配信向けオーディオインターフェイス おすすめランキングベスト10。選び方や注意点を細かく解説

ライブ配信している部屋

ぎたすけ

なんか配信だとオーディオインターフェイスより、USBマイクのほうが人気な気がするよな

たけしゃん

オーディオインターフェイス使った方がいい理由は色々あるから解説するね

本記事では、配信に適したオーディオインターフェイスを解説します。

歌ってみた、DTMなどを含めたおすすめ製品は、以下の記事を参考にしてください。

Universal Audio Volt 476【2024年】オーディオインターフェイス おすすめ12選。選び方や用途別で適した製品を徹底解説
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音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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配信用オーディオインターフェイスの選び方

Steinberg UR22C 右側アップで撮影

ライブ配信は、スマホ内蔵マイクやUSBマイクでもできますが、オーディオインターフェイスを使うことで以下のようなメリットがあります。

  • 高音質なマイクや楽器が使える
  • 手元で音量を調整できる
  • 配信で便利な機能が使える

特に、高音質なマイクを使えることで、配信の質を大幅に改善することができます。

audio technica AT2035
コンデンサーマイク audio technica AT2035

また、ギターやキーボードなどの楽器をつなげることができるので、演奏配信をやる人には必須のアイテムと言えます。

オーディオインターフェイスに繋ぐ楽器や機材を図にしたもの

加えて、オーディオインターフェイスの便利機能を使うことで、ライブ配信をリッチにすることもできます。

本章では、配信にオーディオインターフェイスを導入するメリットを具体的に解説します。

USBマイクとの違い

SENNHEISER Profile USB Microphone マイク角度を上にして右斜めから撮影

最初に、オーディオインターフェイスとUSBマイクの違いを理解しておきましょう。

USBマイクとは、マイクとオーディオインターフェイスが一体化した製品を指します。

audio technica AT2020USB-XP AT8455でマイクアームに取り付けた側面

USBマイクは、省スペースで設置可能な上、音質的にも優れています。

さらに、最近のUSBマイクは、ノイズ除去やエフェクトなどを搭載した多機能な製品も増えています。

そのため、多くの配信者はUSBマイクを使用しています。

audio technica AT2040USBにAT8458aを取付けた。斜め下から撮影

一方で、オーディオインターフェイスのほうが便利なところも多いです。

例えば、オーディオインターフェイスでは以下のようなメリットがあります。

  • USBマイクより音が良い製品を選べる
  • 機材の拡張性が高い
  • 機能が豊富
  • 手元で音量がいじりやすい

オーディオインターフェイスは、著名なプロミュージシャンも使うプロクオリティの製品が多数存在します。

RME Babyface Pro FS
プロ使用者が多い、RME Babyface Pro FS

逆に、USBマイクは安価で手軽な部分がウリなので、高価格帯の製品はほとんどありません。

また、オーディオインターフェイスは拡張性が高く、あとから接続する機材を追加できます。

Babyface Pro FSの入出力端子
接続端子が色々ついている

そのため、複数人での配信などに対応しやすいです。

加えて、歌ってみたやDTMなどの音楽制作にも併用できる点も大きいですね。

補足

MacならUSBマイクでも音楽制作はできますが、Windowsだとかなり厳しいです

そして、意外と見落とされがちですが、配信中の操作性もオーディオインターフェイスだと楽です。

YAMAHA AG03MK2 ブラック

USBマイクだと、設定変更するにはマイク本体を直接触るか、ソフトウェアを開く必要があります。

audio technica AT2020USB-XP 正面真ん中
配信中にマイクのノブを触るとガサガサ音が入りがち

オーディオインターフェイスなら、本体つまみをいじるだけなので、ワンオペ配信でもサッと変えられます。

audio technica AT-UMX3。上から撮影
手元に置いておけば調整も楽
ワンオペ配信

演者と機材のコントロールを一人でやる配信のこと

まとめると、雑談などのシンプルな配信ならUSBマイクがおすすめですね。

BlueのUSBマイクを並べた【2024年】USBマイク おすすめランキングベスト10。参考音源付きで失敗しない選び方を徹底解説!

逆に、ゲーム配信や歌枠配信などで、設定が色々必要な配信だとオーディオインターフェイスが便利です。

入力端子の種類を確認

audio technica AT-UMX3とAT2020とATH-M20x

オーディオインターフェイスは、マイク・楽器・ヘッドホンなど、さまざまな機材を接続できます。

ただし、使用する機材によって、必要となる端子が異なるので注意しましょう。

オーディオインターフェイスを選ぶ際に、覚えておきたい端子の種類は下図の3つです。

オーディオインターフェイスの入力端子の種類
XLR主にマイクを繋ぐ端子
LINE ギターなど楽器を繋ぐ端子
コンボジャックXLR・LINE両対応の端子

特に、配信ではマイクを接続できるXLRもしくはコンボジャックの数が重要です。

オーディオインターフェイスでマイク接続できる端子とできない端子

同時に使用したいマイクの本数にあわせて、購入する製品を選択しましょう。

補足

ダイナミックマイクはLINE端子でも接続できます。

また、ゲーム配信などでヘッドセットを使う方は、ヘッドセット端子の有無を確認しましょう。

YAMAHA AG03MK2 ブラックの下部
YAMAHA AG03mk2

ちなみに、ヘッドセット端子やAUX端子は、AG03mk2などの一部の製品にしか搭載されていません。

AUX

オーディオプレイヤーなどを接続するための端子

そういったところも、多くの配信者がAG03mk2を選択する理由でもあります。

ループバック

ループバック機能の説明図解

ループバックとは、PCの再生音を配信に流すために使われる機能です。

主にBGMを配信で流すために使われています。

PCで再生したBGMを配信に流すのは、OS標準機能では実現できないことが多いです。

通常のルーティングでは配信にBGMを載せられない

その問題を、手軽に解決できる機能がループバックなわけです。

ループバック機能があると、手軽に配信でBGMを流すことができます。

audio technica AT-UMX3。上から撮影

一方で、ゲーム実況でよく使われるソフト「OBS STUDIO」には同等の機能が搭載されています。

OBS STUDIO
OBS STUDIO

Windows、Macで使えるソフトウェア。配信で便利な機能が色々搭載されている

OBS STUDIOOBS STUDIOの使い方・設定方法を解説。歌枠や弾き語り配信を快適にしよう

そのため、OBS STUDIOを使う場合、オーディオインターフェイス側にループバックが搭載されている必要はありません。

とはいえ、OBS STUDIOを使うにはそれなりに知識が必要なので、オーディオインターフェイスにループバックが付いていると手軽で便利ではあります。

特に、雑談配信や弾き語り配信では、OBSを使わない人が多いと思うので、ループバックがあると何かと便利です。

DSPエフェクト

Steinberg dspMixFxのチャンネルストリップ画面

DSPエフェクトとは、オーディオインターフェイス単体で使えるエフェクトのことです。

オーディオインターフェイス内蔵のDSPチップで音声処理するため、PCに負担がかかりません。

補足

PCでエフェクトをかけると、CPUの処理が追い付かずに配信の音が遅延することが多い

カラオケなどの歌枠配信では、コンプレッサーやリバーブが欲しいので、DSPエフェクトは重宝します。

OBS STUDIOを使ってエフェクトをかけると、PC側の処理となって音が遅延するので、DSPエフェクトのほうが圧倒的に楽です。

補足

OBSでエフェクトをかけると、歌声が遅延してオケとズレるので調整が結構大変

そのため、歌枠をやる方はDSPエフェクト搭載の製品がおすすめです。

audio technica AT-UMX3のバナー(PC)PR

配信向けオーディオインターフェイス ベスト10

Steinberg IXO12 稼働中を右から撮影

それでは、配信向けのオーディオインターフェイスをランキング形式で紹介していきます。

基準としては「1人で歌枠・ゲーム配信をやる方向け」で選出しました。

なお、配信向けのマイクについても、別の記事で解説しているので参考にしてください。

それでは、ランキングの解説をしていきます。

10位 Universal Audio Volt 176

Universal Audio Volt 176
配信
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
DTM
弱い
強い
入力端子コンボジャック
出力端子1/4 “ライン出力×2
ヘッドホン端子 ×1
サンプルレート192kHz / 24bit
ループバック×
内蔵エフェクトコンプレッサー
ビンテージマイクプリ
接続端子 USB-C
付属DAWAbleton Live Lite
対応OSWin,Mac,iOS

プロユースのオーディオメーカーとして有名なUniversal AudioのVolt 176です。

Universal Audioは高級機が多いですが、2022年から低価格帯のVoltシリーズを販売しています。

マイクプリの音質は素直でクリアな音になっています。

ボーカル、アコギを録った動画がこちら。

やわらかい気配 / 秦基博 【アコースティックCover】

アコースティックサウンドで使いやすい感じですね。

ナチュラルなテイストなので配信でも使いやすいです。

加えて、ビンテージマイクプリアンプモードとアナログコンプレッサーを搭載しています。

Universal Audio Volt 176を上から撮った
機能概要
ビンテージマイク
プリアンプモード
アナログチューブプリアンプの
サウンド特性を付加
76コンプレッサーボリュームピークをコントロール
サウンドにパンチと明瞭さを付加

このコンプレッサーがかなり良い出来で、ノブを回すだけで良い感じにかかります。

コンプレッサーが効いていると、音量が均一化されるので配信も非常に聴きやすくなるんですよね。

Universal Audio Volt 176

DSPで使えるコンプレッサーで、このレベルのものはなかなかないと思います。

カラオケなどの歌枠をやる方にはかなり重宝する機能ですね。

一方でループバックには対応していないため、OBS STUDIOなどで機能を補う必要はあります。

OBS STUDIO

なので、基本的には歌枠をやる方向けという感じです。

雑談配信などで使うなら、ループバックに対応した機種を選択したほうが良いです。

9位 MOTU UltraLite mk5

MOTU UltraLite mk5
配信
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
DTM
弱い
強い
入力端子コンボジャック×2
1/4 “TRSライン入力×6
S/PDIF
OPTICAL
出力端子1/4 “TRSライン出力×10
ヘッドホン端子 ×1
S/PDIF
OPTICAL
サンプルレート192kHz
ループバック
DSPエフェクト
接続端子 USB-C(2.0)
対応OSWin,Mac,iOS
重量1.31kg

プロユースで昔から人気メーカーであるMOTUのUltraLite mk5

10万円でハーフラックサイズとプロ向けの仕様の製品ですが、配信でも非常に使いやすいです。

MOTU UltraLite mk5 使っているところ

硬めで輪郭のあるクリアな音で非常に高音質です。

UltraLite mk5で録音した動画がこちら。

メトロ・フィルム / 秦基博 【アコースティックCover】

このシリーズは、プロミュージシャンの使用者も多いので、音質に関しては言うことはありませんね。

UltraLite mk5は、DACが良質で再生音も非常に良いです。

MOTU UltraLite mk5 斜め上

モニターで自身の演奏を聞いていても、すごく心地よいですね。

また、専用アプリのCueMix 5を使うことで自由にルーティングをコントロールできます。

MOTU UltraLite mk5の専用アプリ CueMix 5

CueMix 5では、ループバックさせる音を個別に選択でき、音量も個別調整できます。

そのため、配信でのサウンド調整の自由度が非常に高いです。

CueMix 5の出力ミキサー画面

DSPエフェクトも搭載しており、効きも良好なので使い勝手が良いですね。

CueMix 5のEQ設定画面
CueMix 5のリバーブ設定画面

しかも専用アプリはiOSに対応しているため、iPhoneからの配信でも使えます。

iOS版CueMix 5

さすがに配信専用で使うには豪華すぎる製品ですが、配信での使い勝手もトップレベルに良いです。

8位 RME Babyface Pro FS

RME Babyface pro fs
配信
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
DTM
弱い
強い
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×2
LINE ×2
サンプリングレート192kHz/24bit
接続端子USB 2.0
ループバック
DSPエフェクト
対応OSWindows
Mac
iOS
付属DAWなし

プロユースのオーディオインターフェイスでは定番のRME Babyface Pro FSです。

小型のボディで入出力も少ないですが、音質は素晴らしく多数のプロアーティストが使っています

RME Babyface pro fs ケースに収納されている状態

僕もメインで使っている製品ですが、音質は入力・出力ともに素晴らしいです。

Babyface Pro FSで録った動画はこちら。

ベテルギウス / 優里 【アコースティックCover】

エントリーモデルと比べて音が格段にクリアですね。

ちなみに再生音もハイクオリティなので、オーディオマニアで所有している人も多いです。

RME Babyface Pro FS

Babyface Pro FSは、専用アプリ「RME TotalMix FX」が用意されており、ルーティングを自由に変えられます。

RME Totalmix FX

このアプリが非常に便利で、配信に出す音を自由自在に調整できます。

DSPエフェクトもEQ、リバーブ、エコーが用意されています。

ただ、プロユースなこともあり、本体もアプリも使い方がやや難しいです。

価格も13~14万円程度するので、音楽制作を本気でやりつつ、配信もやる方向けという位置づけですね。

7位 AUDIENT iD4mkII

AUDIENT iD4mkII 左斜め
配信
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
DTM
弱い
強い
入力端子コンボジャック×1
1/4 “ライン入力×1
出力端子1/4 “ライン出力×2
ヘッドホン端子 ×2
サンプルレート96kHz / 24bit
接続端子 USB-C
ループバック
DSPエフェクト×
対応OSWindows、Mac、iOS

サンプルボイス

音質に定評がある、AUDIENTの人気オーディオインターフェイスiD4mkIIです。

3万円程度とは思えない高音質に加え、機能面も充実した非常に良くできた製品です。

AUDIENT iD4mkII 駆動しているところ。左斜め

マイクプリの質が良く、GAINをかなり上げてもクリーンで雑味のない音をキープできます。

再生音も非常にキレイで聴きやすいです。

AUDIENT iD4mkII 駆動しているとこ。左斜め上から撮影

音の解像度が高いため、モニターでもリスニング用途でも使い勝手が良いです。

ループバックにも対応しており、専用ソフトで細かく調整できるようになっています。

AUDIENT iD4 mkIIのループバックミキサー

ループバックに送る音を個別に音量調整できるので、歌枠などはやりやすいです。

また、本体のノブなども感覚的に操作しやすいので、手元での調整が楽な点も良いですね。

AUDIENT iD4mkII 駆動しているところ。上面

一方で、DSPエフェクトは搭載されていないため、リバーブをかけたい方は他の製品を選択しましょう。

iD4mkIIは、基本的にDTMなど制作向けの製品ですが、配信での使い勝手もなかなか良いですね。

6位 ZOOM AMS-24

ZOOM AMS-24
配信
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
DTM
弱い
強い
入力端子コンボジャック×2
出力端子1/4 “ライン出力×2
ステレオ 3.5mm出力 ×2
サンプルレート96kHz / 24bit
接続端子USB-C
ループバック
DSPエフェクト×
対応OSWin,Mac,iOS,Android

2022年6月に発売された、コンパクトなボディに豊富な機能が魅力のZOOM AMS-24です。

手のひらサイズにコンボジャック2基搭載、配信向けの機能も付いています。

ZOOM AMS-24を手のひらに載せた

音質もなかなか良く、普通に制作でも使えるレベルです。

AMS-24で録音した動画がこちら。

ありふれた言葉 / ROCKING TIME 【アコースティックCover】

マイクプリのゲインレンジも58dBあるので、普通のマイクなら音量不足になる心配もありません。

また、AMS-24はループバックにも対応しており、本体スイッチで切替できます。

ZOOM AMS-24の右側面

そして、MUSICモードとSTREAMINGモードの2つのモードが用意されており、こちらも本体スイッチで切替できます。

ZOOM AMS-24のモード切替

MUSICモードは音楽制作向け、STREAMINGモードは配信向けです。

STREAMINGモードにすると、INPUT1と2がステレオミックスされて入力されるようになります。

ZOOM AMS-24のSTREAMINGモード
取扱説明書より引用

iOSで配信する際や、複数楽器を繋げて配信する際に便利な機能ですね。

コンパクトなので携帯しやすく、色んなところで配信する方にはとても便利なアイテムです。

なお、本シリーズにはコンボジャックが4基に増えたAMS-44もあります。

ZOOM AMS-44

AMS-44は、バンドやユニットなどの複数人での配信で重宝します。

5位 AUDIENT evo4

AUDIENT EVO4 上
配信
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
DTM
弱い
強い
入力端子コンボジャック×2
1/4 “ライン入力×1
出力端子1/4 “ライン出力×2
ヘッドホン端子 ×1
※同時出力できません
サンプルレート96kHz / 24bit
接続端子 USB-C
ループバック
DSPエフェクト×
対応OSWindows 7以降
macOS 10.7.5 (Lion)以降
iOS

サンプルボーカル

音質に定評がある、1997年設立のイングランドのオーディオメーカーAUDIENTのevo 4です。

実売価格2万円程度で、音質・機能・ルックスのどれもが優れた製品ですね。

AUDIENT EVO4を左斜めから撮影

コンパクトなボディに、コンボジャックを2基搭載しており、マイクを2本同時に使えます。

AUDIENT EVO4 背面

マイクプリの音質もよいですが、再生音がクリアでレンジも広く、この価格帯にしてはかなり良いですね

また、音量を自動調整するスマートゲインやループバックなどにも対応しており、機能性も優れています。

AUDIENT EVO4 駆動しているところを上から撮影

配信に関しては、ループバックに対応しており、専用ソフトで細かく調整できるようになっています。

AUDIENT EVO4 Loop-back Mixer。開いた状態

DSPエフェクトはないため、リバーブなどをかけたい方はUR22CAG03MK2をおすすめします。

コンパクトなこともあり、本体操作がやや複雑ですが、製品の完成度は非常に高いですね。

AUDIENT EVO4 駆動しているところ。Macbookとセットで撮影

ルックスも良いため、ガジェットが好きな方にも合いそうです。

4位 Steinberg IXO12

Steinberg IXO12 稼働中を斜め右前から撮影
配信
弱い
強い
DTM
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×1
LINE ×1
サンプリングレート192kHz/24bit
接続端子USB 2.0
ループバック
内蔵エフェクト×
対応OSWin、Mac、iOS
付属DAWCubase AI
Cubasis LE
実売価格約13,000円

サンプルボーカル

2024年に発売された、Steinbergのエントリーモデル IXO12

10年以上売れ続けていた、大人気モデルUR12の後継機種的な存在です。

Steinberg UR12とIXO12 を上から撮影
左がUR12、右がIXO12。ちょっと小さくなった

IXO12では、本体操作でミュートやループバックのON/OFFができるようになり、配信やテレワークでも使いやすくなりました。

Steiberg iXO12のミュートスイッチ
Steinberg IXO12 ループバックをONにすると丸スイッチが白く点灯する

加えて、マイク入力のスペックも向上しており、他メーカーでは2万円以上する製品と互角以上の性能です。

製品Steinberg UR12
UR12
iXO12の前面
IXO12
ゲインレンジ10 dB~54 dB6 dB~60 dB
最大入力
レベル
+0 dBu+6 dBu

さらに、CUBASE AIやCUBASIS LEなどのDAWが付属しており、DTMを始めるためのソフトウェアが揃っています。

音質が及第点を超えていて、ループバックがついている製品では最も安いと思います。

できるだけ価格を抑えつつ、質がよい製品を探している方には、IXO12をおすすめします。

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3位 Steinberg UR22C

Steinberg UR22C
配信
弱い
強い
DTM
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×2
サンプリングレート192kHz/32bit
接続端子USB 3.0
ループバック
内蔵エフェクト
対応OSWin、Mac、iOS
付属DAWCubase AI
Cubasis LE

サンプルボーカル

2019年発売の、オーディオインターフェイスのベストセラーSteinberg UR22C

USB 3.0対応に加えて、専用アプリで操作可能な内蔵エフェクトを搭載した、完成度の高い製品です。

Steinberg UR22C 右側アップで撮影

入力端子には、コンボジャックが2基搭載されており、ファンタム電源にも対応。

コンデンサーマイクを2本同時に使うことができるため、いろんな用途で使えます。

Steinberg UR22C 前面上から撮影

サンプリングレートは、192kHz/32bitまで対応し、マイクプリの音質も良好。

UR22Cを使って録音した演奏動画がこちらです。

結 / Saucy Dog アコースティック Cover

UR22Cは配信だけでなく、DTMや歌ってみたでも使いやすいところが良いですね。

付属ソフトにCubase AIがついているため、音楽制作もすぐに始められる点も大きいです。

配信面では、ループバックとDSPエフェクトを搭載しています。

DSPエフェクト

オーディオインターフェイス側のチップで使えるエフェクト。PC側に負荷がないため、音が遅延しない

エフェクトは、EQ、コンプレッサー、リバーブ、アンプシミュレーターが用意されており、専用アプリで細かく調整できます。

Steinberg dspMixFxのチャンネルストリップ画面
EQとコンプレッサー
Steinberg dspMixFxのデジタルリバーブ
リバーブ
Steinberg dspMixFxのギターアンプシミュレーター
アンプシミュレーター

専用アプリはWindows、Mac、iOSで使用可能です。

特に、iPhone用アプリが用意された機種は非常に少ないので、iPhoneで使う人にもおすすめの機種といえます。

なお、2024年にファームウェアアップデートが実施され、高級機並みにルーティングの自由度が高くなりました。

ルーティング

音の経路を設定すること。配信に何の音を出すか調整できる機能

Steinberg dspMixFx Musicチャンネルから音が出ている画面
専用アプリが刷新され、使いやすくなった

DAWの音を配信に送るなど、地味に2~3万円の製品だとむずかしい処理が簡単に実現できるようになっています。

また、このアップデートにより、マイクとBGMの音量を個別に管理できるようになりました。

Steinberg UR22Cの専用アプリ dspMix fx
個別にチャンネルが用意されて音量調整できる

これも、低価格帯のオーディオインターフェイスで実現できているのはUR22Cくらいです。

歌枠配信においては、ダントツで強いオーディオインターフェイスと言えます。

補足

歌枠配信では、歌とオケの音量をミキサーで個別に調整できるとめちゃくちゃ楽

2位 audio technica AT-UMX3

audio technica AT-UMX3の正面を右斜めから近めで撮影
配信
弱い
強い
DTM
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
アナログ入力コンボジャック×1
LINE(GUITAR)
LINE STREO(KEYBOARD)
アナログ出力HEADPHONE OUT
サンプルレート192kHz / 24bit
接続端子 USB-C
対応OSWindows
macOS Catalina
macOS Big Sur
macOS Monterey
macOS Ventura
iOS:16.4.1
iPad OS:16.4.1
Android OS:10、11、12、13

サンプルボーカル

2024年2月に発売した、audio technicaの配信向けオーディオインターフェイス AT-UMX3。

audio technicaのマイク開発を長年手がけてきた、技術および設計担当者が監修した製品です。

audio technica AT-UMX3とATH-M20x

コンパクトなボディには、配信に必要な機能だけを詰め込んでおり、初心者でもわかりやすい作りになっています。

audio technica AT-UMX3のコントロールパネルを説明した写真

ミュートやループバックといった、ライブ配信でよく使う機能は、本体操作でON/OFF可能です。

audio technica AT-UMX3の左側を上から撮影した

audio technica製なので、音質も良好ですね。

特に、再生音の質は1万円台にしては、かなり良いと感じました。

1位のYAMAHA AG03mk2との違いは、機能をシンプルな配信に絞り込んでいる点です。

audio technica AT-UMX3。左斜めから撮影

AG03mk2は配信向けと言いつつも、DTMにも対応できるように作られています。

豊富な入出力端子や機能を用意している反面、色んな機能が盛り込まれており、使いこなすのは意外と大変です。

YAMAHA AG03MK2 ブラック

AT-UMX3は、AG03mk2ほどの機能性はないですが、雑談配信やOBSを絡めたゲーム配信で使う分には十分な機能を備えています。

audio technica AT-UMX3。斜め下から撮影

そして、作りがシンプルなので、初心者にも扱いやすいところが強みです。

雑談配信や、OBSで機能面を補う想定のゲーム配信においては、AT-UMX3が一番良いのではないかと筆者は思っています。

1位 YAMAHA AG03mk2

YAMAHA AG03MK2 ブラック
配信
弱い
強い
歌ってみた
弱い
強い
DTM
弱い
強い
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×1
LINE ×1
AUX ×1
サンプリングレート192kHz/24bit
接続端子USB-C
4極ミニ入出力
ループバック
内蔵エフェクト
対応OSWin,Mac,iOS,Android
※Androidは4極ミニ接続
付属DAWCubase AI
Cubasis LE

配信向けオーディオインターフェイスのベストセラー YAMAHA AG03MK2

豊富な入力端子に加えて、ループバックやDSPエフェクト内蔵で非常に多機能です。

YAMAHA AG03MK2 ブラックの下部

音質はクリアで、配信だけでなく、歌ってみたなどにも使えるレベルになっています。

AG03MK2とコンデンサーマイク YCM01で録った動画がこちら。

二人話 / Vaundy 【アコースティックCover】

製品仕様的には、歌ってみた・DTM用途ではUR22Cのほうが良いですが、AG03mk2も普通に使えるレベルです。

AG03MK2は本体の作りがライブ配信に特化しています。

通常のオーディオインターフェイスにはない、ヘッドセットやAUX端子が用意されています。

YAMAHA AG03MK2 ブラックの下部

なお、AUXは4極入出力に対応しているため、Androidでも利用することができます。

補足

AndroidはUSB接続だと動作しないが、4極入出力で接続すれば使える

そして、本体スイッチでループバックやDSPエフェクトをON/OFFできるのも良いです。

ワンオペ配信だとアプリを触っている余裕がないので、調整が本体操作で完結できるのはとても便利です。

エフェクトの細かい設定などは、Win・Mac・iOSで使える専用アプリで調整することができます。

YAMAHA AG Controller Detail
AG Contllorer

エフェクトの調整も、初心者向けにプリセットが用意されており、簡単に設定できます。

YAMAHA AG Controller
Simpleモード

配信中心で使うなら、AG03MK2が間違いない選択肢ですね。

なお、マイクを2本同時に使いたい方はAG06mk2を選択しましょう。

YAMAHA AG06MK2
AG06mk2
YAMAHA AG03MK2とAG06MK2
AG03mk2とAG06mk2

歌枠配信では、UR22Cのほうが優れていますが、総合的にはやはりAG03mk2がNo.1ですね。

配信向けオーディオインターフェイス まとめ

順位1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位
製品YAMAHA AG03MK2 ブラック
AG03mk2
audio technica AT-UMX3の正面を右斜めから近めで撮影
AT-UMX3
UR22Cの正面から撮った写真
UR22C
Steinberg IXO12 電源を入れた状態の前面パネル
iXO12
AUDIENT EVO4 上
evo 4
ZOOM AMS-24
AMS-24
AUDIENT iD4mkII 左斜め
iD4mkII
RME Babyface pro fs
Babyface Pro FS
MOTU UltraLite mk5
UltraLite mk5
Universal Audio Volt 176の前面
Volt 176
メーカーYAMAHAaudio technicaSteinbergSteinbergAUDIENTZOOMAUDIENTRMEMOTUUniversal Audio
入力コンボジャック×1
LINE×1
コンボジャック×1
LINE×1
コンボジャック×2コンボジャック×1
LINE×1
コンボジャック×2
LINE×1
コンボジャック×2コンボジャック×1
LINE×1
XLR×2
LINE×2
コンボジャック×2
LINE×6
コンボジャック ×1
ビットレート192kHz/24bit192kHz/24bit192kHz/32bit192kHz/24bit96kHz/24bit96kHz/24bit96kHz/24bit192kHz / 24bit192kHz192kHz/24bit
ループバック×
エフェクト×××××
(コンプレッサーのみ)
コメント配信なら最強
機能も豊富
シンプルイズベスト
音も良い
DTM・配信ともに
万能な人気機種
低価格帯では
総合力No.1
コンパクトでおしゃれ
音質も良好
超コンパクト
音質もなかなか良い
音質が素晴らしく
配信でも使いやすい
プロ使用者も多い
配信でも使いやすい
プロレベルの音質
配信での使い勝手も良い
アナログコンプが◎
Melodyne付属で高音質
実売価格約18,700円約19,800円約19,700円約13,000円約20,900円約14,900円約32,670円約130,000円約104,500円約33,880円
ECサイトAmazon
楽天市場
サウンドハウス
公式ストア
Amazon
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス

配信向けのオーディオインターフェイスについての解説でした。

ここ数年で高級機も配信向けの機能を搭載したので、高級機1台でDTMと配信をこなせるようにもなりましたね。

配信だけならAG03MK2がおすすめですが、制作もやる人はUltraLite mk5などの高級機を買うのも有効です。

MOTU UltraLite mk5
MOTU UltraLite mk5

逆に制作と配信で使う機材を分けるのも有効ですね。

色んな選択肢が考えられるので、本記事を参考に検討してみてください。

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