ぎたすけ
たけしゃん
- DR弦の種類
- DR弦のレビュー
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DR弦とは
たけしゃん
DRはギルドギターの創設者 アルフレッド・ドロンジの息子であるマーク・ドロンジが立ち上げたアメリカの弦メーカーです。
ハンドワウンド(手巻き)による高品質にこだわっており、今もハンドワウンド(手巻き)製法で弦を製作されています。
エレキギター弦を中心に海外・国内共にプロアーティストの使用者が多く存在します。
VTA-12
RPM-12
DR弦の種類
オーソドックスなラインナップですね。
楽器屋さんにいくとアコースティックギター用はあまり置いてないですが、エレキギター用とベース用は割とどこでもあります。
ここから先はアコースティックギター用の弦を解説していきます。
DR弦の材質
DR弦は分類が細かく「コア」と「マテリアル」という分類があります。
コアとマテリアルの違い
- コア…巻弦の形
- マテリアル…弦の材質
コアで一般的になのは巻弦が六角形のヘクスコア。
マテリアルについては定番の80/20 BRONZEがありません。
コアとマテリアルの組み合わせ別の製品をまとめると下記の通りです。
主なDR弦
- ヘクスコア × PHOSPHOR BRONZE…VTA-12、RPM-12
- ラウンドコア × PHOSPHOR BRONZE…RCA-12
- ラウンドコア × PHOSPHOR BRONZE&ニッケルプレート…ZAE-12
人気製品はどこのメーカーでもある組み合わせの「ヘクスコア × PHOSPHOR BRONZE」であるVTA-12、RPM-12ですね。
【参考記事】アコギに使うブロンズ弦の種類と違いを解説。プロ63名の使用率も紹介
DR弦の太さ
DR弦の太さは主に4種類。
その他に商品別で、特殊配合のカスタム商品があったりします。
型番右端の数字が弦の太さの種別を表しています。
人気商品であるVTAシリーズ、RPMシリーズでまとめると…。
- EXTRA LIGHT…VTA-10、RPM-10
- CUSTOM LIGHT…VTA-11、RPM-11
- LIGHT…VTA-12、RPM-12
- MEDIUM…VTA-13、RPM-13
弦の太さはプロ・アマ問わず「LIGHT」を使っている方が圧倒的に多いです。
【参考記事】ギターの弦の太さによる違いとは?プロ 77名の使用率を調べて解説
VTA-12
RPM-12
おすすめのDR弦、VTA-12・RPA-12をレビューする
たけしゃん
それでは具体的にDR弦のレビューをしていきます。
レビュー対象は代表的なDR弦、「ヘクスコア × PHOSPHOR BRONZE」であるVTA-12、RPM-12です。
まずは共通する内容を解説した後に各商品にスポットを当てた解説をしていきます。
DR弦 共通のレビュー
総評すると「演奏性・音質共に最高レベル。POPSはVTA-12、ブルース・ジャズはRPM-12がおすすめ」です。
どちらも、弦の滑り具合や音のバランス・開放弦の響きなど非常に良いです。
その上で、VTA-12は万能タイプ、RPM-12は若干クセがあるタイプに感じました。
楽器屋にあまりない
DR弦は楽器屋にあまり置いてありません。
僕も自宅の近所にある楽器屋には置いてありませんでした。
Webで買いましょう。
サビ対策されているので買い置きもOK
DR弦はビニールパック包装されています。
よって、空気に触れることはないため買い置きしていてもサビることはありません。
国内正規代理店のページを見るとユーザーから買い置きするとサビるという声があって、ビニールパック包装に変えたっぽい話が書いてありましたね。
こういった声を真摯に受け止めて改善してくれるのはありがたいですね。
VTA-12のレビュー
- 低音が太めで全体的に落ち着いた音
- 弦の滑らかさが程よい
- 普通の弦だが寿命が長い
2016年に新シリーズとして発表されたVERITASシリーズのLIGHTゲージ、VTA-12です。
低音が強めで全体のバランスが良好
低音が太めで高音の伸びとのバランスが良いです。
PHOSPHOR BRONZEだと高音がキラキラしすぎてギラついちゃうことがありますが、そんなことはありません。
ストローク時の開放弦が心地良くなります。
逆に高音が欲しい人には低音が強すぎる…と感じるかもしれません。
低音が強すぎる…と感じる人はCUSTOM LIGHTであるVTA-11を選択しましょう。
ちょうど良い弦の滑らかさ
弦の滑らかさは程よいです。
フィンガーノイズの調整もしやすく、引っかかりもしません。
ストロークも良いですが、フィンガーピッキングにも向いてます。
弦の寿命が長い
VERITASシリーズはコーティング弦ではないですが寿命が長いです。
「コア表面を均一にすることでよりタイトにワウンドすることが可能になり、汚れや汗の侵入を阻止」するAccurate Core Technology©を導入した成果とのこと。
演奏後に弦を拭いていれば、1か月はサビずにもちます。
普通の弦との寿命さは2週間程度くらいなのですが、この2週間はかなり大きいです。
月1ベースでライブする人には交換タイミングをライブとマッチさせやすくなるため、品質・コスパ的にも最適な弦になり得ます。
プロアーティストの使用者
- 町田 文人(ZARD)
- 山本 恭司
RPA-12のレビュー
- 弦のテンションが低め
- 低音が太めで高音控えめの落ち着いた渋めの音
- 山崎まさよしさんが使用している弦
続いて、昔からあるDR弦であるRPM-12です。
通常のPHOSPHOR BRONZEとは異なる配合で、80/20BRONZE寄りの性質を持ってます。
弦のテンションが低め
弦のテンションが低く、緩めに感じます。
この緩い感じを活かしてベース音をベン!と鳴らしやすいです。
また、緩めのテンションが指弾きでのストロークをしやすくしてくれています。
ブルースやブルーグラスで好まれる弦とのことですが、よくわかりますね。
音量が大きく落ち着いた音
普通の弦より、気持ち音量が大きいです。箱鳴りする感じ。
そして、音質は低音が強く、他は普通程度で落ち着いた音です。
ギブソンのスモールボディサイズのギターとかに合いそうです。
在庫が薄い
店頭で売っている店が少ない上に通販でも在庫が薄く、品切れになってる時があります。
日常で使用するなら、まとめ買いしておいた方が良いです。
プロアーティストの使用者
- 山崎まさよし
まとめ
- DR弦はエレキギター、ベースで有名だがアコギでも有用
- POPSには万能なVTA-12
- ブルースやジャズならRPM-12
ぎたすけ
たけしゃん
DR弦の解説記事でした!
僕がおすすめなのはVTA-12です。音質も万能で演奏性も良い。そして寿命が長い。
通常弦ではイチオシです!
VTA-12
RPM-12
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