームに取付した2

低予算でボーカル、アコギの両方で使えるラージダイアフラムマイクが欲しい方には本命になるマイクです。

5位 Universal Audio Sphere DLX

Universal Audio Sphere DLX
Sphere DLXの評価
音質
 (5)
使いやすさ
 (5)
コスパ
 (4)
総合評価
 (4.5)
マイクタイプ XLRコンデンサーマイク
※5ピン XLR
感度-33 dB (22 mV)
ref 1V @ 1 Pa, 1 kHz
等価ノイズレベル7 dBA
最大SPL140 dB
(-20 dB PAD有効時)
重量770g

モデリング・マイク・システムという画期的なシステムを搭載したSphere DLXです。

専用プラグインを介して、38モデルものモデリングしたマイクサウンドを自由に使用できます。

Sphere mic collection 180 NEUMANNのマイクを組み合わせた

モデリングで使えるマイクはラージダイアフラムだけでなく、スモールダイアフラム、ダイナミックマイク、リボンマイクなども含まれます。

Sphere mic collection 180のマイク選択画面1
Sphere mic collection 180のマイク選択画面2
Sphere mic collection 180のマイク選択画面3

アコギ録音後にマイクの種類を変更できるので、アタック感などを自然に変更できるのが素晴らしいです。

ラージダイアフラム

Sphere mic collection 180 コンデンサーマイクのLD-47Kを選択

スモールダイアフラム(ペンシル)

Sphere mic collection 180 ペンシルマイクのSD-451を選択

ダイナミックマイク

Sphere mic collection 180 ダイナミックマイクDN-57を選択

また、Sphere DLXはフロントとリアのそれぞれにマイクカプセルが搭載されており、プラグインを利用してステレオ録音することが可能です。

Universal Audio Sphere DLX 側面にステレオ録音用の目印がある

ステレオ録音したサウンドでは、それぞれのマイクを個別に変更・調整することができます。

Sphere mic collection 180

また、プラグインのパラメーターでマイクの指向性、距離、角度などを細かく調整できます。

録音後でも調整できるため、非常に役立ちます。

Sphere mic collection 180 AXISでマイク角度を調整できる
AXISでマイク角度を調整できる
ホール寄りにした
ネック寄りにした

しかも、このプラグインはマイクの距離や角度をシミュレートしているため、EQでは実現できない自然な調整ができます。

実売価格で21万円程度する高級マイクですが、録り直しのリスクをかなり減らせるので、アコギ録音をたくさんする方にはとてもいいマイクです。

4位 UNIVERSAL AUDIO SP-1

UNIVERSAL AUDIO SP-1
SP-1の評価
音質
 (4.5)
使いやすさ
 (4.5)
コスパ
 (4)
総合評価
 (4.5)
マイクタイプ XLRコンデンサーマイク
指向性カーディオイド
周波数特性20Hz – 20kHz
最大SPL142 dB SPL、1% THD
感度-38.0 (12.6 mV)
ref 1V @ 1 Pa、1 kHz
寸法 (1本あたり)128 × 23.5mm
重量(1本あたり)125g

2022年に発売されたUniversal Audioのペンシル型コンデンサーマイク SP-1

楽器録音に適したペアマイクです。

UNIVERSAL AUDIO SP-1をセッティングしたところ 斜め前から
SP-1はペアマイクのみで単品販売はありません

SP-1はフラットな特性で、音の立ち上がりが速いのが特徴です。

アコギを録ってみると、粒立ちが良く、音のバランスも良いので聴き心地が良いですね。

アコギストローク

アコギアルペジオ

特にストローク音はすごく良い音で、録っていて気持ちが良かったです。

付属のスタンドマウントとステレオTバーを使うことで、ステレオ配置も簡単にできます。

UNIVERSAL AUDIO SP-1付属のマイクアダプタ
UNIVERSAL AUDIO SP-1をセッティングしたところ 横から

価格は約6万円程度しますが、自宅でのアコギ録音のクオリティを大きく引き上げてくれるアイテムです。

3位 AKG C451B

AKG C451B
C451Bの評価
音質
 (5)
使い勝手
 (4.5)
コスパ
 (4)
総合評価
 (4.5)
項目機能・スペック

タイプ
コンデンサー
指向性カーディオイド
感度−41 dB (re 1V/Pa)
実売価格約32,000円

楽器レコーディング用のマイクとして世界的に有名なAKG C451Bです。

アコースティックギター、ドラムのハイハットなど立ち上がりが鋭い音の収録によく使われています。

C451Bは煌びやかで粒立ちの良い音が録れるので、アコギ録音にはとてもいいですね。

マイク本体は小さくて軽いので、楽器の音をピンポイントで狙いやすいです。

C451Bをマイクスタンドに取り付けした

また、本体にPADとローカットフィルターがついているので、アコギ以外でも色んな楽器の収録で使えます。

AKG C451BのPADとローカットフィルター

さすがにレコーディングスタジオで定番のマイクだけあって、音質も使い勝手も良いですね。

1位のP170と迷う人が多いかなと思うので、音質を比較してみましょう。

AKG C451B

AKG C451B

AKG P170

AKG P170

聴き比べてみると、C451Bのほうが高音域が煌びやかで1音ずつの粒までしっかり聴こえる印象を受けます。

一方でそこまで大きな差でもないので、P170を2本買うほうがコスパ的には良いかなとも感じますね。

このへんは他に手持ちのマイクがあるのか、予算がいくらなのかで選択肢を変えましょう。

2位 SHURE BETA57A

SHURE BETA57A
型番について

BETA57AとBETA57A-Xは型番変更があっただけで同じ製品です。

BETA57Aの評価
音質
 (4)
使い勝手
 (5)
コスパ
 (4)
総合評価
 (4.5)
項目機能・スペック

タイプ
ダイナミック
指向性スーパーカーディオイド
感度−51 dBV/Pa (2.8 mV)
実売価格約14,000円

ライブでの楽器用マイク、ボーカルマイクとして定番のSHURE BETA57Aです。

BETA57Aの強みは何といっても使える場面の多さですね。

僕自身も下記の用途で利用しています。

  1. ライブハウス・スタジオでのボーカルマイク
  2. ライブハウス・スタジオでのアコギ用マイク
  3. 自宅からのライブ配信でのアコギ用マイク
  4. 自宅のアコギ録りでの2本目のマイク

1本で使える場面がものすごく多いです。

とりあえず、1本持っておくと便利なマイクですね。

BETA57Aをマイキングしてるところ

ちなみにBETA57Aはボーカルマイクとしても良く使われています。

秦基博さん、YUIさん、miwaさんなど、たくさんの有名アーティストがボーカルマイクとして使用していますね。

BETA57Aで録ったアコギの音がこちら。

SHURE BETA57A-X

ベストセラー製品だけあって、ダイナミックでも良い音で録れています。

同じSHUREのSM57と比較して感度が高め(-51dB)なので、安いオーディオインターフェイスでも音量はちゃんと確保できるところも良いです。

BETA57Aは色んな用途で平均点以上なので、1本持っておいて損はないマイクですね。

1位 AKG P170

AKG P170
P170の評価
音質
 (4)
使い勝手
 (4.5)
コスパ
 (4.5)
総合評価
 (4.5)
項目機能・スペック

タイプ
コンデンサー
指向性カーディオイド
感度−36.5 dB (re 1V/Pa)
実売価格約15,000円

アコギ録音では定番のマイクメーカーAKGのペンシル型マイク P170です。

1.5万円程度で買える、宅録向けに作られた低価格のコンデンサーマイクですね。

P170は高音が強めで音の立ち上がりが早いです。

ストロークの音を録ると、シャリっとしていて勢いよくが音が入ってきます。

実際にP170でアコギを録音した音源がこちら。

AKG P170

1.5万円にしてはかなりいい感じの音質ですね。

本体には-20dBのPADスイッチがついており、ギターアンプなど大音量録音のマイクにも使えます。

AKG P170 PADスイッチ

手ごろな価格でペンシルマイクが欲しい人にはうってつけの製品です。

ステレオ用に2本買っても、3万円なのでアコースティックギターの録音を中心にやってる方には非常に強い味方です。

アコギ向けマイクのまとめ

順位1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位
製品AKG P170
P170
SHURE BETA57A
BETA57A
AKG C451B
C451B

SP-1(ペア)
Universal Audio Sphere DLX
Sphere DLX
AT2020
AT2020
SHURE SM57
SM57
AKG C414-xlii
C414 XLII
AT4040の正面画像
AT4040
ギターにATM350GLを取り付けした写真
ATM350GL
メーカーAKGSHUREAKGUNIVERSAL AUDIOUNIVERSAL AUDIOaudio technicaSHUREAKGaudio technicaaudio technica
タイプコンデンサーダイナミックコンデンサーコンデンサーコンデンサーコンデンサーダイナミックコンデンサーコンデンサーコンデンサー
指向性カーディオイドスーパーカーディオイドカーディオイドカーディオイド9種類から選択可カーディオイドカーディオイド9種類から選択カーディオイドカーディオイド
形状ペンシルハンドヘルドペンシルペンシルラージダイアフラムラージダイアフラムハンドヘルドラージダイアフラムラージダイアフラムギター取付型
実売価格約15,000円約14,000円 約32,000円約5,9400円約210,000円約12,000円約11,000円約121,000円約32,000円約42,000円
ECサイトAmazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
楽天市場
イケベ楽器
サウンドハウス
公式ストア
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
公式ストア
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
公式ストア
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
  • アコギ録音用のマイクは普通の楽器用のマイクを用いる
  • 主にハンドヘルド、ペンシル、ラージダイアフラムの3種がある
  • アコギ録りは2本以上でステレオ録音することが多い

ぎたすけ

アコギ用マイクって思ったよりバリエーション豊富なんだな。ギターにつけるやつとかもあったし

たけしゃん

そうなんだよ。意外と知られてないけど、色んなのあって面白いよね

アコギ向けのマイクの解説でしたー。

アコギ録りのマイクもハマると奥が深いですね。

ぜひ、自宅でのアコギ録音の環境を充実させてください!

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