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OneOdio MONITOR 60
型式 | オーバーヘッド |
ドライバー | 50mmデュアル ダイナミックドライバー |
ヘッドホンジャック | 3.5mm ×1 6.35mm ×1 |
製品サイズ | 20 x 10.5 x 20.5 cm |
重量 | 320g |
低価格帯中心に人気のメーカー OneOdio。
MONITOR 60はその中でもグレードが高い高音質のモニターヘッドホンです。
1万円を切る価格帯でありながら、ハイレゾに対応しています。
製品を使ってみた感じは普段使い、DTM用途のどちらでも便利な製品です。
どちらかというと、普段使いのほうが良いですね。
DTM用途だと、いくつか微妙な点もあったので、そのあたりも後半でレビューしていきます。
まずはMONITOR 60の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<MONITOR 60をレビュー>を参照ください。
ハイレゾ対応&50mmドライバー
MONITOR 60はハイレゾ対応したヘッドホンです。
また、50mmデュアルダイナミックドライバー搭載で音はなかなかに良いです。
ストリーミングやYouTubeの視聴など、日常使いでも非常に使いやすいですね。
最近はストリーミングもハイレゾ音源が中心になりつつあるので、高音質で聴けるのは良いですよね。
1万円未満のヘッドホンでハイレゾ対応したものは多くはないので、コスパに優れています。
入力が2系統ある
MONITOR 60は2系統の入力を同時に再生できるようになっています。
2つ同時に再生すると、両方ともステレオミックスされて再生されます。
また、音圧が自動調整されて音量が変化するようになっています。
歌ってみたをRECしているときにPCとスマホの両方を接続しておくのはいいかもしれませんね。
DAWのモニターはPCから出して、原曲を確認したいときはスマホで再生とすると地味に楽です。
また、マルチエフェクターやギターアンプなどのイヤホン端子と接続することで、伴奏を聴きながらギターを弾くこともできます。
地味に色んな使い方ができる便利な機能ですね。
なお、ギターシールドは5種類試しましたが、全て端子の入り口に引っかかって接続できませんでした。
楽器と直接接続は難しいかもしれません。
音質的にもアンプ、エフェクター、ミキサーなどを介してイヤホン端子で接続するのが良いでしょう。
人間工学に基づいた設計
MONITOR 60は人間工学に基づいた設計になっており、付け心地が良いです。
この点は下位モデルと明らかに差があり、長時間付けていても疲れないですね。
頭のサイズに合わせて可変できますが、余裕があるので頭が大きい人でも大丈夫そうです。
耳当てもふかふかで長時間付けていても疲れないのが良いですね。
また、イヤーパッドは回転できる仕様になっています。
イヤーパッドだけでなく、上部のパーツも横回転するので可動域はかなり広いです。
この可動域の広さについては用途によって、良い悪いがありますね。詳しくは後半のレビューで解説します。
付属品
付属品は専用ポーチとケーブル3本です。
3.5mmと6.35mmに対応したケーブル以外にもマイク付きのケーブルも付属しています。
モニターヘッドホンではあるものの、かなり日常使いを意識した構成になっていますね。
ポーチはケーブル全部入れるときついですが、ヘッドホンは余裕で入ります。
ケーブルも3.5mm、6.3mmそれぞれに対応したものが入っているので、追加購入する必要がないのはありがたいですね。
OneOdio MONITOR 60をレビュー
それでは、OneOdio MONITOR 60をレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめたものがこちら。
ザックリいうとの日常使い、モニター用途のどちらもいける万能品という印象です。
その分、モニター専用として買うには少し弱いかなとも感じました。
そのあたりの話をレビューでは細かく解説していきます。
聴きやすくバランスの取れた音
MONITOR 60で色んな音源を聞いてみて感じたことは「聴きやすい」という点です。
低音はスッキリして、バランス良い出音で心地よく聴けます。
リスニング用途で考えると非常に優秀です。
一方でモニター用途で考えると、バランスよすぎな気もします。
MDR-CD900STだと耳に刺さる高音も、MONITOR 60で聴くと違和感なく聴こえちゃうんですよね。
MONITOR 60は良くも悪くも聴きやすくチューニングされている印象を受けました。
なので、購入すべき人はメインは普段使いで、プラス趣味で音楽制作をやる人かなと感じました。
普段使いせずにモニター専用となると、MONITOR 60の魅力が半減しちゃいますね。
イヤーパッドの可動域は注意が必要
MONITOR 60は普通のモニターヘッドホンと比べてイヤーパッドの可動域がかなり広いです。
これが人によって、好みが分かれそうです。
まず、DJとか普段使いなどしている分にはおそらく便利だと思います。
状況に応じて、片耳だけで聴いたり、少し外音が入ってくる角度で聴いたりと自由度が高いです。
一方で録音のモニターなどにおいては、気を付けて装着しないと微妙に定位がズレます。
僕も最初は録音していて、PANの設定を変えていないのにアコギの位置がいつもと違う…と感じました。
色々試した結果、装着時にイヤーパッドが微妙にズレてることに気づき、そこからは大丈夫になりました。
雑に装着すると、横軸が気づかないうちに動いちゃってるんですよね。
録音・ミックス時は軸がズレてないか装着時に確認したほうが良いです。
このあたりも何の用途で買うのかが重要に感じます。
モニター専用だったら、横軸は可変しない普通のモニターヘッドホンを買ったほうが楽です。
一方で普段使いなども考えると、可動域が広いMONITOR 60は便利なんですよね。
付け心地は非常に良く、音漏れも少ない
MONITOR 60は付け心地は非常に良いです。
長時間使っていても耳が痛くならないし、疲れないです。
MONITOR 60はサイズ調整の範囲が広いので、頭が大きい自分でも余裕があります。
圧迫感など感じることがないので、疲れません。
また、耳当てがふかふかで長時間付けていても耳が痛くならないのも良いですね。
左右からくる圧迫感もないので、快適ですね。
付け心地に関しては、他メーカーの製品と比べても大分良いですね。
長時間のリスニングや作業に使うにはもってこいです。
また、実際にレコーディングで使ってみましたが、音漏れの心配はありませんでした。
クリック音などしっかり聞こえる音量で鳴らしても、録音データに混入することなく演奏できました。
競合製品との比較
MONITOR 60を自宅にあるaudio technica ATH-M20xとSONY MDR-CD900STと比較してみました。
比較してみるとわかりやすく、普段使いするならMONITOR 60が一番優秀です。
リスニング用途では音も聴きやすく、付け心地も良好です。
一方で純粋なモニターヘッドホンで考えると、ATH-M20xやMDR-CD900STのほうが良いですね。
音がフラットですし、装着時の定位も安定しており、正確に音をモニターできます。
もちろん、MONITOR 60でも録音・ミックス作業は問題なくできます。
なので、どこに重きを置くのか?が製品選びのポイントとなりますね。
配信やテレワーク、リスニングなど日常でも多用するのであれば、MONITOR 60はかなり使いやすいヘッドホンです。
OneOdio MONITOR 60 まとめ
- 1万円未満でハイレゾ対応のモニターヘッドホン
- モニター用途より普段使いのほうが適した部分が多い
- 2系統の入力端子があって、2つの音を同時に聴ける
ぎたすけ
たけしゃん
OneOdio MONITOR 60のレビューでした。
音質や付け心地は良好で普通に高品質な製品でした。
モニター用途に限定して使う人よりはリスニングも含めて、日常使いしたい人に適した製品ですね。
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