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カッタウェイとは
カッタウェイとはボディの上部が片方えぐれている形状のギターを指します。
ボディがえぐれていることで、高フレットまで演奏に使うことができます。
また、見た目がスタイリッシュで人気があります。
カッタウェイにも種類があり、先端が尖ったポインテッドカッタウェイと先端が丸いラウンデッドカッタウェイに分かれます。
主流なのはTaylorも採用しているラウンデッドカッタウェイですね。
YAMAHAやMartinのカッタウェイも基本的にラウンデッドカッタウェイが採用されています。
ポインテッドカッタウェイはCF-100などGibsonの古いギターなどに採用されていますね。
ここからはカッタウェイのメリット・デメリットを掘り下げて解説していきます。
カッタウェイのメリット・デメリット
続いて、カッタウェイのギターのメリット・デメリットです。
まず、箇条書きで並べると以下の通りです。
掘り下げて解説していきますが、僕の結論としてはデザインで選んでしまうのが良いと思います。
特に弾き語りだとメリットもデメリットもほとんど影響はありません。
メリット・デメリット 目次
高フレットまで使える
カッタウェイのわかりやすいメリットは高フレットまで使えることです。
通常のギターだと、頑張っても14Fくらいまでですが、カッタウェイならもっと上まで使えます。
一方でアコギでそこまで高フレットを使うかというと、なかなか使うことはありません。
特に弾き語りだと、ほとんど使わないので意識する必要はないかなと感じます。
ギタリストの方なら使うこともあるので、高フレット利用を理由にカッタウェイを検討しても良いと思います。
デザインがスタイリッシュ
カッタウェイのメリットはやはりルックスが良い点ですね。
特にTaylorはギターシェイプがカッタウェイに合った形をしており、スタイリッシュです。
もちろん好みはあると思いますが、抱えた時に通常のギターよりスタイリッシュに見えるのは大きなメリットです。
普通のギターより音量や響きは劣る
カッタウェイのデメリットは普通のギターより音量・響きが劣る点です。
ボディをえぐっている分、面積は小さくなるので仕方ないところですね。
とはいえ、使っている印象では音量や響きが気になることはないです。
カッタウェイかどうかよりも木材やブレーシングなどのほうが圧倒的に影響力が大きいですね。
実際に僕もカッタウェイのTaylor 814ceとノンカッタウェイのGibson J-45を使っていますが、音量や響きは814ceのほうが断然豊かです。
Gibson J-45
Taylor 814ce
生音の音量は814ceのほうが大分大きいです。
なので、カッタウェイだから音量が小さいとか響きが薄いといったことはありません。
全く同じ条件であれば、ノンカッタウェイのほうが音は大きくなりそうですが、演奏する上で気になるような差ではないですね。
アコギカッタウェイのおすすめ
最後はおすすめのカッタウェイのアコギを3本紹介します。
昔に比べると、カッタウェイの選択肢は相当広がりましたね。
価格帯別に1本ずつ紹介していきます。
Aria 101CE MTN
シェイプ | トラッドウェスタン |
トップ材 | スプルース |
サイド&バック | サペリ |
ネック | マホガニー |
ブリッジ | ローズウッド |
付属品 | RITTERバッグ |
実売価格 | 31,000円程度 |
老舗の国内ギターメーカーAriaのエレアコ 101CE MTN。
低価格の割に質も良く、コスパが良い製品です。
演奏性・音質ともに価格の割に良好で、かなり昔からあるので信頼度も高いメーカーです。
101CE MTNは先端の尖ったポインテッドカッタウェイが採用されています。
また、低価格ながらFISHMANのピックアップを搭載しており、ボディ横にはプリアンプのコントローラーを内蔵しています。
3万円程度ですが、エレアコとしてもちゃんと使える優れた製品です。
この価格帯だとカッタウェイの選択肢は少ないため、低予算でカッタウェイが欲しい方にはおすすめの1本です。
Fender Redondo Player
シェイプ | Redondo |
トップ材 | スプルース(単板) |
サイド&バック | マホガニー |
ネック | マホガニー |
ブリッジ | ウォルナット |
ピックアップ | Fishman (アクティブ) |
実売価格 | 44,000円程度 |
エレキギターで世界的に有名なFenderのアコギ Redondo Playerです。
Fenderらしく、アコギの中にもエレキギターに似た要素が組み込まれています。
ボディシェイプはFender独自のRedondoを採用しています。
アコギの通常サイズであるドレッドノートに近い大きめなボディサイズです。
カッタウェイの形状は先端が丸いラウンデッドカッタウェイですね。
そして、ヘッドはエレキギターでよくある6連ペグを採用しています。
ネック自体もスリムになっていて、エレキギターにやや近い感覚で弾ける仕様になっています。
FISHMANと共同開発したピックアップも搭載されており、アンプに繋いで使えるエレアコです。
エレキギター寄りのデザインが好みの方におすすめのギターですね。
Taylor 214ce Rosewood
シェイプ | オーディトリアム |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | ローズウッド(合板) |
ナット | Nubone |
サドル | Micarta |
ピックアップ | ES2 |
付属品 | ギグバッグ |
実売価格 | 145,000円程度 |
Taylorの人気シリーズのエントリーモデル、Taylor 214ce Rosewoodです。
Taylorのレギュラーモデルは数字3桁で100~900まであり、214ceは下から2番目ですね。
200番台はサイド&バッグの木材がちょこちょこ変わっています。
今はローズウッドとコアの2種類が選択できるようになっています。
サンプル音は旧型の214ce Rosewoodですが、音質はこんな感じです。
ジャキジャキしたやや軽めの音です。
各音域のバランスも良く、弾き語りにもちょうどいい感じの鳴り方ですね。
214ceはTaylor独自のピックアップES2が搭載されています。
ES2はブリッジ後方にセンサー型のピックアップが配置されています。
エレアコによくあるピエゾピックアップと比べて、ナチュラルで存在感のある音がします。
Taylorのカッタウェイはスタイリッシュでカッコイイですね。
214ceはデザイン・音質・機能面と様々な面で優れた人気のエレアコです。
カッタウェイ まとめ
- カッタウェイはボディ上部の片面がえぐれたギター
- カッタウェイだと高フレットまで演奏に使える
- 弾き語りだとメリットもデメリットもあまり関係ないため、デザインで選ぶのが良い
ぎたすけ
たけしゃん
カッタウェイについての解説でした。
やはり、カッタウェイの良いところはデザインだと思いますね。
カッタウェイのデザインを活かすにはボディ形状も重要です。
個人的には大きいよりはくびれがシュッとしたTaylorのようなシェイプが好みですね。
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