MOTU 828をレビュー。卓越したオーディオクオリティと機能性を実現したオーディオインターフェイス

MOTU 828 正面

ぎたすけ

828って接続端子がすごい数あるな

たけしゃん

28in 32outだから、接続数で困ることはないよね。アプリの操作性も良いから使いやすいよ
補足

ハイ・リゾリューション様にデモ機をお借りしました

828の評価
音質
 (5)
機能性
 (5)
コスパ(169,400円程度)
 (5)
総合評価
 (5)
メリット
デメリット
  • 音質がとてもよい
  • ディスプレイが見やすい
  • 専用アプリが使いやすい
  • 入出力端子が豊富
  • ラックなど設置スペースが必要

サンプルボーカル

アコギ

この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
プロフィール詳細お問い合わせ

MOTU 828

MOTU 828 右斜め
アナログ入力コンボジャック×2
1/4 “TRSライン入力×8
アナログ出力XLR出力×2
1/4 “TRSライン出力×8
Phone端子 ×2
1/4 “TRSセンド×2
サンプルレート44.1~192kHz
接続端子 USB-C
対応OSWindows 10 以降(x64 AMD/Intelのみ)
macOS 10.15以降
iOS
詳細なスペックは公式サイトを参照ください

2024年1月に新たに発売されたMOTU 828

昔からプロユースのオーディオインターフェイスとして有名な828シリーズの第5世代に当たる製品です。

卓越したオーディオクオリティと豊富な入出力で、プロ環境で使うにも申し分ない性能です。

MOTU 828 背面右側

また、828はMOTUのミキサーアプリ CueMix 5に対応しています。

このCueMix 5が非常に使いやすく、ライブ配信との相性もとても良いです。

CueMix 5でMOTU 828を接続した際のトップ画面

CueMix 5のおかげで、音楽制作以外での使い勝手も飛躍的に良くなっています。

まずは828の製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<MOTU 828をレビュー>を参照ください。

補足

828は多機能なので、製品仕様の説明が長いです

卓越したオーディオクオリティ

MOTU 828 稼働中の正面左

MOTU 828のアウトプットは125dBのダイナミックレンジを実現するESS Sabre32 Ultra DACを使用しています。

実際に音を出してみると、一つ一つの音が解像度高く、「ほんとに音が良いな」と直感で感じるレベルです。

また、マイクインプットはゲインを上げても、極めてナチュラルなままクリアに増幅されます。

数値で見ても、RME UCXII以上の性能で非常にハイスペックです。

項目828UCXII
ダイナミックレンジ118dB不明
THD+N-114dB-104dB
EIN-129 dBu-128 dBu
プリアンプゲイン74dB75dB

最高峰のオーディオスペックと謳っているだけあって、すごい数値ですね。

28in 32out

MOTU 828 正面
MOTU 828 背面
アナログ入力コンボジャック×2
1/4 “TRSライン入力×8
アナログ出力XLR出力×2
1/4 “TRSライン出力×8
Phone端子 ×2
1/4 “TRSセンド×2
デジタルI/O2バンク (16 ch) ADATオプティカルI/O
2 バンク(8 ch) S/MUX オプティカル I/O
バンクA ステレオTOSLink I/O切り替え
1 x ステレオRCA S/PDIF I/O
詳細なスペックは公式サイトを参照ください

MOTU 828は28in 32outと入出力端子が豊富です。

まずは入力ですが、前面にコンボジャックが2基付いています。

MOTU 828 正面左側

このコンボジャックはマイク入力とHi-Zギター入力を兼ねています。

対応するGAINノブ、PAD、48VのスイッチはPhone端子を挟んで、横に付いています。

MOTU 828 正面中央
ファンタム電源は1chと2chで独立している

そして、背面に1/4 “TRSライン入力が8基搭載されています。

MOTU 828 背面右側

また、右端には前面のコンボジャック用にセンド/リターン・ループも用意されています。

なお、マイク入力に何も接続されていない場合、リターンチャンネルは追加のライン入力としても機能します。

補足

前面コンボジャックがHi-Zギター入力になっているため、ギター接続はコンボジャック推奨です

続いて出力は、背面にXLR出力が2基、1/4 “TRSライン出力が8基搭載されています。

MOTU 828 背面中央

出力(メインアウト)の音量は前面右側の大きいノブで調整できます。

MOTU 828 正面右側

また、Phone端子も前面パネルに2基搭載されており、ボリュームノブも独立しています。

MOTU 828 正面左側

それぞれのPhone端子から、どの音を出すのかは、専用アプリCueMix 5で細かく調整できます。

更に背面にはMIDI入出力やS/PDIF、OPTICAL、フットスイッチ入力なども付いているため、多様な接続方式に対応しています。

MOTU 828 背面左側

入出力ともに、とても充実していますね。

そして、前面のディスプレイで各チャンネルの音量をはじめ、様々な情報を確認できます。

MOTU 828 再生音量をディスプレイで表示した状態

このディスプレイがとてもわかりやすいので、本体操作だけでもストレスなく調整できます

MOTU 828 ディスプレイ
MENUから色んな設定を調整できる

メーター表示もカスタマイズできるようになっているので、自身の環境に合わせて表示内容を変えられます。

また、各入出力は専用アプリのCueMix 5からも細かく調整できます。

CueMix 5でMOTU 828のインプットを調整する画面
CueMix 5でMOTU 828のアウトプットを調整する画面

CueMix 5は接続しているPCなどの端末から使えるほか、同一ネットワーク上にあるiPhoneやiPadから遠隔操作可能です。

離れていてもスマホアプリで遠隔操作できるところは地味に便利ですね。

柔軟にモニター環境を調整できる

CueMix 5でMOTU 828のアウトプットを調整する画面

MOTU 828はCueMix 5を介して、モニター環境を柔軟にコントロールすることができます。

まず、どのチャンネルにどの音を返すのかは、画面左側のタブで対象チャンネルを選択し、個別に細かく調整できます。

CueMix 5で出力チャンネルごとに出す音を調整できる
出力チャンネルごとにミキシングできる

DSPエフェクトも搭載しているため、モニターに流す音を整えることもできます。

CueMix 5でMOTU 828のEQを調整する画面
EQ
CueMix 5でMOTU 828のコンプレッサーとゲートを調整する画面
GATEとコンプレッサー
CueMix 5でMOTU 828のリバーブを調整する画面
リバーブ

また、A/Bスピーカー切り替え機能がついているため、2組のモニタースピーカーを瞬時に切替できます。

CueMix 5でMOTU 828のA/Bスピーカースイッチを使用する
OUT1~4chでA/B切替できる

なお、A/Bスピーカーの切替は本体にもスイッチがあり、本体操作で切り替えることも可能です。

MOTU 828 正面中央

更にモニターグループを設定することができるので、サラウンドスピーカーを1本のフェーダーでコントロールすることもできるようになっています。

CueMix 5でMOTU 828の出力チャンネルをグルーピングする

レコーディング、Mix、リスニングなど、用途に合わせて、多用な使い方ができるようになっています。

ループバック対応

ループバック機能の説明図解

MOTU 828はループバックにも対応しています。

ループバックのON/OFF、細かい調整はCueMix 5から行います。

また、828は任意の出力チャンネルの音をループバックさせることができます。

CueMix 5でMOTU 828のループバックソースを選択する画面
SourceでループさせるChを選べる

例えば、自分がヘッドホンでモニターしている音をそのまま出したいなら、ヘッドホンを繋いでるチャンネルをループバックソースに指定すればOKです。 

CueMix 5でMOTU 828のミキシングを調整する画面

配信で使う際には、どこかの出力チャンネルをループバック用にして、そこで音量やエフェクトなど調整すると良いですね。

ちなみに「DAWの音を配信に送る」といったことも簡単にできます。

補足

ループバックでDAWの音を配信に送れる機種は少ない

なお、MOTUのループバックは他メーカーとやや仕様が異なるため、初期設定については下記の「OS別のループバック設定方法」を参照ください。

初期設定ではLoopbackチャンネルは非表示になっています。

WindowsだとデフォルトではOBSにループバックチャンネルは出てこず、MOTU 828のIN1-2だけ表示される
OBSだとループバックchが出てこない

そのため、CueMix 5を立ち上げ、「DEVICE」→「Enable Windows Audio Streams:」で「Loopback in 1-2」にチェックを入れます。

CueMix 5でMOTU 828のループバックチャンネルをOBSが認識できるようにする
初期設定ではループバックにチェックがない

すると、配信アプリやOBS STUDIOなどのマイク入力で「Loopback in 1-2」を選べるようになるので、選択します。

WindowsでMOTU 828のループバックチャンネルをOBSで選択する

以上でループバック機能が使えます。

Macは少しややこしい仕様になっています。

まず、専用ドライバをインストールすると、OS側の入力設定は強制的にループバックONになってしまいます。

Macのサウンドプロパティで828を選択した画面
828を選択するとループバックが勝手にかかる

そのため、ZOOMや配信アプリでも、マイク入力に828を指定すると勝手にループバックがかかります。

補足

OBS STUDIOなど一部のアプリではループバックがかかりません。かけ方は後述します

ループバックをOFFにするにはFinderから「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「Audio MIDI設定」で設定を変えましょう。

画面左で「828」を選び、画面右の「入力」をクリック。その後にLoopback in 1と2の「消音」にチェックをつけます。

Macのサウンドユーティリティ画面で828のループバックチャンネルで消音チェックを付ける

これでループバックが機能しなくなります。

続いて、OBS STUDIOなどでループバックをかける方法です。まず、CueMix 5を立ち上げます。

立ち上げたら、「DEVICE」→「Loopback Location」で「USB in 1-2」を選択します。

CueMix 5でMOTU 828のループバック設定を変更する画面

選択後はOBS STUDIOを立ち上げ直し、マイク音声に「828」を選択すると、ループバックがかかります。

ちなみに前述の「Audio MIDI設定」でループバックに消音を付けていても、828の「Loopback Location」で「USB in 1-2」にすれば、OBS側ではループバックはかかります。

まず、専用アプリのCueMix 5をインストールして立ち上げます。

CueMix 5

CueMix 5

MOTU Inc.無料posted withアプリーチ

立ち上げたら、「DEVICE」→「Loopback Location」で「USB in 1-2」を選択します。

iOS版CueMix 5でMOTU 828のループバックをON/OFFする

選択後にアプリを立ち上げ直すと、ループバックONになっています。

ループバックをOFFにしたい場合は「USB in 9-10」に戻しましょう。

iOSの場合はDSPエフェクトを配信で使うためにループバックを使用することが多いですね。

iPhoneのCueMix 5でMOTU 828を接続し、EQなどを調整している画面

また、ループバックチャンネルは全ての音がステレオミックスされて入力される仕様なので、ツイキャスやYouTube Liveなどステレオの配信アプリでも重宝します。

iOSにも対応

MOTU 828をiPhone 13 Proに接続した

MOTU 828はWindows、Macはもちろん、iOSにも対応しています。

iOSとの接続はUSB-C、もしくはUSBカメラアダプタを経由しての接続となります。

補足

iOS端末の端子がLightningの場合にUSBカメラアダプタが必要となります

私はiPhone 13 Proで動作確認しましたが、iPhone版CueMix 5も良くできており、使いやすいです。

iPhoneのCueMix 5でMOTU 828を接続し、インプットを調整している画面
iPhoneのCueMix 5でMOTU 828を接続し、コンプレッサーとゲートを調整している画面

もちろん、iPadのほうが画面が大きいので使いやすいとは思いますが、iPhoneでも普通に使えますね。

試しにnanaで使ってみましたが、スマホでもプロレベルの音質で録音できるので、とても良いです。

また、PCに接続した828を、同一ネットワークに接続したiPhoneやiPadで遠隔操作することができます。

iPhone 13

やり方は以下の通りです。

まず、828と接続した端末でCueMix 5を立ち上げ、「Network Control」を「Enabled」に変更します。

CueMix 5でMOTU 828にリモート操作をON/OFFする画面

その状態で同一ネットワーク(Wi-Fi)に接続したiOS端末のCueMix 5を立ち上げると、828を検知・選択できます。

iPhoneのCueMix 5で同一Wi-Fiに接続されている828を認識できる

選択後は遠隔操作できるようになります。

なお、自身の828にデバイス名とパスワードを付けられるので、あらかじめ設定しておくと良いでしょう。

CueMix 5でMOTU 828に名前を付ける
今回は828という名前にしてみた

パスワードを付けておくと、iOS側でパスワード入力を求められるようになります。

iPhoneのCueMix 5で同一Wi-Fiに接続された828を選択するとパスワード入力が求められる

MOTUはハードウェアの完成度も高いですが、アプリのUIも洗練されていて良いんですよね。個人的には一番使いやすいです。

付属品

MOTU 828 付属のUSB-Cケーブル
MOTU 828 付属の電源ケーブル

MOTU 828の付属品はUSB-Cケーブル、電源ケーブルの2点です。

電源ケーブルは3ピンです。変換アダプタなどは付属しないため、必要な方は自身で用意しましょう。

MOTU 828に付属する電源ケーブルは三又タイプ

また、ダウンロード形式でDAWのPeformer Liteが付属しています。

MOTU perfomer lite

Peformer Liteには多彩なソフトウェア音源やループ素材などのサンプルパックが付属するので、すぐに楽曲制作を始められます。

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MOTU 828をレビュー

MOTU 828をMacbookで稼働させている写真
828の評価
音質
 (5)
機能性
 (5)
コスパ(169,400円程度)
 (5)
総合評価
 (5)

それでは、MOTU 828をレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると、以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 音質がとてもよい
  • ディスプレイが見やすい
  • 専用アプリが使いやすい
  • 入出力端子が豊富
  • ラックなど設置スペースが必要

言うことないレベルですね。これは人気出そうだなと思いました。

音のクオリティ、入出力の豊富さはもちろん、CueMix 5の操作性や機能面も素晴らしいです。

音がとにかく良い!

MOTU 828 稼働中の正面左

MOTU 828を使ってみて、最初に感じたのが出力の音の良さです。

スピーカーやヘッドホンで、リファレンス音源を流してみると、鮮明で迫力のある音で驚きました。

私は普段、RME Babyface Pro FSを使用していますが、比較しても828はワンランク上の音だと思いました。

RME Babyface Pro FS
RME Babyface Pro FS

一つ一つの音が粒立ち良く、鮮明に聴こえてくるせいか、ライブ音源を流した時の臨場感もすごいです。

また、マイク入力の音質も素晴らしいです。

超低ノイズで、原音のまま忠実に音を増幅してくれます。

サンプルボーカル

アコギ

録音していても、モニターの音が良いので、とても録りやすかったです。

私は、先々代の828mk3 Hybridを長い期間使っていましたが、今回の828は明らかに音が良くなっていると感じました。

CueMix 5が非常に使いやすい

CueMix 5でMOTU 828を接続した際のトップ画面

専用アプリとして無料で使えるCueMix 5がとても使いやすいです。

各入出力端子のコントロールも楽ですし、ルーティングの自由度が高いため、ライブ配信でも便利です。

特に、個人的に気にっているのが各出力チャンネル毎にミキシング画面が分かれている点ですね。

CueMix 5でMOTU 828のヘッドホンに返す音を調整する画面
左側のタブで調整するChを選択できる

例えば、MAIN OUT、Phone 1、Phone 2で違う音を返したいことはよくありますが、その調整がとても楽です。

加えて、ライブ配信用でループバックに返す音も別管理できます。

CueMix 5でMOTU 828のループバックソースを選択する画面
ループバックで使うChを選べる

これも歌枠配信やDAWの音を流す配信をやっている人には神機能なんですよね。

どこかのチャンネルをループバック用にして、そこでDAWやオケなどと、マイクの音を調整すれば、音量バランスを整えて配信できます。

CueMix 5でMOTU 828のミキシングを調整する画面
DAWやオケはComputer USBで管理できる

また、DSPエフェクトの質も良いので、使い勝手も良いです。

CueMix 5でMOTU 828のリバーブを調整する画面

DSPでエフェクトをかければ、音の遅延を気にする必要がないので便利ですね。

配信でもOBSでエフェクトをかけると、歌とオケのズレなど悩みが多いですが、828ならCueMix 5内で全部完結するので、とても楽です。

そして、これだけ色々できるのに操作画面がわかりやすいです。

CueMix 5でMOTU 828を接続した際のトップ画面

今回お借りしたデモ機には日本語の取扱説明書はなかったのですが、直感的に大体の使い方は理解できました。

アナログミキサーを触ってる人なら、大体は直感的にわかると思います。

筆者が普段使っている、RME TotalMix FXもCueMix 5と大体同じことはできますが、直感的にわかり辛いんですよね。

RME Totalmix FX

このへんはかなりの差を感じます。

CueMix 5のほうが断然わかりやすいです。

ディスプレイが見やすくて使いやすい

MOTU 828 本体で設定変更しているときのディスプレイ

MOTU 828は本体にカラーの液晶ディスプレイが採用されています。

とても見やすく、表示内容もカスタマイズできるようになっています。

この液晶ディスプレイは入出力のボリュームノブを回すと、dBが表示されるので微調整が楽です。

MOTU 828 再生音量をディスプレイで表示した状態

本体ディスプレイでdBを数値表示してくれる製品って、意外と少ないんですよね。

また、本体のコントローラー及びディスプレイとCueMix 5が同期しているので、その点も良いですね。

CueMix 5でMOTU 828のインプットを調整する画面

本体ツマミとアプリは同期するのが当たり前と思いきや、結構同期していない製品が多いです。

828はそういった細かいところもしっかりしているので、とても使い勝手が良いです。

本体が大きい

MOTU 828 右側から撮影

MOTU 828は1Uラックサイズですが、先代機種と比べて奥行が31.1cmと大分長くなっています。

MOTU 828 奥行は31.1cmと結構長い
先代の828esは17.75cmだった

そのため、机などにそのまま設置するのは結構厳しいです。

逆に、本体左右にラック設置用のねじ穴が用意されているので、ラックに設置する分にはとても楽です。

MOTU 828 正面左側
MOTU 828 正面右側

なので、基本的には他にもハードウェア使っていたり、制作環境をしっかり作ってる人向けの製品かなという印象ですね。

シンガーソングライター目線で言うと、MOTU M2くらいのサイズ感でCueMix 5に対応した製品を出してくれると嬉しいんですけどね。

MOTU M2
MOTU M2

逆に楽曲制作からmix、マスタリングまでこなしている方には828はすごく良いと思います。

828なら、かなり柔軟に制作環境を構築、拡張できます。

Windowsでも安定動作

MOTU 828 稼働中の正面左

MOTU 828はWindows 10で動作確認しましたが、非常に動作が安定していました。

実は筆者はもともと、2代前の828mk3 HybridをWindowsで使っていましたが、ドライバ相性が最悪でトラブルだらけだったんですよね。

具体的には

突然、製品を認識しなくなる、ブツブツとノイズが入るなどの現象が多発していた

それが原因でRME Babyface Pro FSに乗り換えたので、今回の828もWindowsの動作検証を2週間かけてじっくりやりました。

ちなみに

使用しているWindows PCは828mk3 Hybridを使っていたときと同じもの

そして、2週間試した感じでは動作は非常に安定しており、全く問題ありませんでした。

最近はMシリーズやUltraLite mk5など、MOTUの製品を借りることは多いですが、自分の環境ではWindowsでもMacでも安定動作しています。

MOTU UltraLite mk5
UltraLite mk5

なので、ここ数年でMOTUはWindowsでも安心して使えると考えるようになりました。

MOTU 828 まとめ

MOTU 828 正面
  • プロユーザーも多い、MOTU 828シリーズの第5世代
  • 最高峰のオーディオスペックで音がとにかく良い!
  • 液晶ディスプレイと専用アプリCueMix 5で操作性も抜群

ぎたすけ

入出力が多いだけじゃなくて、音も良いし、操作性も良いってすごいな

たけしゃん

CueMix 5のおかげでほんと使いやすいね。これは人気出ると思う

MOTU 828のレビューでした!

先代の時点で完成度が高い製品でしたが、CueMix 5に対応したことで非常に使いやすくなっています。

音楽制作はもちろん、ライブ配信など様々な用途で活躍するオーディオインターフェイスです。

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