ぎたすけ
たけしゃん
クロマチックチューナーの使い方
まず、本章では一般的なクロマチックタイプのクリップチューナーの使い方を解説します。
最初にクリップチューナーに必要な電池を入れます。
電池は製品に付属していることが多いですが、ない場合は別途購入しましょう。
電池を入れたら、ギターヘッドにクリップチューナーを取り付けます。
ディスプレイが見やすいように適時、角度を変えましょう。
あとはクリップチューナーの電源を入れて、弦を鳴らせばチューナーが測定して音を表示してくれます。
一般的なクロマチックチューナーは半音単位でディスプレイに音階を表示してくれます。
各弦の開放弦を鳴らした時に表示される文字が下図と同じになるようにチューニングします。
6弦 | 5弦 | 4弦 | 3弦 | 2弦 | 1弦 |
---|---|---|---|---|---|
E | A | D | G | B | E |
6弦(E)
5弦(A)
4弦(D)
3弦(G)
2弦(B)
1弦(E)
そして、ディスプレイのメモリが真ん中で止まるようにチューニングを合わせましょう。
ギターの音はペグを回すことで上がり下がりします。
ペグの回す方向は4〜6弦側は時計回りで音が下がり、反時計回りで音が上がります。
1〜3弦側も時計回りで音が下がり、反時計回りで音が上がります。
チューナーのディスプレイに表示される文字を見ながらペグを回していきましょう。
基本的なチューナーの使い方は以上です。
チューニングのやり方については、下記記事でもっと詳しく説明しているので参照してください。
ここからは基本操作以外でチューナーに備わっている機能と使い方について解説していきます。
ここからの目次
なお、本記事ではmicawber MW-2058をもとに解説していきます。
測定モードの選択
チューナーにはいくつかの測定モードが用意されています。
チューナーの主な測定モード
測定モード | 概要 |
クロマチック | 半音階単位で測定するモード メインの測定モード |
ギター/ベース | 各楽器の開放弦に該当する 音階にだけ反応するモード |
ストロボ | クロマチックと同じ半音階で 高精度に測定するモード |
大半はクロマチックモードを使ってチューニングしますが、必要に応じて他のモードも使うことがあります。
モードの切り替えはチューナー本体のスイッチで行います。
現在、何のモードが適応されているかはディスプレイ上で確認できる製品が多いですね。
基本的にはクロマチックモードしか使いません。
ただ、レコーディングなどでは高精度にチューニングできるストロボモードを使うこともありますね。
各モードの詳しい内容、使い分けについては下記記事を参照ください。
周波数切り替え
楽器のチューニングには周波数という概念があります。
音は振動によって作られており、1秒間の振動回数が多くなると高くなります。
この1秒間の振動回数を周波数と呼びますが、基準となる周波数はジャンルによって少し異なります。
基準となる周波数が異なると、同じ音でも微妙に音の高さが変わります。
そして、チューナーは基準となる周波数を切り替えできる機能が備わっています。
多くのチューナーは本体スイッチで周波数を上下できるようになっています。
そして、現在の周波数はディスプレイに表示されます。
ポップスをやる分には440Hzから変更することはほとんどありません。
ただ、色んなところで演奏するとたまに違うHzを使うこともあるので、覚えておくと良いでしょう。
音を検知する方法を切り替え
最後は対応機種が少ないですが、音を検知する方法の変更です。
これはチューナーにマイクが内蔵されているタイプの製品で切り替えできます。
チューナーは製品によって、音を検知する方法が異なります。
主な検知する方法は以下の3種類です。
認識方法 | 概要 |
マイク | マイクで音を拾う方法 周囲の音の影響を受けやすい |
ピエゾ | 楽器の振動で認識する方法 クリップチューナーで一般的 |
電気信号 | ケーブルを繋いで信号を送る方法 ペダルチューナーで一般的 |
ほとんどのクリップチューナーはピエゾですが、たまにマイクとピエゾの両対応製品があります。
その場合は本体ボタンで切り替えることができます。
現在の検知する方法はディスプレイに表示されることが多いです。
ギターやベースであれば、ピエゾだけで十分ですね。
一方で一部管楽器などはピエゾで検知するのが難しいため、マイクを使います。
チューナーの使い方 まとめ
- 基本は電源をつけて音を合わせるだけ
- チューナーは割と色んな機能を搭載している
- 一通り理解しておくと、色んな場所で演奏する際に役立つ
ぎたすけ
たけしゃん
チューナーの使い方についての解説でした。
基本的にはクロマチックチューナーの使い方をマスターすれば大丈夫です。
そのほかの機能は色んな場所や色んな人と演奏するようになったら使うものです。
必要に応じて、徐々に覚えていくと良いでしょう。
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