ぎたすけ
たけしゃん
B7コードの押さえ方
ブルースっぽい渋い音がするコード B7。
頻出…とまではいきませんが、色んな曲でちょこちょこ出てくるコードですね。
押さえ方は指を4本使って4箇所を押さえるフォームです。
指が他の弦に触れることがないようにしっかりと立てて押さえるようにしましょう。
最初は4本の指でパッと押さえるのに苦戦しますが、こればかりは日数をかけて体に覚え込ませるしかありません。
焦らずに根気よく練習していきましょう。
また、最初は小指がなかなかついてきません。
課題曲にB7がある場合はとりあえず、簡単なB7のコードフォームで切り抜けるのも有効です。
上記のフォームだと1弦が鳴るとコード音が濁るので、ちゃんとミュートするようにしましょう。
まずは簡単なB7のコードフォームで練習を始めて、徐々に小指を追加していくのは有効なのでうまく活用してください。
次章では中級者向けにフォームバリエーションや使い分けなど、B7をもう少し掘り下げて解説していきます。
B7の色んなコードフォームと使用パターン
パターン①
パターン②
パターン③
B7で主に使うコードフォームは上記3種類。
プラスしてパターン③の省略コードフォームとして、下記の形も割と使いますね。
この4種類のフォームの中でも万能で最もよく使うのはパターン②のコードフォームです。
フォームはバレーコードでやや面倒ですが、音色のクセがないので使いやすいんですよね。
B7がダイアトニックコードとして出てくるEメジャーキーだと、上記のフォームの方が前後のコードとのコードチェンジも楽だったりします。
そんなわけで、バレーコードに苦手意識がある方もちゃんと練習することをおすすめします。
また、B7というコードは地味に奥が深くて色んな使われ方やバリエーションがあります。
本記事ではポップス曲でも使われている代表的なパターンを中心に解説していきます。
このあとの目次
B7とセカンダリードミナント
セカンダリードミナントとはダイアトニックコードのⅠ以外のコードにドミナントモーションするコードを指します。
アコギにおけるB7はGメジャーキーでのセカンダリードミナントであるⅢ7としての登場が多いです。
B7がGメジャーキーのセカンダリードミナントとして登場する代表的な楽曲は優里さんのドライフラワーです。
ドライフラワーではBメロのラストやサビの「ドライフラワーみたい君との日々も」などの場面でⅢ7としてB7が登場します。
Gメジャーキーはアコギ弾き語りだと、最もよく使う演奏キーなのでB7の登場頻度もそこそこ高いです。
また、Ⅲ7として登場するB7はブルース色が効いていた方が良い場面が比較的多く、パターン①のB7がハマりやすいです。
僕もドライフラワーをカバーさせてもらいましたが全てパターン①のB7で対応しています。
ダイアトニックコードとして登場するB7だとパターン①のフォームはクセが強くてハマらないことが多いのですが、セカンダリードミナントの場合はハマりやすいと言うのは面白いですよね。
このようにB7は状況に応じてパターン①とパターン②を有効に使い分けることが重要です。
B7とテンションコード
B7はおしゃれ曲を中心にテンションコードも割と使用されます。
主に使われるのは上記2種類ですが、特に押さえておいた方がいいのはB7(♭13)です。
ジャズっぽい感じのおしゃれ曲で下記のコード進行が割とよく出てきます。
俗に言う2516進行と呼ばれるコード進行ですね。
このコード進行をずっとループさせるだけで、いい感じの曲が作れるくらい美味しいコード進行です。
ポップス曲だと竹内アンナさんの「TOKYO NITE」という曲で近いコード進行が使われています。
このへんのテンションコードは流行りのシティポップ系の楽曲を演奏したり、作曲したりするときに理解しておくと便利ですね。
B7の分数コード
B7は比較的、分数コードも登場します。
ポップスでも使うことがあるのは主に上記の3種類ですが、B7/F#は割とよく出てくるイメージがありますね。
多用するようなものでもないですが、バリエーションとして持っておくとコード進行に変化をつけられるので覚えておきましょう。
B7コード まとめ
- B7はシ・レ#・ファ#・ラで構成されたコード
- B7は音色的にはバレーコードのフォームの方が使いやすいので練習しよう
- B7はダイアトニックコードよりはセカンダリードミナントとしての登場が多い
ぎたすけ
たけしゃん
B7の解説でした!
アコギでは主要コードほどは出てこないものの、セカンダリードミナントなど美味しい場面で使われることが多いんですよね。
だからこそ、フォーム選択・テンションコード・分数コードなどのバリエーションを持っておくと演奏がグッと洗練されます。
普段、同じB7コードしか使ってない人は工夫してみましょう。面白いですよ!
Bルートのコード解説記事一覧 |
|||
B | B6 | B7 | Bmaj7 |
Bm | Bm6 | Bm7 | BmM7 |
Bm7-5 | Bdim | Bsus4 | B7sus4 |
Badd9 | Baug | B9 | Bm9 |
B7(♭9) | B7(#9) | Bmaj9 | B7(#11) |
B7(13) | B7(-13) |
7コードの解説記事一覧 |
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C7 | C#7 | D7 | E♭7 |
E7 | F7 | F#7 | G7 |
G#7 | A7 | B♭7 | B7 |
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