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予算20万円のアコギ
価格 | 特徴 |
10万円 | 有名メーカーのエントリーモデルが登場 アコギ・エレアコともに選択肢が豊富 |
15万円 | 海外メーカーのエントリーモデルが増える |
20万円 | オール単板など高品質製品が増える プロの使用者が多い価格帯 |
30万円 | J-45、D-28など有名ギターも買える プロの使用者が多い価格帯 |
予算20万円のアコギはプロユースと言える価格帯ですね。
実際にプロアーティストの使用者も多く、本格的な音楽活動で使うにも申し分ないです。
代表的なメーカー別に価格帯ごとのクラス分けをすると、以下の通りです。
20万円だと国内メーカーならミドルモデル、海外メーカーはエントリーモデルが中心ですね。
まずは予算20万円で選ぶアコースティックギターのポイントをいくつか解説していきます。
予算20万円のおすすめメーカー
予算20万円あれば、一通りどこのメーカーの製品も買えるようになります。
一方でラインナップはメーカーによって、割と違うので特徴を表でまとめてみました。
メーカー名 | 特徴 |
YAMAHA | 品質が良く、価格も安い LL26 AREなど有名製品も手が届く |
Taylor | 品質が安定しており、エレアコに強い 114ce、214ceなどが選べる |
Gibson | 世界的に有名なギターメーカー J-45 studioなど安価モデルは買える |
Cole Clark | エレアコに定評のあるメーカー 20万円だと下位モデルが買える |
K.Yairi | 質の良い国内メーカー 鳴りの良いアコギが多い |
Martin | 最も有名なアコギメーカー エントリーモデルの選択肢が豊富 |
とまあ、国内・海外問わず、色んなメーカーの製品を選択できます。
アコギならYAMAHA、K.Yairi、Martin。エレアコなら、YAMAHA、Taylor、Cole Clarkが個人的におすすめですね。
Gibsonも選択肢としてはありますが、個人的にはGibsonを買うなら予算30万円まで頑張った方がいいかなと思います。
単板と合板
予算20万円のギター選びで重要なのが、単板と合板の違いです。
一般的には単板の方が鳴りがよく、木の成長も楽しめると言われています。
そして、予算20万円はオール単板ギターと合板ギターが混在する価格帯なんですよね。
ザックリですが、オール単板と合板の分かれ目は大体下記の価格帯です。
メーカー | 単板か合板か |
国内メーカー | 10万円くらいからオール単板が増える 20万円近辺は基本オール単板 |
海外メーカー | 20万円前半からオール単板中心になる Taylorは30万円あたりからオール単板 |
とまあ、国内メーカーの方がワンランク安いタイミングからオール単板になります。
なので、予算20万円と言っても20万円以下なのか、24万くらいまでOKなのかでだいぶ話が変わります。
オール単板ギターにしたい場合は24万円くらいまで考えておくといいですね。
個人的にはエレアコであれば、さほど気にしなくていいかなと思います。
Taylorの214ceなどは合板でもアンプからの出音はいいですしね。
一方でアコギの場合は鳴りが重要なので、できるだけオール単板ギターをおすすめします。
予算20万円の中古ギター
予算20万円であれば、中古ギターの選択肢も有効です。
中古ならGibson J-45などの有名ギターも20万円で探せます。
一方でメンテナンスコストを考えると、結局は新品を買った方が安いことも少なくないですね。
なので、個人的には本体価格を抑えるために中古という選択肢はあまりおすすめしません。
自身の欲しいモデルが生産完了品だったり、すごく気に入ったギターが偶然中古だった場合に検討するのが良いでしょう。
予算20万円のアコギ おすすめ5選
それでは、予算20万円のおすすめアコギを5本紹介していきます。
20万円以下、ジャスト20万円、20万円前半という価格帯でそれぞれ選出しました。
エレアコとして即戦力なものから、生音の鳴りが良いものまでバリエーションも豊富です。
製品名タップで解説に飛びます
Taylor 214ce Rosewood Plus
シェイプ | オーディトリアム |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | ローズウッド(合板) |
ナット | Nubone |
サドル | Micarta |
ピックアップ | ES2 |
付属品 | ライトケース |
実売価格 | 176,000円程度 |
Taylorのエントリーモデル 214ceをグレードアップさせた214ce Rosewood Plus。
オールグロスフィニッシュで高級感溢れるルックスになっています。
214ceはサイド&バックの木材にKoaを使っていましたが、2019年からローズウッド仕様の製品が追加されました。
たけしゃん
旧仕様の214ce Rosewoodですが、音質はこんな感じです。
ジャキジャキしたやや軽めの音ですね。
各音域のバランスが良いので、すーっと入ってくる感じで弾き語りとも相性いいです。
214ceはTaylor独自のピックアップES2が搭載されています。
Taylorはピックアップに定評があるので、エレアコとしての使用が多い人におすすめです。
一方でサイド&バックは合板なこともあり、生鳴りはまあまあと言ったところです。
YAMAHA FGX5
シェイプ | トラッドウェスタン |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
ナット | 牛骨 |
ブリッジ | 黒檀又は縞黒檀 |
ピックアップ | Atmosfeel™ |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 180,000円程度 |
2019年発売のFG / FS Red Labelの上位モデル FGX5です。
20万を切る価格帯でオール単板かつ、高性能なピックアップ搭載のエレアコです。
木材もシトカスプルースとマホガニーという高級ギター定番の組み合わせです。
YAMAHAは品質がよく、価格も安いので本当にすごいですね。
生音のサンプル音も聞いてみましょう。同じスプルース&マホガニーのJ-45の音も比較用で用意しました。
FGX5の演奏音
J-45の演奏音
FGX5はザクザクとした明瞭なストローク音ですね。
J-45はジャカジャカとした音質です。
弾き語りで使ってみると、かき鳴らすならJ-45でキレイに振りぬくならFGX5が良いかなと感じました。
ピックアップにはピエゾ、コンタクト、マイクの3Wayで拾うAtmosfeel™が採用されています。
予算20万円だと、他メーカーもピックアップの質がよくなりますが、Atmosfeel™はその中でもレベル高いです。
FGX5は生鳴もエレアコとしての音も優れているのがすごいですね。
ボディシェイプはFGX5がトラッドウェスタン、FSX5が小ぶりなフォークです。
実売価格で18万円程度なので、非常にコスパが良いです。
一方で発売当初から人気が高く、2020年以降は品薄状態がずっと続いています。
Cole Clark CCFL1EC-BM
シェイプ | ドレッドノート |
トップ材 | ブンヤ |
サイド&バック | クイーンズランド メイプル |
ピックアップ | 3way |
プリアンプ | あり |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 200,000円程度 |
オーストラリアのギターメーカーCole Clarkのエントリーモデル CCFL1EC-BM。
オーストラリアで採れる木材を使って作られている個性的なエレアコです。
Cole Clarkのアコギは塗装も薄めで木そのものを前面に出したルックスになってます。
他のメーカーとは雰囲気が違っておしゃれですよね。
Cole Clarkの強みは何と言っても良質なピックアップです。
マイク、ピエゾ、フェイスセンサーの3Wayで非常にナチュラルなサウンドを出してくれます。
最近はCole Clarkを使っているシンガーソングライターも大分増えましたね。
デビュー前の優里さんもCole Clarkのギターを愛用されていました。
エレアコの音が非常に良いので、弾き語りでライブをこなすシンガーソングライターさんは是非チェックしてください。
YAMAHA LL26 ARE
シェイプ | オリジナルジャンボ |
トップ材 | イングルマン・スプルース |
サイド&バック | ローズウッド |
ナット | エボニー |
ブリッジ | エボニー |
ピックアップ | なし |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 230,000円程度 |
YAMAHA Lシリーズのミドルモデル YAMAHA LL26 AREです。
プロアーティストの使用者も多いモデルで20万円台ではトップレベルのギターです。
トップ材はA.R.Eを施したイングルマンスプルースを使っており、サイド&バックはローズウッド単板。
海外メーカーだと30万は普通に超えそうな材ですが、23万円程度。
YAMAHAは海外メーカーと比べて、同じレベルの材でもワンランク安いんですよね。
LL26 AREはストロークはまとまりのある音で単音は艶があります。
Lシリーズ弾き比べ LL26 ARE/YAMAHA(YouTube)
強く弾くと「ベン!」と音が出るのが、YAMAHA独特な感じですよね。
動画のデモ演奏でも出てますが、自分が弾いてるときも、Gibsonのノリで弾いてるとベンベン鳴っちゃって慣れが必要だなと感じました。
なお、LL26 AREはウレタン塗装・グロス仕上げになっています。
上位モデルLL36 AREはラッカー塗装です。
細かいところでLL36 AREのほうがグレードが高くなってますが、LL26 AREもかなり良いパーツを使ってます。
20万円台前半で買えるアコギの中では最高峰と言える1本です。
ボディタイプはLL、LJ、LSの3種類になっています。
万能なLL、小ぶりでレスポンスの良いLS、その中間的なLJ。
どれも音質・演奏性共に良好なので、好みのシェイプを選択しましょう。
Martin D-16E Mahogany
シェイプ | D-14 Fret (000 Depth) |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
サドル | Compensated White Tusq |
ピックアップ | Fishman Matrix VT Enhance NT2 |
付属品 | ハードケース |
実売価格 | 230,000円程度 |
最後はMartinの16 SeriesからD-16E Mahoganyです。
スプルース&マホガニーのオール単板で構成されたギターです。
ボディシェイプはドレッドノートですが、サイドの厚さが000モデルと同じ仕様になってます。
抱えてみると、確かにドレッドノートよりスッキリした感じで気持ち抱えやすいですね。
弾いてみた感触は音のバランスが取れた優等生という印象でした。
ストロークで鳴らしても、アルペジオで鳴らしても歌いやすく、耳にスーと入ってくるサウンドです。
一方で同じスプルース&マホガニーの有名ギターであるMartin D-18と違ったサウンドでした。
往年のサウンドという感じではないですが、今時のJ-POPには使いやすいエレアコだなと感じました。
予算20万円のアコギ まとめ
ぎたすけ
たけしゃん
予算20万円のアコギ選びについてでした!
予算20万円あると、選択肢がかなり広がるのでアコギ選びも楽しめますね。
長い付き合いになるギターだと思うので、じっくり吟味しつつも最後は感性で決めちゃうのが良いと思います!
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