ぎたすけ
たけしゃん
本記事はDm7-5コード単体の解説記事です。
ハーフディミニッシュ(m7-5)の音楽理論や実践的な使い方については下記記事を参照ください。
Dm7-5の押さえ方
Dm7-5の音
不安を醸し出すような音がするコード Dm7-5。
単独で聴くと、心地よくはないですが前後のコードとうまく組み合わせることで、絶妙な輝きを見せるコードです。
ギタースコアでは「Dm7-5」「Dm7(♭5)」のどちらかで記載されます。
コードの押さえ方は人差し指で1〜3弦を押さえるだけです。
キレイに鳴らすコツは人差し指を少しだけ傾けて、横腹部分で押弦することです。
倒しすぎると、逆に音がビビリやすくなるので少しだけ傾けるのがポイントですね。
押さえて鳴らすこと自体は簡単なコードですが、余計な力が入っているとすぐに人差し指が痛くなります。
手の負担が少ない程よい、力加減を覚えるとギター演奏全体が楽になるので、どれくらいの力で押さえると音が鳴るかを確認しながら練習しましょう。
実際のところはアコギ伴奏だとDm7-5はあまり使いません。
Dm7-5が登場するキーはバレーコードが多いため、カポタストで演奏キーを変えてしまうためです。
そのため、Dm7-5のフォームを単体で丸暗記するというのは非効率でm7-5自体の固定コードフォームを覚えてしまうのがおすすめです。
次章では、Dm7-5のコードフォームの種類とフレットを平行移動させて使う覚え方について解説をしていきます。
Dm7-5のコードフォーム
パターン①
パターン②
パターン③
Dm7-5を演奏するときによく使用するコードは上記の3パターン。
このうち、パターン①のみ開放弦を利用しているのでDm7-5として固定で覚えるコードフォームです。
対して、パターン②とパターン③はフレット位置を変えれば、そのまま他のm7-5コードに変わるので覚えておくと便利なフォームですね。
例えば、パターン②のフォームを3つ横にずらせばBm7-5になります。
固定のフォームと各フレットの音が何なのかを把握すれば、m7-5のコードフォームは一通り全部覚えることができます。
m7-5のよく使う固定コードフォームは以下の3種類。
この3種類のコードフォームを平行移動させて、使うコードフォームを作ります。
アコギの場合は5・6弦ルートを使うことが多く、5・6弦の各フレットの音程一覧はこちら。
そして、先ほどのDm7-5のよく使うコードフォームをもう一度見てみましょう。
パターン②なら、5弦5Fで押さえるとDm7-5。
パターン③なら、6弦10Fで押さえるとDm7-5になるわけですね。
Dm7-5は登場頻度はあまり多くないですが、m7-5の固定コードフォームとフレット位置を覚えておくことで、他のコードとまとめて覚えられますね。
この覚え方は他のコードでも共通で使う覚え方なので、慣れると爆発的に使えるコードフォームが増えますよ。
Dm7-5コード まとめ
- レ・ファ・ラ・ドを重ねた4和音コード
- 単独だと不安な音だが、前後のコードと組み合わせると良い感じになる
- アコギだとあまり登場しないので、他のコードとまとめて覚えよう
ぎたすけ
たけしゃん
Dm7-5の解説でした。
あんまり出てこないコードですが、色んな曲を聴いてると不意に出てきたりするんですよね。
丸暗記だと使用頻度が少ないコードはとっさに出てこないので、先ほどの固定フォームを覚えてフレット平行移動させるやり方で覚えるようにしましょう。
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