ぎたすけ
たけしゃん
弾き語りでは必須のテクニックだね
アコギ初心者が練習する内容をまとめた入門講座 第12話は空ピッキングとシンコペーションです!
初心者のうちに身に着けておかないと、後で大変なので面倒でもキッチリやりましょう。
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アコギ 初心者講座 全19話で初心者がやるべきことを徹底解説
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シンコペーションとは
シンコペーションとは言葉で書くと強拍と弱拍の位置を変えてリズムに変化を持たせること。
言葉で書くよりは音を聞いてもらった方がわかりやすいです。
まずはシンコペーションがないパターンとあるパターンを聞き比べてみましょう。
シンコペーションなし
シンコペーションあり
違いがわかったでしょうか?
シンコペーションなしのパターンはリズムのノリが一定です。
対して、シンコペーションありのリズムはアクセントがついてノリが変わっています。
このシンコペーションで変わる部分を「食う」とも言います。
「リズムが食っている」とかよく言いますが、つまりはシンコペーションでリズムパターンが変わることを指します。
強拍と弱拍の位置を変える
シンコペーションは強拍と弱拍の位置を入れ替えることでリズムパターンを変えることでしたね。
リズムには強拍と弱拍というものが存在します。
通常の4分の4拍子では4つの拍があり、下記のようになっています。
1拍目が強拍。あとは弱拍となっています。
3拍目は弱拍ですが、強拍に準ずる音になっており、いわば中拍みたいなもんです。
これが四分音符ではなく八分音符になると…。
細かくなるだけで、強・弱・弱・弱の流れは変わってないですね。
一定のリズムパターンに統一されています。
シンコペーションはこの強・弱・弱・弱の流れを崩すことでリズムに変化をつけるわけですね。
8ビートの4拍目(弱拍)と5拍目(強拍)をタイでつなげることで4拍目が強拍に代わっています。
これでリズムパターンが変化します。
基本的には上記のように弱拍と強拍(もしくは強拍に準ずる弱拍)をつなげることで弱拍が強拍に代わり、シンコペーションが出来上がります。
ギターストロークではアップストロークが弱拍になることが大半なので、シンコペーションはアップストロークで発生します。
なので、強拍に代わるアップストロークを強く弾いてアクセントをつけます。
強拍・弱拍の存在をしっかりと認識することは演奏において非常に重要です。
ノリとかグルーブといったものは強拍と弱拍の緩急で生まれるものですからね。
シンコペーションでのリズムの変化はノリに大きく影響するものなので、アクセント付けは意識するようにしましょう。
次章ではリズムをキープしながらシンコペーションを行うのに欠かせない、空ピッキングを解説していきます。
空ピッキングとは
空ピッキングとは弦を弾かずに空振りすることです。
ギターのストロークでは右手を振り子の要領で上下に揺れを繰り返してリズムをキープします。
なので、実際に弦を弾かないときも右手の振り子はキープしていないとリズムがくるってしまうんですよね。
そのために弦を弾かないときも右手は空振りさせて振り子のリズムはキープします。
上記の譜面は定番パターンですが、()になっている部分は空ピッキングです。
見てもらうとわかりますが、右手は一定のリズムで上下に動き続けており、空ピッキングでリズムの変化に対応しています。
この空ピッキングはリズム感よくストロークを刻むためには超重要です。
初心者のうちはどうしても、空ピッキングをせずにリズムキープしようとしてしまいがち。
しかし、初心者時代に空ピッキングサボった人って、レコーディングなどリズムがシビアに求められるような場面でリズム合わせられないんですよねぇ。
友達のバンドマンで空ピッキングサボって後悔している人を見てきましたよ、僕は…。
しかも、中級者になってからの右手矯正は結構大変です。
空ピッキングは初心者のうちにしっかり、きっちりやっておきましょう。
BPMを落として、空ピッキングをゆっくりと体に覚えさせてからBPMを早くして練習するのがコツです。
ぎたすけ
たけしゃん
シンコペーションを練習してみよう
それでは、実際に空ピッキングを使ったシンコペーションを練習してみましょう。
まず、シンコペーションの練習ですが、下記の順序でやりましょう。
- 空ピッキングのタイミングをしっかり覚える
- 遅いBPM(80以下)で、ゆっくり丁寧に練習する
- BPMを早めて練習する
いきなり、早いBPMでやると色々と雑に覚えてしまいます。
ギターの練習は急がば回れなことばかりなので、はじめはゆっくり丁寧にやることを習慣化しましょう。
また、メトロノームに合わせて練習することが大事です。
スマホアプリで無料で使えるため、インストールしておきましょう。
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シンコペーション 練習譜例①
実演例
シンコペーションの基本パターンです。
最初は空ピッキングのタイミングをしっかり覚えましょう。
覚えてきたら、BPM=60くらいから練習を始めて徐々に早めていきましょう。
ストロークが安定してきたら、シンコペーション部分のアップストロークを強く弾いて強弱をつけるように意識しましょう。
練習譜例一覧
- 練習譜例①(基本パターン)
- 練習譜例②(小節またぎ)
- 練習譜例③(16ビート)
シンコペーション 練習譜例②
実演例
シンコペーションの練習譜例②は小節をまたぐ、定番のシンコペーションです。
小節をまたぐパターンはほんとに多いので、リズムのパターンを体に覚え込ませましょう。
まずは空ピッキングの位置を覚えるところからですが、慣れてきたらメトロノームに合わせて練習しましょう。
メトロノームに合わせるのが意外と難しいです。
リズムが狂うことなく、弾けるようになるまで日数をかけて練習を繰り返しましょう。
練習譜例一覧
- 練習譜例①(基本パターン)
- 練習譜例②(小節またぎ)
- 練習譜例③(16ビート)
シンコペーション 練習譜例③
実演例
16ビートでのシンコペーションです。
シンコペーションというよりは細かい空ピッキングの練習が中心となる譜例ですね。
細かいといっても、やることは同じ。
まずはゆっくり丁寧に空ピッキングするタイミングを覚えましょう。
そのあとはBPM=50など、ゆっくりとしたテンポで空ピッキングを確実にこなしてからBPMを早めましょう。
練習譜例一覧
- 練習譜例①(基本パターン)
- 練習譜例②(小節またぎ)
- 練習譜例③(16ビート)
空ピッキングとシンコペーション まとめ
- 空ピッキングは空振りして右手のリズムをキープし続けるテクニック
- シンコペーションは強拍と弱拍の位置を変えてリズムパターンに変化をつけるもの
- 練習はBPMを落として、じっくり丁寧に覚えてからBPMを早めるようにしよう
ぎたすけ
たけしゃん
日数かけて休み休みやるようにしなよ
空ピッキングを使ったシンコペーションの解説でした。
空ピッキングもシンコペーションも初心者のうちにちゃんとやっておきたいスキルです。
適当にやると、後から後悔する上に矯正が大変ですからねぇ…。
面倒でも我慢して、適当にやらないように気を付けましょう。
アコギ初心者講座後半では定番のストロークパターンを解説して、実践していく内容に増えていきます。
シンコペーションも出てくるので、困ったら本記事に一度戻って復習しましょう。
第1章 必要なアイテムと使い方
第2章 コードを弾いてみよう
第3章 基本テクニックを覚えて曲を弾こう
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