評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
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KORG SH-PRO(Sledgehammer Pro)
- ピッチ検出…ピエゾ
- 測定モード…クロマチック、ストロボ、ハーフストロボ
- 周波数…436~445Hz
KORGのカスタムショップ製の高品質なクリップチューナー、Sledgehammer Pro。
カスタムショップ製となっている製品は「誇る最高の技術を集めたフラグシップ・モデルであることの証」とのことです。
KORGの自信作ということでしょう。
ルックスもカッコよく、目を惹く感じがしますよね。
早速、製品仕様を確認していきましょう。
ピッチ検出
ピッチ検出方式は楽器の振動からピッチを検出するピエゾ方式のみです。
ギター用として使う分にはギターヘッドに付けて振動検出させれば良いのでピエゾ検出だけ、出来れば問題ありません。
測定モード
- クロマチックモード
- ハーフ・ストロボモード
- ストロボモード
音の測定モードは3つ。
通常のクロマチックモード、高精度チューニング用のストロボモード。
そして、クロマチックとストロボの中間程度の精度設定となるハーフストロボモードです。
普段はクロマチックモードでライブ前やレコーディング前だけストロボモードできっちり合わせるという使い方が良いでしょう。
周波数
初期設定が440Hzで436Hz~445Hzの間で設定変更できます。
通常のPOPSでは440Hzを用います。クラシック楽器だと異なる周波数設定のことが多いです。
上は442Hzくらいまでなので、445Hz設定できれば不自由なことはないですね。
基本操作
本体の左右に回転式によるスイッチが配置されています。
本体左側
本体左側には電源ON/OFFと測定モード切替スイッチが配置されています。
測定モードは右に回すたびに
- クロマチックモード
- ストロボモード
- ハーフストロボモード
上記の順番で切り替わっていきます。
切り替えるとディスプレイ右側に番号が表示されます。
上記の写真だと2なのでストロボモードですね。
覚えるまでは何番が何モードだったっけ…?となりそうですね。
本体右側
本体右側は周波数変更スイッチが配置されています。
左に回せば、1Hzダウン。右なら1Hzアップです。
変更するとディスプレイに周波数の下一桁のみが表示されます。
上記の写真だと440Hzですね。
対応周波数は436Hz~445Hzとなっており、下一桁は被りません。
おしゃれですが、慣れるまでは誤操作を連発しそうな構造です。
事前に自宅で使い込んで慣れないと、ライブでは使用できないですね。
電池位置
本体の下部にスライド式の電池ボックスがあります。
使用する電池はクリップチューナーでは標準のC2032です。
付属で1個ついています。
3年保証
カスタムショップ製ということなのか、保証期間は3年と長めです。
ただし、家電と同じような別記があり、水没や衝突などの故障は保証対象外です。
KORG SH-PRO(Sledgehammer Pro)をレビュー
たけしゃん
それでは、KORG Sledgehammer Proをレビューしていきます。
総評すると「ルックスよし、機能よし、操作性に慣れれば良いチューナー」です。
カスタムショップ製だけあって、全体的に良い出来です。
何より、ルックスがカッコいいですね。
音の感度・精度は良好だが音階をよく間違える
弦を鳴らすと即座に反応して、ピッチもかなり正確に捉えてくれます。
クロマチックモードの時点で精度は高く、他のチューナーでは合っていてもSledgehammer Proだと1~2目盛り狂ってることがあります。
針のブレも少なく、正確にチューニングしたい人にはかなり嬉しいチューナーです。
その一方で音階のアルファベット表記部分はよく違うアルファベットを表示します。
まあ、一瞬で正しい音階に変わるので支障はないんですけど気になる人は気になるかもしれないですね。
視認性はまあまあ
緑色が正しいピッチ位置になっています。
ディスプレイの視認性はまあまあといったところ。
暗闇の方が見やすいですね。
明るい場所で使うと、左側のアルファベット部分の青字がやや見えづらいことがあります。
ただ、ライブハウスで使ってみた感じでは視にくいということはありませんでした。
普通に使用する分には問題ない出来です。
可動域は広いが癖がある
※Sledgehammer Pro取り扱い説明書より引用
可動域はネック部分が180°動いたり、本体が横でなく縦回転なら360°回ったりと広いですが、横には動いてくれないので癖があります。
ただ、取付角度を決めてしまえば良いだけの話で可動域自体は広いので困ることはありません。
単純に最初感覚でグルグル回そうとしても、可変する角度が特殊で思い通りに回らないというだけです。
この通り、かなり前方まで伸びるので可変する角度に慣れれば自由な配置ができます。
スイッチ操作は体に覚えさせないと間違える
本体左右に配置されている、回す方向で機能が変わるスイッチ。
慣れるまで、かなり間違えます。
電源ON/OFFが左右どっちでにどっち方向に回すのかを体で覚えさせてからライブで使いましょう。
まあ、ステージで落ち着いて立ち振る舞う余裕があれば目視確認できますが…(笑)。
2週間くらい使っていれば覚えます。
ルックスに惹かれたら買いのチューナー
実売価格で2,500円程度。
値段と機能を考えれば、かなり良い製品です。
その一方でもう少し出せば買える、UNITUNE CLIPのほうが使いやすいです。
また、1,000円くらい安い値段で買えるKORG AW-4Gのほうが質は劣るものの機能面は充実しています。
なので、決め手になるのはルックスです。
このスタイリッシュな形とディスプレイ表示は他の製品にはない個性です。
ルックスが気に入れば、買いの製品です。
逆にルックスでビビッと来なければ、使い方に癖もあるので他の製品のほうがいいかなと感じます。
KORG SH-PRO(Sledgehammer Pro)まとめ
- KORGカスタムショップ製の高品質クリップチューナー
- 音の感度・精度が良好
- 使い方は癖があるが、慣れれば便利
ぎたすけ
たけしゃん
KORG Sledgehammer Proのレビューでした!
全体的に質が高く、何よりスタイリッシュなルックスが魅力のチューナーでした。
ギター弾き語りのシンガーソングライターの友達や恋人にプレゼントするにも、ちょうど良い製品ですね。
ちなみにカスタム品で缶詰に入ったパッケージがあります。
これとか、センスあるジョークな感じでプレゼントとして面白いですよね。
中身のチューナーはライブでも使えるので、ギターを弾くシンガーソングライターならもらって嬉しいでしょうし。
ぜひ、チューナー選びの1つの材料としてください!
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