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10万円のアコギの特徴
価格 | 特徴 |
5万円 | エレアコや色んなギターが登場 品質自体は3万とそこまで差はない |
10万円 | 有名メーカーのエントリーモデルが登場 アコギ・エレアコともに選択肢が豊富 |
20万円 | オール単板など高品質製品が増える プロの使用者が多い価格帯 |
30万円 | J-45、D-28など有名ギターも買える プロの使用者が多い価格帯 |
予算10万円は有名メーカーのエントリーモデルが登場し、選択肢が一気に広がる価格帯です。
ライブ活動で使っていくにも申し分なく、プロの使用者もいます。
参考で102名を対象に「2本目に買ったアコギ」についてアンケート調査しました。
その中から、下記3つの理由で2本目のギターを買った人の予算を見てましょう。
- もっと良いギターが欲しくなった
- 本格的な音楽活動で必要になった
- エレアコが必要になった
やはり、10万円前後が多いですね。
人前で演奏をしていくにあたって、良いギターを買おうと考えると予算10万円くらいがちょうど良いですからね。
また、最近は音楽活動もネット主体になってきたので、PCやオーディオインターフェイスなども重要です。
そうなると色々とお金がかかるので、アコギは10万円程度のものを選ぶ人が増えているんでしょうね。
ギターの選び方目次
予算10万円で選ぶギターメーカー
予算10万円だと選べるメーカーは非常に多いです。
その中でも、弾き語りなら下記のメーカーがおすすめですね。
メーカー名 | 特徴 |
YAMAHA | 品質が良く、価格も安い 予算10万円で優れたエレアコが多い |
Taylor | 品質が安定しており、エレアコに強い 予算10万円だと選択肢自体は少ない |
Fender | 世界的に有名なギターメーカー Fenderのアコギは女性に人気 |
Morris | 質の良い国内メーカー 鳴りの良いアコギが多い |
Martin | 最も有名なアコギメーカー 予算10万だとミニサイズのDJrが良い |
人気が高いのはYAMAHA、Taylorの2メーカーですね。
特にエレアコで探している人はピックアップの質を考えても、YAMAHA・Talylorがおすすめです。
また、最近はMartinも予算10万円で買えるギターをいくつか出しています。
僕も10万円くらいのMartinを1本持ってますが、低予算でもバランスの取れたギターです。
単板と合板
予算10万円のギター選びで出てくる言葉で「単板」と「合板」というものがあります。
単板は1枚の材を繋ぎ合わせており、合板は複数の材を圧着して作られた木材です。
一般的には単板のほうが鳴ることが多く、高級ギターの大半はオール単板ギターです。
予算10万円近辺はオール単板と合板のギターが混在しています。
必ずしもオール単板が良いわけではないですが、生音の鳴りを意識するならオール単板が良いですね。
具体的にはYAMAHA、Morrisといった国内メーカーは10万円でオール単板が買えます。
逆にMartin、Gibson、Taylorといった海外メーカーのオール単板は基本は20万円以上します。
たけしゃん
アコギかエレアコか
予算10万円でアコギを探すときに迷うのが、エレアコにするかどうかです。
2本目のギターについてのアンケート調査では、以下の結果でした。
大体、4割くらいの人がエレアコを選択していますね。
単純にライブ活動などする予定の人はエレアコを選べばいいだけかなと思います。
一方で迷うようなら、エレアコにしておいたほうが良いです。
アコギは後からでもエレアコ化できますが、工賃含めると2~3万円はかかります。
また、YAMAHAやTaylorのような凝ったシステムのピックアップだともっとかかります。
なので、予算10万円だと後付けよりはメーカー純正品のエレアコを買ったほうが明らかにコスパは良いです。
エレアコとしての用途がありそうなら、最初からエレアコを買うのが間違いないですね。
予算10万円の中古ギター
予算10万円での中古ギターについても触れておきましょう。
まず、僕の結論は「予算10万円で中古はおすすめしない」です。
中古ギターは消耗パーツが減っていて、メンテナンスコストは新品よりかかります。
ギターの修理費用は基本は人件費なので、万単位かかることもザラです。
10万円程度だと新品のほうがトータルコストは安くなることも多いんですよね。
今じゃ売っていない製品を買いたい場合などはありですが、安く買うことが目的なら中古はやめたほうが賢明です。
予算10万円のおすすめアコギ 5選
それでは、予算10万円のおすすめアコギを5本紹介していきます。
この価格帯は色んなメーカーが選べるので選択肢が豊富です。
個人的にはYAMAHA、Taylorが強いかなと感じますね。
YAMAHA FGX3
シェイプ | トラッドウェスタン |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
ピックアップ | 3wayタイプ |
付属品 | ライトケース |
実売価格 | 110,000円程度 |
2019年に発売されたYAMAHA FG / FS RED Labelの下位モデルFGX3。
11万円程度でオール単板かつ高性能なピックアップ搭載のエレアコです。
生音はザクザクした感じでYAMAHAらしい音になっています。
万能にこなせる音ですが、ストロークが気持ち良いですね。
1ヶ月ほど借りてましたが、弾き語りでも非常に歌いやすい音で好感触でした。
ピックアップにはピエゾ、コンタクト、マイクの3Wayで拾うAtmosfeel™が採用されています。
10万円程度のエレアコで3wayは本当にすごいですね。
他メーカーはアンダーサドルピエゾが多い価格帯なので、頭1つ出ているスペックです。
FGX3のピックアップの音
ボディサイズはトラッドウェスタンのFGとフォークのFSが選択できるようになっています。
生音もエレアコの音も良好なので、予算10万円ならぜひチェックしてほしい製品ですね。
たけしゃん
Taylor Academy12e
シェイプ | グランドコンサート |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | サペリ(合板) |
ピックアップ | ES-B |
付属品 | ギグバッグ |
実売価格 | 100,000円程度 |
続いては、Taylorのビギナー向けギター Academy12eです。
Taylorが「ビギナーの方が途中でギターをやめてしまわないように」というコンセプトで作った製品です。
初心者向けと言いながらも、品質や音質は本格的な音楽活動にも十分使えるレベルです。
プロアーティストの関取花さんがメインギターで使用されています。
Taylorの製品コンセプトを読むと初心者向けのギターだからこそ品質にこだわるべきと考えたようです。
このへんは色んな考えがありますが、このコンセプトの製品は意外とないです。
そして、初心者向けにカスタマイズされた仕様は主に下記の2点です。
- ネックが細めに作られている(42.8mm)
- ボディ端にアームレストがついている
アームレストは他にないユニークな仕様ですね。
ボディ端がえぐれており、腕置いても痛くないようになっています。
長時間座ってギターを弾いていると、ギターに置いている腕が痛くなるので地味に嬉しい配慮です。
Taylorは「初心者向け=弾きやすい仕様」と考えて作っているので、中級者以上でも使いやすい製品ですね。
また、Academy12eはピックアップ内蔵のエレアコになっています。
ライブでも即戦力なので、ギターを初めて本格的に人前でも演奏したい人向けの製品ですね。
付属品はTaylorの専用ギグバックです。
Taylorのギグバッグは緩衝材もしっかり入っていて衝撃に強いので、持ち歩きも安心です。
Martin DJr-10E-02
シェイプ | D Junior-14 Fret |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | サペリ |
ピックアップ | Fishman Sonitone (ピエゾ) |
付属品 | ギグバッグ |
実売価格 | 90,000円程度 |
Martinの少し小さめサイズのエレアコ、DJr-10E-02です。
ドレッドノートジュニアという名称でドレッドノートを少し小さめにしたモデルになっています。
ドレッド ノート | DJr | リトル マーチン | |
全長 | 約1022mm | 約950mm | 約865mm |
スケール | 約645mm | 約609mm | 約584mm |
ボディ幅 | 約396mm | 約360mm | 約319mm |
通常サイズとミニギターの中間的なサイズ感ですね。
音質はミニギターよりは通常サイズ寄りの音でしっかり鳴ります。
歯切れの良いザクザクした音でストローク、カッティングが良いですね。
動画撮影でも、色んな画角で入れやすいサイズなので楽です。
また、FISHMAN製のピックアップも搭載されているため、ライブ活動でも活躍できます。
ただ、ナット幅が44.5mmと太めのネックになっています。
購入にあたっては実際に試奏して、ネックを握ってみてからにしたほうが良いです。
MORRIS M-80 II
シェイプ | ドレッドノート |
トップ材 | インゲルマン・スプルース |
サイド&バック | アフリカン・マホガニー |
ピックアップ | なし |
付属品 | BMG-3 ソフトケース |
実売価格 | 100,000円程度 |
国内メーカーMorrisのM-80 II。
オール単板で僕の所感だと、予算10万円で生音は一番良いと感じたアコギです。
ジャカジャカ弾くと、アコギらしいジャキッとした音。
フィンガーのアルペジオだと艶のある良い感じの音がします。
木材の質や製品の作りもしっかりしていて、10万円とは思えない良いギターです。
Morrisは弾き語りだと使っている人は少ないですが、本当に良いメーカーなんですよね。
ピックアップは載っていないので、エレアコとして使う場合は改造が必要です。
基本的にはエレアコとして使う予定がない人におすすめしたいアコギですね。
Taylor GS-MINI-e Rosewood
シェイプ | GS-MINI |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック | ローズウッド(合板) |
ピックアップ | ES-B |
付属品 | GS Mini Hard Bag |
実売価格 | 99,000円程度 |
Taylorの少し小さめサイズの人気ギターGS-MINIです。
グランドシンフォニーというボディシェイプを基にスケールダウンした形状になっています。
通常サイズとミニギターの中間的なサイズ感で鳴り方は通常サイズに近いです。
サイズ感は小さめが良いものの、サウンドにはパワーが欲しいという人にぴったりのギターになっています。
ピックアップにはTaylor独自のES-Bが搭載されています。
上位モデルに搭載されているES2と同じピエゾシステムが組み込まれており、ライブでも使い勝手の良いエレアコです。
前述のMartin DJr-10E-02と比較されることが多いですが、GS-MINIはネックが42.9mmと細めです。
ネック握った感触だとGS-MINIのほうが弾きやすいと感じる人が多いかなと思いますね。
ちなみにGS-MINIはバリエーションが豊富ですが、安定して使いやすいのはRosewoodですね。
予算10万円のアコギ まとめ
- 色んなメーカーの製品が選べて選択肢が豊富
- 国内メーカーだとオール単板ギターも登場する
- 中古よりは新品を買ったほうがコスパ的に良い可能性が高い
ぎたすけ
たけしゃん
予算10万円のアコギについてでした!
個人的にはプロ目指している人はこのへんの価格帯が良いんじゃないかと思いますね。
最近はPCやオーディオインターフェイス、制作費などお金かけるポイントが多いですからね。
高級アコギを買うよりは10万円くらいの使い勝手の良い製品を買って、他に予算を回すほうが効率的かなと思います。
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