Steinberg UR22Cをレビュー。歌ってみた・歌枠配信兼用機として最強のオーディオインターフェイス

Steinberg UR22C 右側アップで撮影

評価:5

ぎたすけ

オーディオインターフェイスって感じの見た目だな。黒くてツマミが多くてカッコいいな

たけしゃん

本体の操作性も良いけど、専用アプリがあって多機能なところがすごく良い製品だね
UR22Cの評価
音質
 (4)
機能性
 (5)
コスパ(25,800円程度)
 (4)
総合評価
 (4.5)
メリット
デメリット
  • 音質はクリアで良好
  • USB 3.0接続に対応
  • ループバック・エフェクト機能あり
  • PC・iOSで専用アプリあり
  • 歌ってみた・歌枠配信に最適
  • USB 2.0接続だと別途コンセントからの電源供給が必要

UR22Cで録音した演奏動画

結 / Saucy Dog アコースティック Cover
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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Steinberg UR22C

UR22Cの正面から撮った写真
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×2
サンプリングレート192kHz/32bit
接続端子USB 3.0
ループバック
内蔵エフェクト
対応OSWin、Mac、iOS
付属DAWCubase AI
Cubasis LE
実売価格約25,800円
公式サイト

2019年に発売したSteinbergのオーディオインターフェイス UR22C

DTM・ライブ配信を兼用できるマルチなオーディオインターフェイスとして、売れに売れている超人気の製品です。

コンパクトなボディに豊富な入出力を備え、192kHz/32bitのハイビットレートにも対応。

PCとiOSで使える専用アプリを介して、エフェクトやループバックを使えるのが強みです。

Steinberg UR22Cの専用アプリ dspMixFx3を使用している画面

一方で、発売当初に比べて価格が大分上がってしまいました。

私が買ったときは17,800円だったと思いますが、2024年現在は25,800円程度で販売されています。

この価格帯になっても、歌ってみた・ライブ配信兼用機としては最強だと思います。

Steinberg UR22C

一方で、この価格帯だと、用途によっては他の選択肢のほうがよいこともあります。

本記事後半の<レビューの章>では、価格上昇も加味して、競合製品と細かく比較していきます。

2イン2アウト

Steinberg UR22C 前面パネル
公式画像を引用
Steinberg UR22C 背面パネル
公式画像を引用
入力
出力
  • コンボジャック×2
  • MIDI入力
  • 1/4”ライン出力×2
  • Phone
  • MIDI出力

UR22Cは、2イン2アウトのオーディオインターフェイスです。

コンパクトなボディに、必要な入出力端子をギュッと詰め込んでいます。

まず、入力は本体前面にあるコンボジャック 2基です。

Steinberg UR22Cはコンボジャックを2基搭載している

コンボジャックは、マイク入力(XLR)と楽器で使う1/4”ライン入力の両方に対応できる端子です。

2基あるので、マイク2本同時使用、ギター2本同時使用のどちらにも対応できます。

また、コンボジャックはファンタム電源に対応しており、背面にON/OFFスイッチがあります。

Steinberg UR22Cのコンボジャックはファンタム電源対応。背面スイッチで切り替えできる

コンデンサーマイクを使用する際は、ファンタム電源をONにしないと動作しないので注意しましょう。

Steinberg UR22C 前面パネル左側
ファンタム電源ONなら、+48Vが点灯する

加えて、INPUT2(右)はHi-Zにも対応しており、前面のスイッチで切り替え可能です。

Steinberg UR22CのINPUT2はHi-Zに対応しており、切り替え可能です。

Hi-Zとは、入力端子のインピーダンスを切り替える機能です。

ギターやベースなどを直接接続すると、インピーダンスがあわずに音量が異様に小さくなることがあるため、その際はHi-Zを切り替えてみましょう。

続いて、出力端子です。

背面に1/4”ライン出力が2つあり、スピーカーの接続などに使用できます。

Steinberg UR22Cは1/4インチライン出力を2基搭載している

1/4”ライン出力のボリュームは、前面にある大きいノブで調整します。

Steinberg UR22Cの1/4インチライン出力は前面のボリュームノブで音量調整可能

ボリュームノブの隣には、ヘッドホンをつなぐ6.3mmのPhone端子が用意されています。

Steinberg UR22CのPhone端子とPhoneのボリュームノブ

Phone端子には、独立したボリュームノブがついており、スピーカーとは別で音量調整ができます。

加えて、UR22CはMIDI入出力も搭載しています。

Steinberg UR22CはMIDI入出力も搭載している

最近では、使用することも少なくなってきましたが、MIDIキーボードを接続する際などに使用します。

補足

最近は、MIDIキーボードもUSB接続が主流となっており、MIDI入出力の出番は減っている

UR22Cは、コンパクトながらも豊富な入出力を搭載しています。

ダイレクトモニタリング

Steinberg UR22C 右側アップで撮影

UR22Cは、ダイレクトモニタリング機能を搭載しています。

ダイレクトモニタリングとは、接続した端末を介さずに、マイクなどの入力音を直接Phone端子に出力する機能です。

ダイレクトモニタリングのルーティング図

PCなどを経由しないため、音の遅延を抑制することができます。

UR22Cでは、本体のMIXノブでダイレクトモニタリングの音量と、PCなどの端末の音量を調整する仕様になっています。

Steinberg UR22CのモニタリングMIXノブ。ダイレクトモニタリングとPCの音量バランスを調整する
項目効果
INPUTダイレクトモニタリングの音量アップ
PCの再生音の音量ダウン
DAWダイレクトモニタリングの音量ダウン
PCの再生音の音量アップ

INPUT側に振り切ると、Phone端子に流れる音声はダイレクトモニタリングだけとなり、PCの再生音はゼロになります。

逆に、DAW側に振り切ると、ダイレクトモニタリングはOFFとなり、PCの再生音だけが流れます。

MIXノブで調整しても、録音される音量には影響しないので注意してください。

専用アプリ dspMixFx

Steinberg UR22Cの専用アプリ dspMixFx3を使用している画面

UR22Cは、PC(Win・Mac)とiOSで使用できる専用アプリ「dspMixFx」が用意されています。

このアプリは非常に高性能で、UR22Cの最大の強みはdspMixFxにあると言っても過言ではありません。

dspMixFxは、デジタルミキサー的な機能を有しており、アプリ内で各チャンネルの音量やPANを調整することができます。

Steinberg UR22Cの専用アプリ dspMixFxで音量やPANの調整ができる
PAN

音の定位を決めるパラメーター。左に回すとヘッドホンの左から音が聴こえるようになる

また、INPUTチャンネルにはエフェクトをかけることもできます。

使用できるエフェクトは、以下の4点です。

項目効果
EQ特定の帯域をブースト、あるいはカットする
Comp特定の音量を超えた音を圧縮する
REV-Xデジタルリバーブ
音の残響音を加える
Guitar Ampギター用のアンプシミュレーター

EQとComp(コンプレッサー)は一体化しており、アプリ上で細かく調整できます。

Steinberg dspMixFxのチャンネルストリップ画面

無料で使えるアプリにしては、かなりしっかりしています。

デジタルリバーブに関しても、かなり細かく設定できます。

Steinberg dspMixFxのデジタルリバーブ

初心者向けにプリセットも用意されているので、わからない人はプリセットを使いましょう。

なお、リバーブはモニター専用となっており、かけ録りはできません。

配信に流す音に適用させたい場合は、後述のループバックを絡める必要があります。

さらに、エレキギター用のアンプシミュレーターも用意されています。

Steinberg dspMixFxのギターアンプシミュレーター

YAMAHAなので、音はそれなりに良いです。

エフェクトは、ミキサー画面のプルダウンから選択できるようになっています。

Steinberg dspMixFxでエフェクトを選ぶ

「FX REC」を赤く点灯させると、録音した音にも反映される「かけ録り」と言われる状態になります。

「FX REC」をOFFにすると、モニターだけ反映されます。

ポイント

エフェクトを反映させた音をライブ配信に流す場合は、FX RECをONにする

前述のとおり、リバーブは「FX REC」の対象外なので、配信に流すにはループバックを利用する必要があります。

このアプリが無料で使えるのは、ほんとにすごいですね。

しかも、iOS版も用意されており、iOS側のUIもしっかり作りこまれています。凄すぎる…。

ループバック

Steinberg UR22Cの専用アプリ dspMixFx3のSTREAMINGモード

UR22Cは、配信で便利なループバックにも対応しています。

ただし、ファームウェアアップデートでUR-C 3.0になって、ループバックという概念がなくなりました。

補足

ループバックと同じことはできるが、ループバックと呼ばなくなった

代わりに、STREAMINGというタブができており、ライブ配信に流す音を自由に選べるようになっています。

Steinberg dspMixFxはSTREAMINGモードでライブ配信に流す音を選択できる

仕組みを理解するのが少し大変ですが、理解するとループバックよりもはるかに便利です。

ここでは、基本的な設定方法を解説します。

まず、PCでOBSなどを開き、マイク音声の設定をすると選択肢が3種類出てきます。

OBS STUDIOの音声設定画面。UR22Cをつないだ状態。
OBSの音声設定画面

この3種類は、確認したところでは下表のとおりです。

項目概要
StreamingdspMixFxのSTREAMINGタブで
設定した音声が入力される
Input 1/2ループバックOFFの通常モード
VoiceINPUTの入力音だけループバック
PCの再生音はループせず

なので、ザックリは以下のような使い分けになるかと思います。

  1. 配信でBGMやオケ(伴奏)を流すなら「Streaming」
  2. DAWで録音するなら「Input 1/2」
  3. コラボ配信やDiscordするなら「Voice」

Streamingに関しては、設定次第でいかようにもできるので、そのやり方を覚えると便利ですね。

続いて、STREAMINGタブの使い方を少し解説します。

まず、dspMixFxの各CH名称は、下表の項目に該当します。

Steinberg dspMixFxのチャンネル
CH該当箇所
Input 1UR22Cのコンボジャック(左)
Input 2UR22Cのコンボジャック(右)
DAW出力デバイス設定の
DAW(Steinberg UR22C)
Music出力デバイス設定の
Music(Steinberg UR22C)
Voice出力デバイス設定の
Voice(Steinberg UR22C)
REV-Xリバーブ

上表で登場する「出力デバイス設定」というのは、PC側のサウンド設定の出力デバイスを指します。

Windowsの出力デバイス画面でUR22Cは3種類出てくる

上記の設定で、Music(Steinberg UR22C)を選択して、メディアプレイヤーなどでBGMを流すと、dspMixFxのMusicチャンネルのメーターが動きます。

Steinberg dspMixFx Musicチャンネルから音が出ている画面

この状態になったら、STREAMINGタブを押して、Musicチャンネルのフェーダーを動かして、ちょうどいい音量にあわせます。

Steinberg dspMixFx Musicチャンネルのフェーダーを動かして音量を変える

あとは、OBSや配信アプリのマイク設定に、Streaming(Steinberg UR22C)を選べば、BGMも配信に流せます。

OBS STUDIOの音声設定画面。UR22Cをつないだ状態。
OBSの音声設定画面

以前のVerでは、BGMの音量を個別に調整できませんでしたが、UR-C 3.0以降は上記のように個別に調整できるようになっています。

つまり、歌声とオケの音量を個別調整できるので、歌枠配信をやっている方にとっては神仕様です。

iOSだと、話が少し変わります。

iOSについては、以下にまとめますので、必要な人だけタップして読んでください。

iOSでも、基本的な仕組みは一緒です。

ただし、iOSだと使える機能が限定されています。

まず、画面は下図の通りで、Input1/2、DAW、REV-Xの4種類のみです。

Steinberg UR22CのiOSアプリ

そのため、音楽再生アプリなどの音声も、コラボ配信の音声も、全部DAWに入ります。

BGMを配信に流したい時は、DAWのフェーダーを必要な音量まで上げます。

iOS版dspMixFxでループバック設定をしているところ

そのうえで、右上の「設定」アイコンをタップして、画面下の設定を「Streaming」に切り替えます。

iOS版dspMixFxでDAWとSTREAMINGを切りかえる画面
画面下の「DAW」を「Streaming」に変える

そうすると、STREAMINGタブで設定した内容に基づいて、音声が入力されるようになります。

なお、コラボ配信やアプリ側でオケを流す配信アプリ(nanaなど)は、DAWのフェーダーを0にしないとハウリングします。

なので、基本的には「Streaming」に設定した上で、STREAMINGタブの「DAW」は音量0にしておくとよいでしょう。

付属品

Cubase 13の画面
CUBASE 13の画面(公式より引用)
  • USB 3.0ケーブル(3.1 Gen1, Type-C to Type-A, 1.0 m)
  • CUBASE AI
  • Cubasis LE
  • dspMixFx UR-C
  • Basic FX Suite
  • STEINBERG PLUS
補足

USBケーブル以外はダウンロード形式での提供

UR22Cは、USBケーブルのほかCUBASE AIなど、DTMに必要なソフトウェアが丸ごと付属しています。

また、DTMで使えるVSTインストゥルメントやループ素材がセットになった「STEINBERG PLUS」も付属しています。

VSTインストゥルメント

打ち込みで使える音源の総称。ドラム音源やピアノ音源などがある

Steinberg製品は、DTMを始めるための入門セットが一緒についてくるのも強みですね。

なお、USB 2.0での接続となる場合、付属のUSBケーブルとは別に電源供給用のケーブルが必要となります。

補足

USB 2.0では、UR22Cを動かすための電源供給量が足りない

背面パネルに、電源供給用のケーブルを挿す口があります。

下図を参考に、ケーブルを2本接続しましょう。

Steinberg UR22C。USB 2.0で接続するときはケーブルを2本接続する必要がある

また、「POWER SOURCE」も、下図を参考に切り替えます。

Steinberg UR22CでUSB 2.0で接続するときはパワーソースのスイッチを切り替える必要がある

PCやスマホと接続する口はUSB Type-Cですが、コンセントに送る口はMicro USB Type-Bなので気を付けましょう。

また、Lightning端子のiOSを接続するときは、USB 3 カメラアダプタが必要です。

USB 3.0以外の接続方法だと、地味に小物がいろいろ必要となるので、あらかじめ確認しておきましょう。

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Steinberg UR22Cをレビュー

Steinberg UR22C 右斜め上から全体を撮影
UR22Cの評価
音質
 (4)
機能性
 (5)
コスパ(25,800円程度)
 (4.5)
総合評価
 (4.5)

それでは、UR22Cのレビューをしていきます。

箇条書きでポイントをまとめると、以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 音質はクリアで良好
  • USB 3.0接続に対応
  • ループバック・エフェクト機能あり
  • PC・iOSで専用アプリあり
  • 歌ってみた・歌枠配信に最適
  • USB 2.0接続だと別途コンセントからの電源供給が必要

価格が上がってしまいましたが、それでも歌ってみた・歌枠配信兼用機としてはNo.1ですね。

UR-C 3.0のアップデートで、配信における歌とオケのバランス調整もやりやすくなったところも大きいです。

一方で、歌枠配信をやらない人からすると、近い価格帯でもっと良い製品はあります。

そのあたりも、競合製品との比較で解説します。

192kHz/32bit対応 音質は良好

Steinberg UR22C

UR22Cでボーカルとアコギを別々に録ってみました。

クリアでノイズも少なく、動画制作やDTMで十分使える音です。

結 / Saucy Dog アコースティック Cover

192kHz/32bitなので、音質面で不安はありません。

ただ、現状は25,800円なので、近い価格帯の iD4mkIIと比べると音質はやや劣るかなという印象です。

AUDIENT iD4mkII 駆動しているところ。左斜め2

特に、録音より再生音で差を感じるので、DACとして使うなら iD4mkIIを選択したほうが良いでしょう。

UR22Cは、もともとiD4mkIIよりワンランク下の価格帯だったので、仕方ないところですね。

逆に、歌枠配信でも使用する方は、UR22Cのほうが断然使いやすいです。

UR22Cは、音質も良いですが、配信も含めた総合力で強い製品ですね。

ライブ配信での使い勝手はトップレベル

Steinberg UR22C 左斜めから撮影

UR22Cは、専用アプリで配信に入力する音を選択できるので、ライブ配信での使い勝手は非常によいです。

RMEやMOTUなどの高級製品だと、同じことができるものはありますが、低価格帯でこれができるのはUR22Cだけだと思います。

Steinberg dspMixFx Musicチャンネルから音が出ている画面
専用アプリで配信に送る音を細かく調整可能

特に、歌枠配信では歌声とオケの音量調整が簡単にできるため重宝します。

加えて、歌声にリバーブとコンプレッサーをかけられるのも大きいです。

歌枠配信においては、AG03mk2よりも優れいています。

YAMAHA AG03MK2 ブラック
YAMAHA AG03mk2

UR22Cは、AG03mk2と比べて音質もよいため、録音・配信兼用機としては本当に強いです。

補足

AG03mk2は、ヘッドセット端子やAUX端子があるので配信での汎用性が高い

コンボジャック2基なので、ギター弾き語りで使いやすい点も良いですね。

USB 2.0だと接続がやや面倒

Steinberg UR22C 前面上から撮影

UR22Cの欠点は、USB 2.0だと電源供給量が足りず、USBケーブルが2本必要になることです。

補足

USB 3.0で接続すれば、USBケーブルは1本でOKです。

私もPCを買い替える前はUSB 2.0だったので、コンセントに接続する必要があり、結構めんどくさかったです。

Steinberg UR22C。USB 2.0で接続するときはケーブルを2本接続する必要がある

その分、192kHz/32bit対応だったり、専用アプリでエフェクトが使えたりするのですが、USB 2.0のPCを使っている方は注意してください。

競合製品との比較

製品Steinberg UR22C 前面パネル
UR22C
AUDIENT iD4mkII 右斜め
iD4mkII
MOTU M2
M2
メーカーSteinbergAUDIENTMOTU
アナログ入力コンボジャック×2コンボジャック
1/4”ライン入力
コンボジャック×2
ループバック
エフェクト××
Phone111
対応OSWindows、Mac、iOSWindows、Mac、iOSWindows、Mac、iOS
実売価格約25,800円約27,800円約35,970円
ECサイトAmazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
実売価格について

ここ数年は目まぐるしく変化しているので、参考程度に見てください

最後は、競合製品との比較です。

本記事では、価格帯が近いiD4mkIIと、よく引き合いに出されているMOTU M2を対象に選びました。

ポイントとしては、ライブ配信をやるかどうかです。

音質面では、iD4mkIIとMOTU M2がワンランク上ですが、配信の使い勝手ではUR22Cが断然上です。

Steinberg UR22C 右側アップで撮影

特に、歌枠配信をやる方は、エフェクトまで対応できるUR22Cをおすすめします。

逆に、配信での使い勝手は気にしないなら、他の2機種を選んだほうがいいですね。

ここからは細かく比較していきます。

まずは、AUDIENT iD4mkIIとの比較です。

AUDIENT iD4mkII 駆動しているところ。左斜め

iD4mkIIは、入力端子がコンボジャックと1/4”ライン入力で構成されています。

AUDIENT iD4mkII 背面

コンボジャック2基のUR22Cと比べると、接続楽器の自由度はやや低いです。

代わりに音質は、UR22Cよりワンランク上です。

サンプルボイス

特に、再生音に関しては、UR22Cより明らかに良いので、リスニング用に買うなら断然iD4mkIIが良いです。

一方で、iD4mkIIはライブ配信での使い勝手はあまりよくありません。

DSPエフェクトは非対応ですし、iOSでの配信はかなり使いづらいです。

AUDIENT iD4mkII 駆動しているところ。上面

PCであれば、OBSなどでカバーはできるのですが、歌枠配信(弾き語り含む)やiOS配信をしたい方UR22Cにするべきですね。

続いては、MOTU M2との比較です。

MOTU M2

基本的にはiD4mkIIと同じで、音質面ではUR22Cよりワンランク上です。

特に、再生音の解像度は3万円台とは思えないレベルで、高級機にも負けない素晴らしい音質です。

さらに、MOTU M2はコンボジャック2基搭載なので、弾き語りでも使いやすくなっています。

MOTU M2

一方で、ライブ配信についてはそんなに強くありません。

特に、iOSでのライブ配信はかなり厳しいです。

そのため、iOSで配信したい方や、歌枠配信(弾き語り含む)をやる方UR22Cにするべきですね。

Steinberg UR22C 右上から撮影

逆に、PCで雑談配信やゲーム配信するくらいであれば、OBSでカバーできます。

音質重視でいきたい方は、MOTU M2にしておくと間違いないです。

M2のサンプル音(以前録ったもの)

音質重視でいくか、ライブ配信での機能重視でいくかは難しいところですよね。

UR22Cは、音質も十分及第点は超えているので、私は歌枠とか弾き語り配信をやる人にはUR22Cを薦めています。

Steinberg UR22C 右側アップで撮影

特に、ギター弾き語りのシンガーソングライターは、UR22Cを薦めて大満足している人ばかりなのでおすすめです。

逆に、Web上でUR22CよりMOTU M2にしてよかったと言っている人は、DACとして使っている人やゲーム配信の人が多い印象です。

DAC

デジタル信号をアナログ信号に変換する機器。PCやスマホの音をスピーカーで流す用途などで使う

そういった用途であれば、当然MOTU M2のほうがいいと思います。

UR22Cは、歌枠配信(弾き語り含む)やiOS配信する方が選ぶべきオーディオインターフェイスです。

Steinberg UR22C まとめ

Steinberg UR22C 左斜めから撮影
  • 歌ってみた・歌枠配信兼用機として最強のオーディオインターフェイス
  • 専用アプリでエフェクトやループバックを細かく設定できる
  • 純粋な音質では、MOTU M2よりはワンランク劣る

ぎたすけ

歌枠配信って、そんなやるものなの?

たけしゃん

歌ってみたやってる人ならやってる人が多いよ。だからUR22Cは人気なんだよ

Steinberg UR22Cのレビューでした。

発売から結構経ってますが、2024年にファームウェアのアップデートがあったことで今でも最新機種以上に便利です。

ただ、人気がありすぎて転売品が出回ったり、価格高騰したりすることが多いので購入時は注意しましょう。

転売品は出てこない、サウンドハウスで買うのが間違いないです。

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