ぎたすけ
たけしゃん
アコギ弦の種類と選び方
一口にギター弦といっても、かなりの種類があります。
それぞれの弦に特性があるわけですが、アコギ弦選びで知っておくべきことは以下の3点です。
弦の材質 | 材質で音の特性が異なる |
弦の寿命 | 通常弦は3〜5週間程度 コーティング弦は2〜6ヶ月程度 |
弦の太さ | 太いと音も太くて豊か 細いと音も繊細で押弦が楽 |
それぞれの特性を理解した上で自分に合う弦を探すのが大切ですね。
また、最初のうちはシェア率が高い弦を選んで、自分の中で基準を作ることも大事です。
本サイトは弾き語りの方に向けた情報サイトなので、弾き語りの方を想定して最適なアコギ弦選びを解説していきます。
アコギ弦の種類と選び方 目次
アコギ弦の材質
アコギ弦の主な材質は上記の3種類です。
もう少し細かく特徴を書くと以下の通り。
材質 | 特徴 |
80/20 ブロンズ | 銅80%、スズ20%が主流 渋めで落ち着いた音がする 安いが、サビるのは早い |
フォスファーブロンズ | 銅92% スズ7% リン1% 明るくて煌びやかな音色 80/20よりやや持ちが良い |
コンパウンド | 巻弦の芯線にシルクを使用 弦が柔らかく、押弦が楽 高音の抜けはいまいち |
主流なのはフォスファーブロンズですね。
煌びやかな音でストロークは爽やかになりますし、アルペジオは高音がキラっとします。
対して、80/20ブロンズは落ち着いた音色でどのギターとも合う、万能な材質です。
価格もフォスファーブロンズよりは数十円から数百円安いので、お財布にも優しい材質ですね。
3つめのコンパウンド弦は芯線にシルクを使った、特殊なアコギ弦です。
シルクの素材が柔らかいため、押弦が楽です。
音質も柔らかく、丸みのある音が出ます。代わりに高音のサスティーンが通常弦より劣る傾向がありますね。
まずはフォスファーブロンズ弦を買ってみるのが良いですね。
ちなみにプロアーティストの使用弦を調査してみたのですが、アコギ弦の材質は下記のような使用率でした。
独自にTwitterでもアンケート調査してみましたが、64%のユーザーがフォスファーブロンズを使用されていました。
最近の楽曲だと、煌びやかなほうがストロークもアルペジオも曲の雰囲気と合うケースが多いからかもしれませんね。
アコギ弦の寿命
通常の弦 | 1か月程度で交換が必要 安価で700円くらいから買える |
コーティング弦 | サビないようにコーティングした弦 2~3か月くらいは使える 価格は通常弦の倍くらいする |
続いてはアコギ弦の寿命についてです。
ギターの弦にはサビないように特殊な加工をしてあるコーティング弦というものがあります。
コーティング弦は特殊な処理をしているだけで、弦の材質自体は80/20ブロンズやフォスファーブロンズを使っています。
通常のギター弦は3週間程度でサビてくることが多い中、コーティング弦だと1ヶ月以上はサビないことが多いです。
通常弦の3倍くらいは長く使えるので、高いものの結果的にはコスパが良かったりもします。
一方でコーティングすることもあり、音色・感触・価格などが通常弦と違ってきます。
- 音の抜けが若干悪い
- 滑りが良くフィンガリングノイズが鳴らない
- 弦アースが取れない場合がある
- 価格が通常弦の倍くらいする
コーティング弦を避ける人で多いのは音色の違いですね。
コーティング弦だと、どうしてもギラギラした音になったり、音の抜けが悪くなるイメージが強いです。
実際に弾き比べてみると、やはり多少の差はあります。
通常弦のほうが自然でドッシリした音で、コーティング弦はキラキラで若干軽めな音です。
Elixir(コーティング弦)
Martin M540(フォスファーブロンズ)
とはいえ、最近のコーティング弦は音質も大分改良されています。
上のサンプル音を聞いても、たいして変わらないと感じた人も多いのではないでしょうか。
コーティング弦についても、プロアーティストの使用比率を調べてみました。
プロアーティストは通常弦の方が多いですね。
まあ、プロだと高頻度でライブやレコーディングがあって、その度に弦を張り替えるのでコーティング弦の恩恵を受けられないですからね。
というわけで、Twitterでも独自にアンケート調査してみました。結果はこちら。
たけしゃん
たぶん、Twitterはアマチュアの方が多いと思いますが、コーティング弦の方が使用率が高かったですね。
プロみたいに高頻度で弦交換しないなら、基本的にはコーティング弦の方がいいと僕も思います。
コーティング弦の方がコスパいいですし、サビてない状態を楽にキープできますからね。
ちなみにコーティング弦はいろんなメーカーが販売していますが、Elixirがダントツで持ちが良いです。
僕が実験した結果だと、他のメーカーのコーティング弦は1ヶ月半程度でサビが出始めるものが大半でした。
そのため、2ヶ月くらいで交換が必要です。
対して、Elixirは変色する程度で全然サビないです。
周りにヒアリングしても、半年以上張りっぱなし…なんて人も普通によくいます。
ただし、半年も張っていると弦はサビなくても伸びてしまって、チューニングがすぐに狂うようになります。
Elixirであっても、3ヶ月くらいで交換した方がいいですね。
弦の太さ
EXTRA LIGHT (10-47) | エレキギター弦並みに細い 押弦は楽だが音も細い |
CUSTOM LIGHT (11-52) | LIGHTより1-4弦が大分細い 押弦は比較的楽で音も割と太い |
LIGHT (12-54) | 標準的な太さ バランスが良く、使用者も多い |
MEDIUM (13-56) | LIGHTより太め 押弦はしにくいがパワーがある |
3点目は弦の太さです。
メーカーごとに微妙に仕様が違ったりするものの、多くは上記の4種類で分類されています。
弦の太さはパッケージに記載されており、数字は1弦と6弦の太さになっています。
メーカーによっては4種類以上に細かく分類しているところもありますね。
ElixirはLIGHTとMEDIUMの間にLIGHT MEDIUMやHD LIGHTという太さがあって、かなり細かく分類分けされています。
なお、MartinやD’Addarioなど大手メーカーは太さが変わると型番も変わります。
型番が違っていても、材質などは一緒だったりするので覚えておきましょう。
弦の太さはその人のプレイスタイルや好みによるので選び方に正解はありません。
ただ、違いがわからない場合はまずはLIGHTを買うことをおすすめします。
ただし、初心者で押弦が痛くて辛い人はEXTRA LIGHTなど細い弦を買いましょう。
多少ではありますが、押弦が楽になります。
弦の太さについても、プロアーティストの使用者比率を調べてみました。
想像以上にLIGHTを使っている人が多かったですね。
感覚的にはアマチュアの方もLIGHTの使用者がダントツで多そうな気はしますね。
たけしゃん
アコギ弦 おすすめランキング ベスト10
それでは、おすすめのアコギ弦をランキング形式でご紹介していきます。
本記事では「ギター弾き語りで使いやすいもの」という観点でランキング付けをしています。
なお、ランキングに入れなかった10種類のアコギ弦もせっかくなので、記事後半で全部紹介していきます。
飛ばし読みガイド
10位 Martin MA140
項目 | 内容 |
材質 | 80/20ブロンズ |
実売価格 | 800円 |
Martin弦の80/20ブロンズ MA140。
アコギ弦の基準となる代表的な弦ですね。旧パッケージMSP-3100の後継品です。
非常にアコギらしい自然な鳴り方をしてくれます。
良い意味で特筆するところはありませんが、色んな弦を試すならスタートはMA140からにしておくと良いですね。
9位 D’ADDARIO XTAPB
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ (コーティング弦) |
実売価格 | 1,600円 |
少し前に新発売となったD’ADDARIOのコーティング弦 XTAPB。
この弦の特筆すべき点はコーティング弦でありながら、鳴り方や触り心地は通常弦にかなり近いことです。
コーティング弦のキラキラ感や滑りすぎる特性が苦手な人はぜひ試してほしい弦です。
一方で弱点もあってコーティング弦にしては持ちが悪いことです。
検証では通常弦の1.5倍くらいしか持ちませんでした。そのため、コスパはよくありません。
自然な鳴りのコーディング弦というコンセプトは良いのですが、ちょっと中途半端な感じはしますね。
8位 JOHN PEARSE 200L
項目 | 内容 |
材質 | 80/20ブロンズ |
実売価格 | 1,300円 |
音の良さに定評のあるJOHN PEARSEの80/20ブロンズ弦 200L。
秦基博さんが愛用しているアコギ弦なので、弾き語りだと使っている人が割と多いですね。
音はナチュラルでまとまりあるバランスの良い音です。
600Lと同様で音質や演奏性は申し分ないですが、寿命がやや短く、価格も高いのでお財布には優しくないです。
- 秦基博
7位 Martin MA540
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ |
実売価格 | 1,000円 |
Martin弦の中でも人気が高いMA540。旧パッケージのMSP4100の後継品です。
お値段も手ごろで弾きやすさや音質も良好で普段使いの弦として活用されている方が多い弦ですね。
高音の伸びもほどほどで歌いやすいので、シンガーソングライターで使っている方も多い印象があります。
旧パッケージのときは800円くらいだったので、ちょっと高くなっちゃったのが残念ですね。
- 斉藤和義
- 植村花菜
6位 JOHN PEARSE 600L
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ |
実売価格 | 1,200円 |
音が良くて、アーティストからの評価も高いJOHN PEARSE 600L。
ナチュラルでまとまりのある音がアコースティックギターの良いところを引き出してくれます。
弦の滑りはあまり滑らないタイプで適度にフィンガーノイズも鳴るのも僕は好きですね。
弱点としてはサビるのがやや早いのと、価格がやや高いことです。
音は良いものの、普段使いしているとお財布には優しくない弦です。
- 佐藤良成(ハンバートハンバート)
- 宮田和也
- 古川昌義
- 遠藤賢司
5位 D’ADDARIO EJ16
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ |
実売価格 | 800円 |
昔からプロアーティストの使用者も多い、D’ADDARIO EJ16。
無難で使いやすい音質な上に安いのでコスパが非常に良いです。
真空状態で包装されているので、大量に買い置きしてもサビる危険がないのも良いところですね。
3パックセットで購入すると、1パックあたり650円~700円で買えるのでアコギ弦の中でも最安の部類に入ります。
Martin MA140と並んでアコギ弦の基準となる代表的な弦ですね。
- 森山良子
- 高野寛
- おおはた雄一
- 岡崎倫典
- 土屋公平
- 天満俊秀
- 富永寛之
- 中野督夫
- 日倉土歳朗
- 藤本一馬
4位 Elixir NANOWEB 80/20
項目 | 内容 |
材質 | 80/20ブロンズ (コーティング弦) |
実売価格 | 1,600円 |
コーティング弦の代表格 Elixir NANOWEBの80/20ブロンズ。
フォスファーブロンズと比べると、やや落ち着いた音になっていますが、それでもキラキラ感強めですね。
Elixirは長期間使っていても変色する程度でサビないので、弦交換の回数を減らしたい人にはおすすめです。
フォスファーブロンズのElixirだと音が派手に感じる人は80/20ブロンズを試してほしいですね。
また、80/20ブロンズのほうが300円程度で安いのでコスパは良いです。
- 坂崎幸之助
- 青山陽一
- 小倉博和
- 小坂忠
- 徳岡慶也(DEPAPEPE)
- 三浦拓也(DEPAPEPE)
- 西海孝
- 濱口祐自
- 山口岩男
3位 DR VTA-12
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ |
実売価格 | 1,000円 |
音質の良さには昔から定評があるDRのフォスファーブロンズ弦 VTA-12です。
普通の弦よりは若干高いですが、弾き比べした所感でも音質や演奏のしやすさで一番好みの弦でした。
コーティング弦ではないですが、独自加工で汚れが付きづらい仕様になっています。
計測結果でも通常弦がサビる平均日数よりは約5日間ほど長く持ったので、1,000円で買えるなら逆にコスパ良いかもしれません。
- 町田 文人(ZARD)
- 山本 恭司
2位 DARCO D520
項目 | 内容 |
材質 | 80/20ブロンズ |
実売価格 | 700円 |
2位のDARCO D520は安くて音質もなかなかに良い80/20ブロンズ弦です。
弦交換の頻度が高い人や弦のコストを抑えつつも音質はできるだけよくしたい人におすすめの弦ですね。
DARCOは老舗ブランドですが、現在はMartin傘下で弦もMartinの工場で作られています。
とはいえ、Martin弦とは少し違った音質になっており、昔ながらの心地よいアコギサウンドを奏でてくれる弦です。
1位 Elixir NANOWEB フォスファーブロンズ
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ (コーティング弦) |
実売価格 | 1,900円 |
僕もずっと愛用しているアコギ弦 Elixir NANOWEB フォスファーブロンズです。
コーティング弦の代表的な存在で、いろんなメーカーの初期出荷弦にも使われています。
音は煌びやかで押弦した感触もコーティング弦らしくツルツルです。
このツルツルは結構好き嫌いが出ます。フィンガーノイズとか非常に出づらいのが良くもあり、悪くもあるんですよねぇ。
音や演奏性に好き嫌いは出る弦ですが、寿命も抜群に長いです。
弦を張って2ヶ月くらい経っても変色する程度でサビないので、弦交換が面倒な人には最適な弦です。
価格は1,900円程度と高めですが、寿命が長いので結果的には普通の弦よりコスパが良いです。
好みは出やすい弦なので、一度単品買いして自身のギターやプレイスタイルに合うか確かめてからまとめ買いしましょう。
- 高橋優
- 大石昌良
- 有田純弘
- 井草聖二
- 伊賀賢一
- 川畑トモアキ
- 佐藤克彦
- 住出勝則
- 西山隆行
- 丸山ももたろう
- 山内雄喜
- わたなべゆう
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
製品 | Elixir Nanoweb | D520 | VTA-12 | Elixir Nanoweb | EJ16 | 600L | MA540 | 200L | XTAPB | MA140 |
材質 | フォスファー ブロンズ | 80/20 | フォスファー ブロンズ | 80/20 | フォスファー ブロンズ | フォスファー ブロンズ | フォスファー ブロンズ | 80/20 | フォスファー ブロンズ | 80/20 |
タイプ | コーティング弦 | 通常弦 | 通常弦 | コーティング弦 | 通常弦 | 通常弦 | 通常弦 | 通常弦 | コーティング弦 | 通常弦 |
音質 | ||||||||||
総合評価 | ||||||||||
コメント | プロアマ問わず人気 寿命がとにかく長い | アコギらしい良い音 価格も安い | 響きがすごく良い 寿命もやや長め | プロアマ問わず人気 寿命が非常に長い | 昔から定番の人気弦 コスパが非常に良い | 音質が非常に良い やや高い | Martinの定番弦 使用者が多い | 秦基博さんも使う弦 音は良いが高い | 自然な鳴りの コーティング弦 | Martinの定番弦 コスパが良い |
実売価格 | 1,900円 | 700円 | 約1,000円 | 約1,600円 | 約800円 | 約1,200円 | 約1,000円 | 約1,300円 | 約1,600円 | 約800円 |
ECサイト | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス |
色んなアコギ弦も見てみよう
さて、ランキングの解説は終わりましたが、せっかくなのでランキングに入れなかった弦も紹介していきます。
ランキングに入らなかった理由としては質が悪いというわけではないんですよね。
ギター弦はバリエーションが豊富なので、泣く泣くランキングから外したアイテムも多いです。
たけしゃん
製品 | MA130S | MA540S | MA540T | MEC12 | SAG-MB12 | D220 | RPM-12 | 70L | FS520 | EVERLAST |
材質 | コンパウンド | フォスファー ブロンズ | フォスファー ブロンズ | フォスファー ブロンズ | フォスファー ブロンズ | フォスファー ブロンズ | フォスファー ブロンズ | 80/20 | 不明 | フォスファー ブロンズ |
音質 | ||||||||||
弾きやすさ | ||||||||||
弦の寿命 | ||||||||||
総合評価 | ||||||||||
実売価格 | 1,200円 | 1,000円 | 約1,600円 | 約1,200円 | 約1,000円 | 約800円 | 約1,000円 | 約600円 | 約650円 | 約1,500円 |
ECサイト | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス |
Martin MA130S
項目 | 内容 |
材質 | コンパウンド |
実売価格 | 1,200円 |
Martinのコンパウンド弦 MA130Sです。
シルクで巻いた弦を使っており、通常のアコギ弦とは響きも弾き心地も大分変ります。
普通の弦と比べてテンションがかなり緩めで丸くて柔らかい音になります。
イメージ的にはガットギターで使うナイロン弦と通常のスチール弦の中間といった感じです。
弾き語りで使う分にはあまり選ぶ理由はないですが、弦が柔らかいので指が痛くて押弦がつらい人にはいいかもしれませんね。
Martin MA540S
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ (ポールエンド部分はシルクラップ) |
実売価格 | 1,000円 |
フォスファーブロンズ弦でポールエンド部分をシルクラップした Martin MA540Sです。
ポールエンドをシルクラップすることでギターのブリッジを保護することができます。
正直、そんなにギターへのダメージは変わらない印象ですが、Martinはヴィンテージギターにはこのタイプの弦を薦めてます。
MA540と比べても音質もほとんど変わらないですし、価格もほとんど変わらないです。
なお、旧パッケージではMarquisという名前でした。Gibsonのヴィンテージギターを使ってるReiさんが使用してますね。
- Rei
- 鬼怒無月
Martin MA540T
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ (コーティング弦) |
実売価格 | 1,600円 |
Martinのコーティング弦 MA540Tです。
ノンコーティング弦のトーンをそのままに長寿命というコンセプトなのですが、聴いてもらうとわかるとおりにキラキラのコーティング弦らしい音になってます…(苦笑)。
とはいえ、Elixirに比べるとキラキラ感はやや控えめです。
代わりに寿命も通常弦とElixirの中間くらいで1か月ちょっとでサビてきますね。
個人的にはちょっと中途半端かなぁという印象ですね。
Martin MEC12
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ |
実売価格 | 1,200円 |
Martinが作るエリック・クラプトンシグネイチャーのアコギ弦、MEC12。
フォスファーブロンズ弦ですが、鳴り方はやや80/20ブロンズ寄りで両方の良いとこ取りしたような感じがあります。
シグネイチャー弦ですが、割とオーソドックスで値段もそこまで高くはありません。
クラプトンが好きな人は一度は使ってみると良いでしょう。
Gibson SAG-MB12
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ |
実売価格 | 1,000円 |
有名ギターメーカー Gibson純正のアコギ弦、SAG MB-12。
Gibsonのアコギを使っている人は純正弦が良いと思って使っている人も多いのではないでしょうか。
Gibson弦は力強い音が特性でテンションも強めです。
かつ弦も滑らないのでフィンガーノイズが非常に出やすく、良くも悪くもクセがあって他のアコギ弦と違います。
個人的にはストロークでガシガシ行く人向けで、ストローク・アルペジオをバランスよく鳴らすタイプの人には適さないかなと思ってます。
DARCO D220
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ |
実売価格 | 800円 |
老舗メーカーDARCOのフォスファーブロンズ弦 D220。
古風でアコギらしい心地良い音が魅力なDARCOですが、フォスファーブロンズも煌びやかというよりはナチュラルな音ですね。
個人的にはDARCOは80/20ブロンズのD520の方が好みですが、フォスファーブロンズも心地良い音です。
D520はドッシリ感あるので、もう少し軽やかな音が欲しい人はD220を試してみましょう。
弦の太
DR RPM-12
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ |
実売価格 | 1,000円 |
高音質のアコギ弦として定評のあるDRのRPM-12です。
他のフォスファーブロンズ弦に比べて、ややテンションが弱めで気持ち丸めでふくよかな音が鳴ります。
RPM-12はアコギの名手である山崎まさよしさんが使っている弦なので、弾き語りで使っている方も多いですね。
僕は同じDRのVTA-12のほうが好みですが、気になる方は両方使い比べてみましょう。
- 山崎まさよし
Fender 70L
項目 | 内容 |
材質 | 80/20ブロンズ |
実売価格 | 600円 |
有名ギターメーカーFenderの純正弦 70L。
価格が安く、お財布に優しいギター弦です。
音や演奏性については可もなし不可もなしといったところです。
コスパ重視で行くなら、このFender 70Lか次のYAMAHA FS520がいいですね。
YAMAHA FS520
項目 | 内容 |
材質 | 不明 |
実売価格 | 650円 |
国内の有名楽器メーカーYAMAHAのアコギ弦 FS520。
安くて、昔から普段使いしている人も多いのではないでしょうか。
いろんな弦と弾き比べてみると、音も演奏性も無難な感じですね。
ちょっと物足りない感じはしますが、価格が安いので頻繁に弦交換される方には使いやすい弦です。
ERNIE BALL EVERLAST COATED
項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ (コーティング弦) |
実売価格 | 1,500円 |
ギター弦、ベース弦では定番のアーニーボールのコーティング弦 EVERLAST COATED。
音が煌びやかで滑りも良く、いかにもコーティング弦らしい性質を持っています。
音はElixirよりはおとなしめなので、煌びやかな音が好きな人にはハマる弦です。
一方でElixirに比べて寿命は短いです。1〜2ヶ月くらいでサビるのでコスパはあまり良くないですね。
- 押尾コータロー
おすすめのアコギ弦 まとめ
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
製品 | Elixir Nanoweb | D520 | VTA-12 | Elixir Nanoweb | EJ16 | 600L | MA540 | 200L | XTAPB | MA140 |
材質 | フォスファー ブロンズ | 80/20 | フォスファー ブロンズ | 80/20 | フォスファー ブロンズ | フォスファー ブロンズ | フォスファー ブロンズ | 80/20 | フォスファー ブロンズ | 80/20 |
タイプ | コーティング弦 | 通常弦 | 通常弦 | コーティング弦 | 通常弦 | 通常弦 | 通常弦 | 通常弦 | コーティング弦 | 通常弦 |
音質 | ||||||||||
総合評価 | ||||||||||
コメント | プロアマ問わず人気 寿命がとにかく長い | アコギらしい良い音 価格も安い | 響きがすごく良い 寿命もやや長め | プロアマ問わず人気 寿命が非常に長い | 昔から定番の人気弦 コスパが非常に良い | 音質が非常に良い やや高い | Martinの定番弦 使用者が多い | 秦基博さんも使う弦 音は良いが高い | 自然な鳴りの コーティング弦 | Martinの定番弦 コスパが良い |
実売価格 | 1,900円 | 700円 | 約1,000円 | 約1,600円 | 約800円 | 約1,200円 | 約1,000円 | 約1,300円 | 約1,600円 | 約800円 |
ECサイト | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス | Amazon 楽天市場 Yahoo! サウンドハウス |
ぎたすけ
たけしゃん
アコギ弦の解説でした!
改めて、おすすめのアコギ弦ですが下の3種類ですね。
おすすめの弦 | おすすめポイント |
Elixir PB | コーティング弦 ダントツで寿命が長い プロ使用者も多い |
DARCO D520 | 80/20ブロンズで 自然でアコギらしい音 700円程度でコスパが良い |
DR VTA-12 | フォスファーブロンズ 音質・演奏性が素晴らしい 1,000円とやや高め |
僕はライブ活動をたくさんやっていた時代はDR VTA-12をメインにしてました。
今は基本的にはElixirのフォスファーブロンズをメインに使っています。
弦自体の質も大事ですが、コンディンションが良い状態をキープすることが一番大事なので弦交換が面倒と感じるならコーティング弦を使った方がいいですね。
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