ぎたすけ
たけしゃん
診断
あなたに最適なクリップチューナーはどれ?
3つの質問に答えるだけで、あなたにぴったりのクリップチューナーがわかります
診断結果
あなたにおすすめのクリップチューナーは
KORG Pitchclip 2
最小限の機能に絞ったシンプルイズベストな1台!
診断結果
あなたにおすすめのクリップチューナーは
D’Addario PW-CT-17
視認性、機能性、価格のどれを取っても素晴らしい。迷ったらこれでOK!
診断結果
あなたにおすすめのクリップチューナーは
D’Addario PW-CT-12
超小型で、ギターにつけっぱなしでいける便利チューナー!
診断結果
あなたにおすすめのクリップチューナーは
KORG Sledgehammer Pro
KORGカスタムショップ製の高精度クリップチューナー!
診断結果
あなたにおすすめのクリップチューナーは
tc electronic PolyTune Clip
機能、精度、ルックスの全てがハイスペック。クリップチューナーの決定版!
読みたい場所をクリック!
クリップチューナーの選び方

クリップチューナーとは、クリップ式で取付できるチューナーのことを指します。
ギターのヘッド部分などに、クリップを使って取付できるので、手軽にチューニングすることができます。

クリップチューナーは、ギター弾き語りにおいてカポタストと並ぶ必須アイテムです。
一方で、機能の違いなどはあまりわからず、何気なく買ってる人も多いアイテムでもあります。
本章では、まずクリップチューナーを選ぶポイントから解説します。
たけしゃん
調整角度

クリップチューナーは、製品ごとに可動域が異なります。
広いものは180°以上調整できますが、安いチューナーは可動域が狭いタイプが多いので注意が必要。
ギター弾き語りの方がチューニングしやすいのは、ギターヘッドの上にチューナーを斜めにしてつけた状態です。

この付け方だと、ギターを抱えたときにディスプレイが上向きに自分の方を向いているので、目線を左斜めに落とすとバッチリ見えます。
もしくは、ギターヘッド裏面に設置するのも良いですね。

この状態は、チューナー本体が客席から見えないので、ステージ向けの設置方法と言えます。
このような付け方をするためには、本体の可動域が90度は欲しいところです。
そして、クリップチューナー選びで押さえておきたい点は、ボーカルギターとギタリストで選び方が違うということです。

ボーカルは、ライブステージ上だとMCしながらチューニングする必要があります。
そのため、マイクで喋りながら顔を横に向けても見やすい角度に設置できるクリップチューナーが望ましいです。

具体的には、本体の可動域が90度はあって、かつ照明下でも液晶が見やすいタイプを選びましょう。
一方、MCしないギタリストなら、照明は当たらず喋る必要もないので、割と自由な体制でチューニングできます。
そのため、やや覗き込まないと見えないような、ギター背面に設置できる小サイズのチューナーを選ぶ方が多いですね。
ピッチ検出方法

チューナーは、音を認識して音の高さ(ピッチ)を検出します。
音を検出する方法は大きく3つに分かれており、対象の楽器によって最適な検出方法が変わります。
クリップチューナーで最も使われているのは、振動で音を検出するピエゾ式。
楽器からの振動で音を検出するため、周囲がうるさくても影響を受けにくく、精度も高いです。

スマホのチューナーアプリはマイク式なので、屋外だと周囲の音を拾ってしまいがち。
その点、ピエゾ式なら影響を受けにくいのが強みですね。
一方、ピエゾ式は周辺で強い振動が起きると誤作動することもあります。
ドラムやベースが鳴っているバンドステージだと、正確に計測できないことが多々あります。
そのため、バンドライブではギターシールドを繋げて使う信号式のチューナがメインです。
信号式なら周囲の環境に影響されません。

ただし、ギターシールドを使うので、エレアコでないと使えなかったり、日常的にはセッティングが面倒だったりと、使い勝手の面ではあまりよくありません。
そんなわけで、日常使いからアコースティックライブまでは、ピエゾ式のクリップチューナーがメインで用いられてます。
測定モード

クリップチューナーには、用途に応じた測定モードが複数用意されています。
この中で日常的に使うのはクロマチックモードです。
どのクリップチューナーでも、クロマチックモードは搭載されています。
自宅やスタジオなどでレコーディングする方は、ストロボモードに対応した機種を選びましょう。
ストロボモードは超高精度にチューニングするためのモードで、通常のモードでは測れない細かいレベルの音のズレまで計測してくれます。

なお、初心者向けに用意されているギターモードは、個人的にはあまり必要ないと思っています。
開放弦で鳴る音程以外は反応しない仕組みになっていますが、正直使い勝手が良くありません。
まとめると、クロマチックモードは必須で、レコーディングなどシビアな用途で使う方はストロボモード対応の機種も検討したいところです。
逆に、多くのモードに対応していると操作が複雑になるので、多機能すぎるチューナーはあまりおすすめしません。
周波数(ヘルツ)

音には周波数という概念があります。
たとえば、基準としてよく使われるラ(A)の音。一般的には周波数440Hzが基準となっています。
ところが、クラシックの世界では442Hzが基準となっており、同じ「ラ」でも微妙に音の高さが異なります。
この基準の周波数が変わると、全弦のチューニングも微妙に変わります。
クリップチューナーは周波数変更に対応している機種が多く、必要に応じて周波数を切り替えることができます。

日常で弾き語りしている分には、440Hzで問題ありません。
一方、レコーディングの依頼では441Hzを指定されることがあります。
ギターRECの仕事を受ける人などは、周波数変更に対応しているクリップチューナーを選択しましょう。
用途別 おすすめのクリップチューナー7選

ここからは、用途別でおすすめのクリップチューナーを紹介します。
全製品、筆者が自身で購入して使ったうえで選択しています。
以下の分類に分けて、全部で7機種紹介するので、あなたのニーズにあったクリップチューナーを見つけてください。
安くて使いやすいクリップチューナー

まずは、安くて使いやすいクリップチューナーです。
クリップチューナーは、ボタン操作がシンプルで精度がそれなりに良いものがベストなことが多く、安い製品が最適な選択になることも多いです。
本章では、シンプルで使いやすいクリップチューナーを2つ紹介します。
YAMAHA YTC5

- 検出タイプ:ピエゾ式
- 測定モード:クロマチック、ギターモード、ウクレレモード、ベースモード
- 周波数変更:不可(440Hzのみ)
YAMAHAのクリップチューナー YTC5。
初心者向けに必要な機能を絞り込み、低価格ながらシンプルで使いやすいチューナーに仕上がっています。
操作ボタンは裏面に1つだけという非常にシンプルな構成。
長押しで電源ON/OFF、短押しで測定モードの切り替えができます

ディスプレイ表示も見やすく、視認性は良好です。

基本的なところは良いものの、本体の可動域が狭いのがややネックですね。
ギターヘッドの裏側に取り付けないと、ギターを抱えながらディスプレイを正面で見ることができません。

加えて、チューニング精度もやや甘めです。
他のチューナーだと1目盛りズレていても、YTC5だとピタッと合ってしまうことがあります。
とはいえ、日常使いであれば問題はないので、できるだけ価格を抑えたい人には適した製品と言えます。
KORG Pitchclip 2

- 検出タイプ:ピエゾ式
- 測定モード:クロマチック
- 周波数変更:不可(440Hzのみ)
KORGのロングセラー製品、PitchClip2。通称PC-2です。
PC-2の良いところは「シンプルイズベスト」を体現しているところ。
「日常使いではこれだけあればOK」という機能だけに絞り込んでいます。
電源ボタンしかなく、電源を入れてチューニングする以外にやれることはありません。
誤操作の心配もないですし、ほとんどの方はPC-2の機能だけで十分なので、これがベストな形とも言えます。

本体の可動域は比較的広くなっており、取り付け角度の自由度は高いです。

液晶の文字は赤色が採用されており、暗い場所でもハッキリと確認することができます。

筆者も、弾き語りライブでPC-2を使っている時期が長かったですが、周波数変更の機能がないこと以外で困ったことはありません。
安くてちゃんと使えるクリップチューナーを探している方には、最も有力な選択肢と言えるでしょう。
弾き語りでおすすめのクリップチューナー

続いて、ギター弾き語りで使いやすいクリップチューナーです。
本章では、必要な機能は兼ね備えており、MCしながらでもチューニングしやすい製品を紹介します。
弾き語りという括りにしていますが、万能に使える2機種なので、何を買うか迷ったら本章で紹介する製品を購入することをおすすめします。
D’Addario PW-CT-17

- 検出タイプ:ピエゾ式
- 測定モード:クロマチック
- 周波数変更:可(430Hz~450Hz)
1,900円程度と安価ながらも、フルカラーディスプレイで周波数変更にも対応したPW-CT-17。
縦型のディスプレイは表示がキレイで文字も大きく、視認性に優れています。

取り付け位置はギターヘッドの表側・裏側の両方に対応しており、裏側に付ければ客席からチューナーが見えないのも嬉しいポイントです。

ディスプレイは360度回転できる仕様になっており、レフティの方にも対応できます。
周波数も430~450Hzまで対応しており、本体下部のボタンで変更可能。

精度や反応も良好で、価格の割によくできたクリップチューナーですね。
クセがなく万人向けの優等生という感じなので、迷ったらこれで間違いないという製品です。
micawber MW-2058

- 検出タイプ:ピエゾ式
- 測定モード:クロマチック、ギターモード、ウクレレ、ベース、ヴァイオリン
- 周波数変更:可(410Hz~490Hz)
視認性が高く、可動域も広い万能なクリップチューナーmicawber MW-2058。
1台持っておくと何かと便利な、多機能チューナーです。
ディスプレイは通常オレンジ色で、チューニングが合うと緑色に変わります。


液晶の文字が大きく、明るくても暗くてもハッキリ見えるので、場所を選ばず使える点が良いですね。
可動域の広さも特徴で、ディスプレイ自体が360度回転するほか、アーム部分も前後180度・左右360度に動かせます。

そのため設置の自由度が高く、ギターヘッドの表側・裏側どちらにも自由に配置できます。

機能面では、410〜490Hzの周波数変更と楽器モードの切り替えに対応しており、サイドボタンで調整できます。


電源ボタンが独立しておらず、他のボタンと兼用になっているので操作性の観点でややマイナスですが、慣れれば問題ありません。
ディスプレイの視認性と設置の自由度が優れており、これだけ多機能なのに価格は1,900円程度なので、コスパに優れた非常に良い製品です。
ギタリストにおすすめのクリップチューナー

次は、ギタリストにおすすめのクリップチューナーです。
ギタリストの方は、MCしながらチューニングする場面は少ないので、小型で目立たないタイプのチューナーがおすすめです。
また、アコギとエレキギターで兼用する方が多いので、3連ペグと6連ペグの両方で使いやすいタイプが良いですね。


D’Addario PW-CT-12

- 検出タイプ:ピエゾ式
- 測定モード:クロマチック
- 周波数変更:可(410~480Hz)
小型でギターヘッド裏側に目立たずに取り付けられることが売りのクリップチューナー、PW-CT-12。
ダダリオの小型チューナー「NS Micro Headstock Tuner」シリーズの定番機種です。
取り付け方法が他のチューナーとは異なり、取り付け箇所の幅を調整して固定するタイプになっています。

着脱は若干面倒ですが、省スペースでしっかり固定できるのがメリットです。
コンパクトなので、ギターヘッドの裏側にも付けられる上に、付けていても目立ちません。

ギターにつけっぱなしにしておきたい人に最適なチューナーですね。
チューナーを付けたままでもギターケースにしまえるので、とても便利です。
一方、ボーカルがマイクで喋りながらチューニングすると、ギターヘッド背面を見るのがややしんどいです。
筆者も、ボーカルのときは別のチューナを使っており、ギター担当のときはPW-CT-12を使っています。
高精度でレコーディング向けのクリップチューナー

最後は、高精度でレコーディングなどのシビアな用途に適したクリップチューナーです。
ストロボモードを搭載したタイプになるので価格は高いですが、仕事でギターの録音などを担当されるなら1台は持っておきたいところです。
tc electronic PolyTune Clip

- 検出タイプ:ピエゾ式
- 測定モード:クロマチック、ポリフォニック、ストロボ
- 周波数変更:可(435~445Hz)
- 精度:±0.02セント以内
ポリフォニック・モードでチューナー界に革命を持たらせた PolyTuneのクリップタイプ tc electronic PolyTune Clip。
最大の特徴は、全弦を一度に測定できるポリフォニックモードを搭載していること。
ジャラーンと鳴らすだけで全弦のチューニング状態がまとめて表示されます。

微妙なズレを直すときや、チューニングが狂っていないか念のため確認したいときに便利です。
PolyTune Clipは機能性、精度、ルックスのどれも優秀で、非常に使い勝手の良いチューナーに仕上がっています。

本体の可動域が広く、ギターヘッド前面、裏面のどちらに設置しても見やすい角度に調整可能。


チューニング精度も高く、特にストロボモードは±0.02セントと非常に高精度です。
他メーカーのチューナーは、±0.1セント以内となっているところが多いので、桁が1つ小さいのは凄いですね。
さらに電源ボタンが独立しているため、誤操作の心配もありません。

ボタンの配置も良く、操作性も快適です。
機能性、精度、ルックスのどこを取っても優秀なこともあり、価格は高いもののプロアマ問わずPolyTune Clipを愛用している方は多いです。
なお、Polytune Clipからポリフォニックモードを外したUNITUNE CLIPという製品もあります。

1,000円ほど安くなるので、ポリフォニックモードが不要な方はUNITUNE CLIPを選ぶとよいでしょう。
KORG Sledgehammer Pro

- 検出タイプ:ピエゾ式
- 測定モード:クロマチック、ストロボ、ハーフストロボ
- 周波数変更:可(436~445Hz)
- 精度:±0.1セント以内
KORG Custom Shop製のチューナー、Sledgehammer Pro。
チューナーを数多く出しているKORGの中でも、高品質なフラッグシップモデルに位置づけられる製品です。
Sledgehammer Proは何といってもルックスが良いですね。

本体の操作は左右にあるボタンで行います。


Custom Shop製と言うことで品質は良く、音の感度や精度も非常に優秀です。
ただ、音を鳴らした瞬間に音階のアルファベット表示が一瞬ブレることがあります。
とはいえすぐに正しく表示されるので、チューニングに支障はありません。
可動域は広めですが、関節の動き方に少しクセがあります。

何も知らずに感覚で動かすと思った方向に曲がらないのですが、仕組みを理解すれば自由度高く配置できるようになります。
チューニングモードは、通常のクロマチック以外に「ハーフ・ストロボ」「ストロボ」の2種が用意されています。

ストロボモードは、精度±0.1セント以内の高精度チューニングに対応します。
レコーディングなどのシビアな用途から、日常使いまで万能に使えるチューナーです。
おすすめのクリップチューナー まとめ
ぎたすけ
たけしゃん
おすすめのクリップチューナー紹介でした!
筆者は、色んなチューナーを買って使っていますが、最近はPW-CT-17をメインで使っています。

結局、毎日使っていると、視認性がよくて操作がシンプルなものに行きつきますね。
最近は、チューナーも大分値上がりしてしまったのですが、PW-CT-17は今でも1,900円くらいで買えるのも嬉しいところです。
本記事を参考に、お気に入りのチューナーを見つけてください!
関連記事
よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめ17選【2025年】。ボーカルレコーディングで定番の製品を徹底比較。
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
女性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。参考アーティストも合わせて紹介
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
















