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Blue Microphones
Blue Microphonesは1995年に設立したアメリカのマイクメーカーです。
通称はBlueと呼ばれており、洗練されたデザインのマイクが特徴ですね。
2018年にPC周辺機器で有名なロジクールに買収されており、現在はロジクール傘下の企業になっています。
昔からプロユースのXLRマイクを作っているメーカーですが、最近はUSBマイクのイメージが強いですね。
Blue Yetiシリーズは多くの著名人が配信で使用しており、世界的にも有名です。
また、XLRマイクもBlue Bottleが世界的に有名で、昔からMVなどでもよく見るマイクです。
国内で流通しているマイクを一通りロジクールさんからお借りしたので、音源付きで全部紹介していきます。
飛ばし読みガイド
BlueのXLRマイク
まずはXLRマイクからですね。
BlueのXLRマイクは結構バリエーション豊富だったのですが、現状は下記の3本のみ流通しているようです。
Dragonflyやemberなどは割と人気だった気がしますが、現在は国内流通していないようです。
また、2017年以降は型番の後ろに「SL」がつくようになりました。
SLの意味はSwitched Lineの略で、ローカットとPADスイッチを指しています。
2017年以前に製造された製品はSLがついていませんので、購入時は型番に「SL」があるか確認しましょう。
あと、2018年のロジクール買収後は製品パッケージとショックマウントのデザインが変わっています。
大きな違いはありませんが、情報として載せておきます。
XLRマイク 目次
Spark SL
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 136dB |
S/N比 | 73dB |
寸法 | 220.5 × 45mm |
重量 | 336g |
ライブ配信者向けに最適化されたコンデンサーマイク Spark SL。
実売価格も2.5万円程度で、Blueのエントリーモデル的な位置づけです。
高音が持ち上がったチューニングで、声に最適化した音になっています。
Spark SLでボーカル・アコギを別録りした動画がこちら。
サビで声を張った時にガツンときますね。曲によって相性はありそうです。
トークは明瞭で明るいサウンドで録れます。
Spark SLは本体にローカット、PADのスイッチが付いています。
ローカットは空調や車の走行音をカットできたりするので、配信で気になる人はONにしてみると良いでしょう。
なお、公式の型番では「blackout spark SL」となっていますが、「Spark SL」と同一製品だそうです。
各ECサイトはSpark SL表記で販売されています。
Bluebird SL
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 138dB |
S/N比 | 82.3dB |
寸法 | 222.5 × 47.5mm |
重量 | 455g |
BlueのXLRマイクの中でも代表的な存在のBluebird SLです。
予算3万円のマイクでは、昔から人気のコンデンサーマイクです。
高音が持ち上がった煌びやかなサウンドで、音の抜けが良いチューニングになっています。
Bluebird SLでボーカル・アコギを別録りした動画がこちら。
ボーカルは音の抜けがよく、気持ちよく歌えました。
アコギは高音が強すぎると感じましたが、マイク位置の調整で何とかなるレベルだとも思いました。
結構派手なサウンドなので、ボーカリスト向けですね。
弾き語りなどアコースティックで使う人は、BabyBottle SLのほうが良いと感じました。
ちなみに少し前のBluebirdは水色カラーでしたね。
どこのタイミングか忘れましたが、現行は青カラーに変わっています。
YouTubeのマイクレビューだと、昔のBluebirdが紹介されていることが結構多いですね。
Babybottle SL
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 134dB |
S/N比 | 83.2dB |
寸法 | 222.5 × 51.5mm |
重量 | 410g |
クラシカルで落ちついたサウンドが特徴的なBabybottle SLです。
カラーリングもシックで、どのシチュエーションにも合いそうなルックスになっています。
公式ではビンテージマイクを彷彿させるサウンドと記載があります。
録ってみると、素朴ですが、存在感はしっかりある使いやすいサウンドでした。
Babybottle SLでボーカル、アコギを録った動画がこちら。
お借りした3本の中では、一番弾き語りに合うマイクでした。
ボーカルもアコギも目立ちすぎず、存在感はしっかりあります。これくらいがちょうど良いですね。
5万円未満でこういったナチュラルテイストなマイクは意外と少ないので、良い選択肢を見つけたなと感じました。
BlueのUSBマイク
続いては、BlueのUSBマイクです。
Blueの製品はおしゃれなデザインと優れた音質で、世界的に人気があります。
BlueのUSBマイクはSnowballシリーズとYetiシリーズに分かれています。
Yetiシリーズはロジクール傘下になってから、製品仕様も変わっています。
ロジクールの専用アプリ「G HUB」でコントロールできるようになり、多彩なエフェクトを使えるようになりました。
なお、ロジクール仕様になったYetiは製品名に「Logicool for Creators」とついています。
旧仕様の製品だと、G HUBで動かせるかは不明なので購入時は気を付けましょう。
USBマイクの目次
Snowball iCE
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 40Hz~18kHz |
サンプリングレート | 44.1kHz / 16bit |
対応OS | Windows、Mac |
サイズ (円周) | 325mm |
重量 | 460g |
サンプル音(ボーカル)
Blue USBマイクのエントリーモデル Snowball iCEです。
高音質なマイクに必要最低限の機能を載せた安価なモデルとなっています。
マイクスタンドが付属しており、卓上に置いて手軽に使えます。
マイクスタンドはマイクの向きを上下に変えられるようになっています。
本体は商品ページで見たイメージより、結構大きいです。
また、本体につまみやイヤホン端子はありません。シンプルな造りです。
その分、価格の割に音質は良いので、テレワーク・配信の音質を上げたい人向けの製品ですね。
Snowball
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 無指向性 |
周波数特性 | 40Hz~18kHz |
サンプリング周波数 | 44.1kHz / 16bit |
対応OS | Windows、Mac |
サイズ (円周) | 325mm |
重量 | 460g |
サンプル音(ボーカル)
高音質なマイクに無指向性とPADスイッチをつけたのがSnowballです。
Snowball iCEから機能を少し増やしたモデルですね。
Snowballは正面の音を拾う単一指向性(カーディオイド)に加えて、360度の音を拾う無指向性が追加されています。
また、マイクの入力音量を減衰させるPADスイッチもついています。
Snowballは付属のスタンドも伸縮できるタイプになっており、設置の自由度も上がっています。
テレワーク以外に会議室などでも使う場合はSnowballが便利ですね。
Yeti nano
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 無指向性 |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
サンプリングレート | 48kHz / 24bit |
対応OS | Windows、Mac |
寸法 (縦×横×高さ) | 10.9cm × 9.6cm × 21.1cm (スタンド装着時) |
重量 | 630g |
サンプル音(ボーカル)
世界的に人気の高いBlue Yetiシリーズ。
そのエントリーモデルに当たるのが、Yeti nanoです。
コンパクトなボディですが、専用アプリを介して様々なエフェクトを使うことができます。
音質も良好でテレワーク、配信だけでなく、演奏でも使えるレベルです。
本体にイヤホン端子やボリュームノブがついているので、Snowballより活用範囲も広いですね。
専用アプリではEQ、コンプレッサー、ノイズ除去など使えるので、細かく音の調整もできます。
1万円半ばの製品で、ここまで自由度高い製品は他にないですね。
音の調整をしっかりやりたい人には非常に良いマイクです。
Yeti
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 無指向性 双指向性 ステレオ |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
サンプリング周波数 | 48kHz / 16bit |
対応OS | Windows、Mac |
サイズ (スタンド装着時) | 12cm × 12.5cm × 29.5cm |
重量 | 550g |
Blueを代表するUSBマイク Yetiです。
多機能・高音質なUSBマイクの代表的な存在ですね。
Yetiからは本体にゲインノブが追加されています。
そのため、ヘッドホン音量からマイク音量まで、マイク本体で調整できます。
また、専用アプリで多彩なエフェクトを使うことができます。
ただ、Yetiに関してはモニター系の機能とソフトウェアが連携していないんですよね。
そのため、本体ノブで音量を変えても、アプリ側には反映されません。
なので、専用アプリでコントロールする場合はYeti nanoかYeti Xを選んだほうが良さそうです。
とはいえ、マイク本体の音質・機能は使いやすく、価格も1万円台なので人気なのも納得の製品です。
Yeti X
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 無指向性 双指向性 ステレオ |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
サンプリング周波数 | 48kHz / 24bit |
対応OS | Windows、Mac |
サイズ (スタンド装着時) | 11cm × 12.2cm × 28.9cm |
重量 | 519g |
サンプル(ボイス)
サンプル(ボーカル)
Blue Yetiシリーズの上位モデル Yeti Xです。
YetiからLEDライト、モニターミックス機能が追加された機種となっています。
LEDライトは中央のボタン周りについており、専用アプリで自由に色を変えられます。
モニターミックス機能はヘッドホンに流すPCの再生音とマイクの音の音量を調整する機能です。
歌配信をやる人などには、便利な機能ですね。
また、中のパーツも良くなっているのか、マイクのゲインに大分余裕があります。
音質も良好で、さすが上位機種という印象ですね。
ちなみにYeti Xはひろゆきさんが配信で使っているマイクとして有名です。
USBマイクの中でも音質はかなり良い部類に入る製品ですね。
Blueのマイク周辺機器
最後はBlueのマイク周辺機器です。
マイクのデザインがやや特殊なのもあって、自社製品に最適化した周辺機器が用意されています。
メーカーさんからマイクと一緒にお借りしたので、合わせて紹介していきます。
RADIUS III
RADIUS IIIは主にYetiシリーズでの利用を想定して作られたショックマウントです。
ショックマウントにしてはかなり大きいですが、Yetiシリーズも大きいのでちょうど良いです。
RADIUS IIIをつけることで振動ノイズをカットできます。
ゲーム実況などで、キーボードを打鍵しながら喋る人は振動を拾わないようにショックマウントを付けたほうが良いですね。
Compass
マイクアームのBlue Compassです。
一般的なマイクアームより、アームが長く、マイクを逆さ吊りするのに適しています。
Blueのマイクは縦長のデザインが多いため、逆さ吊りのほうが使いやすいんですよね。
ただ、縦に長いので逆さに吊るすにもアームの長さが必要で、Compassは吊るすのに最適化されています。
また、Compassはデザイン性にも優れており、デスク回りがおしゃれになります。
アーム内にケーブル収納するダクトもあり、ケーブル周りもスッキリできる点も良いですね。
マイクアームの中では、かなり高額な部類ですが、それだけ品質は良いです。
Blueの縦に長いマイクを使う方はセットでCompassの導入も検討しましょう。
Blueのコンデンサーマイク まとめ
- 音質、デザインに優れた製品が多い
- XLRだけでなく、USBマイクも世界的に有名
- 2018年からロジクール傘下となり、同社ゲーミングデバイスと連携して使えるようになった
ぎたすけ
たけしゃん
Blueのコンデンサーマイクについての解説でした。
イメージ的には昔から女性アーティストの使用者が多いですが、最近は男女関係なく使用者が増えてます。
ロジクール傘下になったことで、ゲーミングデバイスとの連携もどんどん強化されていきそうですね。
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