評価:4.5
ぎたすけ
たけしゃん
U 87aiで録った動画
単品
専用サスペンションホルダー付き
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NEUMANN U 87Aiの特徴
マイクタイプ | コンデンサー |
指向性 | 単一指向性 双指向性 無指向性 |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
最大入力音圧レベル | 単一指向性 117dB プリアッテネーションあり 127dB |
S/N比 | 無指向性 79dB 単一指向性 82dB 双指向性 80dB |
外形 × 全長 | 56 × 200mm |
重量 (マイクのみ) | 500g |
プロユースのコンデンサーマイクで最も有名であろう製品、NEUMANN U 87Ai。
レコーディングスタジオには必ずと言っていいレベルで置いてあります。
U 87Aiはオーケストラとか楽器録りなどにも使われてますが、やはりボーカルマイクと言うイメージが強いですね。
僕もレコーディングスタジオで使ったことがある程度でしたが、今回はレビューのためにお借りしました。
普段使っている、TLM 102との違いを感じたまんま解説していきます。
まずはU 87Aiの製品特徴や付属品から解説していきます。
製品特徴を飛ばしてレビューを読みたい方は<NEUMANN U 87Aiをレビュー>を参照ください。
製品特徴の目次
本体機能
指向性切替 | 音を拾う角度の切替機能 |
ローカットフィルター | 低音をカットする機能 |
PAD | -10dB減衰させる機能 |
U 87Aiには本体スイッチで切り替えられる上記3点の機能があります。
指向性切替は音を拾う角度の切替機能です。本体正面に切替スイッチがあります。
双指向性 | 前後の音を拾う |
単一指向性 | 正面の音を拾う |
無指向性 | 360°の音を拾う |
ボーカル録りでは単一指向性を用います。
オーケストラなど楽器の構成によって、他の指向性も使用します。
ローカットフィルターはマイクに干渉する低周波を低減することができます。背面にスイッチがあります。
自宅環境だと、あまり使わないかなと思いますが、環境によって使い分けましょう。
同じく背面に-10dB減衰できるPADスイッチがついています。
ドラムとかギターアンプなど音が非常に大きい音の収録などで状況に合わせて使いましょう。
U87 Aiに合うマイクスタンド
本体重量は500g。別売りのサスペンションホルダーEA 87が350g程度です。
合わせると850g程度の重量で、マイクの中ではやや重い部類です。
なので、定番のブームスタンドを使いましょう。格安スタンドだと危ない重量です。
定番のKCのブームスタンドが安定です。
付属品
付属品は専用の木箱のみです。
マイクホルダーなどは付属しないので、専用サスペンションホルダーのEA 87がセットになっているU87 AI STUDIO SETを選択したほうが良いですね。
価格的にも単品+15,000円くらいなので、単品でEA 87を買うよりは2~3万円くらい安いです。
単品
専用サスペンションホルダー付き
NEUMANN U 87Aiをレビュー
それでは、NEUMANN U 87Aiをレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを並べると以下の通り。
U 87Aiはレコーディングスタジオでは標準となっているレベルのマイクなので、音質は間違いないです。
一方で価格も40万円以上するので、個人がマイク1本に出す費用としてはなかなかにしんどいです。
お仕事で回収できるかなども考えて検討したほうが良いでしょう。
レビューの目次
上品で魅力的な音
密度があって、高音は煌びやかですが派手な感じもなく聴きやすい音です。
ボーカル録りしていても、気持ちいいです。原音がすでに良い感じ。
U 87Aiでボーカルとアコギを別々に録った動画がこちら。
ボーカル録りもアコギ録りも録り音そのまんまでも魅力的でした。
ハイトーンを出したときに密度があって、繊細に音をとらえてくれるのが良いですね。
動画の2:02のところでかなり高い裏声(hi F)のロングトーンがあるんですけど、すごく良い感じに録れてて自分の声なのに感動しました(笑)。
ちなみにオーディオインターフェイスはRME Babyface Pro FSを使っています。
ほんとはマイクプリなども高価なものがあると良いんでしょうが、Babyface Pro FSに直で繋いでも十分良い音でした。
また、普段使っているTLM 102と比べるとマイクの感度が高く、同じボリュームでもDAWの波形が2割増しくらいの大きさになってました。
※TLM 102
音自体も立体的で存在感が出ているので、ボリュームは普段より大分下げても十分なレベルでしたね。
いや~、なかなかに自宅用で買うのは辛い値段ですが、毎回こんな良い感じにハイトーンボイス録れたらテンション上がるよね(笑)。
宅録用だと予算的にはしんどい
音質とか使い勝手は素晴らしいU 87Aiですが、40万円以上するのでなかなか自宅用に買うのは辛いです。
僕のようにギターボーカルやってる人間だとマイク2本欲しいので、20万円くらいのマイクを2本買った方が対応力は上がりますしね。
よほど、自宅での録音環境にこだわりたい人以外はTLM 103のステレオセットとかにして、他の機材にも予算割いたほうが現実的かなという気はしますね。
※NEUMANN TLM 103
サンレコとかでプロの自宅スタジオの設備見ても、自宅用にU 87Ai持ってる人ってそんなに多くないですからね。
一方で予算が潤沢に取れる場合はU 87Ai買っておけば、色んな用途で間違いないから安心ではあります。
日ごろ、自宅で使うマイクがU 87Aiって、何か夢ありますよね…(笑)。
信頼性高めるのにも役立つ
仮歌、アコギ録り、ナレーションなど生録系の仕事を自宅でこなす人はU 87Aiを買うのは有効な選択肢です。
生録系の仕事を依頼する場合は依頼者もマイクとオーディオインターフェイスは最低限確認します。
そのときにマイクがU 87Aiだと、それだけで大分本格的にやってる方だと認識されるはずです。
単価を他より上げる場合に妥当性も出ますから、生録系の仕事を多数受注する気ならマイクに投資するのはかなり有効です。
クラウドソーシングなどでアコギRECの依頼を受けている人の機材一覧見ると、U 87AiとかTLM 49とかの人は割と普通にいます。
単品
専用サスペンションホルダー付き
NEUMANN U 87Ai まとめ
- レコーディングスタジオで業界標準になっている有名なマイク
- 録り音そのままでも魅力的。煌びやかだけど上品
- 生録系の仕事をガンガン受ける人は頑張って購入検討してみるべし
ぎたすけ
たけしゃん
NEUMANN U 87Aiのレビューでした。
僕も昔、レコーディングスタジオでU 87で歌録りしたことあって、その影響でNEUMANN TLM 102をずっと愛用しています。
今回は自宅でU 87Aiを試せて、やっぱ高級マイクって違うんだなぁと勉強になりました!
単品
専用サスペンションホルダー付き
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