Blueのコンデンサーマイク8本を音源付きで解説。プロのMVでもよく見るおしゃれで音の良いマイクメーカー

BLUEマイクロフォンズ Essentialシリーズ

ぎたすけ

Blueのマイクって縦長で特徴的な形しているからわかりやすいよな

たけしゃん

そうだよね。音も良いし、おしゃれだからMVとかにも映ってること多いね
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音楽ブロガーたけしゃん

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たけしゃん

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ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
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Blue Microphones

BLUE baby bottleの上部

Blue Microphonesは1995年に設立したアメリカのマイクメーカーです。

通称はBlueと呼ばれており、洗練されたデザインのマイクが特徴ですね。

BLUE Blue Bird

2018年にPC周辺機器で有名なロジクールに買収されており、現在はロジクール傘下の企業になっています。

昔からプロユースのXLRマイクを作っているメーカーですが、最近はUSBマイクのイメージが強いですね。

blue-yeti x
Blue Yeti X

Blue Yetiシリーズは多くの著名人が配信で使用しており、世界的にも有名です。

また、XLRマイクもBlue Bottleが世界的に有名で、昔からMVなどでもよく見るマイクです。

現状はメーカー問合せ品となっている模様

国内で流通しているマイクを一通りロジクールさんからお借りしたので、音源付きで全部紹介していきます。

飛ばし読みガイド

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BlueのXLRマイク

BLUE baby bottle

まずはXLRマイクからですね。

BlueのXLRマイクは結構バリエーション豊富だったのですが、現状は下記の3本のみ流通しているようです。

BLUEマイクロフォンズ Essentialシリーズ
左からSpark SL、Bluebird SL、Baby bottle SL

Dragonflyやemberなどは割と人気だった気がしますが、現在は国内流通していないようです。

ember本体
Blue ember

また、2017年以降は型番の後ろに「SL」がつくようになりました。

SLの意味はSwitched Lineの略で、ローカットとPADスイッチを指しています。

BLUE Blue Birdの本体スイッチ
マイク上部にスイッチがついた

2017年以前に製造された製品はSLがついていませんので、購入時は型番に「SL」があるか確認しましょう。

あと、2018年のロジクール買収後は製品パッケージとショックマウントのデザインが変わっています。

BLUE Blue Birdのショックマウント
現行品

大きな違いはありませんが、情報として載せておきます。

補足

サウンドハウスは直輸入品を販売しているため、国内流通版とは仕様が異なるかもしれません

XLRマイク 目次

Spark SL

BLUE SPARK SL
マイクタイプ XLRコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
周波数特性20Hz – 20kHz
最大SPL 136dB
S/N比 73dB
寸法 220.5 × 45mm
重量336g
公式HP

ライブ配信者向けに最適化されたコンデンサーマイク Spark SL。

実売価格も2.5万円程度で、Blueのエントリーモデル的な位置づけです。

高音が持ち上がったチューニングで、声に最適化した音になっています。

Spark SLでボーカル・アコギを別録りした動画がこちら。

シャッター / 優里 アコースティックCover

サビで声を張った時にガツンときますね。曲によって相性はありそうです。

トークは明瞭で明るいサウンドで録れます。

Spark SLは本体にローカット、PADのスイッチが付いています。

BLUE SPARK SLの本体スイッチ

ローカットは空調や車の走行音をカットできたりするので、配信で気になる人はONにしてみると良いでしょう。

なお、公式の型番では「blackout spark SL」となっていますが、「Spark SL」と同一製品だそうです。

各ECサイトはSpark SL表記で販売されています。

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Bluebird SL

BLUE Blue Bird
マイクタイプ XLRコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
周波数特性20Hz – 20kHz
最大SPL 138dB
S/N比 82.3dB
寸法 222.5 × 47.5mm
重量455g
公式HP

BlueのXLRマイクの中でも代表的な存在のBluebird SLです。

予算3万円のマイクでは、昔から人気のコンデンサーマイクです。

高音が持ち上がった煌びやかなサウンドで、音の抜けが良いチューニングになっています。

Bluebird SLでボーカル・アコギを別録りした動画がこちら。

夏音 / 優里 フル アコースティックCover【コードは概要欄に記載】

ボーカルは音の抜けがよく、気持ちよく歌えました。

アコギは高音が強すぎると感じましたが、マイク位置の調整で何とかなるレベルだとも思いました。

Blue Bluebird SLをマイクアームに取付て撮影した画像 2

結構派手なサウンドなので、ボーカリスト向けですね。

弾き語りなどアコースティックで使う人は、BabyBottle SLのほうが良いと感じました。

ちなみに少し前のBluebirdは水色カラーでしたね。

どこのタイミングか忘れましたが、現行は青カラーに変わっています。

BLUE Blue Birdをケースに入れたところ

YouTubeのマイクレビューだと、昔のBluebirdが紹介されていることが結構多いですね。

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Babybottle SL

BLUE baby bottle
マイクタイプ XLRコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
周波数特性20Hz – 20kHz
最大SPL 134dB
S/N比 83.2dB
寸法 222.5 × 51.5mm
重量410g
公式HP

クラシカルで落ちついたサウンドが特徴的なBabybottle SLです。

カラーリングもシックで、どのシチュエーションにも合いそうなルックスになっています。

BLUE baby bottleをケースに入れた画像

公式ではビンテージマイクを彷彿させるサウンドと記載があります。

録ってみると、素朴ですが、存在感はしっかりある使いやすいサウンドでした。

Babybottle SLでボーカル、アコギを録った動画がこちら。

my sole my soul / 秦基博 アコースティックCover

お借りした3本の中では、一番弾き語りに合うマイクでした。

ボーカルもアコギも目立ちすぎず、存在感はしっかりあります。これくらいがちょうど良いですね。

5万円未満でこういったナチュラルテイストなマイクは意外と少ないので、良い選択肢を見つけたなと感じました。

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BlueのUSBマイク

BlueのUSBマイクを並べた

続いては、BlueのUSBマイクです。

Blueの製品はおしゃれなデザインと優れた音質で、世界的に人気があります。

BlueのUSBマイクはSnowballシリーズとYetiシリーズに分かれています。

タイトルblue snowball-iceの上部
Snowball iCE
blue snowball
Snowball
Blue Yeti nano

Yeti nano

Yeti
blue-yeti x
Yeti X
指向性単一指向性2種類2種類4種類4種類
ビットレート44.1kHz/16bit44.1kHz/16bit48kHz/24bit48kHz/16bit48kHz/24bit
ヘッドホン端子××
エフェクト××
ゲインつまみ×××
モニターMIX××××
LEDカスタム××××
実売価格7,810円9,900円15,510円18,810円24,860円

Yetiシリーズはロジクール傘下になってから、製品仕様も変わっています。

ロジクールの専用アプリ「G HUB」でコントロールできるようになり、多彩なエフェクトを使えるようになりました。

Yeti XのBlue Vo!ce画面。入力ゲインは10くらいでいける

なお、ロジクール仕様になったYetiは製品名に「Logicool for Creators」とついています。

旧仕様の製品だと、G HUBで動かせるかは不明なので購入時は気を付けましょう。

USBマイクの目次

Snowball iCE

blue Snowball iCE
マイクタイプ USBコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
周波数特性40Hz~18kHz
サンプリングレート 44.1kHz / 16bit
対応OS Windows、Mac
サイズ (円周)325mm
重量460g
公式HP

サンプル音(ボーカル)

Blue USBマイクのエントリーモデル Snowball iCEです。

高音質なマイクに必要最低限の機能を載せた安価なモデルとなっています。

マイクスタンドが付属しており、卓上に置いて手軽に使えます。

blue snowball-iceのマイクスタンド

マイクスタンドはマイクの向きを上下に変えられるようになっています。

Snowball iCEのマイクスタンドはマイク部分が可動する

本体は商品ページで見たイメージより、結構大きいです。

Snowball iceとAT2020USB+
Snowball iCEとAT2020USB+

また、本体につまみやイヤホン端子はありません。シンプルな造りです。

blue snowball-iceの上部の裏

その分、価格の割に音質は良いので、テレワーク・配信の音質を上げたい人向けの製品ですね。

Snowball

Blue Microphones Snowball
マイクタイプ USBコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
無指向性
周波数特性40Hz~18kHz
サンプリング周波数 44.1kHz / 16bit
対応OS Windows、Mac
サイズ (円周)325mm
重量460g
公式HP

サンプル音(ボーカル)

高音質なマイクに無指向性とPADスイッチをつけたのがSnowballです。

Snowball iCEから機能を少し増やしたモデルですね。

SnowballとSnowball iCE
Snowball iCEとSnowball

Snowballは正面の音を拾う単一指向性(カーディオイド)に加えて、360度の音を拾う無指向性が追加されています。

単一指向性の図解
単一指向性
無指向性の図解
無指向性

また、マイクの入力音量を減衰させるPADスイッチもついています。

Blue Microphones Snowball 背面

Snowballは付属のスタンドも伸縮できるタイプになっており、設置の自由度も上がっています。

blue snowballのマイクスタンド

テレワーク以外に会議室などでも使う場合はSnowballが便利ですね。

BlueMicrophones Snowball ブラック BM250BK USBコンデンサーマイク ブルーマイクロフォン
Blue Microphones(ブルー マイクロフォン)

Yeti nano

Blue Yeti nano
マイクタイプ USBコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
無指向性
周波数特性20Hz~20kHz
サンプリングレート 48kHz / 24bit
対応OS Windows、Mac
寸法
(縦×横×高さ)
10.9cm × 9.6cm × 21.1cm
(スタンド装着時)
重量630g
公式HP

サンプル音(ボーカル)

世界的に人気の高いBlue Yetiシリーズ。

そのエントリーモデルに当たるのが、Yeti nanoです。

コンパクトなボディですが、専用アプリを介して様々なエフェクトを使うことができます。

Blue Yeti nano専用ソフトウェア

音質も良好でテレワーク、配信だけでなく、演奏でも使えるレベルです。

本体にイヤホン端子やボリュームノブがついているので、Snowballより活用範囲も広いですね。

Blue Yeti nanoの正面ボタン
Blue Yeti nanoの下部にある接続端子

専用アプリではEQ、コンプレッサー、ノイズ除去など使えるので、細かく音の調整もできます。

Blue Vo!ceのエフェクト画面j

1万円半ばの製品で、ここまで自由度高い製品は他にないですね。

音の調整をしっかりやりたい人には非常に良いマイクです。

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Yeti

Blue Yeti
マイクタイプ USBコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
無指向性
双指向性
ステレオ
周波数特性20Hz~20kHz
サンプリング周波数 48kHz / 16bit
対応OS Windows、Mac
サイズ
(スタンド装着時)
12cm × 12.5cm × 29.5cm
重量550g
公式HP
風景 / 秦基博 アコースティックCover

Blueを代表するUSBマイク Yetiです。

多機能・高音質なUSBマイクの代表的な存在ですね。

Yetiからは本体にゲインノブが追加されています。

Blue Yetiの背面

そのため、ヘッドホン音量からマイク音量まで、マイク本体で調整できます。

また、専用アプリで多彩なエフェクトを使うことができます。

Blue YetiのBlue Voiceの画面

ただ、Yetiに関してはモニター系の機能とソフトウェアが連携していないんですよね。

そのため、本体ノブで音量を変えても、アプリ側には反映されません。

なので、専用アプリでコントロールする場合はYeti nanoかYeti Xを選んだほうが良さそうです。

補足

実機を触ったのは2021年なので、今はアップデートされているかもしれません

とはいえ、マイク本体の音質・機能は使いやすく、価格も1万円台なので人気なのも納得の製品です。

Yeti X

blue-yeti x
マイクタイプ USBコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
無指向性
双指向性
ステレオ
周波数特性20Hz~20kHz
サンプリング周波数 48kHz / 24bit
対応OS Windows、Mac
サイズ
(スタンド装着時)
11cm × 12.2cm × 28.9cm
重量519g
公式HP

サンプル(ボイス)

サンプル(ボーカル)

Blue Yetiシリーズの上位モデル Yeti Xです。

YetiからLEDライト、モニターミックス機能が追加された機種となっています。

Blue Yeti Xのスマートノブ マイク入力音量調整

LEDライトは中央のボタン周りについており、専用アプリで自由に色を変えられます。

Blue Yeti-XのBlue Voice画面。本体のLEDライトをカスタマイズできる

モニターミックス機能はヘッドホンに流すPCの再生音とマイクの音の音量を調整する機能です。

歌配信をやる人などには、便利な機能ですね。

また、中のパーツも良くなっているのか、マイクのゲインに大分余裕があります。

音質も良好で、さすが上位機種という印象ですね。

Blue Yeti X

ちなみにYeti Xはひろゆきさんが配信で使っているマイクとして有名です。

USBマイクの中でも音質はかなり良い部類に入る製品ですね。

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Blueのマイク周辺機器

Blue Compass

最後はBlueのマイク周辺機器です。

マイクのデザインがやや特殊なのもあって、自社製品に最適化した周辺機器が用意されています。

メーカーさんからマイクと一緒にお借りしたので、合わせて紹介していきます。

RADIUS III

Blue RADIUS-III

RADIUS IIIは主にYetiシリーズでの利用を想定して作られたショックマウントです。

ショックマウントにしてはかなり大きいですが、Yetiシリーズも大きいのでちょうど良いです。

Blue Yeti XをCompassに取付した
Blue Yeti XをマイクアームCompassに取付した

RADIUS IIIをつけることで振動ノイズをカットできます。

ゲーム実況などで、キーボードを打鍵しながら喋る人は振動を拾わないようにショックマウントを付けたほうが良いですね。

Compass

Blue Compass

マイクアームのBlue Compassです。

一般的なマイクアームより、アームが長く、マイクを逆さ吊りするのに適しています。

Blue CompassとRoycelマイクアームとの長さ比較
左がCompass、右はRoycelマイクアーム

Blueのマイクは縦長のデザインが多いため、逆さ吊りのほうが使いやすいんですよね。

Bluebird SLとC214とTLM102の大きさ比較した画像
TLM 102、C214、Bluebird SL

ただ、縦に長いので逆さに吊るすにもアームの長さが必要で、Compassは吊るすのに最適化されています。

また、Compassはデザイン性にも優れており、デスク回りがおしゃれになります。

Blue Compassの接続部分

アーム内にケーブル収納するダクトもあり、ケーブル周りもスッキリできる点も良いですね。

Blue Compassはマイクケーブルを格納できる

マイクアームの中では、かなり高額な部類ですが、それだけ品質は良いです。

Blueの縦に長いマイクを使う方はセットでCompassの導入も検討しましょう。

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Blueのコンデンサーマイク まとめ

Baby Bottleでレコーディングしているところ
  • 音質、デザインに優れた製品が多い
  • XLRだけでなく、USBマイクも世界的に有名
  • 2018年からロジクール傘下となり、同社ゲーミングデバイスと連携して使えるようになった

ぎたすけ

確かにデザインが個性的で、動画映えしそうなマイクばかりだったな

たけしゃん

そうだよね。最近は動画が主流だからマイクのルックスは重要だし、Blueの人気も高まってる気がするね

Blueのコンデンサーマイクについての解説でした。

イメージ的には昔から女性アーティストの使用者が多いですが、最近は男女関係なく使用者が増えてます。

ロジクール傘下になったことで、ゲーミングデバイスとの連携もどんどん強化されていきそうですね。

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