評価:3.5
ぎたすけ
たけしゃん
サンプル音(ボイス)
サンプル音(ボーカル)
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HyperX ProCast
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
S/N比 | 75dB |
本体機能 | PAD ハイパスフィルター |
人気のゲーミングデバイスを数多く販売しているHyperXのコンデンサーマイク ProCast。
HyperXでは珍しくUSBマイクではなく、XLRマイクになっています。
ProCastには専用のポップガード、ショックマウントが付属しています。
ノイズ対策もバッチリで自宅でのライブ配信、動画制作にピッタリのマイクになっています。
まずはProCastの製品仕様から細かく解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<ProCastをレビュー>を参照ください。
製品仕様のレビュー
指向性はカーディオイド
ProCastは正面の音を中心に拾うカーディオイドが採用されています。
周辺ノイズの回り込みを抑制してくれます。
音を拾う範囲は気持ち広めに感じました。
配信などで使うにはちょうどいい感じです。
ハイパスフィルターとPAD
機能 | 概要 |
ハイパスフィルター | Cut off @80Hz 低音域をカットできる |
PAD | -10dB減衰させる |
ProCastは本体下部にハイパスフィルターとPADのスイッチがついています。
ハイパスフィルターは低音域をカットする機能です。
車の走行音やエアコンの動作音などの周辺ノイズを抑制できる場合があります。
周辺ノイズが気になる場合は試しにONにしてみると良いでしょう。
PADは-10dB減衰する機能で、要は音量がガクッと落ちます。
自宅の利用ではあまり使うことはない機能かなと思います。
ポップガード・ショックマウント付属
ProCastはノイズを抑制するポップガードとショックマウントが付属しています。
ショックマウントは振動ノイズを抑制するためのホルダーです。
ポップガードは息などの混入を防ぐためのアイテムですね。
レコーディングしてみましたが、どちらも役割はしっかり果たしてくれます。
付属品だけでノイズ対策はしっかりできるので、使い勝手は良いですね。
HyperX ProCastをレビュー
それでは、ProCastを細かくレビューしていきます。
箇条書きでレビュー内容をまとめたものがこちら。
付属品や本体機能も充実しており、配信では非常に使いやすいです。
一方で歌録りには関しては、僕は好みの音ではありませんでした。
トーク配信や動画制作向けかなと感じました。
レビューの目次
トーク用途では非常に使いやすい音
ProCastでボイス、ボーカル、アコースティックギターなどを録音してみました。
やや高音域が上がっているのか、明瞭で明るめのトーンです。
トークを録ると、声がクッキリとキレイに聴こえるのが良いですね。
サンプル音(ボイス)
声が明るく聴こえるので、配信や動画制作のナレーションにはとても向いていると感じました。
続いてボーカルを録ってみると、中低音域はクッキリと良い感じです。
ただ、声を張るとやや強めのコンプレッションがかかったような音になります。
サンプル音(ボーカル)
正直、自分は歌録りがメインなら選ばないマイクかなと思いました。
一方で歌わない人であれば、価格も手ごろで使いやすいマイクだと感じましたね。
ゲーム実況、トーク配信、動画制作のナレーションなどには良いマイクです。
付属のポップガードが良い
ProCastはポップガードとショックマウントが付いています。
これがかなり、使い勝手良いです。
ショックマウントはプラスチックで普通ですが、振動ノイズはしっかり抑制してくれます。
ポップガードはショックマウントにはめて固定するタイプです。
マイクの角度をどのように変えても、ポップガードの距離感は一定距離でキープできます。
ポップノイズの抑制度合いも良好で、音への影響も少ないです。
ライブ配信だと画面が見えやすいようにマイクを位置を特殊な角度に配置することも多いです。
そのため、マイクやショックマウントと一体化しているポップガードのほうが楽で良いんですよね。
ProCastは付属品も含めて、配信用途に最適化されていますね。
競合製品との比較
競合製品として、Blue Spark SLとaudio technica AT4040と比較してみましょう。
まずはBlue Spark SLとの比較です。
Spark SLは音楽メーカーで有名なBlueのマイクの中でもゲーム実況、YouTuber向けに作られたマイクです。
Spark SLはハイ上がりで明瞭なサウンドで声がクリアに聴こえます。
ボーカルで高音を張るとガツンとくるんで、曲調によって相性が出ます。
なので、ProCastとかなり近いサウンド特性です。
トーク配信で使う分にはポップガードも付属して、本体重量が軽いProCastのほうが使いやすいと感じました。
僕なら配信とかナレーション録りで使うなら、ProCastを選びますね。
続いて、audio technica AT4040との比較です。
AT4040はフラットな特性でトーク配信からボーカル録音まで万能に使えるマイクです。
AT4040とProCastの比較も基本的にSpark SLと一緒ですね。
- 音楽用途でも使うならAT4040
- トーク用途だけならProCast
ボーカル、楽器録りで使うなら、AT4040のほうが断然良いです。
逆にトークの配信・録音で使うだけなら、ポップガード付属で価格帯も安いProCastのほうが良いですね。
何本かのマイクと比較しても、ProCastはゲーム実況・トーク配信などに最適化されている印象を受けました。
トーク用途に限定して使う人にはかなり使いやすいマイクです。
HyperX ProCast まとめ
- ポップガード・ショックマウント付属のXLRコンデンサーマイク
- ゲーム実況、トーク収録などに最適なサウンド特性
- 音楽用途で使うなら、他のマイクのほうが良い
ぎたすけ
たけしゃん
HyperX ProCastのレビューでした。
付属品も使いやすく、ライブ配信やポッドキャストで使うのに適したマイクですね。
ゲーミングデバイスに定評があるHyperXらしいマイクだと感じました。
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