評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
sE2200で録った動画
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sE Electronics sE2200
![SE ELECTRONICS SE2200](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-2.webp)
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 125dB(PAD 0) |
寸法 | 215 × 51mm |
重量 | 611g |
sE Electronicsのコンデンサーマイク sE2200。
2002年に発売されてから、ずっと使用されている低価格帯の定番マイクです。
音の良さに加えて、専用ショックマウントとポップガードが付属するので使い勝手が良いですね。
![SE ELECTRONICS SE2200付属のショックマウント](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-8.webp)
![SE ELECTRONICS SE2200付属のポップガード](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-10.webp)
まずはsE2200の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<sE2200をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
カーディオイド
![単一指向性の図解](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/Cardioid.webp)
sE2200は正面からの音を拾うカーディオイドマイクです。
左右や背面の音はあまり拾わない仕様なので、歌・楽器・声の収録などに適しています。
なお、上位モデルのsE2300になると複数の指向性を切替できるようになります。
![sE Electronics sE2200とsE2300](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2300-8.webp)
sE2300だと3種類の指向性を切替できますが、ボーカルやアコギ録りにおいてはカーディオイドだけで問題ないですね。
ローカットフィルターとPAD
![SE ELECTRONICS SE2200 正面アップ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-36.webp)
sE2200は本体にローカットフィルターとPAD機能がついています。
右側にローカットフィルターは80Hzと160Hzの2種類から選べます。
![SE ELECTRONICS SE2200 正面サイド](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-5.webp)
車の走行音や足元のノイズなどを軽減できるので、気になるときはONにしてみましょう。
本体左側にPADスイッチがついており、-10dBと-20dBから選択できます。
![SE ELECTRONICS SE2200 正面サイド](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-4.webp)
PADをONにすると、音量がガクンと落ちます。
ボーカル、アコギ録りで使うことはあまりないですが、大音量楽器の録音で有効です。
sE2200に合うマイクスタンド
![SE ELECTRONICS SE2200 横から](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-13.jpg)
sE2200は本体重量が611gとやや重めのマイクです。
そのため、マイクスタンドやマイクアームはしっかりしたものを使ったほうが良いです。
格安品だとぐらつくので、マイクスタンドならKCなど定番品がおすすめです。
マイクアームなら逆さに吊るして使える、Blue Compassがおすすめです。
付属品
![SE ELECTRONICS SE2200付属のショックマウント](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-7.webp)
![SE ELECTRONICS SE2200付属のポップガード](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-10.webp)
sE2200は専用のショックマウントとポップガードが付属しています。
なので、マイクスタンドとマイクケーブルがあれば、そのまんま使えます。
![SE ELECTRONICS SE2200 ポップガードをつけた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-11.jpg)
ポップガードはショックマウントに差し込んで使うタイプなので、距離が一定で使いやすいです。
一方でふかれにそこまで強くないので、使っていて気になる人は別売りのポップガードを買ったほうが良いかもしれません。
sE Electronics sE2200をレビュー
![SE ELECTRONICS SE2200 ポップガードをつけた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-12.jpg)
それでは、sE2200を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
音質はナチュラルかつ存在感ある感じですごく良い音ですね。
本体が大きいので、配信などの使い勝手はいまひとつですが、DTM用途では良いマイクだなと感じました。
レビューの目次
ナチュラルで存在感のある音
![SE ELECTRONICS SE2200](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-1.webp)
sE2200でボーカル、アコギを録ってみました。
素直で存在感ある音で使いやすいですね。長年売れている理由がよくわかります。
sE2200をボーカル、アコギを別々に録った動画がこちら。
フラットな印象を受けつつも、中高音域の存在感はしっかりあるので物足りなさは特に感じません。
万能に使える音質で、本体機能も豊富で優秀なマイクです。
3万円台のマイクは中高音域強めとフラットなマイクに分かれている印象ですが、sE2200は中間のややフラット寄りですね。
マイクのサイズがやや大きい
![SE ELECTRONICS SE2200 横から](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-13.jpg)
sE2200は縦が215mmと少し大きめのサイズ感になっています。
(参考)マイクの大きさ
![Bluebird SLとC214とTLM102の大きさ比較した画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/Blue-Bird17.webp)
sE2200はマイクアームで正面設置して使うと、サイズ感が大きいなと感じてしまいますね。
Blue Compassなどアームが長いタイプの製品で逆さに吊るせば問題ないです。
![Blue Compass](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass8.webp)
安いマイクアームで手軽に使いたい人はマイク本体が小さいAKG C214やaudio technica AT4040が良いですね。
競合製品との比較
競合製品として比較するのは、AKG C214とaudio technica AT4040です。
音質的にはC214が中高音煌びやか、AT4040がフラット、sE2200はその中間という感じです。
C214は中高音域がわかりやすく持ち上がっています。
歌などメインパート録りで使いやすいですが、人によって好き嫌いはあるかなという印象です。
C214で録った動画
対して、AT4040はフラットで万能な音です。
C214と比べると良くも悪くも素直で使いやすい音になっていますね。
AT4040で録った動画
そして、sE2200はその中間でややAT4040寄りの音ですね。
フラットに近い感じですが、中高音域に芯があります。
この3本の音は好みの問題で、どれが良いとは言い難いですね。
僕はボーカル録りならC214が一番好みです。
あとはsE2200は本体機能のローカット、PADの選択肢が多いです。
C214はAT4040はONかOFFしか選択できませんが、sE2200はそれぞれ2種類の選択肢があります。
![SE ELECTRONICS SE2200 正面サイド](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-4.webp)
![SE ELECTRONICS SE2200 正面サイド](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-5.webp)
本体機能を使って、音を調整したい人はsE2200が一番使い勝手良いですね。
sE Electronics sE2200 まとめ
![SE ELECTRONICS SE2200](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/se2200-14.jpg)
- 3万円程度で買える多機能なコンデンサーマイク
- ナチュラルな音質で存在感ある中高音域が魅力
- 本体が大きいのでマイクアームを使う場合は逆さに吊るすのがよい
ぎたすけ
たけしゃん
sE Electronics sE2200のレビューでした。
前からの定番製品だけあって、音質もコスパも優れたマイクでした。
本体のローカットやPADを活用したい人はぜひチェックしてみてください。
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