ギターコードの押さえ方。ポイントや練習方法を解説

Cコードを押さえているところ

ぎたすけ

コードの押さえ方って指で押せばいいだけじゃないの?

たけしゃん

それが、奥が深いんだよ

基本を押さえておかないと中級者になっても苦労するから、ここでちゃんと学ぼうね

アコギ初心者が練習する内容をまとめた入門講座 第9話はギターコードの押さえ方です!

最初はすぐに手が疲れたり、指が痛くなったりするので無理しないようにしましょう。

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アコギを弾いている男性アコギ 初心者講座 全19話で初心者がやるべきことを徹底解説

爪は切っておこう!
コードを押さえるのに左指を立てるので、深爪にならない程度に爪は短くしておこう

左手の爪を短く切った状態

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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ギターコードの押さえ方

Cコードを押さえているところ

ギターコードの押さえ方で意識すべきポイントは大きく3つ。

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これだけです。

これだけですが、奥が深いんですよねぇ。

フレットに近い位置で押さえる

フレットに近い位置で押さえた場合と離れた位置で押さえた場合を比較

ギターコードを押さえる指はフレットに近い位置を意識しましょう。

フレットから離れた位置で押さえると、音がビビりやすくなってしまいます。

ビビる
弦が綺麗に振動せず、ビーンという音が鳴ってしまうこと

最初は指が固くて開かないので、どこかの指がどうしてもフレットから離れた位置を押さえてしまうもの。

フレット近く…と意識して毎回矯正していると、自然と指がフレット近くを押さえた時の形を記憶していきます。

なので、日頃からフレット近く…と意識することが重要です。

指を立てる

コードを押さえる指を立てた場合と寝かせた場合の比較

ギターコードを押さえるときは指を立てることを意識しましょう。

指が寝ていると、他の弦に干渉してしまいます。

指を立てて押さえるというのも、すぐにできるものではありません。

日々、指を立てることを意識して少しずつ矯正していかなければいけません。

そして、この指を立てて押さえるというスキルは中級者になると、よりシビアに求められるようになります。

中級者にもなると、しっかり指を立てて押さえないと綺麗に鳴らない複雑なコードフォームが多数出てきます。

例えば、星野源さんの楽曲などは指をしっかり立てないと弾けないコードが非常に多いです。

しかし、ある程度弾けるようになってからの矯正はかなり大変です。

なので、初心者時代から指を立てる意識をしておくことが重要なんです。

親指の位置を変えてみよう

親指の位置を意識してみよう

ギターコードを押さえようとして、上手くいかない場合は親指の位置を変えてみましょう。

親指の位置はコードフォームによって、全然違います。

指に力が入らない…というときは親指の位置を考えてみるとあっさり解決したりします。

僕が各コードを押さえた場合の指の位置を見てみましょう。

C

Cコードを押さえているところ

D

Dコードを押さえたときの親指の位置

F

Fを押さえた場合の親指の位置

G

Gを押さえた場合の親指の位置

コードフォームによって、全然違いますね。

ちなみに親指を使って押弦するコードフォームも存在します。

D/F#

D/F#を押さえた場合の親指の位置

親指の位置は指の柔軟性も関係してきます。

コードを押さえる練習を繰り返すうちに指の柔軟性が上がって、親指の位置を自在に操れるようになります。

最初は焦らずに日数をかけて、じっくり練習していきましょう。

なお、弾き語りすとLABOでコードフォーム一覧ページを用意しています。

他のコードサイトやコードブックと違って、ギター弾き語りで実戦的に使うフォームを選別して掲載しているのが特徴です。

132種類のコードを掲載しているので、ブックマークして普段の練習に活用してください。

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指のトレーニングをしよう

右手で弦を弾いたら、すぐに左指を弦から離す

ギターをはじめたばかりだと、コードを押さえるのに一苦労です。

コードでよくある悩み
  • 指が痛い
  • 指が届かない
  • 指に力が入らない

上記の原因って大抵は下記の2点なんですよね。

  • 指の柔軟性がなくて伸ばせない
  • 1本の指が独立して動かせない

コードフォームを押さえた状態で指の力を強めることは慣れるまで難しいです。

例え、握力が強くても指の柔軟性と独立性が確保できないと無理なんですよね。

そして、指の柔軟性と独立性は日々のコードフォームを押さえる習慣でも鍛えられます。

しかし、ギターがない場所でもトレーニングできた方が効率的です。

 

そこで、本章ではおすすめのトレーニング方法を3つ解説していきます。

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フィンガートレーナー

フィンガートレーナーを使った指のトレーニング

各指の力を鍛えるためのトレーニング器具です。

指ごとの負荷を調整して鍛えることができます。

フィンガートレーナーを使ったトレーニングは簡単かつ効果が大きいので、ぜひやりましょう。

 

プロアーティストのmiwaさんも手が非常に小さく、最初は指が届かなかったそうです。

フィンガートレーナーなどでのトレーニングを続けて、弾けるようになったとインタビューでお話されてました。

値段も1,000円未満で買えるので、お手頃です。

手が小さい人はもちろん、万人におすすめのトレーニング器具です。

なお、右手もやりましょう。アルペジオ弾くのが楽になります。

グー・パーの反復

グーとパーを繰り返す 指の柔軟トレーニング

じゃんけんのグーとパーのフォームを繰り返します。

最初はゆっくりはじめて、慣れてきたら速度を上げましょう。

1日30往復くらいで続けると無理なくパッとやれて良いです。

指の開閉反復

指の開閉トレーニング

5本の指をくっつけて、開いて…を繰り返します。

開くときの無理のない範囲で、できるだけ大きく開きましょう。

こちらも1日30往復くらいで続けると、地味に効果が出てきます。

ギターコードの押さえ方 まとめ

コードを押さえてギターを弾いているところ
  • フレット近くを押さえよう
  • 指は立てて押さえる癖をつけよう
  • 指の柔軟性と独立性を日ごろから鍛えよう

ぎたすけ

コードを押さえるって簡単なようで、日頃の練習が必要なんだなぁ…

たけしゃん

指の柔軟性や独立性なんて日常生活で使わないからねぇ

ゆっくりとトレーニングしていくのが重要だよ

ギターコードの押さえ方についての解説でした。

ある程度のポイントを押さえておけば、あとはやりこんでいくうちに自然とできるようになります。

ただ、指を柔軟性や独立性を意識することは大事ですね。

 

中級者になって、プロアーティストの曲を完コピするようになると複雑なコードフォームが多いんですよね。

そのときに指の柔軟性や独立性を厳しく求められますからね。

初心者のうちからキッチリやっておくと、数年後にほんとに良かったと思えるはずです。

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