ぎたすけ
たけしゃん
用途 | 項目 |
---|---|
普段使い | |
DTM | |
ライブ配信 |
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SENNHEISER HD 600
型式 | ダイナミック 開放型 |
周波数特性 | 12 ~ 40,500 Hz |
プラグ | 3.5mm 6.3mm変換プラグ付属 |
インピーダンス | 300Ω |
重量(ケーブルを除く) | 254g |
開放型モニターヘッドホンで世界的に有名なゼンハイザー HD 600。
レコーディングスタジオでも良く見る、昔から定番のモニターヘッドホンです。
フラットな特性で、HD 600でバランスよく聴こえれば、どの環境でもバランスよく聴こえるという信頼感があります。
それでは、HD 600の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<SENNHEISER HD 600をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
ダイナミック 開放型
HD 600は開放型のモニターヘッドホンです。
開放型はイヤーパッド部分がメッシュなどになっており、ハウジングの外にも音が出るようになっています。
タイプ | 特徴 |
開放型 | 音の抜けがよい 音場が広い 聴き疲れしにくい 遮音性は低い |
密閉型 | 低音が出やすい 遮音性が高い 音がこもりやすい |
HD 600はスピーカーで聴いているような開放感と音の広がりがあります。
また、HD 600は開放型ですが、低音もしっかり出てますね。
一方で構造的に音漏れはするため、レコーディング時のモニターには向いてません。
ミックス、編集作業、リスニングなどの用途に適しています。
ハイインピーダンス仕様
HD 600は300Ωとハイインピーダンス仕様のプロユースヘッドホンです。
そのため、スマートフォンなど一般のオーディオ機器に接続すると音が小さいです。
民生用のオーディオ機器で使いたい人はヘッドホンアンプなどを別で用意しましょう。
ミキサー、オーディオインターフェイスなどの業務用機器に繋ぐ場合は基本的に大丈夫です。
ただし、業務用機器でも安物だと、ヘッドホンアンプが弱いので音量がやや不足します。
YAMAHA AG03だと、ギリギリ大丈夫かな…というレベルでした。
このクラスのモニターヘッドホンを導入するなら、オーディオインターフェイスも良いものを使ったほうが良いです。
サイズ調整幅
HD 600はサイズ調整できる幅に余裕があります。
僕は頭がやや大きいですが、全開に広げると大分余りますね。
また、HD 600は側圧もやや強いので、頭頂部分を余らせても安定します。
頭が大きい人でも、小さい人でも使いやすい仕様になっています。
付属品
HD 600の付属品は6.3mm変換プラグです。
その他の付属品はなく、シンプルなパッケージになっています。
なお、ケーブルは両出しのストレートケーブルです。
SENNHEISER HD 600をレビュー
それでは、HD 600を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
やはり、定番なだけあってすごく良いですね。
スピーカー環境に近い聴こえ方で、ゼンハイザーの開放型はすごいなと感心しました。
レビューの目次
フラットでスピーカー環境に近い聴こえ方
HD 600は原音に忠実なフラットな特性で、各帯域のバランスも非常に良いです。
自分のサウンドを聞いていて、偏った部分や違和感ある部分を見つけやすいです。
また、スピーカー環境に近い聴こえ方である点も素晴らしいです。
音場も広く、開放感があって抜けも良いです。
夜中などスピーカー環境で十分な音量を出せない状況でのミキシングで、非常に重宝します。
開放型ヘッドホンを色々使ってみても、スピーカー環境にこれだけ近いものはなかなかないです。
ゼンハイザーの開放型は本当に凄いですね。
長時間作業でも音疲れしない
HD 600は開放型で音がこもらず、通気性も良いです。
演奏動画のミックス、動画編集で長時間使いましたが、密閉型での作業と比べてはるかに楽でした。
側圧はやや感じますが、苦に感じるレベルではなく、夏場でも耳が蒸れることもありません。
最近はミックスから動画編集まで、1人でやる人も多いので、作業も長時間になることが多いです。
そんなときに開放型を1台持っておくと、疲れが大分違いますね。
競合製品との比較
最後は競合製品との比較です。
ここではSENNHEISER HD 400 PROとaudio technica ATH-R70xと比較していきます。
まず、同メーカーのHD 400 PROとの比較です。
サウンドの特性はほとんど一緒で、スピーカー環境に近い聴こえ方です。
HD 600のほうが若干、音像が近いと感じるくらいですね。
正直なところ、どちらも素晴らしいクオリティなので、比較するのも難しいです。
デザイン的には、僕はHD 600のほうが好きですね。
一方でHD 400 PROはケーブルが片出しで、カールとストレートの2本が付属しています。
細かいところで、HD 400 PROのほうが使いやすくはなってますね。
続いて、audio technica ATH-R70xとの比較です。
こちらはサウンドの傾向も結構違う印象を受けます。
ATH-R70xは音場は広いですが、音像の距離感は近めで音に輪郭があります。
対して、HD 600はスピーカー環境に近いです。
音場が広く、立体的で空気感もリアルに再現したサウンドになっています。
ATH-R70xは開放型と密閉型の良いとこ取りした製品で、HD 600は開放型の良さを最大限引き出した製品という印象を受けました。
どちらのヘッドホンも非常に良いですが、密閉型との併用なら僕はHD 600を選択しますね。
SENNHEISER HD 600 まとめ
- 開放型で定番のモニターヘッドホン
- スピーカー環境に近い聴こえ方でミックスなどに最適
- 音疲れしにくく、長時間の編集作業にも適している
ぎたすけ
たけしゃん
SENNHEISER HD 600のレビューでした。
自宅作業が多くなってる昨今では、スピーカー環境に近い聴こえ方のヘッドホンは重宝します。
ヘッドホンでの編集作業が多い方におすすめの製品です。
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