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指弾きとピック弾きの違い
![アコースティックギターを指で弾いてるところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-23.webp)
ギターの演奏はピックを使った奏法と指で演奏する奏法に分かれます。
それぞれにメリット・デメリットがある分けですが、特徴を箇条書きでまとめると以下の通りです。
指弾きは3〜4本の指を同時に使って演奏します。
そのため、様々な音を組み合わせることが可能で演奏の自由度が高いです。
![アコースティックギターで指弾きしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-22.webp)
また、柔らかい指で弾くので、丸い音になります。
ピックに比べると音量も出しにくいので、柔らかい演奏になりますね。
対して、ピック弾きは音がクッキリしており、音量も出ます。
![アコースティックギターを弾いてる右手](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-30.webp)
ストロークや早いフレーズに対応しやすいため、演奏の幅も出しやすいですね。
一方で指弾きのように鳴らしたい弦だけを鳴らすのは難しいです。
![アコースティックギターでアルペジオを弾いているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-26.webp)
ピックの特性上、ジャラーンと鳴らすか単音もしくは隣接する弦を同時に弾くしかできません。
指弾きのように特定弦だけを自由に組み合わせるのは難しいですね。
このように指弾き・ピック弾きはそれぞれに特性があります。
ここからは指弾きとピック弾きの選択肢を掘り下げて解説していきます。
ピックを使わないで演奏する方法
![クラシックギターを弾いているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/04/classic-guitar2.webp)
まずはピックを使わずに指弾きだけで演奏するパターンです。
筆者も指弾きとストロークが混在する楽曲では指だけで演奏することが多いです。
指弾きで1曲こなす場合に重要なのがストロークの音です。
![エレアコでライブしている男性](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/05/guitar-live.webp)
ストロークが良い音で弾ければ、指だけで問題なく演奏できます。
ただ、これが結構難しく、コツがいります。
![C414XLSでギターのレコーディングしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/C414-XLS15-1024x576.webp)
![AT4040でレコーディングしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/04/at4040-26-1024x576.webp)
指のストロークフォームは親指と人差し指で楕円を作るのがオーソドックスです。
![指でストロークするときは親指と人差し指で円を作る](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/thumb-str2.webp)
そして、両指の先端部分を弦にかすめるくらいの意識で弾きましょう。
当て方が深いと指が弦を擦る音が入ってしまいます。
擦る音が入ると、不快な上にリズム感がなくなります。
特にアップストロークで擦れやすいので、角度や距離を試して調整しましょう。
![ダウンストロークとアップストローク](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/01/stroke.webp)
擦れる音を入れず、スムーズに弾くためには結構練習が必要です。
焦らずに試行錯誤しましょう。
爪を伸ばすべきか?
![アコースティックギターを指弾きしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-22.webp)
指弾きをメインとする場合に悩むのが爪を伸ばすかどうかです。
爪を伸ばすメリット・デメリットは以下の通りです。
親指の爪を伸ばすと単音弾きでピックに近い音が出せます。
ベース音や単音のフレーズをクッキリ出せるので、フィンガースタイル中心なら強いです。
一方で手入れをサボると爪が割れたり、演奏しづらくなったりするので面倒ではあります。
![焚き火の前でアコースティックギターを弾いてる様子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/guitar-hand.webp)
僕も爪を伸ばしていた時期はありますが、個人的にはオーソドックスな弾き語りなら不要かなと思いました。
次章の<指弾きとピック弾きを両立させる方法>を参考に工夫すれば十分です。
ちなみに星野源さんや大石昌良さんは爪を伸ばしています。
このへんはプレイスタイルに合わせて検討しましょう。
指弾きとピック弾きを両立させる方法
![ライブステージで弾き語りしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/stage-guitar1.jpg)
弾き語りをしていると、1番はアルペジオ・2番以降はストロークというパターンは多いです。
そのため、曲中で指弾きとピック弾きを切り替えたいわけです。
これは弾き語りをやっていると、誰もが考えるテーマなので、色んなアイデアがあります。
本章ではよく用いられる3つのパターンを解説していきます。
ピックを指の間に入れておく
![ピックを指で挟んで持っておく](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/01/hand-pick-1024x683.webp)
オーソドックスな手法はピックを持ちながら指弾きする方法です。
隠し持つ場所は人それぞれですが、人差し指と中指の間が一般的ですね。
この手法のメリットは手軽に指弾きとピック弾きを切り替えられる点です。
![AT4040でレコーディングしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/04/at4040-26-1024x576.webp)
道具などもいらないため、すぐに実践することができます。
一方でデメリットは指弾きがやり辛い点ですね。
ピックを持ちながらの弾くので、指をスムーズに動かすには慣れが必要です。
![ピックを指で挟んで持っておく](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/01/hand-pick-1024x683.webp)
さらにピックが落ちないように気をつけなければいけません。
地味に練習が必要ですね。
ピックホルダーを利用する
続いて、ライブでよく見るピックホルダーを使う方法です。
ピックホルダーはマイクスタンドに取り付けるもので、瞬時にピックを取り出すことができます。
ライブであれば、指とピックの切替えはピックホルダーが楽です。
![ピックホルダーをマイクスタンドに取付ている写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/pick-holder.webp)
また、ギターに付けられるピックホルダーやホルダー付きのカポタストもあります。
![PW-CP-10にピックを取り付けしたところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/01/PW-CP-10_1-1024x683.webp)
マイクスタンドがない場所での演奏を考えると、こういったアイテムを活用するほうが良いですね。
ちなみに秦基博さんは曲中にピックホルダーからピックを取って切り替えていますね。
福山雅治さんはギターに取り付けるタイプのピックホルダーを使っています。
サムピックを使う
![黄色のサムピック](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/thumb-pick2.webp)
サムピックは指に付けて使えるピックのことです。
弾き語りでは親指にサムピックを取付て、演奏することが多いですね。
![](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/thumb-pick.webp)
親指にピックを付けることで、ベース音や単音弾きをクッキリ出せます。
ベースラインの聴こえ方が大分違いますよね。
また、ストロークもサムピックで演奏できるので音量が出せます。
ただ、サムピックでスムーズに演奏するには慣れが必要です。
普通に指で弾く場合とは弦との距離感が異なるため、最初は引っかかって上手く弾けないです。
![ギターを演奏しているところを横から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-33.webp)
ちょっとずつ、距離感を調整していけばスムーズに弾けるようになります。
また、製品によって相性があるので、気に入ったサムピックを見つけることも大事ですね。
僕はFRED KELLYのSlick Pick Lightが気にいっています。
![黄色のサムピック](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/thumb-pick2.webp)
他のサムピックと比べて先端が短めなので、違和感なく弾けました。
他のサムピックで諦めた方もSlick Pickだと普通に弾けることは割と多いので、試してみてください。
指弾きとピック弾き まとめ
![アコースティックギターを弾いてる右手](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-30.webp)
- 指は音が丸く、ピックは音がシャープ
- 指弾きのストロークは擦れないよう練習が必要
- ピックホルダーやサムピックを上手く活用するのもあり
ぎたすけ
たけしゃん
指弾きとピック弾きについての解説でした!
筆者の経験ではピック弾きでしか出せないニュアンスもあるので、指とピックの両方やれたほうが良いです。
その上で指だけで、ストローク・アルペジオを良い音で弾けると演奏の幅が大分広がりますね。
![焚き火の前でアコースティックギターを弾いてる様子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/guitar-hand-160x160.webp)
![アコースティックギターを演奏しているところ。左手の写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-24-160x160.webp)
![アコギの録音方法とそれぞれの特徴を図で説明](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/guitar-rec-2-160x160.webp)
![アコギでベースラインを弾いて録っている](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/12/rooper_4-160x160.webp)
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