評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
sE4400aで録った動画
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sE Electronics sE4400a
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド ハイパーカーディオイド フィギュア8 無指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 122dB(PAD 0) |
重量 | 280g |
sE ElectronicsのコンデンサーマイクsE4400a。
デュアルカプセル仕様で色んな用途で万能に使えるコンデンサーマイクです。
sE ElectronicsのsEシリーズは3本のマイクがあり、sE4400aは上位モデルになります。
sE4400aは本体がコンパクトで使い回しが楽なのも良いですね。
それでは、sE4400aの製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<sE4400aをレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
4つの指向性を切替可能
指向性 | 特徴 |
カーディオイド | 正面の音を拾う 1人で使う場合に最適 |
ハイパーカーディオイド | 正面の音を拾う 横の拾う範囲がかなり狭い ピンポイントで狙える |
フィギュア8 | 前後の音を拾う 対談などで便利 |
無指向性 | 360度の音を拾う 会議室などで便利 |
sE4400aは本体のスイッチで4つの指向性を切替できます。
カーディオイド、フィギュア8、無指向性はよくありますが、ハイパーカーディオイド対応は結構珍しいです。
指向性切替は2つのスイッチがあり、カーディオイド・ハイパーカーディオイドの切替だけ別になってます。
ライブ配信だと、周囲の音を拾いにくいハイパーカーディオイドマイクを選ぶ人も結構多いです。
sE4400aは4つの指向性で大半の用途に対応できる万能さがありますね。
PADとローカットフィルター
sE4400aは本体にPADとローカットフィルターがついています。
PADスイッチは-10dBと-20dBから選択できます。
PADをONにすると、音量がガクンと落ちます。
ボーカル、アコギ録りで使うことはあまりないですが、大音量楽器の録音で有効です。
ローカットフィルターは60Hzと120Hzの2種類から選べます。
車の走行音や足元のノイズなど軽減できるので、気になるときはONにしてみましょう。
sE4400aに合うマイクスタンド
sE4400aは小さくて軽いので、マイクスタンドは大抵のものはいけます。
自宅にあるマイクスタンド、マイクアームの10種類で試しましたが、全部問題なかったです。
マイクスタンドならKC、マイクアームなら僕も使っているaudio technica AT8700Jがおすすめです。
付属品
sE4400aの付属品はショックマウントと専用のハードケースです。
ショックマウントはおしゃれなデザインです。
ただ、マイクを挿し込む部分がギュッと押し込むタイプで抜き差しはやや面倒です。
ハードケースは頑丈で携帯性も良いです。
価格帯も6万円近いこともあり、付属品の質も良いですね。
sE Electronics sE4400aをレビュー
それでは、sE4400aを細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
音質・機能面共に良好で非常に良いマイクだと思いました!
1本持ってれば、色んな用途で活躍しそうです。
レビューの目次
明瞭で魅力が伝わりやすい音
sE4400aでボーカル、アコギを録ってみました。
録ってすぐに思ったのが、音の明瞭さですね。解像度が高いです。
sE4400aでボーカル、アコギを別々に録った動画がこちら。
声の輪郭や細かいニュアンスまでしっかりとらえてくれますね。
低域から高域までバランスよく、押しの強いタイトな音という印象です。
僕が普段使っている、NEUMANN TLM 102と比べると、sE4400aはバランス型という印象ですね。
TLM 102は中高音域がブーストされていて、煌びやかです。
対して、sE4400aは中音域に少し特徴を感じる程度でフラットで明瞭なサウンドです。
これだけの音質で6万円程度で買えるのは、かなり良いと感じました。
TLM 102やC414 XLSなど10万円近いマイクと比較してもそん色ないです。
ショックマウントの着脱がやや面倒
sE4400aはマイク本体がコンパクトで軽いです。
そのため、自宅利用でもマイキングなどの取り回しが楽で良いですね。
一方で付属のショックマウントへの取付がギュッと押し込むタイプでやや面倒です。
外すときも結構力がいります。ここはワンタッチ式にしてほしかったですね。
お借りしたデモ機もマイクの下のゴム部分が荒れてますが、着脱繰り返すと自然とこうなるでしょうね。
着脱時の楽さを優先したい人は他の製品がいいかもしれないです。
競合製品との比較
競合製品との比較として、AKG C314-Y4とaudio technica AT4050と比較しました。
どれもフラットな特性で万能に使えるタイプのマイクですね。
その中でも比較してみると、一番クセがないのはAT4050です。
C314は高音域にピークがあってシャープなサウンド、sE4400aはやや明るめで明瞭なサウンドです。
既にメインパート向けの煌びやかなマイクを持っていて、フラットなタイプを追加で買うならAT4050が間違いないかなと思いました。
逆に1本目で色んな用途に使い回す目的で買うなら、sE4400aかなと感じました。
どれも万能に使えるマイクなので、強いて言うなら…というレベルですが、微妙に特性が違いますね。
sE Electronics sE4400a まとめ
- 明瞭で存在感のある高音質なコンデンサーマイク
- コンパクトなボディで取り回しが楽
- ショックマウントの着脱はやや面倒
ぎたすけ
たけしゃん
sE Electronics sE4400aのレビューでした。
前からレコーディングスタジオで見たことはありましたが、使ってみるとすごく良いマイクでした!
予算10万円未満で万能につかえるマイクを探している方はチェックしてみてください。
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