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ぎたすけ
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マランツプロ MPM1000Uの特徴
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz – 17kHz |
最大SPL | 132dB |
S/N比 | 78dB |
寸法 | 158 × 48mm |
重量 | 300g |
安くて音質が良いことで人気のマランツプロのUSBマイク MPM1000U。
実売価格 7,000円程度で買えるコンデンサーマイクなので、ゲーム実況者や動画制作者から人気の高い製品です。
ちなみに2020年頃からMPM1000UJという製品が登場していますが、これはMPM1000Uにクリーニングクロスが付属したもので本体仕様は同一のものです。
それではMPM1000Uの製品仕様から解説していきます。
製品仕様を飛ばしてレビューを読みたい方は<MPM1000Uをレビュー>を参照ください。
製品仕様 目次
USBコンデンサーマイク
MPM1000UはUSB接続できるタイプのUSBコンデンサーマイクです。
付属のUSBケーブルを使ってPC、ゲーム機、スマホなどに接続することが可能です。
音楽用途では音響機器で標準搭載されるXLRという端子を使うのが一般的です。
対して、USBマイクはどちらかというとテレワーク、ライブ配信など話す用途で手軽に使えるように作られているマイクですね。
それぞれの特徴を比較表でまとめると以下の通りです。
そして、マランツプロではUSBタイプのMPM1000UとXLRタイプのMPM-1000と両タイプの製品を用意されています。
僕個人的には下記の用途でどっち選ぶか変えることをおすすめします。
雑談、テレワーク、ナレーションだけならUSBマイクの方が手軽で良いですね。
一方で音楽のコンテンツ制作をメインにやるならXLRマイク+オーディオインターフェイスの方が有利です。
単一指向性
MPM1000Uは正面からの音を拾う単一指向性マイクです。
声を発音するときはマイクの正面に立って、グリル部分に向かって音を出しましょう。
なお、単一指向性の中では音を拾う範囲が若干横に広いです。
まあ、ライブ配信とかテレワーク用途なら若干広めの方がいいかなと思います。
一方で環境音とかをより抑えたい場合は指向性が狭く、S/N比が優れているMPM2000Uを選択するのが良いでしょう。
MPM1000Uに合うマイクスタンド
MPM1000Uは大きさも重さも標準的なマイクなので、基本的にどのマイクスタンドも問題なく使えます。
自宅にある6種類のマイクスタンドでテストしましたが、どれでも安定して使えました。
おすすめはブームスタンドであれば定番のKC。
マイクアームなら安くて付属品も多いKTSOULが良いです。
付属品
MPM1000Uの付属品はUSBケーブルとスタンドマウントです。
スタンドマウントはマイクスタンドとマイクを接続するためのアイテムですね。
本体価格が安いので、質はそこそこといったレベルです。
地面からの振動ノイズなどが気になる方は吊り下げ式のショックマウントをおすすめしますが、その場合は上位のMPM2000Uを買うのが良いでしょう。
MPM1000Uとの価格差は2,000円くらいなので、別でショックマウント買うよりお得です。
一方でMPM1000Uでレコーディングしてみた感じは付属のスタンドマウントでも、特に問題はない感じでした。
マランツプロ MPM1000Uをレビュー
それでは、具体的にMPM1000Uをレビューしていきます。
最初にメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
低予算の高音質USBマイクとしてはこれ以上のものはなかなか出なそうだな…と思うレベルです。
それくらいにコスパに優れた製品です。
一方で本体にモニター機能がついていないため、自身の用途で支障がないかは理解した上で購入検討するべきですね。
レビューの目次
音質はお値段以上
MPM1000Uは7,000円くらいですが、良い意味で価格に見合わない音質です。
安いマイクでありがちな音のクセもなく、原音に忠実に素直な音を拾ってくれます。
実際にボーカルをMPM1000Uで録った動画がこちら。
これだけちゃんと録れれば、ライブ配信とかテレワークで使うには十分すぎます。
歌う用途でも音質的には問題ないレベルに仕上がってますね。
マランツプロは安いのすごいなと感心しちゃいます。
モニター機能がない
MPM1000Uにはイヤホンやヘッドホンを挿す端子がありません。
1万円超えるモデルだと大体イヤホン端子がありますが、このへんは安いので仕方ないですかね。
そのため、MPM1000Uの音をモニターするにはPC内蔵のサウンドカードなどで聞く必要があります。
雑談とか話す用途であれば、別にモニターしないと思うので問題はないですが伴奏聴きながら歌うとか音楽制作する場合はしんどいです。
もともと、USBマイク自体が音楽制作には不向きなのですが、モニター機能がないためMPM1000Uはさらに不向きです。
前段の演奏動画もASIO4ALLというフリーソフトを使って、USBマイクとオーディオインターフェイスを無理やり同時に動かして録音してます。
歌ってみたとか音楽制作に使う人はXLRマイクであるMPM-1000にしたほうが良いですね。
一方でライブ配信での弾き語りとか、弾き語り一発録りであれば、モニターなくてもいいのでMPM1000Uでも問題ないです。
iOSでも使える
MPM1000UはUSBカメラアダプタを挟むことで、iOS端末でも使用できます。
ただ、USBマイクをiOS端末で使うときに知っておいた方がいいことですが、通話モードに切り替わるアプリだとUSBマイクは使えないということです。
通話モードに切り替わるアプリの例
- 電話
- FaceTime
- Skype
- LINE
- Clubhouse
iOSは通話モードになると強制的に内蔵マイクもしくはBluetoothや3.5mm接続のイヤホンマイクが選択される仕様になってます。
また、nanaについてもマイク本体にモニター機能がないため、伴奏を聴きながらの録音はできません。
そんなわけでMPM1000Uが適している人はこんな人です。
- PCでライブ配信する人
- PCでオンライン会議する人
- PCで動画にナレーションとかいれる人
基本的にはPCでの利用をメインに考えましょう。
また、音楽制作は厳しいのでライブ配信とかナレーションとかをメイン用途にする人に適してます。
かなりの高音質かつ安価なので、用途が合致している人には非常に魅力的な製品です。
マランツプロ MPM1000U まとめ
- 7,000円程度で買える激安の高音質USBマイク
- 音質はお値段以上で魅力的
- PCでのライブ配信、ナレーション入れなどに適している
ぎたすけ
たけしゃん
マランツプロ MPM1000Uのレビューでした!
価格の割には大分音が良いので、ライブ配信や動画のナレーション入れで使うには魅力的な製品ですね。
音楽制作用途ではXLRマイクであるMPM-1000のほうが適しているので、そのへんは自身の用途を整理した上でどっちを買うか検討しましょう。
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