クロマチックチューナーとは?チューナーのモードによる違いと使い分けを解説

mw-2058でチューニングしているところ

ぎたすけ

クロマチックチューナーって言葉はよく聞くけど、普通のチューナーと違いはあるの?

たけしゃん

普通のチューナーがクロマチックチューナーだよ。それ以外のモードとの違いも解説するね
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たけしゃん

tkshan

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ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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クロマチックチューナーとは

micawber MW-2058 チューニングがあっていない状態

クロマチックチューナーとは12平均律の半音階単位で音階を表示・測定するチューナーを指します。

C・C#・Dというふうに半音単位で表示できます。

mw-2058でEのチューニングがあった時の画面

楽器のチューニングで使うチューナーは主にクロマチックチューナーです。

なので、「普通のチューナー=クロマチックチューナー」と覚えてもらって大丈夫です。

そして、多くの楽器用チューナーはいくつかの測定モードが用意されており、本体ボタンで切り替えできます。

micawber MW-2058の電源スイッチ
本体ボタンでモード変更できる

本記事ではクロマチック以外のモードについても、仕様や使い方を解説していきます。

各測定モードをタップで解説に飛びます

測定モード概要
クロマチック半音階単位で測定するモード
メインの測定モード
ギター/ベース各楽器の開放弦に該当する
音階にだけ反応するモード
ストロボクロマチックと同じ半音階で
高精度に測定するモード
ポリフォニック全弦を一度に測定するモード

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ギター/ベースモード

micawber MW-2058

ギター/ベースモードは各楽器の開放弦に該当する音階にだけ反応するモードです。

ギターモードであればギターの開放弦、ベースモードであればベースの開放弦で鳴る音階にだけ反応します。

ギターの開放弦の音

レギュラーチューニングの各弦の音
6弦5弦4弦3弦2弦1弦
EADGBE

ギターモードであれば、上記の音にしか反応しません。

関係のない音階には反応しないため、初心者でも扱いやすいモードになっています。

また、レギュラーチューニング以外も半音下げやカポタストをつけた状態のチューニングにも対応できるものが多いです。

出典:AW-4G 取り扱い説明書

KORGではフラットモード、カポタストモードを用意して、半音下げチューニングやカポタストをつけたチューニングに対応しています。

なお、変則チューニングなどには対応できません。

ギターをチューニングしているところ2

そのため、早い段階でクロマチックモードに慣れた方がいいですね。

ちなみに最近ではギター/ベースだけでなく、ウクレレモード、バイオリンモードなども用意されているチューナーもあります。

micawber
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ストロボモード

UNITUNE CLIP 正面

ストロボモードは高精度なチューニングに対応したモードです。

測定は半音階単位で行うため、クロマチックモードの高精度版といえます。

クロマチックモードは表示メモリが真ん中になるように合わせます。

チューニングがあった状態のクリップチューナー

一方でストロボモードはメモリ単位ではなく、メモリの流れる速さでチューニングのずれを表すものが多いです。

ストロボモードの画面
チューニングが合ってくると動きが遅くなる

中央にメモリを合わせるモードでは測定できない、微妙なズレも検知できます。

レコーディングなどシビアに音を合わせたい場合に使うモードですね。

TC ELECTRONIC UNITUNE CILPは±0.02セントと超高精度なストロボモードを備えています。

ポリフォニックモード

Polytuneクリップ

ポリフォニックモードはギター全弦のチューニングを同時に確認できるモードです。

TC ELECTRONIC POLYTUNEシリーズに搭載されている機能ですね。

全部の弦をジャラーンと鳴らすと、一気に全ての弦の状態を表示してくれます。

ポリフォニックモードでチューニングしているところ

このモードは不要と感じる人と便利に感じる人で分かれますね。

僕はちょっとしたズレを確認するのに使ってます。

あったら便利な時もあるという程度の機能です。

チューナーの測定方法 まとめ

PW-CT-17でチューニングしているところ
  • 半音階単位で計測するクロマチックチューナーが主流
  • 多くのチューナーは本体ボタンで測定モードを切替えできる
  • 基本的にはクロマチックモードだけでOK

ぎたすけ

結局はクロマチックモードだけで十分なのか

たけしゃん

そうだね。僕もたまにストロボモードも使うことがあるくらいだね

チューナーの測定モードについての解説でした!

クロマチックモードだけあれば十分ですが、他のモードも知っておいて損はありません。

特にレコーディングなどをする方はストロボモードも使えるものを一台持っておいた方がいいですね。

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