【用途別】クリップチューナー おすすめ7選。専門家が全製品使用して選び方を徹底解説

ギター弾き語りが喋りながら楽にチューニングできる角度

ぎたすけ

クリップチューナーってどれも一緒な気がするんだけど違いとかあるもんなの?

たけしゃん

機能とかスイッチの配置とか結構奥が深いよ。日常的に使うものだからシンプルで使いやすいものがおすすめだね

診断

あなたに最適なクリップチューナーはどれ?

3つの質問に答えるだけで、あなたにぴったりのクリップチューナーがわかります

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KORG Pitchclip 2

最小限の機能に絞ったシンプルイズベストな1台!

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D’Addario PW-CT-17

視認性、機能性、価格のどれを取っても素晴らしい。迷ったらこれでOK!

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KORGカスタムショップ製の高精度クリップチューナー!

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tc electronic PolyTune Clip

機能、精度、ルックスの全てがハイスペック。クリップチューナーの決定版!

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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クリップチューナーの選び方

SH-PRO チューニング時

クリップチューナーとは、クリップ式で取付できるチューナーのことを指します。

ギターのヘッド部分などに、クリップを使って取付できるので、手軽にチューニングすることができます。

楽器用チューナー3種類を説明した資料

クリップチューナーは、ギター弾き語りにおいてカポタストと並ぶ必須アイテムです。

一方で、機能の違いなどはあまりわからず、何気なく買ってる人も多いアイテムでもあります。

本章では、まずクリップチューナーを選ぶポイントから解説します。

たけしゃん

僕も本記事を書くためにクリップチューナーを18個買いましたが、結構奥が深いです!

調整角度

Polytuneクリップの可動域

クリップチューナーは、製品ごとに可動域が異なります。

広いものは180°以上調整できますが、安いチューナーは可動域が狭いタイプが多いので注意が必要。

ギター弾き語りの方がチューニングしやすいのは、ギターヘッドの上にチューナーを斜めにしてつけた状態です。

ギター弾き語りが喋りながら楽にチューニングできる角度

この付け方だと、ギターを抱えたときにディスプレイが上向きに自分の方を向いているので、目線を左斜めに落とすとバッチリ見えます。

もしくは、ギターヘッド裏面に設置するのも良いですね。

Polytune Clipをギターヘッド裏に取付けた

この状態は、チューナー本体が客席から見えないので、ステージ向けの設置方法と言えます。

このような付け方をするためには、本体の可動域が90度は欲しいところです。

そして、クリップチューナー選びで押さえておきたい点は、ボーカルギターとギタリストで選び方が違うということです。

ライブで弾き語り演奏している男性

ボーカルは、ライブステージ上だとMCしながらチューニングする必要があります。

そのため、マイクで喋りながら顔を横に向けても見やすい角度に設置できるクリップチューナーが望ましいです。

PW-CT-17でチューニングしているところ

具体的には、本体の可動域が90度はあって、かつ照明下でも液晶が見やすいタイプを選びましょう。

一方、MCしないギタリストなら、照明は当たらず喋る必要もないので、割と自由な体制でチューニングできます。

そのため、やや覗き込まないと見えないような、ギター背面に設置できる小サイズのチューナーを選ぶ方が多いですね。

ピッチ検出方法

クリップチューナーの音を検出する仕組みを解説した図。ピエゾ式、マイク式、信号式の3種類の検出方法と特徴を比較している

チューナーは、音を認識して音の高さ(ピッチ)を検出します。

音を検出する方法は大きく3つに分かれており、対象の楽器によって最適な検出方法が変わります。

ピッチ検出検出方法特徴
SH-PRO チューニング時

ピエゾ式
振動で音を感知クリップ型の
メイン検出方法
SEIKO STX7
マイク式
内蔵マイクで
音を感知
管楽器などに
使われる
KORGのペダルチューナー

信号式
電気信号で
音を感知
バンドライブで使われる

クリップチューナーで最も使われているのは、振動で音を検出するピエゾ式。

楽器からの振動で音を検出するため、周囲がうるさくても影響を受けにくく、精度も高いです。

ピエゾ式のクリップチューナーは振動で音を感知する

スマホのチューナーアプリはマイク式なので、屋外だと周囲の音を拾ってしまいがち。

その点、ピエゾ式なら影響を受けにくいのが強みですね。

補足

マイク式は、クリップを取り付けられない管楽器などで重宝する

一方、ピエゾ式は周辺で強い振動が起きると誤作動することもあります。

ドラムやベースが鳴っているバンドステージだと、正確に計測できないことが多々あります。

そのため、バンドライブではギターシールドを繋げて使う信号式のチューナがメインです。

信号式なら周囲の環境に影響されません。

KORGのペダルチューナー

ただし、ギターシールドを使うので、エレアコでないと使えなかったり、日常的にはセッティングが面倒だったりと、使い勝手の面ではあまりよくありません。

そんなわけで、日常使いからアコースティックライブまでは、ピエゾ式のクリップチューナーがメインで用いられてます。

測定モード

クリップチューナーの測定モードを解説した図。クロマチックモード、ギターモード、ストロボモード、ポリフォニックモードの違いを図解している

クリップチューナーには、用途に応じた測定モードが複数用意されています。

測定モード概要

クロマチック
半音単位で音を測定するモード
メインで使われる
ギターモード開放弦の音のみ反応する
初心者向けモード
ストロボ高精度で音を測定するモード
ポリフォニック全弦をまとめて測定するモード
補足

ギターモード以外にも、ベースモード、ウクレレモードなど対象楽器の開放弦だけ反応するモードが用意されている

この中で日常的に使うのはクロマチックモードです。

どのクリップチューナーでも、クロマチックモードは搭載されています。

自宅やスタジオなどでレコーディングする方は、ストロボモードに対応した機種を選びましょう。

ストロボモードは超高精度にチューニングするためのモードで、通常のモードでは測れない細かいレベルの音のズレまで計測してくれます。

ストロボモードの画面
ストロボモードで測定しているところ

なお、初心者向けに用意されているギターモードは、個人的にはあまり必要ないと思っています。

開放弦で鳴る音程以外は反応しない仕組みになっていますが、正直使い勝手が良くありません。

まとめると、クロマチックモードは必須で、レコーディングなどシビアな用途で使う方はストロボモード対応の機種も検討したいところです。

逆に、多くのモードに対応していると操作が複雑になるので、多機能すぎるチューナーはあまりおすすめしません。

周波数(ヘルツ)

ギターのチューニングに使うヘルツ 3種類を説明

音には周波数という概念があります。

たとえば、基準としてよく使われるラ(A)の音。一般的には周波数440Hzが基準となっています。

ところが、クラシックの世界では442Hzが基準となっており、同じ「ラ」でも微妙に音の高さが異なります。

基準として用いられるA(ラ)の周波数

周波数概要

A=440Hz
国際基準値の周波数
指定がなければ基本これ
A=441Hzプロの現場で良く使われる周波数
A=442Hzクラシックで良く使われる周波数

この基準の周波数が変わると、全弦のチューニングも微妙に変わります。

クリップチューナーは周波数変更に対応している機種が多く、必要に応じて周波数を切り替えることができます。

UNITUNE Clipの周波数変更画面
ディスプレイに440と表示されており変更できる

日常で弾き語りしている分には、440Hzで問題ありません。

一方、レコーディングの依頼では441Hzを指定されることがあります。

ギターRECの仕事を受ける人などは、周波数変更に対応しているクリップチューナーを選択しましょう。

用途別 おすすめのクリップチューナー7選

DADDARIO PW-CT-17

ここからは、用途別でおすすめのクリップチューナーを紹介します。

全製品、筆者が自身で購入して使ったうえで選択しています。

以下の分類に分けて、全部で7機種紹介するので、あなたのニーズにあったクリップチューナーを見つけてください。

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安くて使いやすいクリップチューナー

KORG Pitch Clip2

まずは、安くて使いやすいクリップチューナーです。

クリップチューナーは、ボタン操作がシンプルで精度がそれなりに良いものがベストなことが多く、安い製品が最適な選択になることも多いです。

本章では、シンプルで使いやすいクリップチューナーを2つ紹介します。

安くて使いやすいクリップチューナー目次

YAMAHA YTC5

YAMAHA YCT5
  • 検出タイプ:ピエゾ式
  • 測定モード:クロマチック、ギターモード、ウクレレモード、ベースモード
  • 周波数変更:不可(440Hzのみ)

YAMAHAのクリップチューナー YTC5

初心者向けに必要な機能を絞り込み、低価格ながらシンプルで使いやすいチューナーに仕上がっています。

操作ボタンは裏面に1つだけという非常にシンプルな構成。

長押しで電源ON/OFF、短押しで測定モードの切り替えができます

YAMAHA YCT5 裏面

ディスプレイ表示も見やすく、視認性は良好です。

YAMAHA YTC5

基本的なところは良いものの、本体の可動域が狭いのがややネックですね。

ギターヘッドの裏側に取り付けないと、ギターを抱えながらディスプレイを正面で見ることができません。

YAMAHA YCT5取付け
補足

ギターヘッド正面に取り付けると可動域が足りず、斜め角度からしかディスプレイをのぞけない

加えて、チューニング精度もやや甘めです。

他のチューナーだと1目盛りズレていても、YTC5だとピタッと合ってしまうことがあります。

とはいえ、日常使いであれば問題はないので、できるだけ価格を抑えたい人には適した製品と言えます。

KORG Pitchclip 2

KORG Pitch Clip2
  • 検出タイプ:ピエゾ式
  • 測定モード:クロマチック
  • 周波数変更:不可(440Hzのみ)

KORGのロングセラー製品、PitchClip2。通称PC-2です。

PC-2の良いところは「シンプルイズベスト」を体現しているところ。

「日常使いではこれだけあればOK」という機能だけに絞り込んでいます。

電源ボタンしかなく、電源を入れてチューニングする以外にやれることはありません。

誤操作の心配もないですし、ほとんどの方はPC-2の機能だけで十分なので、これがベストな形とも言えます。

KORG Pitchclip 2の唯一ある電源ボタン

本体の可動域は比較的広くなっており、取り付け角度の自由度は高いです。

液晶の文字は赤色が採用されており、暗い場所でもハッキリと確認することができます。

6弦をチューニングしている時のPitch Clip2

筆者も、弾き語りライブでPC-2を使っている時期が長かったですが、周波数変更の機能がないこと以外で困ったことはありません。

安くてちゃんと使えるクリップチューナーを探している方には、最も有力な選択肢と言えるでしょう。

弾き語りでおすすめのクリップチューナー

micawber MW-2058

続いて、ギター弾き語りで使いやすいクリップチューナーです。

本章では、必要な機能は兼ね備えており、MCしながらでもチューニングしやすい製品を紹介します。

弾き語りという括りにしていますが、万能に使える2機種なので、何を買うか迷ったら本章で紹介する製品を購入することをおすすめします。

弾き語りでおすすめのクリップチューナー目次

D’Addario PW-CT-17

DADDARIO PW-CT-17
  • 検出タイプ:ピエゾ式
  • 測定モード:クロマチック
  • 周波数変更:可(430Hz~450Hz)

1,900円程度と安価ながらも、フルカラーディスプレイで周波数変更にも対応したPW-CT-17

縦型のディスプレイは表示がキレイで文字も大きく、視認性に優れています。

DADDARIO PW-CT-17でピッチがあった状態

取り付け位置はギターヘッドの表側・裏側の両方に対応しており、裏側に付ければ客席からチューナーが見えないのも嬉しいポイントです。

DADDARIO PW-CT-17をギターヘッドに取付した
ギターヘッド裏面につけると前面からは見えない

ディスプレイは360度回転できる仕様になっており、レフティの方にも対応できます。

周波数も430~450Hzまで対応しており、本体下部のボタンで変更可能。

DADDARIO PW-CT-17 周波数変更

精度や反応も良好で、価格の割によくできたクリップチューナーですね。

クセがなく万人向けの優等生という感じなので、迷ったらこれで間違いないという製品です。

micawber MW-2058

micawber MW-2058
  • 検出タイプ:ピエゾ式
  • 測定モード:クロマチック、ギターモード、ウクレレ、ベース、ヴァイオリン
  • 周波数変更:可(410Hz~490Hz)

視認性が高く、可動域も広い万能なクリップチューナーmicawber MW-2058

1台持っておくと何かと便利な、多機能チューナーです。

ディスプレイは通常オレンジ色で、チューニングが合うと緑色に変わります。

micawber MW-2058 チューニングがあっていない状態
チューニングがあってない状態
チューニングがあっている状態

液晶の文字が大きく、明るくても暗くてもハッキリ見えるので、場所を選ばず使える点が良いですね。

可動域の広さも特徴で、ディスプレイ自体が360度回転するほか、アーム部分も前後180度・左右360度に動かせます。

micawber MW-2058を横から撮った

そのため設置の自由度が高く、ギターヘッドの表側・裏側どちらにも自由に配置できます。

mw-2058のディスプレイを客席から見えないところに配置する

機能面では、410〜490Hzの周波数変更と楽器モードの切り替えに対応しており、サイドボタンで調整できます。

mw-2058のボタン操作と効果一覧
micawber MW-2058 チューニングがあっていない状態
周波数は左上、測定モードは左下に表示

電源ボタンが独立しておらず、他のボタンと兼用になっているので操作性の観点でややマイナスですが、慣れれば問題ありません。

ディスプレイの視認性と設置の自由度が優れており、これだけ多機能なのに価格は1,900円程度なので、コスパに優れた非常に良い製品です。

micawber
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ギタリストにおすすめのクリップチューナー

PW-CT-12の正面

次は、ギタリストにおすすめのクリップチューナーです。

ギタリストの方は、MCしながらチューニングする場面は少ないので、小型で目立たないタイプのチューナーがおすすめです。

また、アコギとエレキギターで兼用する方が多いので、3連ペグと6連ペグの両方で使いやすいタイプが良いですね。

ギターヘッド
3連ペグ
Fenderのギターヘッド
6連ペグ

D’Addario PW-CT-12

PW-CT-12の正面
  • 検出タイプ:ピエゾ式
  • 測定モード:クロマチック
  • 周波数変更:可(410~480Hz)

小型でギターヘッド裏側に目立たずに取り付けられることが売りのクリップチューナー、PW-CT-12

ダダリオの小型チューナー「NS Micro Headstock Tuner」シリーズの定番機種です。

取り付け方法が他のチューナーとは異なり、取り付け箇所の幅を調整して固定するタイプになっています。

PW-CT-12の取付け方法

着脱は若干面倒ですが、省スペースでしっかり固定できるのがメリットです。

コンパクトなので、ギターヘッドの裏側にも付けられる上に、付けていても目立ちません。

PW-CT-12 ディスプレイ表示を横にした

ギターにつけっぱなしにしておきたい人に最適なチューナーですね。

チューナーを付けたままでもギターケースにしまえるので、とても便利です。

一方、ボーカルがマイクで喋りながらチューニングすると、ギターヘッド背面を見るのがややしんどいです。

筆者も、ボーカルのときは別のチューナを使っており、ギター担当のときはPW-CT-12を使っています。

高精度でレコーディング向けのクリップチューナー

SH-PRO チューニング時

最後は、高精度でレコーディングなどのシビアな用途に適したクリップチューナーです。

ストロボモードを搭載したタイプになるので価格は高いですが、仕事でギターの録音などを担当されるなら1台は持っておきたいところです。

高精度でおすすめのクリップチューナー目次

tc electronic PolyTune Clip

Polytuneクリップ
  • 検出タイプ:ピエゾ式
  • 測定モード:クロマチック、ポリフォニック、ストロボ
  • 周波数変更:可(435~445Hz)
  • 精度:±0.02セント以内

ポリフォニック・モードでチューナー界に革命を持たらせた PolyTuneのクリップタイプ tc electronic PolyTune Clip

最大の特徴は、全弦を一度に測定できるポリフォニックモードを搭載していること。

ジャラーンと鳴らすだけで全弦のチューニング状態がまとめて表示されます。

微妙なズレを直すときや、チューニングが狂っていないか念のため確認したいときに便利です。

PolyTune Clipは機能性、精度、ルックスのどれも優秀で、非常に使い勝手の良いチューナーに仕上がっています。

ギター弾き語りが喋りながら楽にチューニングできる角度

本体の可動域が広く、ギターヘッド前面、裏面のどちらに設置しても見やすい角度に調整可能。

Polytuneクリップの可動域
Polytune Clipをギターヘッド裏に取付けた
ギターヘッド裏面に設置した

チューニング精度も高く、特にストロボモードは±0.02セントと非常に高精度です。

他メーカーのチューナーは、±0.1セント以内となっているところが多いので、桁が1つ小さいのは凄いですね。

さらに電源ボタンが独立しているため、誤操作の心配もありません。

Polytune Clip 電源ボタン

ボタンの配置も良く、操作性も快適です。

機能性、精度、ルックスのどこを取っても優秀なこともあり、価格は高いもののプロアマ問わずPolyTune Clipを愛用している方は多いです。

なお、Polytune Clipからポリフォニックモードを外したUNITUNE CLIPという製品もあります。

Polytune ClipとUNITUNE Clip
左がUNITUNE CLIP

1,000円ほど安くなるので、ポリフォニックモードが不要な方はUNITUNE CLIPを選ぶとよいでしょう。

KORG Sledgehammer Pro

SH-PRO
  • 検出タイプ:ピエゾ式
  • 測定モード:クロマチック、ストロボ、ハーフストロボ
  • 周波数変更:可(436~445Hz)
  • 精度:±0.1セント以内

KORG Custom Shop製のチューナー、Sledgehammer Pro

チューナーを数多く出しているKORGの中でも、高品質なフラッグシップモデルに位置づけられる製品です。

Sledgehammer Proは何といってもルックスが良いですね。

SH-PRO チューニング時
光り方がカッコいい。視認性もまずまず

本体の操作は左右にあるボタンで行います。

SH-PRO 右側
SH-PRO 左側

Custom Shop製と言うことで品質は良く、音の感度や精度も非常に優秀です。

ただ、音を鳴らした瞬間に音階のアルファベット表示が一瞬ブレることがあります。

とはいえすぐに正しく表示されるので、チューニングに支障はありません。

可動域は広めですが、関節の動き方に少しクセがあります。

SH-PRO可動域
公式の取扱説明書より引用

何も知らずに感覚で動かすと思った方向に曲がらないのですが、仕組みを理解すれば自由度高く配置できるようになります。

チューニングモードは、通常のクロマチック以外に「ハーフ・ストロボ」「ストロボ」の2種が用意されています。

SH-PRO チューニング中

ストロボモードは、精度±0.1セント以内の高精度チューニングに対応します。

レコーディングなどのシビアな用途から、日常使いまで万能に使えるチューナーです。

おすすめのクリップチューナー まとめ

ぎたすけ

クリップチューナーって思った以上に色々あるんだな。電源付けてチューニングするだけだと思ってたぞ

たけしゃん

まあ、基本は電源付けてチューニングするだけだけどね。毎日使うからある程度良いもの買ったほうが良いよ

おすすめのクリップチューナー紹介でした!

筆者は、色んなチューナーを買って使っていますが、最近はPW-CT-17をメインで使っています。

DADDARIO PW-CT-17

結局、毎日使っていると、視認性がよくて操作がシンプルなものに行きつきますね。

最近は、チューナーも大分値上がりしてしまったのですが、PW-CT-17は今でも1,900円くらいで買えるのも嬉しいところです。

本記事を参考に、お気に入りのチューナーを見つけてください!

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