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ライブハウスに出演するには
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ライブハウスに出演する方法は大きく3つです。
- ライブハウスに出演希望であることを連絡する
- ライブイベントに出演する
- オープンマイクやセッションに参加する
ライブハウスに出演希望であることを連絡する
最もシンプルな出演方法がライブハウスに出演希望と連絡することです。
どこのライブハウスでも出演希望者用のページが用意されており、ライブハウス側が欲しい情報と担当者の連絡先が記載されています。
どこのライブハウスでも音源の提出を求められることが多いです。
以前はCD、テープ、MDが主流でしたが昨今ではmp3やYouTubeなどのURLでもOKなところが大半です。
…で出演する方法は主に2つ。
- ブッキングライブ
- 自主企画イベント
自主企画イベントはある程度、経験がないと実行が難しいです。
そのため、ライブハウスに初めて出演する場合、普通はブッキングライブとなります。
ブッキングライブ
ライブハウスのブッキング担当が他の出演希望者と調整して、イベント企画するものです。
ライブハウスに寄りますが、出演は4~5組程度で1組あたり持ち時間30分(転換込み)が多いです。
出演料はチケットノルマで1枚いくらを何枚分という形で支払います。
都内のアコースティック系のライブハウスだと1枚2000円のチケットを5~10枚くらいが相場です。
仮にチケットノルマが10枚なら、チケット10枚売れれば出演料はかかりません。
自主企画イベント
ライブハウスを貸し切って、自身でイベントを催すものです。
大半のライブハウスは昼の部、夜の部、一日貸し切りと3つの貸し切りパターンが用意されています。
平日昼が最も料金が安く、土日祝の夜が最も高く設定されている場合が多いです。
自主企画イベントでは出演者から持ち時間、チケット料金など主催者の自由です。
ライブイベントに出演する
誰かが自主企画イベントを催すにあたり、出演者として呼ばれるパターンです。
出演料をどうするかはイベント主催者の自由ですが、チケットノルマ制を採用する人がダントツで多いです。
知人のイベントだと、知っている人がいるため安心できますよね。
周りにライブイベントを催す人がいるなら、おすすめの出演方法です。
オープンマイクやセッションに参加する
ライブハウスや出演者が企画するオープンマイクやセッションに参加する方法です。
チケットノルマなどなく、気軽にライブハウスで演奏できるため経験を積むには持ってこいのイベントです。
エントリー不要で当日行けばよいだけなことが多いですが、イベントによっては事前エントリー制だったりします。
必ず、事前にホームページで確認しましょう。
オープンマイク
参加者が順番にステージで出し物をするイベントです。
演奏以外にもコント、朗読をする人もいます。何をやるかは参加者の自由です。
参加料は1,500~2,000円くらいで持ち時間15分程度のところが多いです。
人が少ないと2週目があったりもします。
演奏環境はライブハウスでライブをする場合と一緒なので、気軽に場数を踏めるのでおすすめ。
月に1回ペースで開催するライブハウスが多いです。
都内だと店が多いので毎日どこかしらでオープンマイクが催されています。
詳細記事
オープンマイクとは?初心者向けにルールや流れ、東京のおすすめライブハウスを解説セッション
ボーカル・楽器の参加者が集まって、その場で一緒に演奏するイベントです。
ブルースやジャズとなると敷居がやや高いですが、POPSのセッションをやっているお店もあります。
特におすすめなのはライブハウスや練習スタジオなどで催される「仕込み系セッション」。
事前に課題曲を決めて仕込んで参加するセッションの事です。
弾き語りをやっていると、なかなかバンドで演奏する機会がありません。
バンド演奏の経験を積むためも、POPSの仕込み系セッションに参加してみてはいかがでしょうか。
詳細記事
バンドで演奏してみたい弾き語りすとは仕込み系セッションに行ってみよう
仕込み系セッションに行ってみよう。楽器演奏できる知人を作るのに最適なイベントライブハウス出演方法をもっと詳しく
ライブハウスに出演する方法と出演方式別のメリット・デメリットを合わせて解説する
ライブまでの事前準備
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ライブ出演が決まったら、次はライブ当日までの準備です。
慌てることがないように事前の準備はきちんとやりましょう。
しかし、初めてライブをする場合は何を準備すればよいのかわかりません。
そこで事前に決めておくこと、事前に準備することのポイントを解説していきます。
事前に決めておくこと
- 曲順
- MCで話すこと
曲順やMCで話すことは事前に考えておきましょう。
場数を踏んでいる人の中には当日考える人もいます。
しかし、慣れていないとステージ上では頭が真っ白になりがち。
ちゃんと事前にステージ上でやる内容を練っておきましょう。
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ライブ演奏の曲順を工夫しよう!よくあるライブ持ち時間と曲順例を解説事前に準備すること
- ライブで使用する道具
- 消耗品の予備
ライブで使用する道具
- ギター
- ギターシールド(エレアコのみ)
- カポタスト
- チューナー
- ピック
ライブで実際に使用する道具ですね。
電池切れしていないか?接触不良などないか?
事前にチェックして当日慌てることがないようにしましょう。
カポタスト、チューナー、ピックはライブで良い演奏をするために良いものを新調するのもおすすめです。
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消耗品の予備
- 弦
- 各種電池
- ギターシールド(エレアコのみ)
- ピック
ライブ当日に弦が切れたり、ギターシールドが接触不良になったり…などトラブルはありがち。
備えあれば患いなし。予備はちゃんと持っておきましょう。
事前準備をもっと詳しく知りたい人は
ギター弾き語りでライブ出演者が前日までにやっておくべき事前準備について解説ボーカルマイクの使い方
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ボーカルはいたってシンプルで使用するのはマイクとマイクスタンド。
ライブハウスだとスタッフがセッティングしてくれるので、そこまで気を付けることもありません。
ただ、どんな道具を使うのか?といった基本的な事は理解しておきましょう。
ボーカルマイク
※定番のライブマイク SHURE SM58
ライブ用として使われるのは主にダイナミックマイクです。
また、最近ではライブ用に開発されたハンドヘルド型コンデンサーマイクを使うアーティストも増えてますね。
マイクは持ち込みも可能ですが、どこのライブハウスも備え付けが設置されています。
ライブ向けのマイクは音は正面しか拾わない「単一指向性」です。
※出典:ヒビノ株式会社HPより
マイクに口を近づけて歌うこと、口をマイクから外さないことに気を付けて演奏しましょう。
また、衛生面やマイクの管理の観点からライブをたくさんやる人はマイマイクを持つことおすすめします。
SHURE SM58なら、どこでも常設されているためマイマイクとして持つにもおすすめの1本です。
どこのライブハウスの音響さんも慣れており、現場トラブルもほぼ起こらないのが強いですね。
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ボーカルマイク おすすめランキングベスト10【2024年】ープロアーティスト使用マイクも紹介ーマイクスタンド
アコギ弾き語りで使うマイクスタンドは伸ばすブーム部分が角度を付けられる「ブームスタンド」です。
ライブハウス常設のものを使うだけなのですが、位置調節などは自分でやることが多いです。
位置調節で気を付けるべき点は3つ。
- マイクと口の位置が合ってるか?
- スタンドと楽器がぶつからないか?
- ネジ締めは緩くないか?(マイクが落ちてこないか?)
よくありがちなのが、①と③。
大抵がマイクスタンドの扱いに不慣れで焦ってセッティングした結果、起こる事故です。
事前にリハーサルスタジオでマイクスタンドの使い方に慣れておきましょう。
- 演奏する時と同じ姿勢でマイク位置を合わせる
- ブームを伸ばしすぎない
- ネジはちゃんと締める
上記の3点を意識して事前に自分で調節する練習をしておきましょう。
ブームを伸ばしすぎると、ネジをいくら締めて落ちてきやすいので、下記の画像くらいに留めると良いでしょう。
アコギをライブで使うには
ライブでアコギの音を拾う方法は2つ!
- アコギの音をマイクで拾う
- エレアコを使う
音質が良いのはマイク、使い勝手が良いのはエレアコですね。
それぞれの方法を解説していきましょう。
アコギをマイクで拾う
- アコースティックギターの音をそのまま増幅できる
- マイクが定位置なので動けない
- ハウリングに弱いのでバンド編成などは無理
参考動画の竹原ピストルさんは弾き語りでは、マイクを立ててギターの音を拾ってます。
アコギの音がそのまま増幅されるので、音質的には最も良い選択肢です。
マイクでギターの音を拾う場合はライブハウス側に伝えれば対応してくれるので、セッティングで困ることはありません。
ただし、演奏してみるとアコギをマイクにぶつけてしまったり…
気づかないうちにマイクが音を拾わない位置にアコギを動かしてしまったり…と意外と難しいものなのです。
アコギの音をマイクで拾う場合は事前にリハーサルスタジオで試しましょう。
エレアコでライブする
- ギターシールドが伸びる範囲で自由に動ける
- ギターの音をエフェクターなどで作り込める
- マイク拾いに比べてハウリングに強い
- マイクで拾うほどアコギらしい自然の音にはならない
エレアコの場合はギターとライブハウスのアンプをギターシールドで接続します。
注意してほしいのは直接ギターとアンプを接続するわけではありません。
ライブハウスでは通常はギターとアンプの間にDI(ダイレクトボックス)と呼ばれる機材が挟まります。
BOSS DI-1とギターを接続する時は穴が3つあるうちの一番右「INPUT」に接続します。
そして、実際にライブハウスでよくある接続例は…。
ギター⇒D.I⇒ミキサー⇒アンプ(スピーカー)
…となります。図にするとこんな感じ。
よく、いわゆるギターアンプに接続すると誤解している人が多いです。
事前にDIについて理解しておくと現場で慌てずに済みます。
ライブではマイクで拾うよりも、エレアコを使用したほうがハウリングに強いので断然便利です。
エレアコを持っている人は迷わず、ギターとDIを接続しましょう。
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たけしゃん
ライブ当日になって、いざライブハウスへ!
ライブハウスへ行くと本番前にリハーサルがあります。
このリハーサルの時間を有意義に使えるかどうかが本番の出来にも大きく影響します。
本章では下記の項目について解説を行います。
- リハーサルの順番
- セットリストの提出
- リハーサルの時間でやること
- 演奏音の確認
リハーサルは自分が音を確認するためだけの時間ではありません。
ライブハウスのスタッフ(音響、照明など)と意識合わせするための時間であることを忘れないようにしましょう。
リハーサルの順番
通常のリハーサルは本番と逆の順番でリハーサルを進行する「逆リハ」で行います。
逆リハの利点は本番で最初の出番となる人が最後にリハーサルをできるので、そのまま本番に移行できるからことです。
出演者の都合などなければ、基本は逆リハです。
セットリストの提出
リハーサル開始前にセットリスト用紙を渡されるため、リハーサルまでに記入して提出しましょう。
よくあるセットリスト用紙の例を見ながら解説していきましょう。
- 曲順
- 曲名
- 音響・照明への要望など
大体、どこのライブハウスもセットリスト用紙はこんな形式。
音響・照明への要望が「曲調」「備考」などに分割されたり、変化したりするくらい。
要はライブハウスの音響・照明スタッフが演奏内容を把握するためのものです。
スタッフさんがこのセットリストを見てリハーサルをやりながら、注意事項や演出ポイントをメモで書き込んでいくわけです。
よって、音響・照明へのお願い事がある場合はちゃんとセットリストに書きましょう。
書き込んだ内容はリハーサルの時に確認してくれます。
また、曲順にMCを入れることもポイントです。
MCと書いておくと、そのタイミングで照明を明るくしてMCが入るぞ!…という雰囲気にしてくれます。
リハーサルの時間でやること
本番の持ち時間が30分ならリハーサルは10分であることが多いです。
あっという間に終わってしまうので、やることは事前に決めておきましょう。
オーソドックスな流れはこんな感じ。
- 楽器の接続、音が出るかの確認
- ワンコーラスやって音量の確認
- 本番と同じ順番でワンコーラスずつ全曲やる
ワンコーラスとしていますが、事前に流れを確認するところがある場合は臨機応変に変更しましょう。
演奏音の確認
リハーサルで最も大事なことは演奏音の確認です。
ライブハウスの音響には「中音」と「外音」という概念があります。
- 中音(なかおと)…ステージ上で聴こえる音。返しとも呼ばれる
- 外音(そとおと)…客席で聴こえる音
ステージ上ではボーカルの目の前にモニタースピーカーが設置されており、そこから出る音がメインで聴こえます。
対して客席ではステージ両端にある大型スピーカーから出る音が聞こえます。
…で演者である、あなたが気にする音は「中音」です。
外音は音響さんにお任せしましょう。
中音は演者である、あなたにとって演奏しやすい音になっていることがゴール。
弾きながら音量やエフェクトが気になるところは変更してもらいましょう。
リハーサルの詳細記事
リハーサルの流れとやるべきことを理解して弾き語りライブを充実させよう!
ライブのリハーサルの流れとやるべきことは?バンドと弾き語りでの違いも解説ライブ本番で気を付けること
ぎたすけ
たけしゃん
リハーサルも終わり、いよいよ本番!
緊張でなかなかうまくいかなかったりもするでしょう。
その中でベストを尽くしにはステージでの立ち居振る舞いに気を付けることが重要です。
客席から演者を見ていると、細かいことが気になるものです。
本章ではそんな細かいけど、ステージ初心者にありがちなミスと対策を紹介していきます。
見るところは決めておこう
初心者にありがちなのが、目線が泳いでしまうこと。
ボーカルの目線は非常に重要。
プロアーティストになると、目で歌っているんじゃないか?というくらいのインパクトがあります。
いきなりはそんな技術は無理なので、まず意識して欲しいのは「見るところを決める」こと。
リハーサルの時にどのあたりを見て歌うかポイントを決めましょう。
本番では決めたポイントを見つめて歌うのは基本として、たまに目線を移しましょう。
目線を定めるだけで客席からみると、安心感が全然違って演奏に集中できるようになります。
目線をもっと詳しく勉強しよう
ライブでオーディエンスを惹き込む、ボーカルの目線の作り方と効果を解説口がマイクから離れないように注意
弾き語りを演奏していると、ギターのポジションを見よう顔が横を向きマイクから外れてしまうことがあります。
ライブのマイクは単一指向性なので、口が正面から外れると音量が一気に低下します。
客席から聴いていると、このマイクからの外れによる音量低下が非常に気になります。
ライブ慣れしている人は左手を見る時の顔の角度を調整しています。
参考として星野源さんの弾き語り動画を紹介します。
0:29を見てみましょう。
顔がマイクから外れないようにハイポジションの位置確認をしています。
こういった細かいところは日頃からの意識の問題です。
練習時からマイクを置いて本番さながらの状態で練習すると良いでしょう。
ミスしても演奏を止めないこと
ライブ初心者にありがちなのが、演奏が止まってしまうことです。
ライブが上手い人はミスが少ないですが、ミスした時の立て直しも上手いです。
ミスした時の立て直しが上手くなるには単純にミスした時の立て直しをたくさん経験するしかありません。
練習から本番さながらに演奏を行い、ミスしても止まらないで弾き続ける習慣をつけましょう。
弾き続ける習慣が付くと、ミスをして頭が真っ白になっても体がついてくるので演奏が止まらなくなります。
ミスをなくすことと同じくらいミスを立て直す練習も重ねましょう。
終わりに
ぎたすけ
たけしゃん
ギター弾き語りでライブハウスデビューするための解説記事でした!
まずはオープンマイクでライブハウスデビューするのがおすすめです。
詳細記事
オープンマイクとは?初心者向けにルールや流れ、東京のおすすめライブハウスを解説勉強するのも大事ですが、経験するのはもっと大事。
勇気はいりますが、ライブハウスデビューすると音楽が何倍にも楽しくなりますよ。
最近はライブ配信ができるようになったので、家からでもライブはできます。
けど、人前で演奏することは違った面白さがあります。
ぜひ、この記事を参考に新しい音楽の扉を開いてください!
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