ぎたすけ
たけしゃん
飛ばし読みガイド
読みたい場所をクリック!
子供用ギターとは
まず、子供用ギターとして販売されている製品は小学生低学年以下向けの製品が主流です。
特徴としては以下の通り。
- 一般的なギターより小さい
- チューニングが狂いやすい
- 音色はおもちゃ
- 価格は1万円未満
正直なところ、楽器というよりはトイピアノなどのおもちゃに近いレベルです。
なので、個人的にはおすすめしていないです。
普通に子供向けとは書かれていないギターを買ったほうが良いですね。
また、小さいお子さんにおもちゃ感覚で楽器を触らせたいという人は「インスタコード」がおすすめです。
記事後半の<インスタコード>で詳しく紹介しますが、非常に良くできた製品です。
音を使って、色んな遊び方ができるようになってます。
ここからは筆者の経験と103名のアンケート調査結果を素に、子供向けギターの選び方を細かく解説していきます。
選び方の目次
ギターを始める年齢
まずはギター始める年齢についてです。
103名のお父さん・お母さんにアンケート調査した結果は以下の通りでした。
全体の平均年齢は10.3歳でした。
12歳はおそらく中学1年生なので、中学生になったら買うパターンが多いですね。
一方で10歳でギターを買う人が比較的多く、7歳でも一定数います。
10歳以上は子供が欲しがるケースが多く、10歳未満は親御さんが買ってみるパターンが多かったです。
好きなバンドとかアーティストができるのは小学4年生くらいからが多いイメージありますしね。
本記事でも「小学生低学年以下」「低学年より上」に分けて、ギターの選び方やおすすめ製品を解説していきます。
ギターのサイズ
ギターのサイズは大きくは「通常サイズ」「少し小ぶり」「ミニギター」の3種類に分かれています。
購入サイズに関しても、まずはアンケート調査の結果を見てみましょう。
通常サイズを買う人が多いですが、小学生低学年以下だとミニギターを買う人が多いですね。
小学生低学年は通常サイズだと抱えるのが大変なので、ミニギターという選択肢は確かに有効です。
一方でミニギターはチューニングが狂いやすく、1万円くらいの製品は音も安っぽいです。
お子さんが10歳以上なら、通常サイズか少し小ぶりのギターを選ぶのが安定ですね。
また、小学生低学年でも続けられそうなら、先を見越して通常サイズのギターを買うのもありです。
たけしゃん
ギターの価格
続いては購入するギターの価格です。
こちらもまずはアンケート結果を見てみましょう。
1万円台、2万円台を買う方が多く、半数以上を占めています。
そして、小学生低学年以下だと1万円未満が多いですね。
おそらくは小学生低学年以下だと、子供用ギターと紹介されている製品を買う人が多いのかなと思います。
僕は年齢に関係なく、1万円~2万円半ばのギターをおすすめしてます。
ちなみにお子さんのギター継続率も聞きました。
参考程度のデータですが、半数強がギターを続けています。
一方で約4割強の方は辞めてしまうので、1本目に良いギターを買うのは勇気がいりますね…。
そういった意味でも、やはり1万円台、2万円台で探すのが無難と考えています。
子供用ギター おすすめ 5選
それでは、子供用のギターとしておすすめする製品を紹介していきます。
1万円台、2万円台、3万円台とそれぞれ、選出しました。
製品一覧表はこちら。
製品名をタップで解説に飛びます
インスタコードは低年齢のお子さん向けですね。
手軽に音で遊べるので、クリエイティブな発想をつけるには非常に良い製品です。
S.Yairi YM-02
トップ材 | スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
スケール | 580mm |
付属品 | ソフトケース |
実売価格 | 11,000円程度 |
低価格のミニギターで人気の高いS.YairiのYM-02です。
1万円程度で購入できるので、低年齢のお子さんに試しに買ってみるには良い製品です。
チューニングが狂いやすく、音もチープではありますが、演奏する分には問題ないです。
実際に筆者がYM-02で演奏した動画がこちら。
練習する分には普通に使えるレベルになっています。
ガッツリ弾くには物足りないですが、お試しで買うにはちょうどいいレベルです。
YM-02はミニギターなので、通常サイズのギターと比べて大分小さいです。
また、付属品としてソフトケースも付いています。
サイズ感的に持ち歩くのも楽ですし、自宅でも扱いやすいのが良いですね。
RECORDING KING
トップ材 | シトカスプルース |
サイド&バック | ホワイトウッド |
スケール | 約 645mm |
付属品 | なし |
実売価格 | 14,800円程度 |
古風なルックスが魅力的なRECORDING KING。
15,000円程度で買える上に音質もそこそこ良いコスパに優れたギターです。
知り合いのギター講師の方が生徒さんに薦めており、演奏音も良いことから僕も知りました。
音や作りはさすがに安い感じは出てますが、ちゃんと弾けます。
サンプル音(ストローク)
サンプル音(アルペジオ)
演奏動画
サイズも通常サイズ、少し小ぶり、少し大きめのミニギターの3種類から選択できます。
通常サイズ
少し小ぶり
少し大きめなミニギター
なお、RECORDING KINGの国内代理店はサウンドハウスです。
サウンドハウス購入分は3年保証なので、購入はサウンドハウスからにしましょう。
Fender CC-60S Concert
シェイプ | コンサート |
トップ材 | スプルース(単板) |
サイド&バック | マホガニー(合板) |
ナット | Crème Plastic |
ブリッジ | ウォルナット |
付属品 | ソフトケース |
実売価格 | 24,000円程度 |
最大手のギターメーカーFenderのアコギ CC-60S Concertです。
2万円台で買える手頃さ、そしてネックに握りやすいエッジ加工を施した人気の製品ですね。
弦を押さえるのに慣れていない人でも弾きやすいので、特に初心者に人気があります。
音質はシャカシャカとレスポンスが良いです。
2万円台のギターでここまでちゃんと弾ければ十分ですね。
Fenderの製品なので、造りもちゃんとしています。
接着部分やフレットなどを見ても、荒いところはなく、しっかりしていました。
付属品には専用のソフトケースがついています。
なお、複数サイズ用意されており、CCが小ぶりサイズでCDが通常のドレッドノートサイズです。
どちらのサイズでも問題はないので、好みのサイズを選びましょう。
女性は小ぶりのCC-60Sのほうが抱えやすくて、人気があります。
YAMAHA FG820
シェイプ | トラッドウェスタン |
トップ材 | スプルース(単板) |
サイド&バック | マホガニー(合板) |
ナット | ユリア |
サドル | ユリア |
付属品 | ソフトケース |
実売価格 | 31,000円程度 |
初心者向けギターでは定番中の定番であるYAMAHA FGシリーズのFG820です。
大人から子供まで、使用者が多い人気のアコースティックギターですね。
3万円でちゃんとアコースティックギターらしい音が鳴ります。
FG820で録ったnanaの音源
nana-music.com造りもちゃんとしており、フレットやネックの状態も良好です。
このへんはYAMAHAだけあって、品質管理はしっかりされています。
付属品として専用のソフトケースがついてきます。
小学生高学年~中学生のお子さんに買うなら、FGシリーズが安定ですね。
3万円台ながら、長く使える良いギターです。
なお、FG820にはサイズが少し小ぶりなFS820もあります。
女性は少し小ぶりなギターのほうが抱えやすいために、FS820のほうが人気ですね。
製品仕様もオーソドックスで、ザ・アコギという感じなので、予算3万円で何を買おうか迷ったらFG820が間違いないですね。
インスタコード
サイズ(LWH) | 420 × 210 × 50mm |
重量 | 660g |
内蔵音色 | 128種類 (General MIDI) |
バッテリー | 連続駆動:約10時間 充電:約8時間 |
有線接続 | 3.5mmイヤホン端子 USB-C(充電/MIDI) |
無線接続 | Bluetooth LE MIDI ※iOS、Macに対応 |
販売価格 | 34,980円(送料込) |
最後は簡単にコードが弾ける楽器、インスタコードです。
ボタン1つ押して、ギターのようにジャラーンと鳴らせば、コードが鳴ります。
インスタコードで弾き語りしてみた
おもちゃと思いきや、ちゃんと演奏している感覚があります。
また、コードの配置も良く考えられていて、大半の曲が弾けるようになっています。
ネットのコード譜をインスタコード用の譜面に変えるツールも無料で提供されており、手軽に色んな曲にチャレンジできるのも良いですね。
ギターだと弾けるようになる前に辞めちゃう人が多いですが、インスタコードは誰でもすぐに弾けるのが強みです。
多機能でかなり色んなことができるので、お子さんがクリエイティブなことに気軽にチャレンジできるアイテムになっています。
子供用ギター まとめ
- 子供用ギターとして売っているものはおもちゃレベルが多い
- 子供に買うギターは1~2万円台を選ぶ人が多い
- 音で色々遊ばせたいなら、インスタコードがおすすめ
ぎたすけ
たけしゃん
子供用ギターについての解説でした。
ちなみに僕は中学生の時にYAMAHAの2万円くらいのギターを買ってもらいました。
そのあとは自分でお年玉を貯めて、エレキギターを買いましたね。
最初のきっかけとしては1~2万円くらいのギターを買ってあげるのがおすすめですね。
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説 【2024年】アコギのおすすめ10選。価格帯別で選び方を徹底解説! 安いアコギ(エレアコ) おすすめ5選。安いギターの選び方や注意するポイントを徹底解説【予算3万円】 【2024年】ミニギター おすすめランキング ベスト10。選び方や大きさの違いを比較画像付きで解説 エレアコのおすすめ10選。最新のメーカー別・価格帯別の特色や選び方を解説よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2024年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介
女性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。参考アーティストも合わせて紹介