ぎたすけ
たけしゃん
手が小さいとギターは不利か?
![アコースティックギターを演奏している写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-25.webp)
結論から言うと、中長的には手が小さくてもギターの演奏で不利になることは少ないです。
手が小さい人でも物理的に指が届かないフォーム自体はほとんどないためです。
ただ、手が小さいとその分、指の力や手首の柔軟性が求められます。
![ギターを演奏しているところをヘッド側から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-32.webp)
ギターを始めたばかりだと、柔軟性が足りずに指が届かなかったり、指に力が入らず押弦が不十分になりがちです。
そのため、初心者時代は手が小さいと苦労することが多いですね。
しかし、指や手首の柔軟性を鍛えることで克服はできるので、練習方法を解説していきます。
手首の柔軟体操
![手首の柔軟運動1](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/hand-15.webp)
![手首の柔軟運動2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/hand-16.webp)
まずは手首の柔軟運動です。
画像のように左手首を上向き、下向きに押して柔らかくします。
右手で指先を軽く押すのが良いですね。
それぞれ5秒ずつを1セットとして、3セットほどやりましょう。
ギターを弾く前の準備運動としてやるのがおすすめです。
手の開閉運動
![グーとパーを繰り返して柔軟性を鍛える](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/gu-par.webp)
左手でグーとパーを交互に繰り返す、開閉運動です。
開く時は目一杯開きましょう。
20回程度やると良いでしょう。
グーパー体操はお風呂に入ったときなどにやるのがおすすめです。
ハンドトレーナー
指の押す力を鍛えるハンドトレーナーです。
指を開くと、押す力が弱まってキレイに音が出せない場合が多いので、押す力を鍛えます。
特に薬指が弱くなりがちなので、鍛えると押弦が楽になりますね。
![ギターのGコードを押さえている写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/01/G-code-1.webp)
ちなみにmiwaさんも手が小さくて、ハンドトレーナー的なアイテムで鍛えたとインタビューで仰ってました。
あとは日頃から、少しずつギターを弾くのも大事です。
ギターを継続することで、自然と手の柔軟性も押す力も鍛えられていきます。
![座ってギターを弾いてる写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/01/guitar-sit-1.webp)
諦めずに時間をかけてじっくり練習することも大事ですね。
手が小さい人におすすめのギターセッティング
![アコースティックギターのネック部分を正面から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/fret-24.webp)
続いて手が小さい人におすすめのギターセッティングについてです。
押弦が楽になるセッティングが良いので、下記2点がおすすめです。
なお、手首の柔軟性、指の力などが鍛えられてくると、上記のことをやらなくても大丈夫になります。
なので、ギターを弾くことに慣れてくるまでの対処法と考えるのが良いですね。
弦を細くする
![Martin MA170](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/MA170.webp)
手っ取り早く、押弦を楽にする方法は弦を細くすることです。
最も細いEXTRA LIGHTを使うと良いでしょう。
![ギター弦の太さによる違いと特色をまとめた図](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/Strings9.webp)
EXTRA LIGHTで練習し、楽に押弦できるようになってきたら太さを変えてみましょう。
もちろん、音の細さが気にならないようであれば、EXTRA LIGHTのままで問題ありません。
弦高を下げる
![アコースティックギターのネック部分を横から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/fret-29.webp)
弦高はフレットの頂点から弦下部までの高さを指します。
弦高の状態によって、下表のような違いが生まれます。
弦高を下げると、それだけで大分押さえやすくなります。
ただ、アコギの弦高を自分で変えることは難しく、楽器店にお願いする必要があります。
![ギターをメンテナンスしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/12/guitar24.webp)
そのため、まずは弦を細くしてみるのが良いでしょう。
他の故障など発生した際に合わせて、弦高の調整をお願いすると良いと思います。
また、YAMAHA STORIAなどは初心者向けに最初から弦高を低く調整しています。
![YAMAHA STORIA1](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/STORIA1-7.webp)
更にネックも握りやすいように滑らかなネックエッジ加工を施しています。
![YAMAHA STORIAのギターヘッド](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/Storia-2.webp)
新しいギターを探している方はこういった初心者向けの加工を施したギターがおすすめです。
手の大きさとギター
![ギターを演奏しているところを横から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-33.webp)
- 手が小さくても物理的に指が届かないケースは少ない
- 手首の柔軟性と指の押す力を鍛えると大抵のことは解決する
- 最初は細い弦を使ったり、弦高を下げて押さえやすくするのが有効
ぎたすけ
たけしゃん
手の大きさとギター演奏についての解説でした。
ちなみに親指で6弦を押さえるフォームに関しては、手が小さいと物理的に届かないことがあります。
![Gmaj9のギターコードフォームを押さえている写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Gmaj9-form.webp)
ただ、必ずしも親指で押さえる必要はないので、他の指配置に切り替えましょう。
![焚き火の前でアコースティックギターを弾いてる様子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/guitar-hand-160x160.webp)
![色んな分数コード](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/12/on-code-160x160.webp)
![アコースティックギターのネック部分を斜め横から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/fret-28-160x160.webp)
![アコギでベースラインを弾いて録っている](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/12/rooper_4-160x160.webp)
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