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Universal Audio Volt 4
![Universal Audio Volt 4 正面から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-8.webp)
入力端子 | コンボジャック×2 1/4 “ライン入力×2 |
出力端子 | 1/4 “ライン出力×4 ヘッドホン端子 ×1 |
サンプルレート | 192kHz / 24bit |
接続端子 | USB-C |
対応OS | Win,Mac,iOS |
プロユースのメーカーとして有名なUniversal Audioのオーディオインターフェイス Volt 4。
高音質で入出力端子が豊富な製品です。
Voltシリーズは7製品あり、Volt 4は中間モデルという位置づけです。
アナログコンプレッサーがないモデルの中で、最も入出力端子が豊富になっています。
DTMはもちろん、ライブの同期などでも便利ですね。
まずはVolt 4の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<Volt 4をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
4IN 4OUT
![Universal Audio Volt 4 正面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-1.webp)
![Universal Audio Volt 4 背面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-4.webp)
Volt 4は4イン4アウトのオーディオインターフェイスです。
入力端子は前面のコンボジャック2基と背面の1/4ライン入力2基です。
![Universal Audio Volt 4 斜め横から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-2.webp)
Volt 2と比較すると、背面の1/4ライン入力2基が増えています。
![Universal Audio Volt 4 背面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-4.webp)
コンボジャックはファンタム電源(48V)に対応しており、INSTボタンでインピーダンスも変えられます。
![Universal Audio Volt 4 正面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-12.webp)
なお、背面の1/4ライン端子はオーディオインターフェイス側でのボリューム調整はできないようです。
出力端子は背面の1/4ライン端子×6です。
![Universal Audio Volt 4 背面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-4.webp)
2基がMONITOR、4基がOUTPUT用に分かれています。
Volt 2と比較すると、4つほど端子が増えています。
![Universal Audio Volt 2 背面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/volt2-5.webp)
Volt 4はサブスピーカーへの接続やライブの同期での使用など、幅広い用途で使える仕様になっていますね。
出力のボリュームは前面についている大きいノブです。
![Universal Audio Volt 4 左斜めから撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-3.webp)
また、ヘッドホン端子も前面についています。
MONITORやヘッドホン端子に出力する音は前面パネルの4つのボタンで選べるようになっています。
![Universal Audio Volt 4の出力選択ボタン](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-14.webp)
ソース | 概要 |
IN 1-2 | コンボジャック 1-2の音が ダイレクトでモニターに出力される |
IN 3-4 | 1/4ライン端子 3-4の音が ダイレクトでモニターに出力される |
OUT 1-2 | 端末側でOUT 1-2に出力設定した音が モニターに出力される |
OUT 3-4 | 端末側でOUT 3-4に出力設定した音が モニターに出力される |
IN1-2、IN3-4のボタンはいわゆるダイレクトモニター機能です。
![ダイレクトモニタリングのルーティング図](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/direct-monitering-1024x514.webp)
DAWのモニター機能を使う場合は点灯させる必要はありません。
DAWのレコーディングでは、OUT1-2だけ点灯させることが多いと思います。
ビンテージマイク・プリアンプモード
![Universal Audio Volt 4 斜めから撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-10.webp)
Volt 4はビンテージマイク・プリアンプモードを搭載しています。
本体の「VINTAGE」ボタンを点灯させると、サウンドにアナログチューブプリアンプの特徴を付加できます。
![Universal Audio Volt 4 正面から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-8.webp)
「VINTAGE」をONにすると、GAINに応じてアナログらしい音の歪みが付加されます。
Universal Audioのマイクプリは世界的に有名で、その技術を活かしてシミュレートされています。
オーディオソフトウェアが付属
![Volt付属のオーディオソフトウェア](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/volt-soft-1024x504.jpg)
Volt 4にはオーディオソフトウェアが多数付属しています。
ついてくるものは下記の8つです。
ソフト | 概要 |
Ableton Live Lite | 総合音楽ソフト(DAW) Ableton LiveのLite版 |
Marshall Plexi Classic Amp Bundle | ギター用のプラグイン |
Melodyne Essential | ピッチ修正ソフト |
Ampeg® SVT-VR Classic Bass Bundle | ベース用のプラグイン |
LX480 Essentials | 空間系エフェクト |
Virtual Drummer DEEP | ドラムのインストゥルメント |
Virtual Bassist DANDY | ベースのインストゥルメント |
LABS | インストゥルメント ライブラリー |
ボーカルだと、Melodyne Essentialがついているのはありがたいですね。
![ピッチ修正ソフト melodyneの画面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/melodyne.webp)
ソフトウェアはPCで動作するアプリ「UA Connect」経由でダウンロードできます。
付属しているソフトだけで、結構なレベルの制作ができるようになっています。
付属品
![Universal Audio Volt 4の付属品](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-5.webp)
Volt 4の付属品はUSBケーブルと電源アダプタです。
なお、Volt 4はUSBバスパワーだけでも普通に使えます。
iOS端末と接続して使う際は電源アダプタも必要となります。
![Universal Audio Volt 4 斜め上から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-11.webp)
また、iOSとVolt 4の接続にはUSB 3カメラアダプタ(またはUSBカメラアダプタ)が必要です。
Universal Audio Volt 4をレビュー
![Universal Audio Volt 4 斜め上から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-9.webp)
それでは、Volt 4を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きすると以下の通りです。
音質も良く、音楽制作向きの製品ですね。
ライブ配信での便利機能はないため、配信で使う場合はOBS STUDIOと併用するといいでしょう。
製品レビューの目次
音質は明瞭でクリア
![Universal Audio Volt 4](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-7.webp)
Volt 4でボーカル・アコギを録ってみました。
ナチュラルな音質でノイズも少なく、使いやすい音になっています。
ビンテージマイクプリアンプモードがある分、デフォルトの音はフラットにしているのかなと感じました。
ボーカル、アコギをVolt 4で録った動画がこちら。
4イン4アウトで3万後半くらいなので、価格の割には音は良いなと感じました。
ちなみに出力の音が小さいので、ノブを結構上げる必要があります。
ノブをがっつり上げれば、音量不足になることはありませんでした。
ビンテージマイクプリは効果がややわかりづらい
![Universal Audio Volt 4 斜めから撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-10.webp)
Volt 4の目玉機能であるビンテージマイクプリアンプモードですが、正直効果がわかりづらいと感じました。
サンプル音源を用意したので聴き比べてみてください。
通常時
ビンテージマイクプリアンプON
音の質感が微妙に変わっているかなと感じるくらいです。
効きの調整ノブなどもないため、そんなに積極的に活用することはないかな…と思いました。
ただ、コンプレッサーと組み合わせると、音の違いなども出しやすくなります。
そのため、Volt 476のようにビンテージマイクプリに加えて、アナログコンプレッサーもあると使い勝手は格段に良いですね。
![Universal Audio Volt 476](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/volt476-10.jpg)
積極的に活用したい人はVolt 476などアナログコンプレッサーも搭載したモデルを検討すると良いです。
MOTU M4との比較
![]() Volt 4 | ![]() M4 | |
入力端子 | コンボジャック×2 1/4 “ライン×2 | コンボジャック×2 1/4 “ライン×2 |
出力端子 | 1/4 “ライン出力×6 (内2つはモニター) ヘッドホン端子 ×1 | 1/4 “ライン×4 RCA ×4 ヘッドホン端子×1 |
内蔵 エフェクト | ビンテージ マイクプリアンプ | × |
ループバック | × | 〇 |
実売価格 | 38,500円程度 | 35,200円程度 |
最後は同価格帯で仕様も近い、MOTU M4との比較です。
![MOTU M4](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/05/M4-17.webp)
どちらも4イン4アウトで音質が良いオーディオインターフェイスです。
音に関しては両方使った印象では、録音の質は同等で再生音はややMOTU M4のほうが解像度が高いと感じました。
![MOTU M4](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/05/M4-19.webp)
どちらの製品も3万円台で4イン4アウトにしては音が良いです。
他のメーカーの同価格帯製品と比較しても、この2製品の音質は良いと感じました。
この2製品の主な違いはMOTU M4はループバックがあり、Volt 4はMelodyne Essentialなどのソフトが付属することです。
![ピッチ修正ソフト melodyneの画面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/melodyne.webp)
そのため、配信に置いてはループバックが使えるMOTU M4がやや有利です。
逆に音楽制作においてはMelodyne Essentialなど付属するVolt 4のほうがやや有利ですね。
![Universal Audio Volt 4 斜めから撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-10.webp)
あとは、Volt 4は出力がモニターもLINE OUTも1/4ライン端子なのが良いとも感じました。
![Universal Audio Volt 4 背面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-4.webp)
![MOTU M4の背面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/05/M4-8.webp)
他の機材や用途によってどっちが良いかは変わりそうですが、僕はRCAを使わないので1/4ライン端子のほうが良いです。
どちらの製品も非常によくできています。
強いて言うなら制作用途だとMelodyneがついてくるVolt 4のほうが良いかなと感じました。
Universal Audio Volt 4 まとめ
![Universal Audio Volt 4 斜め上から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/volt4-11.webp)
- 音質が良い4イン4アウトのオーディオインターフェイス
- Melodyne Essentialなどのソフトが付属する
- ビンテージマイクプリアンプモードはやや効果がわかりづらい
ぎたすけ
たけしゃん
Universal Audio Volt 4のレビューでした!
音質が良い4インのオーディオインターフェイスは少ないので、Volt 4は貴重な存在ですね。
DTMだけでなく、ライブでの同期などにも使いやすいので幅広い用途で活躍します。
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![ライブ配信している部屋](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/live-streming-160x160.webp)
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