ぎたすけ
たけしゃん
Em7の押さえ方
![Em7の構成音とコードフォーム](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/06/Em7-1.webp)
アコギではトップレベルに使用頻度が高い主要コード Em7。
押さえ方も簡単なので、初心者が最初に覚えるギターコードの1つですね。
押さえ方は1本の指で1箇所押さえるだけです。
![ギターでEm7コードを押さえているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/07/Em7-7.webp)
押さえる指は人差し指が簡単ですが、他の指でも問題ないです。
慣れてくると、前後のコードに合わせて押さえる指を変えることが多いです。
開放弦も全て弾くので、ミュートを意識する必要はありません。
コード単独で練習すると簡単なので、コード進行の中で練習するのがいいでしょう。
Em7のコード進行例
![C-Em7-FM7-FM7/Gのコードフォーム](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/12/C-em7-FM7-FM7G-1024x243.webp)
Em7を使ったよくある定番のコード進行です。
最後のF/Gが難しい場合は普通のGにしましょう。
![Gコードの解説資料](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/01/G-code.webp)
Em7の後はFM7やAm7に繋ぐことが割と多いので、Em7→Am7という流れも練習しておくといいですね。
また、Em7と似たコードであるEmもセットで覚えてしまうといいでしょう。
![Emコードの構成音とコードフォーム](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/06/Em-1.webp)
ここまでは初心者の方向けのEm7解説でした!
次章からはEm7の実践的な使い分け、分数コード、テンションコードといった中級者向けの解説をしていきます。
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Em7の色んなバリエーション
![Em7のよく使うコードフォーム 3種類](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/06/Em7-2.webp)
パターン①
パターン②
パターン③
Em7でよく使うコードフォームは上記の3種類。
基本はパターン①ですが、他の2つも結構使いますので覚えておいた方がいいです。
パターン②は主にアルペジオで1弦、2弦を固定した状態でルート音だけ変えていくパターンなどで使用します。
パターン②を使った定番のコードパターンを聴いてみましょう。
G/B→Cadd9→Dsus4→Em7
このパターンではルート音がB→C→D→Eと上昇していくわけですが、パターン①のEm7を選択すると6弦のEなので急に1オクターブ下の音になっちゃうんですよね。
![Em7のよく使うコードフォーム3種類](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/06/Em7-5-1024x324.webp)
パターン①でダメなわけではないですが、ルート音の綺麗な上昇ラインを作るならオクターブは合わせた方がいいので、パターン②を選択するのがベターです。
石崎ひゅーいさんがFirst Takeで「花瓶の花」を弾き語りしたときに上記のコード進行でEm7はパターン②を使用してます。
花瓶の花(First Take)/石崎ひゅーい(YouTube)
アコギ弾き語りでバラード曲をやるときはルート音の流れはかなり重要なので意識しましょう。
続いて、パターン③を選択する場合の例ですが、星野源さんがパッシングディミニッシュで多用されています。
このケースも上昇するルート音のオクターブを合わせるという目的ですね。
![Em7のパッシングディミニッシュでオクターブがあっていない例と合っている例](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/08/passing-dim11.webp)
ローコードのD#dim→Em7だとルート上昇系ですが、Eの音がオクターブ下になっています。
ハイコードのD#dim→Em7はちゃんとオクターブがあっていて、キレイなルート上昇ラインになっています。
ルートがオクターブ下になっても別に問題はないですが、心地よいパッシングラインを作る場合はルート合わせた方がいいことが多いですね。
続いてはEm7で関連してよく使う、分数コードとテンションコードを解説していきます。
ぎたすけ
たけしゃん
Em7の分数コード
![Em7の分数コード](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/06/Em7-oncode.webp)
Em7は分数コードもよく使用します。
よく出てくるのは上記の3種類、4バリエーションですね。
基本形からルート音を変化させるだけで、色んなコードになるので覚えておくといいでしょう。
ちなみに分数コードは必ず異なるコードネームが存在するのでコード譜によって記載が変わります。
例えば、Em7/A①はA7sus4と同じなのでコード譜によってどっちの記載か変わります。臨機応変に対応できるようにしましょう。
Em7のテンションコード
![Em7(9)のコードフォーム](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/06/Em79.webp)
Em7のテンションコードといえば、Em7(9)。
おしゃれ曲には欠かせない、テンションコードの中でもトップレベルに使用頻度が高いコードです。
ちょっとシティポップ調の曲を作りたいときに試しにEm7をEm7(9)にするだけで、それっぽさがでます。
ただし既存曲をリハーモナイズする際はメロディーラインによって相性があるので、メロディーにハマるかはちゃんと確認しましょう。
Em7 まとめ
![AT4040でレコーディングしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/04/AT4040_15.webp)
- Em7はミ・ソ・シ・レで構成されるコード
- 単独では簡単なので、コード進行で練習するようにしよう
- コードフォームや関連するコードなどバリエーションを作ろう
ぎたすけ
たけしゃん
Em7の解説でした。
基本かつシンプルなコードですが、だからこそバリエーションを持ってるかどうかで演奏に差が出やすいです。
特にルート音の流れを意識してコードフォームを選ぶのはプロはみんなやってますが、アマチュアだとやってる人がかなり少ない印象ですね。
難しいことテクニックでもなく、気づくか気づかないかの差なので意識してみましょう!
Eルートのコード解説記事一覧 |
|||
E | E6 | E7 | Emaj7 |
Em | Em6 | Em7 | EmM7 |
Em7-5 | Edim | Esus4 | E7sus4 |
Eadd9 | Eaug | E9 | Em9 |
E7(♭9) | E7(#9) | Emaj9 | E7(#11) |
E7(13) | E7(♭13) |
m7コードの解説記事一覧 |
|||
Cm7 | C#m7 | Dm7 | D#m7 |
Em7 | Fm7 | F#m7 | Gm7 |
G#m7 | Am7 | B♭m7 | Bm7 |
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