評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
TLM102で録った動画
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NEUMANN TLM 102の特徴
![Neumann TLM102](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-11.webp)
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 144dB |
S/N比 | 82dB |
寸法 | 116 × 52mm |
重量 (マイクのみ) | 210g |
プロユースの高級コンデンサーマイクで有名なNEUMANNが販売するエントリーモデル TLM 102。
ボーカルレコーディング向けだとNEUMANNで10万円を切る製品は初だったので、発売当初もかなり話題を呼びました。
小さくて10万未満でプロレベルの音質…という魅力に惹かれて、僕も発売してすぐくらいにTLM 102を購入してずっと愛用しています。
![Neumann TLM102を横から撮った画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-12.webp)
プロアーティストだと大石昌良さんが自宅用で使ってますね。
コンデンサーマイクの中でもトップレベルに小さいので自宅での利用が楽でいいんですよね。
それでは、TLM 102の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばしてレビューを読みたい方は<TLM 102をレビュー>を参照ください。
製品仕様 目次
主にはボーカル向け
![TLM102](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2016/04/TLM102.webp)
TLM 102のメイン用途はボーカルやスピーチです。
6kHz以上の高音域をわずかにブーストしており、声の存在感が明瞭になるように調整されています。
もちろん、他の楽器も全く問題なく使えます。
僕の場合はアコギもTLM 102で録ってますが、音の粒立ちがあって良い感じに録れます。
![TLM 102でアコギをレコーディングしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/tlm102-26-1024x576.webp)
最大SPLも144dBと余裕があるので、ギターアンプやドラム録りにも使えます。
なお、TLM 102は本体にローカットやPADといった本体機能はついていません。
5万円以上のマイクだとついているものが多いです。
![baby bottleのローカットとPADスイッチ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/baby-bottle12.webp)
まあ、自宅でボーカル・アコギ録る分には別に必要ないので困りはしません。
NEUMANNのマイクを10万未満で抑えるためにコストカットしたのかもしれませんね。
TLM 102に合うマイクスタンド
![Neumann TLM102](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-11.webp)
TLM 102はコンデンサーマイクの中でも最小レベルなので、マイクスタンドは基本何でもいけます。
自宅にあるマイクスタンド、マイクアームなど6種類試しましたが全部大丈夫でした。
スタンドのブームを思い切り伸ばしてもグラつかないので、自宅でのマイキングとか楽でいいんですよね。
![Neumann TLM102を横から撮った画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-12.webp)
おすすめのスタンドはブームスタンドなら定番のKC。
机に付けるタイプのマイクアームならKTSOULが安くて安定していて良いですね。
付属品
![TLM 102付属のスタンドアダプタ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-15.webp)
付属品はマイクスタンドにつけるためのスタンドマウントだけです。
付属のマイクホルダーで収録しても特に問題ないですが、より振動ノイズなどの混入を防ぐなら専用のサスペンションホルダーEA 1もしくはEA 4を購入しましょう。
![](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/n/nm_ea1ggg.jpg)
※EA 1
![Neumann TLM 102をEA 4で取付した画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-13.webp)
※EA 4
専用サスペンションホルダーが地味に高いですが、その分モノは良いです。
一方でTLM 102は弾力性を持たせてカプセルをマウントしているので、スタンドマウントでも特に問題はありません。
![Neumann TLM102](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-11.webp)
僕自身も5年くらいはスタンドマウントで仮歌の仕事をこなしてましたが、特に問題はなかったです。
ちなみに僕はカバー動画を撮影するときにルックス映えするようにEA 4買いました。
NEUMANN TLM 102をレビュー
![Neumann TLM102を横から撮った画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-12.webp)
それでは、具体的にTLM 102をレビューしていきます。
最初にメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
音質はすごく良いです。
特にボーカル録りでは高音域中心に良い感じに録れてくれるので楽です。
また、サイズ感も小さくて小回りが利くので自宅デスク周りで使うには最適です。
マイクの大きさって宅録だと結構重要なんですよね。
レビューの目次
音質は煌びやかで存在感がある
![Neumann TLM 102をEA 4で取付して横から撮った画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-14.webp)
TLM 102は6kHz以上がわずかにブーストしており、煌びやかで存在感ある音になってます。
一方で派手さはなく、良い感じに上品に仕上がってるのが魅力なんですよね。
実際にボーカル、アコギを別々にTLM 102で録った動画がこちら。
ボーカル録りもアコギ録りも録った音そのままでも良い感じです。
TLM 102の前に使ってたRODE NT2Aだと高音がギラギラして調整に四苦八苦してましたが、TLM 102に変えてかららは弾き語りだとちょっと調整するだけなので楽で助かってます。
3万円台のマイクと比較したときに違うのは録った音そのままでも聴こえ方が良い点ですね。
さすがにNEUMANNだけあって魅力的な音がします。
小さくて自宅利用・携帯ともに楽でいい
![Baby Bottle SLとC214とTLM102の大きさ比較した画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/baby-bottle13.webp)
TLM 102はコンデンサーマイクの中でも最小レベルのサイズ感です。
手のひらサイズなので、自宅でPCデスク周りで使うのが非常に楽ですね。
![TLM 102を手で持っている写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/tlm102-5.webp)
毎日のように自宅でRECしてるとマイクが重たいとセッティングがいちいち面倒なんですよね。
僕もTLM 102に買い替えしようと思った一番の理由がRODE NT2Aが重すぎてセッティングがとにかくめんどくさかったからなんです。
![RODE NT2-A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/08/nt2a-10.webp)
ことあるごとにマイクスタンドのネジをガチガチに締めなおさないとマイクが落ちてきますからね。
TLM 102は210gとめちゃくちゃ軽いので、とにかく楽です。
マイクアームで下げておいても小さいので邪魔に感じないですし、僕は音質と同じくらいサイズ感に満足してます。
TLM 103との違い
![NEUMANN TLM103とTLM102を並べた画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/TLM103_5.webp)
TLM 102とよく比較対象で出てくるのが上位モデル TLM 103です。
ゼンハイザージャパンさんからTLM 103をお借りしたので、比較してみました。
まずはスペック的な部分で比較すると以下の通りです。
![]() TLM 102 | ![]() TLM 103 | |
特性 | 6kHz以上が わずかにブースト | 5kHz以上が4dB プレゼンスブースト |
S/N比 | 82dB | 87dB |
最大SPL | 144dB | 138dB |
付属品 | スタンドマウント | スタンドマウント マイクケース |
重量 ※本体のみ | 210g | 500g |
価格 | 約7.5万円 | 約13.5万円 |
スペックだけ見ても結構違いますが、音質も結構差を感じました。
箇条書きでまとめると、以下の通りです。
- TLM 103の方が音に奥行きが出る
- TLM 103の方が感度が高い
- TLM 102の方が軽くて小さいので自宅利用では楽
TLM 103のほうが音が鮮明で立体的ですね。
TLM 102の発売当初からTLM 103とはだいぶ違うと言われてましたが、確かに価格相応に差はあるんだなと思いました。
TLM 103で録った動画
マイクの感度も結構差があって、オーディオインターフェイスの音量が同一でもTLM 102はTLM 103より2割くらい音が小さいです。
![RME Babyface pro fs](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/baby-face-pro14.webp)
といっても、TLM 102を他社製品と比べると別に音が小さいわけでもありません。
TLM 103の感度が高いだけかなと感じます。
こうしてちゃんと比較してみると、やっぱり結構差があるな…と感じます。
一方で宅録用ではTLM 102で十分すぎると思いました。僕自身、TLM 102を10年以上使っていて買い替えたいと思ったことないですしね。
![Neumann TLM102を横から撮った画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-12.webp)
10万円未満でNEUMANNの音を感じられるという点でTLM 102の存在価値は大きいんだなと改めて実感しましたね。
NEUMANN TLM 102 まとめ
![Neumann TLM 102をEA 4で取付した画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/TLM102-13.webp)
- 10万円未満で買えるNEUMANNのコンデンサーマイク
- 6kHz以上がわずかにブーストされており、声が明瞭に聴こえる特性
- コンデンサーマイクの中で最小レベルのサイズ感で取り扱いが楽
ぎたすけ
たけしゃん
NEUMANN TLM 102のレビューでした!
僕は10年以上使ってますが、買い替えたいと思ったことがないです。
ブログで何十本とマイクをレビューしていても、買い替えようと思わないくらいなので、TLM 102はやっぱり良いマイクなんだと思いますね。
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