ぎたすけ
たけしゃん
本記事では、iPhoneで使いやすいオーディオインターフェイスを解説します。
PCでの利用も含めた製品選びは、下記の記事を参照ください。

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iPhone向けオーディオインターフェイスの選び方

少し前までは、PCでの利用が前提となっていたオーディオインターフェイス。
昨今では、iPhoneでの利用者も増えており、iOS対応のオーディオインターフェイスも大分増えました。
ただ、iOSでの利用に関しては、メーカーによって仕様が大分違います。
そのへんをちゃんと解説しているサイトが意外とないので、本記事ではしっかりと解説していきます。
なお、次章の<iPhone向けオーディオインターフェイスの注意点>も重要なので、あわせて確認してください。
必要な入力端子があるかを確認

XLR | 主にマイクを繋ぐ端子 |
LINE | ギターなど楽器を繋ぐ端子 |
コンボジャック | XLR・LINE両対応の端子 |
オーディオインターフェイスは、主に上表の3種類の入力端子があります。
マイクを繋ぐ場合、XLRもしくはコンボジャック端子が必要です。

逆に、ギターやキーボードを接続したい場合は、LINE端子かコンボジャックが必要です。
あなたの用途にあわせて、必要な端子が備わっているかを確認しましょう。
電源供給の方法を確認する

多くのオーディオインターフェイスは、iPhoneからの給電だけでは駆動できません。
別途、電源供給が必要となりますが、機種によってタイプが異なります。
多くのオーディオインターフェイスは、iPhone接続用の端子とは別に、電源供給用のUSB端子が用意されています。

この2つのUSB端子を使って、iPhoneと接続しつつ電源を確保します。
なお、iPhoneとオーディオインターフェイスの接続はUSBカメラアダプタを経由します。
つまり、下図のような配線になります。

多くの製品だと、付属品と別にUSBケーブルが1本必要となるので、あわせて購入しておくとよいでしょう。
MOTUやAUDIENTなどの海外メーカーの一部製品は、セルフパワータイプのUSBハブが必要なものがあります。

セルフパワータイプのUSBハブは大きいので、持ち歩くのは結構しんどいです。
オーディオインターフェイスを持ち歩く想定の方は、セルフパワータイプが必要な製品は避けた方がいいでしょう。
なお、本記事後半のおすすめ製品紹介コーナーでは、各製品ごとに必要となるアイテムもあわせて紹介します。
ループバックはあまり必要ない

ループバックとは、PC(スマホ)のオーディオ再生音をループさせて、ライブ配信に送れる機能です。
主に、配信でBGMを流す場合に使います。
このループバック機能は、ライブ配信では便利なので重宝されています。

一方で、iPhoneのライブ配信に関しては、BGMを流す用途ではあまり必要ありません。
なぜなら、配信アプリとオーディオアプリを同時に動かすと、配信中に配信アプリが落ちるなど動作が不安定になるからです。
そのため、BGMを流したい方は、オーディオインターフェイスの2chにオーディオプレイヤーやPCを繋いでることが多いと思います。

そんなわけで、iPhoneで使うならループバックの有無はあまり気にしなくて大丈夫です。
ただし、ループバックを使うことで、後述の<ライブ配信で使うならステレオ対応可能な機種を選ぶ>に対応する機種があるため、そちらもあわせて参照してください。
歌枠・弾き語り配信で使うならiOS専用アプリがある機種を選ぶ

歌枠とは、自身で用意したオケ(伴奏)を流して歌うライブ配信を指します。
歌う場合は、リバーブやコンプレッサーを使って音を調整できると大分有利になります。
そのため、iOS専用アプリでエフェクトを調整できる機能を持ったオーディオインターフェイスがおすすめです。

エフェクト機能を搭載した製品は増えてきているものの、iOSだと調整できなかったり、ON/OFFできなかったりします。
iPhone側で、細かく調整できる製品を選ぶようにしましょう。
低価格帯の製品では、Steinberg UR22CとYAMAHA AG03mk2がiOS専用アプリを用意しています。

どちらも、非常に使いやすい作りになっており、iPhoneでも調整しやすいです。
歌枠をやりたい方は、Steinberg UR22CかYAMAHA AG03MK2がおすすめですね。
また、最近ではプロユースの高級機もiOS対応しているものが増えました。
MOTUのUltraLite mk5は、プロユースの製品ですが、iPhone専用アプリが用意されています。


ガッツリDTMで使える製品で、iPhoneでの配信もカバーしたい方はUltraLite mk5がおすすめです。
コンパクトでプロレベルの製品がよい方は、Apogee Duet 3もおすすめです。

Duet 3もプロ使用者が多い製品ですが、iPhone用のアプリが用意されています。

リバーブがない点が少し残念ですが、EQ、コンプレッサー、サチュレーションが使えます。

最近は、プロユースの製品でも、配信やiOSでの使い勝手を意識したものが増えていますね。
iPhone向けオーディオインターフェイスの注意点

続いて、iPhoneでオーディオインターフェイスを使うときの注意点です。
これが非常に重要で、この点を知らずに製品を選ぶと買いなおしが発生します。
特に、テレワークやライブ配信で使用する方は重要な点が多いため、必ず確認してください。
通話・会議アプリで使える機種は一部のみ

まず、知っておくべきことは、通話モードになるアプリではUSB接続のオーディオインターフェイスが使えないことです。
通話モードになるアプリの例としては、以下のようなものがあります。
- Google DUO
- 電話(iOS純正アプリ)
- LINE通話
- Skype
通話系のアプリはほぼ全滅です。
会議系アプリでも、ZOOMくらいしか使えるものはありません。
これはiOSの仕様で、通話モードになる場合は、内蔵マイクか4極入出力端子が強制的に選択されるようになっています。
オーディオインターフェイスは、ほとんどの製品がUSB接続なので、通話モードになるアプリは対応できません。
その中で、YAMAHA AG03MK2は4極入出力に対応したAUX端子があるので通話モードでも使えます。

なので、通話アプリやテレビ会議目的でオーディオインターフェイスを買う人は、AG03mk2を買いましょう。
ライブ配信で使うならステレオ対応可能な機種を選ぶ

iOSのアプリは、音声がモノラルで出力されるものと、ステレオで出力されるものがあります。
モノラルかステレオかで、オーディオインターフェイスの各チャンネルの出力先が変わります。

たまに、片耳からしか音が聞こえない配信者がいると思いますが、ステレオのアプリでマイク1本で配信しているとそうなります。

モノラル・ステレオの仕様は、アプリによって異なります。
2021年に筆者が調べた結果では、主だったアプリの仕様は以下の通りでした。
アプリ | 仕様 |
17Live | モノラル |
nana | モノラル・ステレオ切替可能 |
nanaパーティー | ステレオ |
Poco-cha | ステレオ |
インスタライブ | モノラル |
LINEライブ | モノラル ※1chしか認識しない |
ツイキャス | ステレオ |
YouTube Live | ステレオ |
TikTok | モノラル ※1chしか認識しない |
GarageBand | モノラル・ステレオ切替可能 |
iOSのビデオ | ステレオ |
対策として、一部のオーディオインターフェイスは、ステレオアプリ向けに全入力チャンネルの音をミックスできる機能がついています。
例えば、Steinberg IXO12はループバックをONにすることで、全入力チャンネルの音がミックスされて出力されます。

こうすることで、マイク1本だけでも両耳から音が流れるようになります。
ちなみに、YAMAHA AG03mk2やSteinberg UR22Cも同じ仕様になっています。
また、ZOOMのAMSシリーズでは、Streamingモードに切り替えることで全入力チャンネルをミックスする仕様になります。


ステレオ仕様のアプリで配信する予定の方は、全入力チャンネルをミックスして出力できる製品を選びましょう。
本記事で紹介する製品では、以下の5種類が全入力チャンネルをミックスして出力できる機種でした。
iPhone向けオーディオインターフェイス おすすめ7選

それでは、これまでの説明を踏まえて、おすすめのオーディオインターフェイスを紹介します。
紹介する製品は、以下の3つの価格帯に分けて解説します。
- 15,000円以下(2製品)
- 15,000円~30,000円(3製品)
- プロユース(2製品)
個人的におすすめなのは、Steinberg UR22CかYAMAHA AG03MK2ではありますが、予算や用途にあわせて他の製品も検討してみてください。
15,000円以下でおすすめのiPhone向けオーディオインターフェイス

まずは、15,000円以下でおすすめの製品を紹介します。
この価格帯だと、DSPエフェクトを搭載している製品はありません。
なので、雑談配信や音声・動画の編集などの用途で使うのが良いでしょう。
手のひらサイズ ZOOM AMS-22

入力端子 | コンボジャック×1 ステレオ 3.5mm入力×1 |
出力端子 | 1/4 “ライン出力×2 ステレオ 3.5mm出力 ×1 |
サンプルレート | 96kHz / 24bit |
接続端子 | USB-C |
ループバック | 〇 |
内蔵エフェクト | × |
対応OS | Win,Mac,iOS,Android |
2022年6月に発売された、超コンパクトなオーディオインターフェイス AMS-22。
手のひらサイズでありながら、コンボジャックを搭載し、ループバックも使える機能性に優れた製品です。

AMS-22でレコーディングしてみましたが、音質はなかなか良いです。
一方で、接続したヘッドホンに流れる再生音は「サー」というホワイトノイズがわずかに入ります。
とはいえ、入力側は問題ないのでライブ配信や動画制作には十分使えます。
AMS-22の良いところは、ステレオのアプリでも、モノラル音声がLR両方に出力されることです。

アプリ側の仕様を気にする必要がないため、iPhone用のオーディオインターフェイスとしてはとても優秀です。
なお、上位モデルのAMS-24では、ヘッドホンのホワイトノイズが解消されており、単三電池で駆動できるようになります。

外に持ち歩く方は、乾電池で動作するAMS-24を選択したほうがよいですね。
安くて質が良い Steinberg IXO12

項目 | 機能・スペック |
アナログ入力 | コンボジャック ×1 LINE ×1 |
サンプリングレート | 192kHz/24bit |
接続端子 | USB 2.0 |
ループバック | 〇 |
内蔵エフェクト | × |
対応OS | Win、Mac、iOS |
付属DAW | Cubase AI Cubasis LE |
実売価格 | 約13,000円 |
2024年に発売された、Steinbergのエントリーモデル IXO12。
10年以上売れ続けていた、大人気モデルUR12の後継機種的な存在です。

IXO12の良いところは、2024年発売というのもあって、昨今の歌ってみた・配信事情にあわせた作りになっていることです。
例えば、オーディオインターフェイスにしては珍しく、本体にミュートやループバックのON/OFFスイッチがついています。


そして、UR12よりマイクプリアンプの性能も向上しており、ボーカルレコーディングでもかなり使いやすくなりました。
加えて、ステレオのアプリに対しては、ループバックをONにすることで、モノラル音声をLR両方から出せる仕様になっています。

ただし、ループバックで対応するため、ツイキャスなどのコラボ配信をするとハウリングするという欠点があります。

この問題に対して、UR22CとAG03mk2はループバックする対象を絞る機能があるので対応できますが、IXO12は有効な対策がありません。
そのため、コラボ配信をする方は、AMS-22にするかSteinberg UR22CかYAMAHA AG03MK2をおすすめします。
コラボ配信しない方には、コスパも良く、とても優秀な製品です。
15,000円~30,000円でおすすめのiPhone向けオーディオインターフェイス

続いて、15,000円~30,000円のおすすめ製品です。
この価格帯は、ここまで何度もおすすめしているSteinberg UR22CかYAMAHA AG03MK2が登場します。
歌枠や弾き語り配信をやるならUR22C、それ以外ならAG03mk2という選び方が良いと思います。
雑談配信なら、シンプルで扱いやすいaudio technica AT-UMX3もありです。
シンプルで扱いやすい audio technica AT-UMX3

アナログ入力 | コンボジャック×1 LINE(GUITAR) LINE STREO(KEYBOARD) |
アナログ出力 | HEADPHONE OUT |
サンプルレート | 192kHz / 24bit |
接続端子 | USB-C |
対応OS | Windows macOS Catalina macOS Big Sur macOS Monterey macOS Ventura iOS:16.4.1 iPad OS:16.4.1 Android OS:10、11、12、13 |
2024年2月に発売した、audio technicaの配信向けオーディオインターフェイス AT-UMX3。
audio technicaのマイク開発を長年手がけてきた、技術および設計担当者が監修した製品です。

コンパクトなボディには、配信に必要な機能だけを詰め込んでおり、初心者でもわかりやすい作りになっています。

ミュートやループバックといった、ライブ配信でよく使う機能は、本体操作でON/OFF可能です。

audio technica製なので、音質も良好ですね。
特に、再生音の質は1万円台にしては、かなり良いと感じました。
AT-UMX3は、接続した楽器の音をまとめてステレオで出力する仕様なので、ステレオのアプリでも問題ありません。

エフェクトは使えないので、歌枠にはやや不向きですが、雑談配信ではとても使いやすいです。
コンパクトで、初心者でもわかりやすい作りなので、雑談配信や音声・動画の編集などの用途ならおすすめです。
万能機種 YAMAHA AG03MK2

項目 | 機能・スペック |
アナログ入力 | コンボジャック ×1 LINE ×1(ステレオ) |
サンプリングレート | 192kHz/24bit |
接続端子 | USB 2.0 |
ループバック | 〇 |
ステレオミックス | 〇 |
iOS専用アプリ | 〇 |
iOS用 DAW | Cubasis LE |
実売価格 | 約18,700円 |
ライブ配信・ゲーム実況をする人に定番のミキサー型オーディオインターフェイス YAMAHA AG03MK2。
機能面では一番便利です。何でもできます。
マイクプリにはYAMAHAのD-PREが採用されており、192kHz/24bitのレートまでカバーしています。

音も普通に良いので、ライブ配信と歌ってみた兼用機種としてちょうど良い製品ですね。
実際にAG03MK2とコンデンサーマイクYCM01で録った動画がこちら。
低価格ですが、十分良い感じの音質になっています。
そして、AG03MK2の一番の強みは対応力です。
本体のスイッチが充実しており、エフェクトやループバックON/OFFは本体だけで可能です。

エフェクトのかかり具合はiOS専用アプリで調整できるようになってます。

さらにAUX端子が4極入出力端子になっているので、通話やLINEなどでもAG03MK2を使えます。

そして、iOS用のDAWとしてCubasis LEが付属しています。

iPhoneでの利用に関しても、至れり尽くせりですね。
AG03MK2なら、iPhoneで配信、テレワーク、録音など何でもこなせます。
iPhoneとの接続に際しては別途、AG03MK2側に電源供給が必要です。

付属品はUSBケーブル1本なので、別でUSB-Cケーブルと対応するUSBコンセントを買いましょう。
PCがなくて、iPhoneだけで運用するならAG03MK2が間違いないです。
歌枠・弾き語り配信ならこれ Steinberg UR22C

項目 | 機能・スペック |
アナログ入力 | コンボジャック ×2 |
サンプリングレート | 192kHz/32bit |
接続端子 | USB 3.0 |
ループバック | 〇 |
ステレオミックス | 〇 |
iOS専用アプリ | 〇 |
iOS用 DAW | Cubasis LE |
実売価格 | 約19,700円 |
配信・DTMのどちらでも人気の高いSteinberg UR22Cです。
USB 3.0対応に加えて、専用アプリで操作可能な内蔵エフェクトも搭載されています。
マイクプリにはYAMAHAのD-PREが採用されており、音質も安心。
コンボジャックを2基搭載しているので、マイク2本やマイク&ギターといった組み合わせも接続できます。

サンプリングレートも192kHz/32bit対応となっており、ハイレゾ音源も余裕で作れます。
UR22Cを使って、録音した動画がこちら。
DTM、歌ってみた、弾き語り動画の制作で十分に使える音質です。
そして、UR22Cの強みはiPhoneでの使い勝手の良さです。
iOS専用アプリを使って、ループバックや内蔵エフェクトを細かく調整できます。


ループバックをONにすることで音をステレオミックスできるので、ステレオのアプリでも問題ないのも良いですね。
更にはiOSで動くDAW、Cubasis LEが付属しています。

Cubasis LEは無料だと使用制限がありますが、無料でも色んなことができます。
有料アップグレードすると、PCで使うDAW並みに便利なのもすごいところです。
なお、iPhoneとの接続に際しては別途、UR22C側に電源供給が必要になります。

付属品だけでは足りないので、別途5V DC用のUSBケーブル、USBコンセントを買っておきましょう。
プロユースでおすすめのiPhone向けオーディオインターフェイス

最後は、プロクオリティの音質で、iPhoneでも使いやすい製品を紹介します。
高価格帯になると、iPhoneで使える専用アプリを用意しているメーカーは限られます。
また、高価格帯の製品は必要電力が大きいので、電源供給の方法にも制約があるので注意してください。
コンパクトでおしゃれ Apogee Duet 3

項目 | 機能・スペック |
アナログ入力 | コンボジャック ×2 1/4″ インストゥルメント×2 |
サンプリングレート | 192kHz / 24bit |
接続端子 | USB-C |
ループバック | 〇 |
ステレオミックス | 〇 |
iOS専用アプリ | 〇 |
iOS DAW | なし |
実売価格 | 約99,000円 |
昔からプロアマ問わずに人気が高いAPOGEE Duetシリーズ3代目 Duet 3です。
コンパクトのボディで非常に高音質。入出力端子も豊富な機種です。
輪郭のあるクッキリした音質で、特にボーカルが録りやすかったですね。
iPhoneでもプロレベルの音質で録音ができるのが魅力です。
Duet 3は、iOSでも使える専用アプリが用意されており、ルーティングを細かく設定できます。

DSPエフェクトも用意されており、EQ、コンプレッサー、サチュレーションが使えます。

リバーブがないのが、少し残念ですが、コンプレッサーの効きは良い感じですね。
なお、ループバックにも対応しており、ループバックONにするとステレオミックスされる仕様です。

Duet 3は本体もコンパクトでデスクで使うにも、ちょうどいいサイズ感になっています。

なお、マイクや楽器を繋ぐための端子はブレイクアウトケーブルで繋ぐ仕様となっています。

また、iPhoneへの接続はUSBカメラアダプタに加えて、15WのUSBコンセントもしくはセルフパワータイプのUSBハブが必要です。


本格的なDTMからiPhoneでの録音・配信までオールジャンルで使いやすいです。
歌い手、シンガーソングライターでプロユースの音質を求める人には最適な製品ですね。
DTMと併用しやすい MOTU UltraLite mk5

入力端子 | コンボジャック×2 1/4 “TRSライン入力×6 S/PDIF OPTICAL |
サンプルレート | 192kHz |
接続端子 | USB-C(2.0) |
ループバック | 〇 |
ステレオミックス | 〇 |
iOS専用アプリ | 〇 |
iOS DAW | × |
実売価格 | 約104,500円 |
入出力端子が豊富で、高音質なMOTUのUltraLite mk5。
プロの使用者も多い、ハーフラックサイズの本格的なモデルです。

UltraLite mk5は、入出力端子が豊富な上に、ルーティングを自由に操作できるCueMix 5が非常に便利です。

CueMix 5は、iOS用も用意されており、iPhoneでもルーティングを自由に設定できます。

また、DSPエフェクトもEQ、コンプレッサー、GATE、リバーブが用意されています。

ループバックを組み合わせると、配信に流す音にも反映できます。
また、ループバックをONにすることでステレオミックスされる仕様にもなっています。
さらに、Ultralite mk5はアナログパーツの質も良く、音質はプロレベルです。
音質・機能面のどちらを取っても完成度が非常に高い製品です。
一方で、サイズが大きく、機能もすごいので、iPhoneだけで使うにはかなりオーバースペックですね。

将来的に、本格的なDTMを始める予定であったり、PCとの併用する人向けの製品ですね。
iPhone向けオーディオインターフェイス まとめ

- iPhoneはアプリによって最適な製品が変わる
- iPhoneでの利用ならUR22CとAG03MK2がおすすめ
- 最近はMOTU、Apogeeなどのプロユース製品もiPhone対応している
ぎたすけ
たけしゃん
iPhone向けのオーディオインターフェイスについての解説でした。
DTMerの方は、iPhoneでオーディオインターフェイスを使わないので、どうしても情報が少ないんですよね。
それでいて、PCよりもiOSのほうが罠がたくさんあって、商品選びに失敗している人が多いです。
やはり、安定でおすすめなのはYAMAHA AG03mk2です。
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