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AKG C451B
楽器用マイクとしては昔から定番の有名製品 AKG C451Bです。
アコギ録りでも、ほんとによく使われるマイクでプロのスタジオライブでも使用されているのをよく見ます。
スティック型でピンポイントで楽器を狙いやすいルックス。
音の立ち上がりも良いので、アコギ以外でもドラムのハイハット録りなどでも良く使われていますね。
なお、コンデンサーマイクなのでファンタム電源対応の音響機器に接続する必要があります。
それでは、早速AKG C451Bの製品仕様から解説していきます。
製品仕様の解説を飛ばしてレビューを読みたい方は<AKG C451Bをレビュー>を参照してください。
AKG C451B 仕様目次
カーディオイド
※ヒビノ製品ページより引用
C451Bはカーディオイド(単一指向性)マイクです。
音を拾う範囲はややタイトめなので、拾う場所にピンポイントに当ててくのが良いですね。
本体がスティック型で小回り効くので、そのへんも踏まえた指向性になってる感じです。
周波数特性
※ヒビノ製品ページより引用
C451Bの周波数特性は20Hz~20kHzで、10kHzあたりの高音域が持ち上がってます。
立ち上がりの早い楽器の音を忠実に再現するので、弦楽器や金物系と相性が良いです。
なお、本体にローカットフィルターとPADスイッチが用意されています。
アコギ録りだとPAD使うことはあまりないと思いますが、PADをONにすると音量がガクンと落ちます。
ローカットはOFF、75Hz、150Hzの3段階となっており、先ほどの周波数特性表でも緑と青のラインで低音域に違い表記されてます。
宅録だと、PADもローカットも使うことはあんまりないですが、スタジオで色んな楽器録るときには便利なスイッチです。
大きさ・重量
- 大きさ:19×160mm
- 重量:130g
スティック型なので、非常に軽くて小さいです。
マイキングの自由度も高く、どのマイクスタンドも使えるのが良いですね。
自宅にあるマイクスタンドも何でも大丈夫でした。
スティック型マイク使う人は楽器をピンポイントで狙うと思うので、ブームスタンド推奨です。
付属品
AKG C451Bはキャリングハードケース、マイクホルダー、ウインドスクリーンが付属しています。
マイクホルダーはAKGのSA60というものですが、これ柔軟性があって使いやすくて良いんですよね。
さすがにAKGのベストセラー製品だけあって、付属品も質が良いです。
AKG C451Bをレビュー
それでは具体的にC451Bをレビューしていきます。
はじめにザックリと箇条書きでレビュー内容をまとめたのがこちら。
- 音の立ち上がりが早く、解像度も高い
- スティック型なのでマイキングの自由度が高い
- C451Bを買う予算でP170を2本買うのもありかも
とまあこんな感じ。
音質や使い勝手は文句ないですね。さすが定番機種。
一方で宅録用途の場合は楽器用マイクにどこまで予算作るのか?ってところが焦点かなと感じます。
プライベートスタジオ作るような人ならともかく、普通に趣味で音楽やってる分には予算に余裕がないと購入検討しなそうな製品ではあります。
C451Bのレビュー 目次
音質は煌びやかで立ち上がりが早い
C451Bでアコギを色々と録ってみました。
音質的には煌びやかで粒立ちも良い音が録れるので、アコギ録音にはすごく良いですね。
実際にC451Bを使って、アコギ録音した動画がこちら。
ギターはGibson J-45ですが、Gibsonらしい音がしっかり録れていますね。
低音から高音までバランス良い感じだし、マイキングの自由度も高いので録りたい音質によって細かく調整も可能です。
ちなみにAKGにはP170という1万円程度で買えるスティック型コンデンサーマイクがあるのですが、音質を比べてみましょう。
AKG C451B
AKG P170
聴き比べてみると、僕はC451Bのほうが高音域が煌びやかで1音ずつの粒までしっかり聴こえる印象を受けました。
価格差も2.5倍くらいなので、それなりに差があるなと感じますね。
アコギ録りのクオリティを高めたいとか、アコギ録りの仕事を受けるならC451Bを選択したほうが良いですね。
スティック型なのでマイキングが楽
C451Bは本体が小型で軽量なので、ピンポイントで録る場所にセッティングしやすいです。
アコギの場合はちょっとマイクの位置変わるだけで、音が結構変わるので狙うポイント絞れる方が良いですね。
マイク自体の重量が軽いので、ブームスタンドでブームをかなり伸ばしても問題ないのでセッティングの自由度も高いです。
一方でPCデスクの目の前で弾き語りやる場合とかは奥行きの余裕がないので、スティック型は不向きだったりもします。
このあたりは自宅環境と録音スペースによりますが、基本的には取り扱いやすいです。
P170を2本買うのも有効
低価格帯の楽器用マイクのAKG P170は実売価格で1万円程度。
C451Bのほうが音質は良いものの、同価格でP170なら2本買えるんですよね。
アコギの音を録るときは2本立てて、ステレオにしたほうが音の広がりが出て良いです。
C451B 1本の音
C451B & C214
やっぱり、ステレオのほうが音の広がりが出ていてストロークが心地よいですね。
ボーカル載せるときもギターが左右に広がってると、真ん中が空いて歌が聴こえやすいですしね。
低予算でアコギ録音のクオリティ上げるなら、C451Bを1本買うよりはP170 2本用意したほうが良いかなと感じます。
もしくはC451B & P170という組み合わせも良いですね。
また、ボーカル録りもするなら上記の音源でも使ったAKG C214とC451Bという組み合わせもおすすめです。
C214はボーカルマイクとしても使えるので、弾き語りやるならこの組み合わせの方が何かと便利ですね。
前段の演奏動画もボーカルはC214、アコギはC451Bで録ってます。
弾き語りでの一発録りやライブ配信を頻繁にやる人はこの組み合わせはすごく強いですね。
音質のレベル的にも仮歌やアコギRECのお仕事もこなせるので、予算に応じて選択肢を変えましょう。
AKG C451B まとめ
- 楽器用で定番のスティック型コンデンサーマイク
- 音は煌びやかで立ち上がりが早く、アコギ録りに最適
- アコギ録りのクオリティを上げるなら、2本欲しいのでP170やC214などと合わせて検討するとよい
ぎたすけ
たけしゃん
AKG C451Bのレビューでした。
アコギ録りで非常に使いやすい良製品ですね。
弾き語りの人だと、ボーカルマイク選びが先なので優先順位は高くないですが、持っていると何かと便利な1本です。
特にクラウドソーシングなどでアコギ録りの仕事やる人には非常に良いマイクじゃないかと思います。
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