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F#m7の押さえ方
F#m7の音
初心者向けアレンジの楽曲を卒業して、色んな曲を練習し始めると急に登場回数が増えるF#m7。
Dメジャーキー、Eメジャーキーの主要コードなので、アコースティックギターでもお世話になることは多いコードです。
人差し指と薬指しか使わないので、バレーコードの中では簡単そうに見えます。
しかし、実際は人差し指で押弦する場所が増えるのでキレイに鳴らすのが難しいんですよね…。
本章ではF#m7を押さえるコツや省略コードの活用について解説していきます。
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人差し指の横部分で押さえる
バレーコードを押さえるときの鉄則。それは、人差し指は横部分で押弦するです。
正面で押さえると関節の溝が邪魔になります。
特にF#m7は人差し指で押弦する弦が多いので、指の横腹部分で押さえたほうが複数弦に満遍なく力を込めやすいです。
慣れるまでは人差し指と薬指が互い引っ張り合って、力を入れづらいですが慣れの問題です。
手の柔軟性が高まれば、しっかり指を開いた状態でも力を入れられるようになります。
毎日少しずつ、バレーコードを押さえる練習をしましょう。
合わせて、指の開閉運動やフィンガートレーナーで鍛えるのも有効です。
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- 人差し指の横部分で押さえる
- 中指を添えて押弦を強める
- 省略コードフォームも活用しよう
中指を添えて押弦を強める
F#m7のフォームだと中指が浮くので、人差し指の上に添えて押弦を強めることが可能です。
実際に僕もF#m7では中指を添えてることが多いです。
一方で押弦を強めすぎると、人差し指が弦圧で痛くなってしまいます。
指が痛いと、1曲通して演奏するのが難しくなるので程々の強さを見つけましょう。
指の柔軟性が高まれば、中指は軽く押すくらいで十分キレイに鳴ります。
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- 人差し指の横部分で押さえる
- 中指を添えて押弦を強める
- 省略コードフォームも活用しよう
省略コードフォームも活用しよう
バレーコードを押さえるのが辛い場合に使いやすいのが、省略した簡単コードフォームです。
実際にF#m7の省略コードを押さえた写真がこちら。
このF#m7の省略コードフォームは初心者を脱出した後も、非常によく使います。
実際にプロアーティストでも使ってる人はめちゃくちゃ多いです。
なので、最初はバレーコードを回避するために使いますが、バレーコードが弾けるようになった後も必要に応じて使用しましょう。
なお、押さえる指の配置は人それぞれです。
例えば、秦基博さんは親指で6弦を押弦することが非常に多いです。
秦基博さんはナローネックのギターをメインに使っていて、他のコードも含めて全体的に親指で押弦することが多いのもあります。
星野源さんや竹内アンナさんは中指・薬指もしくは中指・人差し指で押さえていることが多いですね。
中指パターンは慣れるまでしんどいので中級者向けの押さえ方ですね。
僕は人差し指を使った押さえ方を多用してますが、自分がやりやすいものを選択すると良いでしょう。
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F#mとF#m7の違い
F#m7はF#mにミ(7th)の音を追加したコードです。
一緒くたにしてしまいがちですが、音は微妙に違うので区別することが重要です。
まずはF#mとF#m7を聴き比べてみましょう。
F#mの音
F#m7の音
ぶっちゃけ、ほとんどわからないですよね(苦笑)。
ギターだとF#m7の特徴であるミ(7th)がトップ音(1弦)でなく真ん中(4弦)に入っちゃうので、違いがわかり辛いんですよね。
試しにピアノで聴き比べてみましょう。
F#mの音(ピアノ)
F#m7の音(ピアノ)
ぎたすけ
たけしゃん
これはギターあるあるですが、構成音の積み上げ方の関係で7thの有無がわかり辛くなるんですよね。
ピアノでちゃんと7thの音をトップ音にした和音で弾くと、7thの有無って結構違うものなんですよ。
そんなわけで、ギター弾き語りだとF#mとF#m7をごっちゃにしてしまいがち。
しかし、ユニットやバンドで他の楽器と一緒になったり、コーラスがいると7thの有無が大事になってきます。
特にボーカルやコーラスのメロディーラインによっては7thの音があるかどうかで音が取りづらくなったりします。
譜面で指定されている場合はちゃんと守りましょう。
また、自身で弾き語りするときも7thの音を入れた場合と抜いた場合で歌いやすい方を選択すると良いでしょう。
色んなF#m7のコードフォームを覚えよう
パターン①
パターン②
パターン③
F#m7のよく使うコードフォームは上記3種類です。
楽曲内での使用はパターン①とパターン②が9割以上占めるかなという印象ですね。
僕は基本的にはパターン②を使ってますが、次のコードも6弦ルートのバレーコードだとパターン①を使っています。
前後のコードによって使い分けると良いでしょう。
パターン③はアコギだとあまり使わないですが、パッシングディミニッシュで使います。
このコード進行はローコードでもやれますが、ハイコードのほうが前後のコードの繋がりが良いんですよね。
星野源さんの曲をコピーしていると、良く出てくるコード進行です。
F#m7の分数コード
F#m7で使う分数コードです。
使用頻度が高いのは「F#m7/B」ですね。割と出てきます。
あとはたまに「F#m7/E」を使うかなというレベルですね。とりあえず、「F#m7/B」は覚えておきましょう。
F#m7のテンションコード
テンションコードとは4和音コードに「9」「11」「13」にあたる音を重ねることで構成されるコードを指します。
F#m7でよく使うのは9と11を加えたコードですね。
F#m7(11)はストロークで明るめの曲でよく使われます。
秦基博さんが良く使っているので、コピーしている人は馴染みのあるコードですよね。
フォームを変えずに4Fに移動するとG#m7(13)になり、セットで使われることも多いですね。
F#m7(9)はおしゃれな曲で使われることが多いです。
ジャズ調の曲など、大人っぽい楽曲に良く合うコードですね。
F#m7 まとめ
- F#m7はファ#・ラ・ド#・ミを積み上げて構成されたコード
- 人差し指の上に中指を添えて押弦を強めると押さえやすい
- ギターだとF#mとの違いがわかりづらいが、他の楽器がいると結構違うので注意
ぎたすけ
たけしゃん
F#m7の解説でした。
アコギで良く使う、DメジャーキーやEメジャーキーの重要コードなので使用頻度はかなり高いコードです。
通常のフォームや省略コードフォームなど、色んな押さえ方を覚えておくと臨機応変に対応できるようになります。
まずは基本形を押さえて、その後に色んなコードフォームを使い分けてみましょう。
F#(G♭)ルートのコード解説記事一覧 |
|||
G♭ | F#6 | F#7 | G♭maj7 |
F#m | F#m6 | F#m7 | F#mM7 |
F#m7-5 | F#dim | G♭sus4 | F#7sus4 |
G♭add9 | G♭aug | F#9 | F#m9 |
F#7(♭9) | F#7(#9) | G♭maj9 | F#7(#11) |
F#7(13) | F#7(-13) |
m7コードの解説記事一覧 |
|||
Cm7 | C#m7 | Dm7 | D#m7 |
Em7 | Fm7 | F#m7 | Gm7 |
G#m7 | Am7 | B♭m7 | Bm7 |
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