ぎたすけ
たけしゃん
- YAMAHA CSFの概要
- YAMAHA CSF3Mのレビュー
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YAMAHA CSFシリーズ
- リラックスして弾けるコンパクトサイズ
- 新形状スキャロップドブレイシングでフルサイズギター並みの響き
- パッシブピックアップ付き
600mmと短いスケール長で通常のギターを一回り小さくしたサイズのYAMAHA CSFシリーズ。
Taylor GS-MINIやMartin(マーチン)Dreadnought Juniorに近いポジションですが、CSFシリーズの方がボディ幅が小さいので小型になっています。
昨今ではミニギターが人気ですが、鳴りが軽くて音が小さいこともあり、CSFシリーズのようなミニギターを一回り大きくしたギターが少しずつ人気になっています。
価格帯も5~7万円でピックアップ付きとお手頃で使いやすいギターですね。
CSF1M
CSF3M
CSFシリーズの種類
CSF1MとCSF3Mの2機種にヴィンテージナチュラル(VN)・タバコサンバースト(TBS)のカラーバリエーションがあり、計4種類となっています。
どちらも使いやすいカラーなので良いですね。
YAMAHA CSF1Mとの違い
CSF1MとCSF3Mの違いはサイド&バックの木材が単板か合板かの違いです。
実売価格でCSF1Mが約5万円。CSF3Mは6.5万円程度。
結構悩ましいところですね。
弾いた感じはほとんど差がありません。
…が単板と合板の差って年数を重ねて弾き込むと出てくるものなので、長く付き合うつもりならCSF3Mが良いでしょうね。
CSFシリーズのサイズ
- 全長 約942mm
- スケール長 600mm
- ボディ長 450mm
- ボディ幅 340mm
- ナット幅 43mm
(参考)ギターの寸法用語
サイズ感はミニギターより一回り大きく、ドレッドノートよりは一回り以上小さいです。
サイズ別で主だったギターと数値(インチ表記)で比べてみると、こんなところ。
CSFシリーズはミニギターとGS-MINIの間を絶妙に刻んでる感じですね。
実物を見ると、ボディ幅が小さい部分が目立つので結構小さく感じます。
ピックアップ付き
CSFシリーズにはパッシブタイプのピックアップが内蔵されています。
YAMAHA L6シリーズ搭載のものと同じですね。
パッシブタイプですが、アンプに繋ぐとそれなりの音量が出ます。
アコースティック系ライブハウスなら、問題なくライブできそうです。
ただ、バンドの中に入ると音量が足りないので、プリアンプを別途用意したほうが良いですね。
専用ライトケース付き
CSFシリーズのサイズに合わせた専用ライトケースが付属でついています。
クッションも入っていて、ポケットあり。
YAMAHAらしい、使いやすいケースですね。
CSF1M
CSF3M
YAMAHA CSF3Mをレビュー
それでは、CSF3Mを弾いた所感をレビューしていきます。
総評すると「値段以上の優秀なエレアコだが、欲しがる人が少なそう」です。
音質も良く、CSF3Mであればオール単板。
しかも、ピックアップ付きで6.5万円。
コスパ的にはこれ以上の商品は他にはないです。それぐらい優れたエレアコです。
ただ、どのへんのユーザーが欲しがるのかが微妙なギターです。
高級ギターを持っている人がサブギターとして買うのが一番ありそうかな。
音は軽くて反応が良い
公式にはフルサイズギター並みの響き…とありますが、さすがにそんなことはありません。
音量は結構出ますが、低音は薄くて軽い音がします。
また、音のレスポンスが非常に良いです。
音の軽さと相まって、ジャカジャカ鳴らすと軽快さがすごく出ます。
弾いてすぐに「音がすごく軽いな…これ」と感じました。
ドッシリとした音が好きな人には合いませんが、昨今のポップスの傾向には合いそうな音です。
ライブ配信やYouTube動画の制作などでも、使いやすそうな音です。
フィンガースタイルが合う
音のレスポンスが良いので、アルペジオなどのフィンガースタイルが合います。
ソロギターとも相性が良さそうです。
ストロークも軽い音ですが、十分いけます。
使い方的にはエド・シーランのように音の軽さを活かしてリズムを出す演奏スタイルがマッチします。
なので、ドレッドノート…というよりはミニギター寄りの使い方になります。
携帯性や使いまわしは良好
ギターのボディ幅が小さいので、使いまわしや携帯性は良好です。
そして持ってみると、かなり軽いです。
GS-MINIと比べると、ミニギターに近い使い方ができるので自宅作業用でも使いやすいです。
高級ギターをメインに使っていて、消耗を押さえるためにCSF3Mをサブに…という選択肢は有効ですね。
CSF1Mとの違い
正直なところ、両方を弾き比べて差がほとんどありませんでした。
気持ち、CSF3Mのほうが音が大きくて響いているかなぁ…といったレベル。
違いもサイド&バックが単板か合板かなので、将来性を期待するならCSF3Mを買うのが良いでしょう。
逆に自宅作業用に買うのなら、CSF1Mで十分です。
CSF1M
CSF3M
競合ギターとの比較
CSF3Mと競合となるのは、このあたり。
Martin LX1Eはミニギターのため、他のギターより音質的に薄いです。
なので、CSF3Mを検討する方にとって迷うのはGS-MINIとDreadnought Junior Eとの比較ですね。
3機種ともよくできているので、どれを選んでも困ることはありません。
強いて3機種を分けるなら、こんなところかなと。
- フィンガースタイル中心⇒CSF3M
- ストローク中心⇒GS-MINI
- どちらとも言えない⇒Dreadnought Junior E
また、コスパ的にはCSF3Mが強いです。
スペック面では同等以上で価格は他2機種よりワンランク低いです。
ピックアップがパッシブなので弱いですが、他2機種との価格差で外付けのプリアンプを買えますしね。
CSF3MはYAMAHAらしい、低価格・高品質で非常によくできたギターです。
CSF1M
CSF3M
YAMAHA CSFシリーズ まとめ
- ミニギターを一回り大きくしたサイズのエレアコ
- 軽くてレスポンスが良いため、フィンガースタイルに最適
- 海外メーカーの競合ギターと比べてコスパに優れている
ぎたすけ
たけしゃん
YAMAHA CSFシリーズの解説でした。
安くて使いやすいサイズ感のエレアコですね。
あらためて、カラーバリエーション含めて種類をまとめると…。
おすすめはCSF3M VNですね。
オール単板で使いやすい上に長年弾き込めば音の成長も期待できる機種です。
CSFシリーズはTaylor GS-MINIと比べると、あまり知られていないギターですが安くて物が良い優れたギターです。
ミニギターより一回り大きいスモールギターを探している方は候補に入れるべきギターです。
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