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Morris(モーリス)M-280
安くて質が良い国内ギターメーカーMorrisのエントリーモデル Morris M-280。
実売価格 2.4万円程度なので、予算3万円のアコギの中でも手頃で品質もしっかりしているギターです。
Morrisは信頼できるギターメーカーなので、値段は安くても物自体はしっかりしているのが良いところですね。
ボディサイズ
※上記は一般的なボディサイズ 4パターン
Morris M-280はアコースティックギターで最もスタンダードであるドレッドノートサイズを採用しています。
大きめなボディから響く音は低音がしっかりと出て、音量も大きめ。
ストローク・アルペジオの双方でマッチするジャンル問わず万能に使えるボディサイズです。
万能なドレッドノートは初めて買うギターとしても適しています。
木材
- トップ:スプルース合板
- サイド&バック:サペリ合板
- ネック:ナトー
定番木材を組み合わせたオール合板ギターです。
2万円前半のアコギはオール合板が多いので、普通のスペックです。
ちなみに上位モデルに当たるMorris M-351になるとトップがスプルース単板になりますが、価格も3万円とそこそこ上がります。
オール合板のほうが耐久性は高いという話もあったりするので、練習用ギターとして弾き倒すにはMorris M-280は使いやすいモデルです。
ピックアップは未搭載
Morris M-280はピックアップ未搭載の純粋なアコギです。
アンプに繋いで使う予定がある方はMorris G-401(3.3万円程度)がおすすめです。
ギター本体のスペックはMorris M-280に近く、プラスしてMorris製ピックアップが搭載されているモデルです。
G-401(エレアコ)
M-280(アコギ)
Morris(モーリス)M-280 レビュー
それでは、Morris M-280をレビューしていきます。
はじめに総評すると「安くて質の良い、お手頃ギター」です。
特筆するところがあるわけではないですが、2.4万円という低価格で音や造りはちゃんとしている安定・安心のアコギです。
音質はまあまあ
安いオール合板ギターらしく、箱鳴りはせずに弦が鳴っていますが音にまとまりがあるため演奏しやすいです。
安いギターにありがちな変な反響の仕方はしないので、アコギらしい音が出ます。
この価格帯のアコギはちゃんと弾きやすい音が鳴るか?が重要ですが、Morris M-280はその点の心配はありません。
予算3万円未満で考えるなら、Morris M-280以上の音質はなかなか優秀です。
Morris M-280の音質に不満があるなら、2万円台は諦めて予算を3万円台まで上げましょう。
スタンダードで初心者向き
ネックの造りやボディの形状など、ザ・スタンダードという感じのギターです。
特段、初心者に配慮して…というポイントはないですが、M-280で慣れればどのギターに持ちかえても大丈夫という強みがあります。
初心者向けで特殊な配慮をしていると、挫折を抑制できるものの変な癖がついてしまうリスクもあります。
M-280は無難なので、1本目のギターとしておすすめですね。
造りは良好
各パーツの質や接合部分の荒さも目立つところがなく、良好でした。
安いですが、耐久性もそこそこ期待できそうです。
初心者向けのギターを出しているところだと、YAMAHAとMorrisあたりは持ちが良いので低価格ギターでも安心できる良メーカーです。
他ギターとの比較
2.5万円近辺だと、どこの大手メーカーもスタンダードなギターを製作・販売しています。
その中で比較対象として候補を上げると、下記の3本。
- Fender CD-60S(2.5万円)…握りやすいネックが特徴
- EPIPHONE 1963 EJ-45(2.5万円)…Gibson J-45にルックスがそっくり
- Morris M-351(3万円)…トップがスプルース単板
ザックリ言うと同価格帯のギターは音質や品質に大して違いがありません。
大手になると安価な材質を使って海外の工場で大量に機械生産という流れが出来上がっているからです。
とはいえ、ルックスやネックの仕様などで違いはあるため、好みのものを選ぶと良いでしょう。
Fender CD-60S
実売価格 2.5万円程度のFender CD-60Sです。
ボディサイズもドレッドノートを採用しており、Morris M-280にかなり近いです。
違いはネックの仕様で、Fender CD-60Sは滑らかな加工を施したFender独自の「Easy-to-Play」ネックを使っています。
この滑らかな加工により、握りやすく仕上がっているため初心者向きと言えるギターです。
ただ、Fender CD-60Sに慣れてしまうと他のギターが弾き辛く感じるようになるリスクがあります。
手が小さい人や握力が弱い人は挫折しないようにFender CD-60Sを選ぶのが良いでしょう。
逆に手のサイズが普通の方はオーソドックスなMorris M-280を選んでおくのが無難です。
EPIPHONE 1963 EJ-45
実売価格2.5万円程度のアコギ EPIPHONE 1963 EJ-45。
こちらも演奏性や音質はMorris M-280と大きな差はありません。
特徴はルックスで1963年製のGibson J-45をモデルとしています。
チューニングで回すペグやピックガードの仕様がヴィンテージテイストになっているため、ルックスが好みの人にはおすすめです。
並べてみたときにMorris M-280のほうがしっかり作られているように見えるので、個人的にはMorris M-280のほうが好きですね。
Morris M-351
Morris M-280の上位モデルにあたる、Morris M-351(3万円)。
トップ材がスプルース合板からスプルース単板にグレードアップしています。
弾いて見ても、響きはわずかにMorris M-351のほうが豊かで音量も気持ち大きめです。
価格差は6,000円ほどなので難しいところですよね。
下記のように切り分けて選択するのがおすすめです。
- 練習用ギターとして買う…Morris M-280
- 愛用ギターとして長く使う…Morris M-351
練習用ギターとして弾き倒すのであればMorris M-280で十分です。
逆に長年愛用する覚悟で買うなら、6,000円差でスプルース単板になるのでMorris M-351を選んだほうが後悔はないです。
M-351
M-280
Morris(モーリス)M-280 まとめ
- 2.4万円で安定した品質のオーソドックスなアコギ
- 標準的な仕様なので1本目として安心して買える
- 練習用ギターとして最適
ぎたすけ
たけしゃん
Morris M-280の解説でした!
最初に買うアコギとして、コスパに優れた優秀なギターです。
Morris M-280を買って、ギターを練習して数年後に良いギターを買う。
この流れは万人におすすめできるステップアップですね。
アコギを初めて買うけど、迷っている…という方はぜひ、検討してみてください。
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ギターを購入して、弾き語りすとの第一歩を踏み出した方はぜひ初心者講座を活用してください。
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