評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
BlueBird SLで録った動画
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Blue Bluebird SLの特徴
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 138dB |
S/N比 | 82.3dB |
寸法 | 222.5 × 47.5mm |
重量 | 455g |
ルックスも良く、音も使いやすいことで人気のコンデンサーマイク Blue Bluebird SL。
Bluebird SLはBlue XLRシリーズの真ん中のモデルですね。
※左からSpark SL、Bluebird SL、Baby bottle SL
なお、 XLRシリーズは2021年7月から新パッケージで販売されています。
2018年にBlueマイクロフォンズはロジクール傘下になっており、その体制になったことでパッケージも新たに販売したそうです。
旧パッケージから大きな変化はないですが、付属のショックマウントが以前とは全く異なるデザインになっているそうです。
※現行品の付属ショックマウント
3万円前半と宅録でよく選択される価格帯のマイクなので、Blueの中でも良く知られた製品です。
AKG C214やaudio technica AT4040とよく比較されている定番マイクですね。
まずはBluebird SLの製品仕様から細かく解説していきます。
製品仕様を飛ばしてレビュー読みたい方は<Blue Bluebird SLをレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
本体機能
ローカット | 100Hzのハイパスフィルター |
PAD | -20dBの減衰 |
Bluebird SLは本体上部にローカットとPADのスイッチがついています。
ローカットは使用環境によっては空調や車の走行音を抑制できたりもするので、ライブ配信ではONにしてみるのもいいでしょう。
PADは基本的に大音量楽器などの収録に使うので、ボーカルやアコギ録りで使うことはあまりないかなと思います。
ちなみにECサイトなどを見ると、Bluebird SLとBluebirdが存在します。
SLの意味はSwitched Lineの略で、ローカットとPADスイッチを指しています。
2017年から Bluebirdはローカット、PAD機能が追加されて Bluebird SLになっています。
SLがついていないものはローカット、PAD機能がない旧製品ということですね。
Bluebird SLに合うマイクスタンド
Bluebird SLは本体重量が455gで付属のショックマウントが約400gなので、合わせると855g程度と結構重たいです。
そのため、マイクスタンドも比較的ガッチリしたものを選択したほうが良いですね。
ブームスタンドなら定番のKCで問題ありません。
机に取り付けできるマイクアームだと定番のKTSOULで大丈夫ですが、ネジはきつめにしめないと落ちてはきます。
また、逆さに吊るす場合は低価格帯のマイクアームだとアームの長さがもうちょっとほしいなと感じます。
配信中の安定などを求めるなら、 15,400円と値ははりますがBlue純正のCompassを検討しましょう。
付属品
Bluebird SLの付属品は専用の木箱とショックマウントです。
木箱は正直使い勝手はあまりよくはないですが、保管・携帯用に使うには問題ありません。
ショックマウントは金属製で結構重みがあるタイプですね。
安定感もあるし、振動ノイズなどの抑制もちゃんとしてくれます。
重めなのでマイクスタンド選びで注意が必要なものの、機能面やルックス面では良好なアイテムです。
Blue Bluebird SLをレビュー
それでは、Bluebird SLを細かくレビューしていきます。
はじめにメリット、デメリットをザックリ箇条書きすると以下の通りです。
結構、高音が強めですね。
そこが良いところでもあり、悪いと感じる人もいるところかなと思いました。
レビュー内では同価格帯で昔から比較されている、AKG C214とaudio technica AT4040とも比較していきます。
レビューの目次
高音の抜けが良い
Bluebird SLは高音が強めで音の抜けが良いです。
公式サイトの表現だと「モダンなクリスタルクリアなサウンド」となっていますね。
確かに今どきの音といえば、そうかもなぁと思いました。
実際にBluebird SLを使ってボーカル、アコギを別々に録った動画がこちら。
ボーカルは抜けも良くて、音も抜けてきますね。
アコギは気持ち高音強いかなと感じますが、もうちょっとマイク離せば良い感じだったので調整次第かなとも思いました。
上位モデルのBaby Bottle SLが低中音域強めの素朴なサウンドなので、シリーズ内でキャラクター分けられてる感じを受けますね。
Bluebird SLは高音が持ち上がってる感じで抜けが良く、派手めな音ですね。
弾き語りで使ってる分にはBaby Bottle SLの方が合うかなと感じますが、万能なのはどちらかというとBluebird SLかなとも思いました。
縦長でマイキングにやや苦労する
Bluebird SLは一般的なコンデンサーマイクと比べて、縦に長いです。
そのため、動画撮影していても良い感じに画角に入れるのがやや大変なんですよね。
映像と音録りを別でやれば、全然問題ないですが一発で済ませる場合はマイキングがやや難しいです。
また、ライブ配信でマイクアームに下げて使う場合も口元に持ってくると、本体下部が手元付近まできてタイピングするときに邪魔です。
そのため、逆さに吊り下げる方式がおすすめです。
ただ、逆さに吊り下げる場合もそれなりに高さ上げないといけなくて、アーム部分が短い安めのマイクアームだと若干苦労します。
そのため、Blue純正のCompass(1.5万円)やaudio technica AT8700J(8,000円)などアームの長さ的にも余裕があるやつを選んだ方が無難です。
C214、AT4040との比較
Bluebird SL | C214 | AT4040 | |
特性 | 高音強め | 高音強め | フラット |
S/N比 | 82.3dB | – | 82dB |
本体機能 | ローカット 20dB PAD | ローカット 20dB PAD | ローカット 10dB PAD |
寸法(mm) | 222.5 × 47.5 | 160 × 50 | 170 × 53.4 |
重量 | 455g | 280g | 360g |
実売価格 | 約3.2万円 | 約3.2万円 | 約3.2万円 |
3万円台のコンデンサーマイクといえば、Bluebird SL、C214、AT4040が昔から有名な3本です。
それぞれのアコギの音を聞き比べてみましょう。
BlueBird SL
AT4040
C214
3本でそれぞれ演奏してみての所感はザックリこんな感じ。
Bluebird SL | 高音域が強めで抜けが良い 女性ボーカルに合いそう Blue Birdの演奏動画 |
C214 | 高音域が強めで煌びやか 男性ボーカルと相性が良い C214の演奏動画 |
AT4040 | フラットでバランスが良い 誰でも万能に使える AT4040の演奏動画 |
うーん…、正直どれ買っても失敗することはなそうな感じです…(笑)。
強いて言うなら上記の分け方かなという程度。
あとはルックス面でもBluebird SLは強いですよね。
このおしゃれなルックスは動画映えします。
動画撮影でも雰囲気よくしてくれますし、ライブ配信でも置いとくだけで存在感あります。
Blueのマイクは昔からミュージシャンのMVとかに良く使われてますからね。ファッション性の観点でもポイント高いです。
Blue Bluebird SLのまとめ
- 3.2万円程度で買える音質・ルックス共に優れたコンデンサーマイク
- 高音が強めで音の抜けが良い
- 本体が縦長なのでマイクアームは適したものを選ぼう
ぎたすけ
たけしゃん
Bluebird SLのレビューでした。
価格帯的にもDTMで使いやすいので、昔から人気のマイクです。
最近はライブ配信とか動画撮影とかマイクのルックスも重要度上がってるので、Blueのマイクの存在価値は上がってるなと感じました。
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